異世界転生したら、長身グラマラス女軍人なヒロインに死ぬほど愛されている件について 作:KeI77777
KEY(ドM)と申します。
今回からようやくルビアと再会だぞ(嘘は言っていない)
学生生活編とかいう、ルビアとエドがいちゃつくためだけの
舞台装置なのに、なんでこんな"十王"の描写を細かくしているのか・・。
あ、ヒロインは皆軍人系だから(約束された勝利のネタバレ)
それでは、ご覧ください(KBTIT)
KEY(ドM)
最初の授業を終えた俺は、寮に戻ってきた。
この学院では、生徒ごとに部屋が割り振られており、
そのグレードはランキングによって変動する。
1か月ことに部屋が変更され、上の序列にいるほど
豪華な設備を使うことができる。
俺たち新入生は一番下のランク扱いから始まり、
そこから這い上がっていくことになる。
血気盛んなモノたちは、この学園の頂点である
序列10位以内の"十王"に挑もうとしていたが---。
(・・・・まあ、そうなるか。)
---誰もかれもが、その取り巻きや部下に敗れ、
傘下に入るよう勧誘されていた。
腕に自信がある新入生はずいぶん多いみたいであるが、
それでも、さすがは上級生というべきか相当な強さ
である。
"十王"に関しては写真的なものは注意書は見ることができるが、
その姿を直接見ることは叶わなかった。
(・・・・どうしようか。)
まずは、この学園にいるというルビーに会いたいな、と思い、
荷物をもって、学園をうろつこうと思っていた矢先、ドアが
ノックされる。
「はい?」
『おーい。今、いいか?』
「はいよ。」
その声に対して返事をすると、がちゃり、と木製の扉が開けられ
中に入ってきた。
「おう。実は今、学園内を回ろうと思っていたんだけど、
一緒に回らねぇか?」
屈託のない笑みでそういってきたのは、同じ教室の生徒。
金色の髪に、日本のチャラ男風の髪型。
身長は160cmと15歳にしては大きい男。
ジョー・ホプキンス。イリヤ先生のおっぱいに目が釘付けになっていた生徒の1人である。
席がたまたま隣だったので声をかけてみたら、歴史好きで気が合い、知らぬうちに仲良くなった相手だ。
「実は今、俺も回ろうと思っていたんだ。」
「お、そうか。---見ておきたいものとしちゃ、噂の"十王"の顔。それと、教師陣の実技演習。後は修練場の設備とかか?」
「・・・ところで、"十王"の何人かは新入生に向けて演説をしているって聞いたけど。」
「・・・・そっちに行った方がいいか。十王の顔なんざそうやすやすとみれるものでもないだろうしな。」
「準備はできているから今すぐ行く?」
「おう。行こう行こう。」
食堂の食べ物、愉しみだ、と二人で話しながら廊下を歩いていく。
◆
「・・・・・・・。」
『・・・・おい、あれって・・・。』
『しっ。目を合わせるな。・・・・ありゃあ、十王の1人、"紅蓮"・・・!?』
『何で新入生の寮に!?』
周りからの奇異の視線を気にすることなく、ブーツを踏み鳴らして新入生の寮にやってきたのは、十王の1人、"紅蓮"の二つ名を持つ女性、ルビア・ファーガスである。
彼女は今、まっすぐにとある男子生徒の部屋を目指していた。
新入生徒の授業が終わり、午後から自由時間となることを知っていた彼女は、胸元に入れてあったペンダントを首から外し、手で握り締めて彼のぬくもりを感じながら一人、感慨にふけっていた。
(・・・・ふ、ふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ・・・・♡
・・・・エド♡ああ、エド・・・・♡)
彼女の中で思い起こされるのは、あの村で過ごした、彼との幸せな思い出。
時に一緒のベッドで寝たり、ときに同じお風呂に入って体を洗いあったり、時にご飯を食べさせあったり・・・。
(もうすぐだ・・・・♡もうすぐで会えるからな・・・・♡)
その足取りは軽く、ずんずんと彼がいるであろう部屋まで一直線である。
そして、目的地までついた彼女は折り畳み式の手鏡で自分の顔や髪型をチェックする。
(・・・・おかしなところはなし。彼に見せても恥ずかしくない姿。・・・・よし。)
さあ、感動の再会だ。
そう思ってドアノブに手をかけ、引こうとすると鍵がかかっていた。
「・・・・・・・・。」
もう一度がちゃ、がちゃりといじってみても結果は同じである。
ルビアはドアノブから手を離すと胸元から一つのカードキーを取り出し、
ロックを解除する。
(・・・・・・ふむ。いかんな。いかん。もしベッドで寝ていたらどうしよう・・・。
自分を抑えられる自信がない・・・。ああ、食事中だったら口移しで食べさせあうのも・・・。いやいや、まずはシャワーを浴びて、それから誘い受けして・・・。)
---彼女が中に入ると、そこはもぬけの空であった。
「・・・・・・・・・・・。」
ぼわっ、と彼女の周りを火の粉が舞った。
◆
「ウッ。」
「?どうしたエド?」
「いや・・・。」
今、ものすごく首の後ろがぞわぞわしていたが、気にせずに、
目の前で行われている十王の演説に耳を傾ける。
今、修練場で演説を行っているのは十王の1人、
"氷結の魔女"である。
軍服を着ていることから軍に所属しているらしく、
白を基調とした軍服に、その青くて長い髪も、出るとこは出ていてくびれている体型も、
高めの身長もマッチしており、彼女の魅力をうまく引き立てていた。
「---さて。我が徒党に入るメリットについては以上だ。では、入党希望者は我がギルドまで来てくれ。
----楽しみに待っているぞ?」
ぺろり、と唇を怪しくなめるその動きに食い付くように見入る男子生徒たち。
どうやら魅了されてしまったようだ。
お供を連れて、カツカツとヒールを踏み鳴らして歩くその姿は、まさしく"女王"というべき姿である。
続いて、十王の1人である、"剣王"がその姿を現わす。
「・・・ここは、女軍人ばっかなのか・・・?」
困惑した様子でそういうジョーに俺も思わず賛同しかけた。
入れ替わりで姿を現わした女性、"剣王"と呼ばれる彼女は先ほどの女性と同じく、
軍服を着ていた。紺色のコートに、紺色の軍服を着ており、赤色のネクタイが胸の真ん中に入っており、
そのスタイルの良さを強調していた。
身長はこれまた高く、175cmはあることが伺える。
中腰になる男子生徒たちに生温かな目を向けていると、彼女がしゃべり始める。
「---新入生の諸君。初めまして。私は十王の1人、"剣王"。名を、ミヤモト・クルツという。
どうかよろしく。」
凛とした表情でにっこり笑うミヤモトさん。
その笑顔にやられたのか周りの男子生徒の顔が赤いのがわかった。
・・・・・ブルータス、じゃなかった。ジョー。お前もか。
「さて。我がギルドの方針は簡単だ。----強い奴が上に君臨する。
そこには、年齢、性別、種族、国籍は関係ない。
剣を扱う人間が多いのも特徴の一つだ。」
なるほど。穏やかそうな見た目とは裏腹に、なかなかの人物らしい。
「我がギルドは強い者を歓迎する。・・・・・・。」
(・・・・・ん?)
気のせいだろうか。壇上にあがっているミヤモトさんと目があったような気がする。
「どうした?」
「いや・・・。」
隣にいたジョーにそう心配されたが、気のせいだと返した。
---それにしても、ミヤモト、か・・・。
村に居た頃にわかっていたことだが、前の世界に関するものがこの世界には存在している。
(・・・・・そして、あからさまな"日本刀"・・・。)
入学式で校長が持っていた剣もそうであるが、彼女が持っている剣も、
前の世界で"刀"と呼ばれていた武器である。
銃の発展と共にその姿を消していった武器であるが、
この世界では普通に存在している。
「我がギルドの門戸を叩いてくれ。強者は歓迎しよう。
----以上だ。」
◆
「・・・・・さてと。」
先ほどまで演説をしていた剣王は、
とあるテーブルの席につき、腕を組んで目をつむる。
先ほどの場所で、どんな新入生がいたのかを思い出すかのように
一人一人、その戦闘力を判断していく。
(・・・・・あの少年。面白い・・・。)
その中でも特に目を引いたのは、珍しい黒髪の男子生徒。
見た目はただの凡人であり、これといった特徴はないが、
クルツにとってはどこか心がざわめく相手であった。
目をつけられたことを青年、エドはまだ知らない。
「---ああ?なんだぁ?呼び出しやがったってのにぃ、
おめぇしかいねぇのかぁ?剣王ぅ?」
考え事にふけっていた彼女にそう声を掛けるのは
身長が2Mを超える、頭に角を生やした大男。
両腕には鎖のようなものがつけられており、
足には鉄球がはめられていた。
「----他の奴らはどうしたぁ?」
「さあな。それより、"酒吞童子"。酒臭いぞ。
貴様はまだ飲酒できる年齢ではないはずだが?」
「かてぇこと言うなよぉ。俺の能力知ってんだろうがよぉ。
グアッハッハッハッハァ!!」
悪びれもせずにその大口を開けてげらげらと笑う"酒吞童子"。
そんな彼に向かってしかめっつらを向ける剣王はいつものことだ、と
言った様子でそっぽを向く。
「それにしても遅いな。いつも来ない、1位の"正体不明"はともかく。
他の奴らは---。」
『-----ここにいるよ。』
すうう、とそれまで何もいなかったところから1人の人影が姿を現わす。
全身を黒い衣装でまとっており、両腕には腹話術師が身に着ける、
猫と犬の腹話術人形がその口を開けて喋っていた。
『ずっとここに居たのにきづかないなんてひどいにゃー。』
『なんという放置プレイ!!いや、ずっと気づかれないなどなんという偉業!!・・・おお!!まさにワンだふる!!』
『---いいのです。僕は、どうせ影が薄いのです。
薄すぎて味がしない、アルバーツ連邦のサヌキうどんのような
ものなのです---。』
ずーんと体育座りをしながらいじけ始める"パペット・マスター"を見て、
2人は、こいつ相変わらずめんどくせぇ、と内心思うのだった。
◆
次の日。
寮に帰って起きて、授業を受けに教室に行くと、皆が窓の外を見ていた。
何だ、と思って近くに行くと、グラウンドの方から歓声が聴こえてくる。
「おお?エド?やっときたか。」
「ジョー?これ、一体何が?」
「すげえぞ!!序列10位以内の学生同士の決闘だ!!」
「・・・・・・!?」
え?と本気で思考が停まった。一体なぜ、序列10位同士で戦っているのか。
昨日の説明では、10位から~1位は特権の内容に変わりはないはず。
では、どうしてその10位同士が戦っているのか、本気でわからず、
とりあえずジョーに薦められるままに窓の外を見る。
----そこでは、次元が違う戦いが繰り広げられていた。
「・・・・オラオラオラオラァッ!!」
「・・・・諦めるのでアール!!」
「はっ!!誰がぁっ!!テメェを倒して飲む酒はさぞや
うめぇだろうなぁ!?"聖騎士"ぃっ!!」
「酔いどれはさっさとアル中になって死ぬのでアール!!」
中世の騎士が着ているような真っ白な甲冑を身にまとい、
その大盾で、鬼のような大男の攻撃を防いでいる人物。
「いい加減に飲酒などやめて、吾輩と一緒に健康的な学生生活を送るのでアール!!
・・・・拒否ったら、"パペット・マスター"に、お前が悪口を言っていたと告げ口するのでアール!!」
「陰湿にもほどがあるだろうがぁ?!・・・"金剛樹"!!」
「"大防護"!!」
大鬼の右腕に木のようなものが生えて絡まっていき、
その腕で聖騎士と呼ばれた相手を殴りつける。
しかし、防御力が高いのか、その盾はびくともせずに、
後退するだけであった。
「くそぉっ!!相変わらず死ぬほど硬いやつだなぁ!?おめぇはよぉ!!」
「貴様こそ、相変わらずのバカ力なのでアール!!吾輩の防御を
崩すなど、どんな脳筋なのでアールか!?」
「これでくたばれやぁっ!!・・・"神殺し"・・・」
「迎撃するのでアール!!・・・"ラグナロク"・・」
とんでもない魔力を放つ二人の間ににゅっと人が落ちてきて、
二人の頭をぱこん、と水のハンマーでたたく。
頭を打たれた2人は手で頭を押さえ、のたうち回る。
「あああああぁ!?7日酔い並にいてええええぇっ!!」
「ぬおおおおおおっ!!マグマ遊泳やったときより
身体が痛いでアール!!吾輩、ちょっと涙目なのでアール!!」
「・・・てめぇら、"禁術"を使おうとしやがって・・・!!この馬鹿どもが・・・!!」
「先生よぉ。それはこのアホのせいで・・。」
「この酔いどれがわる・・・。」
「・・・・”あ”?」
「「・・・なんでもないです。」」
----なんか、ブレンダン先生が一瞬で鎮圧してしまった。
他の教師陣に連れられ連行されていく二人は、それでもお互いを罵倒しあっていた。
・・・・あれが、序列10位以内の"酒吞童子"と、"神聖騎士"。
そして、"血の雨"と恐れられるブレンダンの実力。
・・・でも、どうしてか、それほど恐ろしいとは感じていなかった。
「すっげーなー。マジで住む世界が違うわー。なー?エド?」
「・・・え?ああ。うん。」
興奮した様子でそういうジョーに生返事を返す。
・・・そう言えばまだ、彼女に会えていない。
彼女もこの学園にいるはずだが・・・。
「他にもさ、すっげー奴らがいるんだってな。
"氷結の女王"、"剣王"、"パペット・マスター"、"雷帝"、
"死神"、それとその容姿とSっ気から有名な"紅蓮の悪魔"!!
くうううう!!サインもらえねーかなー!!」
「・・・ああ。そうだな。」
ルビアにあげたら彼女は喜んでくれるだろうか?
10位以内の人間とは面識はないから、難しいだろうが・・・。
「----ほう。エドは私のサインがほしかったのか?」
「・・・はえ?」
「・・・・ん?」
俺たちが会話している中にいつの間にか混じっている声。
その主が誰か知るために後ろを向くと、そこには黒い軍服を着た、
とてつもないグラマラスなモデル体型の美人が立っていた。
髪はまるでルビアのように紅蓮に染まっており、
目は爛々と輝いていた。
「え?え?!そ、そのいで立ちは・・・ま、まさか・・・!?」
周りの生徒たちも彼女に気が付いたのか、一気にざわつき始める。
『え?あの人もしかして・・・?』
『序列4位の、"紅蓮の悪魔"!?』
『マジで!?』
一気に教室の中が騒がしくなり、窓の外でのやり取りを見ていた
生徒たちから一斉に視線が集まり、落ち着かなくなる。
ジョーに至っては、憧れの人物が目の前にいるからか、
目がちょっと涙目になっていた。
「・・・・ふふふ。どうやら注目を浴びてしまったらしい。」
「はわわわ!?サ、サイン!?色紙はどこだ!!ええい、
こうなったら制服に書いてもらって・・・!!」
隣で制服を脱ごうとしているジョーを完全にスルーし、
俺の傍に近寄ってくる彼女。
甘い香りが脳内を刺激し、くらりと身体が揺れる。
腕を組まれ、その大きな胸が押し付けられていた。
突然のことに混乱しながらも、彼女に声をかける。
「・・・あ、あの・・・?」
「どうした?・・・もしかして、緊張しているのか?
かわいいなぁ・・・♡なあに、先輩である私が、
じっくりとお前の面倒を見てやろう・・・♡
何も心配する必要はない・・・♡そう、何もな・・・・♡」
「・・・・・・。」
生徒たちの視線が降り注ぎ、嫉妬などの悪感情も向けられて、
生きた心地がしない中、俺は"紅蓮の悪魔"にどこかへ連行されるのだった。
十王を書いていてクッソ愉しい。
ルビアのヤンヤンがメインだって言っているだろ!?(自分のせい)
あ、全員の強さとか、設定集はあるから
どこかで公開するかもしれないぞ。
ちなみにルビアは4位で、あと上に3人いる模様。
次回、"紅蓮の悪魔"こと、ルビアがとある新入生に目をかけていると知った、
チャラ男や、不良たちがとった行動とは(予定調和)
この学生生活はルビアがヤンヤンするための舞台装置だから。
感想、くれ。
読者の感想読みたいからくれ。
KEY(ドM)