俺は呆けたように座っていた。
目の前にはめぐみんが手を差し出している
……何が起こっているのか。何を彼女は言ったのか。
耳がおかしくなったのだろうか。俺がおかしくなったのだろうか。それとも――めぐみんがおかしくなってしまったのだろうか。
「私とあなたでセックスをしましょう」
あっ、もう一度言った。
聞き間違いでも勘違いでもないらしい。
めぐみんはあろうことか、本当にあろうことかこの魔法使いは、俺に性行為をしようと言ったのだ。
俺としては嬉しいはずだ。いや。嬉しい。
彼女はとても可愛い。単純に容姿が優れているし、俺の好みである。時間停止をして何度かエロをしたぐらいだ。その誘いに飛び乗るのは当たり前である。
それが――すぐに手を取れないのは、何故なんだろう。ああ、どうしてだ。クズ野郎?
あんなこともして今更躊躇うのだろうか。おかしい。躊躇うぐらいなら、やらなければよかったろうに。
でも、不自然だ。俺を性行為に誘うなど、試練が理由としては軽すぎる。
めぐみんみたいな届かない存在が、俺のようなクズを誘うなど納得ができない。元々このエロ遺跡だってめぐみんを途中で追い返そうとするも無理矢理ついてきたのだが、それにしたって俺が計画を立てて連れ込んだ。こんな俺を、彼女が意思を持って性行為に誘われるなんて道理が合っていない。
……おかしいじゃないか。こいつはそういうやつではない。
ぐずぐずと俺はなにもしないでいると、めぐみんがムッとした顔になっていた。
「……二度目なのですが。これで二度目ですよ。何回言わせるつもりですか」
恥ずかしさと不機嫌さが混じったような表情をしている。
頬を赤く染めながら、ジト目で俺を見ている。
「……めぐみんは、さ。どういうつもりでそんなことを言ったんだ」
「どういうつもりもなにも」
彼女の言葉を素直に受け入れられず、俺は無遠慮にも彼女が俺を誘った理由について質問してしまう。
「ここの扉を通るためには……いえ、そんなのは建前ですね」
一度言おうとした理由を途中でやめて、彼女は本当の理由を喋る。
あたふたとしている俺を真っすぐ見据えて、堂々と話す。
「私が今あなたとしてもいいと思ったからです。それだけでは、不満ですか」
してもいい。
どういうつもりなのかと聞かれたら、してもいいのか。
俺が彼女の返答を聞いても何もせず固まっていると、めぐみんは表情を曇らせる。
ひどく不安で、自信がないような――まるでどこにでもいる臆病な少女のような顔で。
彼女は。
「こんなこと言わせないでください。……ばか」
俺を責めるように呟いた。
脳が揺れて、心臓がドクンと跳ねた。その言葉で、魂が震えるほどの衝撃がした。言い訳もなにもかも吹っ飛んでしまう。虚偽が剥がれ、一つの真実が浮き彫りになる。
ああくそ、本当に可愛いなこいつ!
したいさ。
そうだ。したい。したいに決まっている。めぐみんとセックスなんてしたいに決まっている。
こんな可愛いんだぞ!
俺では届かないはずの彼女がこんなこと言ってくれるのは奇跡の何物でもなく、彼女と肌を重ね合いたいと強く思ってしまう。
「……ユウスケ。私では、だめなのですか?」
だから、自信がなく震える声で言われた時、思わずその手を取ってしまった。
柔らかく、小さくて、強張った手を握ってしまった。
この行為は間違いだ。間違いだらけ。正解なわけがない。正解であっていいはずがない。
けど、そんなことが吹っ飛んでしまうほどめぐみんは可愛くて、俺は彼女のことを欲していた。……愛しているわけじゃない。こんな汚れた俺の感情が、愛のはずがない。
ようやく行動した俺に、めぐみんは恨みがましい目をしている。
「むぅ。判断が遅いです。三度目でも手を取らなかったら酷いことになっていましたよ」
「それは怖いな。具体的になにをされていたんだろう」
「もう暴れてましたね。明日のユウスケの目元にはくっきり痣ができていたかもしれません。それに、なにより私とする機会を失うというあなたの人生の一番の大損をするところでした。助かりましたね、ユウスケ」
「……うん、助かった。本当に助かった」
クズの俺は願う。
――神様神様お願いします。
何もかも嘘だらけ。偽物だらけの俺ですが、どうか――今この時感じている温かなものだけは本物であってください。
彼女の手は汗をかいていて、その手をギュッと痛くならない程度に握った。
同じぐらいの強さで握り返してきためぐみんは、恥ずかしそうに言う。
「……で、では、するにあたってまずはキスです」
「キスまでするのか!?」
「これからもっと凄いことをするというのになぜそんなことで驚いているのですか!」
「だって、キスって特別なものだし……」
「セックスの方がよほど特別ですよ! いや、キスも特別な物なんですがね! ……なにより先にキスです。キスしないでなんていうのは考えられません。本来ならもっとムードがある場所が良いのですが、まあこれもこれでいいでしょうと自分を納得させますので」
次やるとしたらもっとムードの良い場所ですね、と念を押してきた彼女は、少しだけ距離を詰めてくる。
「さあ、来て下さい。ほら、早く」
ムードもなにもない台詞の割りに、彼女は緊張していた。
彼女といまだに手をつないだままだが、こちらが痛いぐらいに強く握っていた。
くいっと上げられた顔。身長差を気にしているのか、つま先立ちをしている。体勢が不安定のせいか僅かに体が揺れている。
顔も唇を噛んで、眉を寄せてしかめっ面をしている。
とてもではないが、キスをこれからしようというロマンチックな姿ではない。
「まるで今から戦闘しそうだな」
「戦闘ですよ。私とあなたのタイマンです」
知らなかったのですかとばかりに返してくる。
こうやってガチガチになられていると俺としてもキスしにくいんだが……。
「戦うといっても、どうせお前とやっても俺負けそうだし。それなら怪我するだけ無駄だからすぐ白旗をあげてしまうわ」
「……ふっ、降伏ですか。戦闘にすらならずに勝利ですね。我が軍は強力すぎます。……降伏するなら私も大きな器を見せて、味方にしてあげてもいいですよ」
握りしめられていた手の力が弱まる。
彼女は俺の一言に日常の感じがしたのか、楽しそうに微かに笑った。
俺はそんなめぐみんを――引き寄せる。
「あっ」
陶磁器のような肌。形のいいすらりとした鼻。誰もが目を止める真紅の瞳。そのどれもが芸術品のような美しく。
桜色をした柔らかな唇に触れる。
「ん……」
その真紅の瞳が、ゆっくりと閉じられるのを見た。
受け入れるように委ねるように、彼女の力が抜ける。
彼女の唇の感触はひどく柔らかなものだった。まるで雲に口づけを交わしたみたい。現実ではなく、夢のような感触だった。
――もしかしたら、散々色々なことをしてきた俺だが、相手の唇にキスをするのは初めてなのかもしれない。
ほんの数秒。
触れるだけ。大人ではなく子供がやるような淡いキスをして、俺は彼女から顔を離した。
名残惜しいという気持ち。ずっとこうしていたいと思うも、そういうわけにはいかない。
唇を交わしていた間、閉じられていた目が開く。
「……不意打ちは卑怯ですよ」
口を尖らせて、数歩下がる。
だってあれだけ緊張していたらキスもできないしな。卑怯な手だっただろうか。
「戦いなら不意打ちもありだろう」
「不意打ちは私がするならありですが、他の人がするのは許せません。ぶっぶーです」
ズルですよズルっ子ですと俺のことを非難する。
その批判を戦闘では油断している方が悪いと子供みたいな返しをしていると、めぐみんの視線が俺の顔の一部分に集中しているのがわかった。
口である。
めぐみんは俺の口を眺めながら、自分の唇をちょんと触った。
「……しかしこれが、キスですか」
彼女はほうと息を吐いてから、艶のある自分の唇を指でなぞる。
それがなんとも大人っぽい仕草で、自然とめぐみんの唇に注意がいく。あそこにキスをしたのか、俺は。
潤いのあるぷくりとした唇。そこにキスをしたなど、実際にしたのにどうも信じられない。
「やけにキスするのが手慣れてたように思いますが、ユウスケはそんなにも経験があるんですか」
「手慣れているって、初めてだぞ」
「へー、本当ですかー?」
俺の瞳を覗きこむようにして見る。
疑問なようだけど、実際キスしたのは初めてなんだよな。振り返ってみても、相手の口にキスした覚えは一切ない。クズな俺の価値がない初キスだ。
「その割には……でしたけど、まあ今回のことは信じておきましょう」
そう言いながら疑いの色が消えないようだが、実際に初めてなのだから初めてと言う他ない。
経験者っぽく思えるようなキスだったのだろうか。少し緊張を解してから相手が痛くないようにキスしたのだが。歯が当たると痛いというし、そこだけは気を使った。
「さて、ここからが本番です。ただ問題が二点ほどあるのですよね」
めぐみんは自分のシャツの裾を手で掴む。
「……え」
そして俺が見ている前で、その裾を上げていく。
目を外すことはできない。こんな光景から一秒でも目線を逸らすなど大それたことはできない。
段々と上がっていくシャツの裾。素肌の露出は増えていき、臍が見えるか見えないか微妙な位置まで上げられた。
「男性の人のは、何度も射精できないと聞いたことがあります。地下三階で二度射精しましたし、ユウスケのあれはもう限界なのではありませんか。満足するまでセックスとありますが、そもそも大きくならなくてはできないですよね」
「……なあ、めぐみん」
「はい? どうしました?」
「……それはエロすぎないか」
俺は顔を手に当てながら、その光景を見ている。
彼女は貴族の令嬢がスカートの裾を両手で掴んで持ち上げ、挨拶するかのように、めぐみんはシャツの裾を持ってたくし上げていた。
大きく違うのはそのシャツは短いことだ。そのせいで彼女がいまだ子供であることを示すようなスジがもろに露出していた。ばっちりと性器が視界に入る。
「え、え、そうなのですか? さっき似たようなことはもうしま――いえ、そんなことはなかったのですが、これからセックスするのですからこの程度で一々騒がないでください。……私がすごく恥ずかしくなってくるではありませんか」
いや、あまりにもツボすぎた。
こういうのに弱いのか俺。
「それで一つ目の問題は……余裕そうですね」
めぐみんの視線は俺の股間へと向かっていた。
既に二発出した後だというのに、ズボンの股間部分が盛り上がっていた。素直で元気な息子だった。遠慮を知らないな、俺のあそこ。
少しビビりながら、めぐみんは俺の股間を凝視している。
「相変わらず凶悪なものですね。……二つ目の問題はというと、実際にその凶悪な物があそこに入るかということです。……ユウスケ。腰を屈めてもらっていいですか」
「こうすればいいのか」
「そうです。その姿勢のままお願いしますよ」
彼女は裾をたくし上げたエロい格好のまま俺に接近して、当てた。
「め、めぐみん」
「やはり入るかどうか怪しいですね。といいますか、やはり大きすぎません? こんなのを入れようとしたら……ビリッといかないか怖いんですけど」
「……あの、めぐみんさん?」
「ほら、ユウスケも見てくださいよ。ここに入ると思います?」
めぐみんはズボンの上から自分の秘裂を、俺の男性器にくっつけていた。
彼女は腰を突き出して、自分の女性器をグググと盛り上がった俺の股間に当てて、挿入できるかどうか試している。
これだけで俺はというと射精しそうだった。こいつ……無自覚に超絶エロい行動を叩きつけてくる。
可愛らしく小首を傾げながら、聞かないでくれ。これだけで精一杯になりそうだ。
というか、痛い。あまりに興奮して勃起したあそこはズボンで堪えきれないように、締め付けられている。
「うーん、しかしギリギリいける、かもしれません。本当にギリギリになりそうですが」
シャツの裾を持って下半身を露出させているめぐみんは、亀頭の部分に自分のマンスジを押し当て、入るか入らないか悩ませている。
しかしまあ、実際入るか入らないかは大事な問題だ。
どうにかならないかと俺は視線を動かしていると、この部屋に来て最初に見たものを思い出した。
「そういえば、あの瓶ってなんなんだろう」
「やっぱり入るかも……瓶、ですか?」
「うっ!」
瓶が俺の背後にあるものだから、めぐみんがよく見ようと若干体を乗り出したせいで、より強く彼女のおまんこが押し付けられる。
更に膨張した男性器がズボンをパツンパツンにする。
「さ、三本も瓶があるし、なにかしら役割があるんじゃないか。なんせこのエロ遺跡にはティッシュとか水とか役立つものばかりあるだろう」
俺はめぐみんの下半身から体を離し、若干前屈みになりながら背後にある三本の瓶の場所に行く。
部屋の端に置いてあるのは大きさも色も違う三本の瓶である。
一番右にあるのは小瓶だ。
「そんなに都合良く置いてありますかね」
流石に裾から手を離しためぐみんは、俺の背後から覗き見る。
小瓶には俺のよく知る日本語で半田という文字が書かれてあって、その下にはこの薬がどういうものかを表した文字がこちらの世界の言語で書かれてある。
「避妊薬……と書いてあるな」
「それは、役立つものですね。これで妊娠というのは勘弁してほしいですし。気配りができています。こんな頭が悪い遺跡を作った人達ですけど」
男が飲めば一週間ほど効果が現れる魔法薬である。
確率をゼロとまではいかないが、女性の妊娠の可能性を大幅に下げる効能だ。
この遺跡を作った首謀者ともいえる転生者がこの魔法薬を作りだしたとされているが、素直に助かる。ここにコンドームなんてないしな。
一番右が避妊薬だ。真ん中も何かしら役立つものかと期待する。
「これはローションだな。グリセリン製で性器に使っても安心と書かれているわ」
「気配り名人ですか。ランクアップしちゃいましたよ。気配りが過ぎます。ちょっと怖いです」
「そして、最後のこれが……最高級ポーションだな」
「……ここまでくれば気配りの達人の称号を差し上げましょう」
セックスするのに必要な物が揃い過ぎて怖い。
使う人のことを考えて用意されていて、よほど考え込まれたものだと思い知らされる。
俺とめぐみんは、このエロ遺跡にどれだけの情熱とお金と技術がかけられているか正直恐ろしかった。
ベッドの上でめぐみんが待っている。
仰向けに寝転がっていて、こちらを見ている。
ベットにはシーツも隠せるものは何もなくて、俺のシャツも脱いだめぐみんは全裸で、おっぱいを腕で隠していた。ただ秘所は隠していなく、ローションが塗られた女性器が光にあたってテカテカとしている。
その光景のなんとエロいことか。
彼女にとって女性器を見られることよりおっぱいを見られる方が恥ずかしいのだろうか。
避妊薬を飲んだ俺は、彼女の足のすぐそばにいる。
準備は万端だ。セックスを俺とめぐみんは今日する。するのだ。……してもいいのだろうか。
震える声で俺は再度確認してしまう。
「……めぐみん。本当にいいのか……?」
「よくは、ないはずですよ。こんなところで初めてなんて私の理想とは違います。とはいっても、思い通りにならないのが人生というものですし、この場でいいかと思ってしまったのですからいいんです」
彼女の言葉はよくわからないが、了承しているということはわかる。
心臓が波打つ。すると決めたというのに、俺はとんでもない緊張と他に様々な感情がこんがらがっていた。
その様々な感情を一呼吸で落ち着け、彼女の股へと近づく。
俺は勃起した男性器を彼女のスジに当てる。
ローションで濡らされた女性器はくちゅりと音を立てた。
「んぅ……!」
その中に入れようとするも、なかなか入らなくて手こずる。
「ひゃ……も、もしや生意気にもじらしているつもりなのでしょうか……」
「じゃなくて、めぐみんのが狭すぎて入りにくいんだよ。滑るし」
「そればっかりは知りませんよ! よく狙ってくださいなんて私の口から言えません!」
いや本当に彼女の秘所は狭いのだ。
彼女の未成熟なおまんこは本人の意に反して、何物をも入らせない鉄壁であり、その処女を守るために俺のちんこを拒んでいるのである。
自分の竿を持ってなんとか中に入れようと亀頭でグリグリと彼女のおまんこに押し当てる。
「うっ……あっ!」
彼女はおっぱいを隠していない方の手で、ギュッとベッドを掴む。
小陰唇に一瞬亀頭の部分が擦るも、それ以上中に入らず外れて大陰唇を滑った。
グリグリっと何度やっても挿入できない。
くそう、焦る。本番は初めてだ。こんな時童貞がもろに出ている。どうやって入るのだろう。どれだけ力を込めればいいのだろう。痛くならないようにする力加減がわからない。
「ゆ、ユウスケ。ここに入れればいいのです」
彼女はベッドを掴んでいた方の手で、自分のスジを左右にぱっくりと開く。
ピンク色の膣が見える。
膣壁もクリトリスも、膣口も彼女は自分の手で露わにしている。
ここまでされれば次は外しようがない。俺は処女膜がある膣口へと亀頭の狙いを定める。彼女の下の小さな口に不釣り合いな大きさの亀頭で接吻をする。
「いくぞ。めぐみん」
「き、きてください!」
ちょっと亀頭に力を入れても、彼女の膣口はその内へと入らせようとはしない。
なので仕方なく強く力を入れて俺はその中。誰も触れたことがない彼女の膣口の中へと挿入していく。
「くっ! うっ!」
めぐみんの痛まし気な声が聞こえる。
亀頭の外側辺りになにかが引っかかる感覚がする。これがきっと彼女の薄ピンク色の膜なのだろう。彼女の膣が使われたことのないという証。
不思議な弾力性があって、なかなか破れない。
「あぁ!? やっ! うっ……いたっ……あっ!」
それが破れた。
めぐみんの処女膜が破れて、俺の男性器は彼女の更に奥へと潜り込む。
痛みからなのか、彼女の目からツーと涙が零れた。
自分の股間部分を見てみると、めぐみんの膜が破れたことにより出た少量の血が、俺の竿を伝って流れていた。
俺の竿をある程度まで押し込めると、腰を止めた。
おっぱいを隠すのも忘れて、両手でベットに皺ができるぐらい強く握って、目を涙で潤ませているめぐみんを心配する。
「めぐみん大丈夫か!?」
「大丈夫なわけないでしょうが!」
案外元気にめぐみんは叫ぶ。
自分のお腹を指で刺しながら再度叫んだ。
「これ見てくださいよ! ぽっこりとお腹が膨らんでいますよ! どれだけ大きいのですかあなたの!?」
「……うわっ」
めぐみんのお腹は妊娠したようにちょっぴり膨らんでいる。
こんなことになるなんておかしいし、俺の男性器はそれほど大きくないと思っていたが随分大きいのかもしれない。めぐみんの体がちっこいというのも関係しているだろうが。
「はぁ、はぁ……お腹に大きいものが入って息苦しいですし、滅茶苦茶痛いです。初めてがこんなにも辛いものだなんて思ってもみませんでしたよ」
めぐみんは自分の目を擦って、涙を拭う。
……俺も正直かなり痛い。
彼女の膣内は大人の男性器が出し入れするのはあまりにも狭くて、ギューギューとあそこを握りしめられているようだ。
「少しの間はジッとしておいてくださいよ。動くの厳禁です。……でも、実際あんな大きいものが私の中に入るものなんですね。生命の神秘です」
彼女は膨れた自分のお腹を赤ん坊がいるかのように撫でる。
そうされると、竿に独特の感触がしてぶるりと背筋を震わせた。
「……私達、やってしまいましたね」
男性器が自分のおまんこと繋がっているのを見て、めぐみんはどこか信じられないような口調で呟いた。
「やってみれば大したことなかったような、やっぱりなんだかすごいことをしてしまったような、なんでしょうね、この感覚。ユウスケの方は童貞を卒業して、どういう気分でしょう」
「はっきり言い過ぎだ」
女の子なのに妙なところは堂々と言ってしまうんだよなこいつ。
「……ふわふわとした気持ちだよ。何故かめぐみんを無性に抱きしめたい衝動には駆られているけど」
こうガバッと抱きしめたい。
どちらも裸みたいなものだから流石に不味いかなと思ってしないけど。できることなら彼女の小さな体を壊れそうになるほど強く抱きしめたい。
そうか。俺童貞卒業したのか。
その実感は薄いけど、妙にめぐみんが愛おしく思えてならない。
「まあ。私も、少しそういう気持ちはなくもないです……」
照れ臭そうにしながら彼女はそっぽを向く。
彼女はそうやって照れたのが恥ずかしいと思ったのか、唾を飛ばしながら俺に吠えたてる。
「というかあれです! 痛いのは私が気持ち良くなれてないからだと思います! なので、ユウスケは私が気持ちよくなれるような言葉をください!」
「そんな無茶振りな」
「あなたの大きいのを入れている時点でこっちはかなりの無茶振りですからね! それぐらいはすべきですよ!」
気持ちよくさせる言葉といってもな。どんな言葉を使えばいいんだ。恋人もできたことない俺にはさっぱりわからないぞ。
難易度は激高である。突然空を飛んで踊れと命令されるぐらいの無茶振りだ。
お手軽といえば人聞きが悪いが、女の子が言われて嬉しがると聞く言葉を最初に試してみる。
「かわいい」
「単純すぎます」
「美人」
「当たり前のことは賛辞とはなりません」
「爆裂魔法が素敵」
「あのですね……。なんでもかんでも爆裂魔法を絡めれば私が喜ぶと思ったら大間違いです」
これでも駄目となるとどうすればいいんだ。
悩む俺は彼女の胸を見る。
「おっぱい大きい」
「……ぶっ殺しますよ」
うん、これは俺が悪かった。
闇討ちされてもおかしくない暴言である。
改めてどう褒めていいか悩み果てる。最終的に出た言葉はめぐみんが言うような単純な言葉でしかなかった。
だから俺はその単純な言葉を添えて、彼女の頬に軽く口づけした。
「――好きだ」
「……っ!」
くちゅと亀頭に粘液性のものが絡む。
竿を拒否するかのようにきつく締め付けていた膣が、僅かに緩んで痛みが薄まる。
どうして急にと思ってめぐみんの顔を見ると、頬をリンゴのように赤くしためぐみんがいた。
「キスで感じたわけではありませんからね!? 勘違いしないでください! ……でも、効果も少しはあるかもしれないので……もっとしてください」
こうするのがいいのか。
俺は彼女の形の良い鼻や頬やおでこに口づけをしながら、何度も繰り返す。
「好きだ。好きだぞ。めぐみん……好きだ」
「ん。んん、んうっ」
キスの雨にくすぐったそうにするめぐみん。
ささやく度に、キスする度に、少しずつ彼女の膣はほぐれてくる。
可愛い。可愛いな。この魔法使いは可愛さだけでできているようだった。エロくて可愛い。夢中になってしまいそうになる。俺の意識の中には彼女だけがいる。
きめ細やかな肌は唇に吸い付いてくるようだ。
「もう、動き始めても構いません……」
彼女から許しが出たので、俺は腰を動かし始める。
痛い。いまだに彼女の膣内はキツキツで、潤滑液があったとしても俺の男性器を自在に動かすのは辛かった。
しかしそんな痛みを忘れるぐらいの興奮があった。快感があった。
「やっ……あっ、ユウスケ! あっ!」
突く度に彼女の体が動く。
突く度に彼女の表情が変わる。
めぐみんは今、俺と一緒にいる。俺が動くとめぐみんの反応が返ってくる。それが気持ちよくて、たまらなかった。
肉棒をめぐみんの膣の浅い部分で、くりくりと動かす。
「ひあ……く……ああ、あ」
奥の方は痛いみたいだから、カリ首で浅いとこを当てる。
もう破れた処女膜を俺の男性器で根こそぎ剥ぎ取る。
俺のどうやら人並み外れたちんこが、彼女の膣肉を蹂躙する。まるで自分用にでもするかのように、彼女の股間に挿入して動いている。
俺は彼女をどうにかして、気持ちよくさせようと浅いとこをこつんこつんとかき回しながら、自分の右手を彼女の股間に持って行く。
「うぅ……ゆ、ゆうすけ、な、なにを……ひゃ!?」
皮に包まれていた陰核。クリトリスを細心の手つきで露出させる。
「なにを、するつもりですか……あっ、んぁ……やぁ!」
クリトリスを優しく触る。
その瞬間、めぐみんの体は跳ねた。予想外の衝撃に体が驚いた。
「くあうううう、あああああああ、あああっ」
何よりもデリケートな場所だけあって、優しく優しく。
潤滑液が更に流れてくる。
ぺちょりと竿にめぐみんの愛液が絡みついてくる。くにくにとクリトリスを弄りながら、腰を前後に動かしてめぐみんの膣にストロークする。
大分腰を動かすのも楽になってくる。
「ゆ、ゆうすけ。顔見ないでください……」
顔を隠そうとするめぐみんの腕をこじ開けて、彼女の自分がどういった表情をすればいいのかわからず困惑した顔に口づけをする。
「……かわいい。ほんとかわいい」
「あっ、んくううううう、みないで、みないで……!」
ここまで来たら浅いところだけでは物足りない。
彼女の膣の奥へと肉棒を差し込む。
「入ってます。……おくにぃ、とんでもない奥に入ってきています、やぁ。ああん!」
めぐみんの小柄な体躯にのしかかるようにして、腰を打ち付ける。
ずるりと俺の竿がめぐみんのスジの中に遠慮なく入り込む。子供っぽいおまんこが、巨大な肉棒によって無残にも形を変えて、いやらしく呑み込んでいる。ただのスジとしか見えなかった女性器は、大人のセックスをする場所にへと変わっていた。
幾本かの血の跡が流れ、股間を打ち付ける度にちんこに絡みついた彼女の愛液が飛び出し、彼女のお尻を濡らしていた。
「ひゃあ、あつい。あついです! おちんちんが私のおくにぃ。あつくて、あつくて、ああああん!」
普段とは変わったしおらしい姿に、興奮してしまう。
様々な感覚に戸惑い、受け身になっているめぐみんの姿は、淫猥だった。卑猥だった。ひたすらエロかった。
コツコツと彼女の膣の奥で小刻みに震わせる。
子宮口のその手前のところの膣壁を亀頭で叩き、カリ首でひっかく。
「はっ、くああ、うああああああああ、やああっ!」
めぐみんのおまんこの奥までちんこが届いている。
どんなものでも入ったことがない場所を俺の肉棒が初めて入り込み、先走り汁がそこにねちゃねちゃと塗りつけられる。
まるで自分のものだと証を刻み込むかのように、誰も到達したことがないめぐみんの体をマーキングする。
「はぁああ! あっ、なんですかこれ。あっっ、ううう!」
華奢な体。
保護欲をそそられる小さな体に性欲をぶつける。到底受け入れられるとは思えない小さな体に肉棒を出し入れする。
体が溶けていきそうだ。
彼女の声が、彼女の顔が、彼女の体が俺の脳髄を溶かす。乱暴にならないようにだけ気を付けて、めぐみんの膣を味わう。
気持ちいいという言葉はこの行為にはあまりにもむなしい。足りていない。ただ快楽を貪り食らうようにめぐみんのすべてを飲み込む。
「んんんう。ゆうすけゆうすけユウスケ。なんだかこわいです。ああっ、ううっ」
「……めぐみん、もう痛くはないか?」
汗で濡れためぐみんの髪の毛が彼女の頬にくっついていたのを手でゆっくりと払いながら、尋ねる。
「まだ、いたいです。んっ。あっ、でも……この痛みが私とあなたの初めてなんですよね」
可愛い。
本当に可愛い。
「んう……!」
俺は思わず抱きしめてしまう。
この可愛らしい魔法使いが自分のものとでもするかのように、小さな体と触れ合う。温かい感覚。熱を帯びためぐみんの体は柔らかくて、心地いい。
限界だ。
性欲の限界。
腰を振っていた竿の金玉の部分からどくどくと精液が作られていくのがわかる。この小さな天才魔法使いの中に射精したいと男性器が燃えるようだ。
「射精す。射精してしまう。めぐみん!」
「んぅ……出すのですか。……いいですよ。きてください」
ああもう、無理だ。
我慢できない。するつもりもない。
体が繋がっている。俺とめぐみんの感覚が溶けて混ざる。本能が昂っている。ぐちゃぐちゃになる。快感だけが思考を支配する。
彼女の膣内に出す直前、彼女はどうしてか俺の首に手を回して、顔を上げた。
「――ユウスケ」
声がした。めぐみんの声が。
それに返事をする間もなく、口を塞がれる。
「好きですよ、ユウスケ」
彼女の唇によって。
その行為が――引き金になった。
腰が引っ張られるような快感の中、俺は男性器を彼女の中で開放させる。
「んうううううう! 奥があついあついです! あああああああ! っぁあああああ!」
びゅるびゅるとめぐみんの膣に精液を飛ばす。子宮口近くまで押し込んだちんこが、めぐみんを孕ませようかとするように、白濁液を彼女の膣内へと流し込む。
止まらない。
彼女の体の中をすべて白く染め上げるように、精液を俺は出し尽くす。
熱い精液がめぐみんの子宮にまで届いていく。
長時間その姿勢のままでいたような気がするが、実際はほんの数秒だったのだろう。思いのままめぐみんの中に射精した俺はゆっくりと彼女の膣から肉棒を出す。
ピュっと彼女の膣から中に注がれた精液が溢れた。
「ふぅふぅ……」
浅く俺は呼吸してめぐみんの体から退く。
初めてのセックスはとんでもない快感だった。
それをぶつけられためぐみんはというと、少し辛そうな表情をしながら上半身を起き上がらせた。
「……大変でしたが、これで終わり……って、ユウスケ! まだあなたのが大きいのはどういうわけですか!」
そうなのである。
俺の男性器は射精した後も硬さを維持していた。まだ満足したとはいえない大きさである。今すぐにでもまた出したいと主張しているようだ。
「めぐみんが悪い」
「えっ、私が!?」
「だって、最後にあんな可愛いことするから……」
まさかめぐみんが好きと言いながらキスしてくるなんて思ってもみない攻撃だ。俺の不意打ちなどとは比べようがない桁違いの不意打ちをかましてくれた。
「あれは、その……テンションが上がった勢いです!」
自分でもやってしまったと思ったのか、彼女は顔を真っ赤にして叫んだ。
そして、こちらから見えるように盛大にため息を吐いた。
「はぁー。しょうがないですね。もう一度やりましょうか」
「……良いのか?」
初めてでめぐみんは今でさえ辛いだろう。
続けて性行為するのはあまりにも負担が大きいように思える。
「どの道この部屋は満足させないと出られないようですからね。あなたが満足するまで付き合いますよ。まあ、私の失言でまだ満足できてないようですし……」
そう言って彼女は上半身を起こしたまま両腕を広げる。
聖母のように彼女は俺の欲望を受け止めると、態度で表した。
「はい、こっちにどうぞユウスケ。……ですが、優しくしてくださいね?」
瞬間、理性がぶちギレる。
俺は彼女の体をガバッと抱きしめて。
「きゃ」
性行為を再開させる。
「こらっ。ちょっと、ユウスケ! このわんこ! がっつきすぎですって!」
可愛い可愛い魔法使いの誘いで、二回戦が始まる。