異世界転生したら、長身グラマラス女軍人なヒロインに死ぬほど愛されている件について 作:KeI77777
KEY(ドM)と申します。
これまでのどんな小説よりもお気に入りの数が多く、
評価が10中、9.2以上とか草生える。
なんで、ヤンデレエロばっかり高評価を得るのか、
わからない(真顔)
今回で幼少期編は終わりだぞ。
ルビーが今のデレモードに変わるゾ。
次回の王都学生生活編ではグラマー女軍人へと成長した
ルビーにイロイロなことをされるゾ(意味浅)
それでは、ご覧ください。
「・・・・・・・。」
「・・・・・・。」
川の流れる音が反響し、耳に届くのを目を閉じて聴く。
幾分か気分が良くなり、少し体が軽くなった気がした。
痛みもだいぶ引いてきて、さっきよりはマシになっている。
洞窟の壁越しに伝わるひんやりとした感覚が気持ちいい。
「・・・・・・なあ。」
「・・・・・・何?」
身体を休めていると、ルビアに声を掛けられる。
「・・・なぜ、私を助けたんだ?」
「・・・・・・・・・。」
・・・・なんでだろう。
俺が首をかしげると、声を荒げる彼女。
「おかしいだろっ!?私はお前に暴言を吐いたりしたんだぞ!?
そんな奴をどうして助ける?!」
「・・・・・・・。」
両腕を組んで首をひねって考えてみる。
しかし、それでも答えはわからない。
気が付いたら、彼女の手を取ってグレート・ウォルフから必死に逃げていた。
それが答えである。
「馬鹿か、貴様!!」
そういわれるとぐうの音も出ない。
やってしまったことは仕方ない。
----ああ、でも、ちょっとだけならなんとなくわかる。
頭の中には、村にやってきたばかり時のファーガスさんが歓迎会でルビアの事を嬉しそうに話す姿が思い出されてきた。
「・・・・・・・大分、落ち着いてきた?」
「・・・・・自分より、傷ついている奴が目の前にいるんだ。冷静にもなる。」
「・・・・・・ごめん。」
「・・・・なぜ謝る。」
「・・・・なんとなく?」
「・・・・・・・。」
「・・・・うわっ。」
壁にもたれかかりながら休む俺を横に倒し、
自分の膝に乗っけるルビア。
これは、俗に言う膝枕という奴だろうか。
後頭部に柔らかな感触が伝わり、
太もものむちむちさが感じられる。
・・・・何だか心地いい。
「・・・・・。」
「・・・・・・・・・。」
洞窟を流れる川のせせらぎだけが聴こえる。
お互いの呼吸の音も聴こえそうなほど近くで触れ合う。
頭を優しく撫でられる。
「・・・・これからどうする?」
「・・・・・ちょっと休んだら、別ルートで村に戻ろう。」
大分村から外れたので、速く戻ったほうがいい。
---夜になったら、モンスターの強さが跳ね上がる。
グレート・ウォルフレベルのモンスターが出てくるようになったら、
もう生きては帰れなくなるだろう。
幸い、ルビアは炎魔法を使うことができる。
枯れ木に灯をともせばたいまつ代わりにはなるだろう。
そろそろ起きて、準備をしようとすると、頭を手で抑え込まれ、
膝枕させられる。
「・・・・・ルビア?」
「・・・・し、仕方なくだ!!仕方なく!!まだ、ふらついているようだから、
仕方なく私の膝を堪能させてやろう!!」
「・・・・・・・。」
いや、そろそろ帰らないとまずいんだけど。
起き上がろうとしても、なぜか彼女が上から抑え込んできて、
上手く立ち上がれない。
----致し方ないので、目をつむってもう少し休もうとすると
それは聴こえてきた。
『---グルルルルルル・・・。』
「・・・・・あ・・・ああ・・。」
目を開けると、そこにはびしょびしょに濡れた
グレート・ウォルフが川の中から姿を現わした。
所々から血を流しており、傷を負っていることがわかる。
だが、目は若干血走っており、完全に怒っているようである。
冷や汗が止まらない。
立ち上がり、彼女を自分の後ろに隠して対峙する。
「・・・・そんな・・。まだ生きて・・・・。」
「・・・・体がでかい分、生命力もあるんだろう。
・・・!!来るぞっ!!」
「うわっ!?」
有無を言わさず突進を繰り出してくるグレート・ウォルフ。
彼女を横に突き放し、俺も転がって回避する。
寸でのところで攻撃を免れると、グレート・ウォルフの
頭突きによって、壁にヒビが入る。
ぱら、ぱら、と天井から土が落ちてきている。
俺たち、いや、俺の方をじっと見つめてきて、
また突進の構えを取る。
「・・・・エドっ!!」
「・・・・!?っ・・・!」
二度目の攻撃をもう一度かわそうとすると足ががくつき、
避けるの遅れ、腕をかすめてしまう。
そのまま上に伸し掛かられ、身動きが取れなくなってしまう。
「・・・うぐっ!!」
「・・・・くそっ!!くそぉっ!!離れろっ!!離れろよっ!!」
ルビアが必死に炎を放つも、効いていないのか彼女の方さえ見ない。
喰われる、死ぬ---。
そう思っていた矢先、耳をつんざく轟音が響く。
『-----グオオオオオオオオオ!!!!』
『!!?』
それまで、俺を食べようとしていたグレート・ウォルフが突然体の動きを止め、
洞窟の奥を震える体でじっと見つめ始めた。
----次の瞬間、グレート・ウォルフの頭と胴体が二つに別れた。
血しぶきをあげて舞うグレート・ウォルフの首。
どたり、と倒れふす巨体。
目の前にいた俺は、その血をもろにかぶってしまう。
---何だ。何が起きた。
やばいやばいやばいやばいやばい---!!
「・・・ルビアっ!!逃げろっ!!早くっ!!」
「・・・えっ!?えっ!?」
俺の必死に声も虚しく、彼女は戸惑うばかり。
そして、そいつは姿を現わした。
『---グオオオオオオオオッ!!』
グレート・ウォルフを一撃で葬ったそいつは洞窟の奥からやってきた。
----オーガ。最強種、"ドラゴン"と同レベルのモンスターである。
◆
「・・・・・ああ、懐かしいなぁ。そんなことも確かにあった。」
「・・・・・・エド、何を見ているんだ?」
「ん?これ?昔つけていた日記。」
俺がそういうとへえ、と声を漏らす彼女。
そして、机に座って呼んでいたそれを手に取って取り上げしまう。
「あ、おいっ!」
「ふふふ・・・♡あの出来事か・・・♡全く、先ほど搾り取ってやったというのにまたほしくなってきてしまったではないか・・・♡」
(・・・・あのルビアがなぁ。)
昔のつんけんしていた彼女と、今の彼女が同じ人物とは信じられない。
彼女は昔の面影を残しつつも、色々な意味で成長していた。
昔のページをぱらり、ぱらりとめくっていく彼女。
「そうだな。あのオーガが出てきたときはさすがにもうだめかと思ったぞ。」
「・・・・まあ、B級モンスターに出会ったら死を覚悟するのが普通だろう。」
「・・・それで、昔のことを話してくれるんだろう?♡」
「・・・・・・・。」
その豊満な体をこすりつけ、後ろからぎゅうううっと抱き着いてくる彼女の誘惑を我慢しつつ、昔のことを思い出していく。
そうだ、あの後は---。
◆
「・・・・逃げろっ!!逃げろぉっ!!」
「・・・お前を置いて逃げられるかっ!!来いっ!!怪物っ!!」
「ばっ・・!!」
『・・・・グオオオオオオッ!!』
「きゃあっ!!」
俺をかばうように前に出た物の、オーガから放たれる
風魔法によって弾き飛ばされるルビア。
それに追い打ちをかけようと、手に持っていた
こん棒を彼女めがけて振り下ろそうとする。
「・・・・うおおおおおっ!!」
その間に割り込むように、自分の身体を滑り込ませる。
オーガのこん棒が俺の胴体に喰いこみ、メシメシメキィッ、と音を体が悲鳴をあげる。
(・・あっ。やばいっ---骨がっ--。というか臓器がつぶ)
『---オオオオオオオオオォッ!!』
「・・・・っ!!」
吹き飛ばされ、ゴロン、ゴロンと床に打ち捨てられる。
ごふっ、と血が口から出てきた。
どうやら内蔵もやられたらしい。
---どうやら、死ぬかもしれない。
ルビアの方を見ると、どうやら吹き飛ばされただけで、
まだ生きているようである。
軋む体を起こして、彼女を守るように立ちふさがる。
---父さん、母さん、ごめんなさい。親不孝することになりそうです。
「・・・大丈夫。・・・そこの出口から逃げて、真っすぐに走れば村に戻れるはずだから・・・。」
「馬鹿っ!!私のことはいいっ!!早く逃げろっ!!・・・逃げてぇっ!!」
『グルアアアアアアアッ!!』
「----あ。」
オーガが持っていたこん棒を俺に向かって振り下ろしてくる。
その瞬間、すべての景色がスローモーションとなり、あたりの動きが止まったかのようにゆっくりとなる。
(---駄目だ。駄目だダメだ---。彼女を守っ)
「---ほっほっほ。」
『・・・・!?』
---来ると思っていた衝撃に耐えるため、目をつむるもそれはやってこない。
そして、いつも聴きなれた胡散臭い飄々ジジイの笑い声。
目を開けると、そこには氷の刀身が青い刃のナイフから飛び出ている奇妙な剣で、
こん棒を受け止めている村長の姿があった。
「・・・・そ、んちょう・・・?」
「おお。エド。大分やられたようじゃの。・・・ふむ、そっちのお嬢ちゃんは・・・。
まあ、無事みたいじゃの?ほっほっほ。」
『!?・・・!!?』
それまで、意気揚々と俺たちを嬲ろうとしていたオーガの
動きが初めて止まった。
まるで、先ほどグレート・ウォルフがオーガに出会ったときのような・・・。
「さて。---眠れ。鬼よ。」
『・・・・グ・・。』
ザシュリ、という音が聴こえ、次いでどちゃりと何かが倒れる音が聴こえ、
俺はそこで意識を手放した。
◆
「・・・・・・・。あれ?」
がばり、と起き上がるとそこはいつも俺が使っている自室ではなく、どこか別の場所であった。
ベッドは赤色で、金色の装飾が施された豪華なものであり、うちにあるそれとはまったく格が違う逸品であることが見て取れる。
布団を押しのけようとすると、何か温かなものが俺の身体に巻き付いているのに気づく。
「・・・・・。」
そこには、紅色のネグリジェを着たルビアが俺の身体に巻きつくように、俺の腰元にしがみついていた。
手でさわさわと俺の身体の中を触れてきてぞわぞわとする。
「・・・・・ん?」
起こしてしまったのか、それまで目をつむっていた彼女が瞳を開け、
その金色の眼で俺を見つめてくる。
息が触れ合う距離で見つめあう俺とルビア。
どうすればいいんだ、とまごついているとルビアががばりと首元に抱き着いてきて、
ぎゅううううとしがみついてきた。
「うう・・・!よかった・・・!!よかったぁ!!!」
「・・・・!?・・・!??」
何が起きているかわからないがどうやら彼女に抱きしめられているのだけは
確かであることがそのぬくもりから辛うじてわかった。
◆
起きてからというもの、俺とルビアはこっぴどく怒られてしまった。
なぜ、ボスがいるかもしれないということを考えず、ウォルフの巣に突っこんでしまったのか。なぜ、祠に入ってしまったのか。なぜ、村の方に逃げて助けを求めようとしなかったのか散々絞られた。
俺とルビアはけが人なので、とりあえず説教は切り上げられ、
後はゆっくりと休むように言われた。
それはいいのだが・・・。
「・・・・・♪」
「・・・・・・。」
---なんで俺と彼女が一緒の部屋にいるのだろうか。
いつの間にか俺のベッドは彼女の部屋に移動させられており、
生活圏を脅かされていた。
いくら何でも男女で同室はないだろうと抗議するも、
子供が何を言っていると一蹴され、取り合ってもらえず、
しぶしぶと自分のベッドで寝転ぶ。
寝返りを打って、壁の方を見ているのだが、背中にものすごく
視線を感じて落ち着かない。体がそわそわする。
たまらずに振り返り、彼女に聴いた。
「・・・・なあ、ルビア。」
「・・・・ルビー。」
「・・・・・・。」
「・・・・・・・ルビー。」
「・・・・ル、ルビー。そうしているの、楽しいか?」
「ああ♡」
ほほえましい子供同士のやり取りのはずなのに、
なぜか寒気が取れない。
ぶるぶると体が震えてやまず、背中に汗をかいていた。
「と、とりあえず俺はここから先は侵入しないから。
・・・・・ルビーも最低限それだけは守ってくれ。」
「・・・・・・。・・・・わかった。」
「・・・・・。」
今の間は何だろうか。とても、とてつもなく恐ろしい。
まるで、何か火を着けてはいけないものに着火させてしまったような・・・・。
「・・・疲れた。もう寝る・・・。」
「・・・ああ。おやすみ♡」
「・・・・・・・ルビー?なんで俺と同じベッドで横になってるんだ?」
「~~~♪」
「・・・・・・・。」
どうやら、これから先彼女に振り回されるのは確定事項らしく
軽くめまいがしたのだった。
ルビア「"紅蓮"の名を継ぐ私が、燃やされてしまったよ・・・・♡」
エド「」←生きてくれていてよかったとは思うが、あまりの変貌ぶりに毎晩、悪夢を見るほど不安に悩まされている。
【オーガ】
レベル50
オーガ4 棒術4
ドラゴンと並ぶ最強種。
天を支配するのがドラゴンであれば、地を揺るがすのはオーガと呼ばれている。
村長によって瞬殺された個体は、一番弱い普通のオーガであるが、
それでも一流の冒険者が束になっても勝てるかどうかというレベルである。
幼少期編終わり!!
後はテンプレで王都での学生生活編だから
楽しみに待つんだゾ。
ちなみに学生生活編から既にルビーはグラマラス女軍人系に
成長していて、誘惑まくってくるゾ。
なお、そんな高嶺の花が見知らぬさえない男にモーションをかけていると
知ったチャラ男や、一部の女好き貴族などは・・・・。
感想に草生える。
感想、くれ。
れ。
KEY(ドM)