※この作品はR-18です。

異世界転生したら、長身グラマラス女軍人なヒロインに死ぬほど愛されている件について   作:KeI77777

9 / 35
こんにちはんこそば。
KEY(ドM)と申します。

感想の速さに草。

毎度愉しみにしているでぇ。(ねっとり)


それでは、ご覧ください(KBTIT)

KEY(ドM)


王立学園編 第三話 会議と、再会と、お仕置きと

「---それでは、定例の"十王会議"を始める。」

その言葉にうなずく、テーブルを囲む曲者たち。

学園最強の人形使い、"パペット・マスター"。

高速の剣士、"剣王"。

悪鬼羅刹、"酒吞童子"。

歩く城壁、"聖騎士"。

そして、全てのモノを停止させるといわれる"氷結の女王"が、

一同に会していた。

 

「まずは、最初の議題についてだが・・・。」

「その前にちょっといいかぁ?」

「なんだ?」

剣王が会議を進めようとするのを待ったする酒吞童子。

その顔には不敵な笑みが浮かび上がっており、長い付き合いである、

彼女、剣王は警戒しながら話を聴く。

 

「---あの"紅蓮"の奴が目をかけている新入生がいるって本当かぁ?」

「・・・・・。」

「・・・・!」

にやりと笑いながら、愉快そうに話す酒吞童子は、

腰元にひっさげていたひょうたん酒を手に取り、ぐいっとあおる。

 

「---あの、まともに会議に出ることもない"紅蓮"がか?」

『それって一体どんな案件だにゃー。』

『つまり!!わんじゃこりゃああ!!ってことである?!』

「明日は世界が滅亡するのでアールか!?吾輩、まだ死にたくないのでアール!!」

「・・・・・くだらん。」

口々に騒ぎ始める面々をしりめに、そう吐き捨てたのは、

序列5位の"氷結の魔女"だった。

長い足を組みなおし、あたりに冷気を漂わせ、続ける。

 

「だからどうしたというのだ?あのメスの事など、

どうでもいいだろう。」

「ちょっ・・。寒いのでアール!!吾輩、

熱いのは大丈夫だけど、寒いのは出身上慣れていないのでアール!!」

隣に座っていた"聖騎士"の訴えをスルーし、両腕を組んで、

大きな胸を強調しながら話す"氷結の魔女"。

しかし、それに待ったをかける者がいた。

 

『・・・・・いや。でも、それが本当だったらどんな奴なの?

目をかけられている"新入生"っていうのは?』

「あ、いたの?」

『・・・・・・。』

パペット・マスターの存在に気づいていなかった聖騎士からの心無い言葉によって、

壁の隅っこに向かって体育座りしながらいじけ始めるパペット・マスター。

彼の言葉に賛同したのは意外にも剣王であった。

 

「・・・ふむ。まあ、気になるな。もし、逸材だったら我がギルドに・・・。」

「おい、待てやコラァ。勝手に勧誘しようとするなぁ。」

「そうなのでアール!!うちのギルドにも欲しいのでアール!!」

---瞬間、空気がざわつき始める。

毎年のことではあるが、"十王"は自身の勢力を強くするため、

新入生を熱心に勧誘している。

将来、自分の後を継ぐものを育てていくという意味もそこにはある。

この学園で最大勢力を誇るのは"氷結の魔女"率いる、"永久凍土"であった。

 

「・・・・ほう。男だったら、私の虜にしてしまってもいいかもしれんな?」

くすくすと笑う氷結の魔女に、鋭い視線を投げかける他の十王たち。

一触即発の空気の中、ぱん、ぱんと剣王が手を叩いて鳴らし、

空気を緩める。

 

「はいはい、そこまで。そこまで。---あまり調子に乗ると、

明日を迎えることなく、冷たくなっているかもしれんぞ?」

「・・・・ふん。」

剣王が鞘に手を掛けると、氷結の魔女は冷気を収め、

目をつむって口を閉じた。

 

「---さて、それでは今度こそ、会議を始めるとしよう。

・・・最初の議題は、学内の"懸賞金制度"に関してだ。」

 

 

 

「・・・・・・・・。」

「・・・・・。」

テーブルに所狭しと並べられた食べ物。

その前に座らされ、苦笑いを浮かべる俺と、

ニコニコと嬉しそうな笑みを浮かべつつ、

見つめてくる紅蓮さん。

ちらりとあたりを見回せば、王族の部屋と見まごう、

20畳くらいの広さ。

部屋が他にもいくつかあり、自分みたいな平民には、

あまり落ち着かない。

 

何よりも、彼女みたいな俺にとって、タイプの見た目の女性から、

こうもあからさまに好意を示されるのは顔が熱くなる。

もしかして、美人局だろうかと警戒して、テーブルの上にある

食べ物に手をつけずにいると、彼女が首をかしげて言う。

 

「・・・どうした?エド?食欲がないのか?」

「・・・いや。そういうわけじゃ・・。」

「・・・おお。そうか、そうか。すっかり失念していた。」

がたり、と自分が座っている席を立って、俺の隣に座ってきた。

太ももに手を置かれ、ねっとりとした触れ方で優しく触ってくる。

「ふふ♡ほら、あーん・・・♡」

「・・・・・・。」

俺は今、夢の中にでもいるのだろうか。

見た目が超絶美人の長身グラマーな女性に、あーんをされていた。

フォークに焼いた肉の切り身を刺して、こちらに向けてくる。

おずおずと口を開けて食べると、肉の旨味が口いっぱいに広がる。

 

「・・・・おいしい?♡」

「・・・・え、ええ。」

「よかった♡・・・・まだまだおかわりもあるから、好きなだけ食べてくれ♡」

「・・・・・。」

そんな調子で、味などわかるわけもなかった。

 

 

「---以上が、懸賞金制度についてだ。何か質問は?」

「あるのでアール。」

「なんだ。聖騎士。」

「懸賞金の手配は、一体どこが行うのでアールか?」

 

聖騎士の質問に同調するかのように、他の面々は一斉に剣王の方を見やる。

自分がどれくらいのバウンティ(懸賞金)を掛けられるのか、

ちょっと期待している十王たちは誰が自分たちの首に金額をつけるのかを、

大分気にしていた。

 

「----"裏ギルド"だ。」

「「はあっ!?」」

『そう来たかー。・・あ。素の喋り方しちゃった。

・・・にゃんじゃこりゃああああ。』

「・・・・・・。」

剣王の言葉に、がたり、と立ち上がり反応する聖騎士と酒吞童子。

パペット・マスターは1人マイペースに。

氷結の女王は、腕を組んで沈黙していた。

 

「おいおいおいおいぃ!?あんな犯罪者集団に任せんのかよぉ!?

教師の奴らは一体何を考えていやがんだぁ!?」

「そうなのでアール!!あいつらの世話になるくらいだったら、

この酔いどれと飲み比べしたほうがマシなのでアール!!」

『僕はぼっちー♪人形が友達―♪』

憤慨する二人。会話に入れずに人形で遊ぶパペット・マスター。

 

裏ギルドに任せるといった瞬間、それまで穏便だった会議の空気に、

緊張の糸が張りはじめる。

 

「・・・・本気かぁ?」

「問題ない。・・・何かあれば、イリヤ先生と、

ブレンダン先生、ひいては、校長先生が"処理"すると言っている。」

「・・・マジかよぉ。・・・にしたってぇ・・・。ああくそぉっ!!

どう考えても、俺が裏で作っている酒のあがりをタカリにくるじゃあねえかぁっ!!

畜生っ!!対策のために先に帰らせてもらうぜぇっ!!酒がない人生なんて

まっぴらごめんだぁっ!!」

ドスドスと音を立てて部屋を出ていく酒吞童子。

同じく、聖騎士も席を立ちあがり、出口の方に向かう。

 

「・・・吾輩も、急用があるので失礼させてもらうのでアール。

学園がどこと組もうがそれは知ったことではないでアールが、

吾輩のギルドにちょっかいを出そうものなら、消し飛ばすのでアール。

・・・・・そう"裏ギルド"の連中に伝えておくのでアール。」

「わかった。」

ガシャ、ガシャ、と音を立て、鎧を着たまま同じく

部屋の外に出ていく聖騎士。

後に残ったのは氷結の女王と、パペット・マスターである。

 

「・・・・貴様らは、どうする?」

『お、今日は無視されなかったぞ!!にゃんてこったい!!』

『ふーむ。これはなんという出来事。・・・おお。おお。

上手い犬的な言い回しが思いつきませんぞ!!ワタクシ、反省。』

「・・・・くだらん。私が興味があるのは、序列だけ。

・・・・いずれ、貴様も蹴り落としてやる。---剣王。せいぜい、

その首を洗って待って居ろ。」

「・・・・そう来なくてはな。」

ふふふ、と楽しそうに剣王は笑った。

 

 

 

 

彼女との食事も終わり、後は寮に帰って明日の準備をしようとしていたところ、

彼女が何やらベッドを整理しているのが見えた。

俺と同じく、早めに寝て、明日の授業に備えるのだろうか。

「さ。」

「え。」

ぽん、ぽんとベッドを手で叩き、来るように催促している紅蓮さん。

しかし、さすがにそれはやりすぎだと思い、やんわりと断る。

「・・・あの。さすがにそれは・・・。」

「?なぜだ?いつも一緒に寝ていただろう?」

「え・・・?いつも・・・?」

 

---脳裏に、ルビアの顔が浮かび上がる。

いつも一緒に寝ていたのは彼女である。

決して、この人ではない。

「・・・あの。初対面でいきなりそういうのはどうかと・・。」

「・・・・は?」

「・・・・え?」

それまで笑顔だった彼女の顔から感情が抜け落ちたような顔つきになる。

・・・あれ?待て、待てよ・・・?

紅い髪に、"炎"属性が得意という家系。

ちびだったころとは全く違い、175cmを超える高身長だが、

顔つきには彼女の面影が。

まさか----。

 

 

「・・・・もしかして、ルビー?」

「・・・今まで、気がついて、いなかったのか?」

「あ、いや・・・。」

じりじりと彼女が、炎を手から放出しながら近づいてくる。

壁際に追い込まれ、どん、とぶつかり後頭部が痛い。

彼女に胸で壁に押し込まれ、壁ドンならぬ、胸ドンをされて

息が苦しくなる。

「・・・・?!・・・!!」

「・・・ふ、ふふふふふ。そうか。そうかそうかそうかそうか。

私は一日たりともエドのことを忘れたことはないというのに。

自分を磨き続け、お前好みのスタイルになるよう、努力を続けてきたというのに。

・・・・・ふ。ふふふふふふ。」

彼女の胸元から顔を出し、手を見ると赤色の首輪を持っていた。

鎖がすれて、金属のじゃらりという硬質な音が響く。

 

「---お仕置きだ。徹っっっっっっっっっっっっっっっっ底的にな・・・・!!」

彼女の瞳が、興奮して赤く染まっているのが見えた。

 

 

 

 

 




酒吞童子
嘘か本当か、国を滅ぼしかけた鬼。
その鬼の血を引く末裔だとか。
能力の関係上、酒を良く飲んでいる。
聖騎士とは、なんだかんだ言って仲がいい。
"禁術"という、切り札を持つ。

聖騎士
その出身上熱いの平気。寒いのダメダメ。
異常なまでの防御力が売りの男。
うっとおしい喋り方をするものの、
十王の中ではかなりマトモ。
"禁術"と呼ばれる切り札を同じく持つ。

次回はルビアとねっとりする話。

エロエロなのでちゅうい。

あれ?そういえばチャラ男とかは・・・?

・・・・・。
エロが先(譲れぬ想い)


感想、くれ。

読者の感想読みたいからくれ。


KEY(ドM)









  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。