※この作品はR-18です。

貞操観念の薄い飛行島   作:ココナポッカ

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元々は先に投稿してる白猫エロ小説と合同して投稿するつもりでしたが、シリーズは別物ですので分けて投稿することにしました


ミゼリコルデ編

 飛行島のとある日。

 お化け屋敷が繁盛して人手が無いから、協力してほしいというミゼリコルデの申し出を受けて俺はそのお化け屋敷がある場所へと向かっていた。

 

 ……のはいいのだが、向かう途中で空を何となく見上げていたら突然降ってきた石ころのような光る何かが口の中に見事にシュート。咄嗟なことに反応できず思わずそれを飲み込んでしまった俺は、体調に異変が出ていないか確認するために、先に研究者であるカティアの元へと行った。

 カティアは医者ではないものの、その類まれなる頭脳を活かして科学の他にも、医学、生物学の知識も豊富なため俺が飲み込んだものが何なのか分かるかもと踏んだのだ。

 そして軽い身体検査を終えて、カティアはカルテを見ながら、キャスター付きのイスに座ったまま一回転した後、俺を見ながら言った。

 

「あなたが飲み込んだのは性欲増強のルーンね、貞操観念が薄くなるルーンとも呼ばれているわ」

「なんだそれ……名前からして嫌な予感しかしないんだけど」

「名前はあれだけど研究者の間では危険なルーンの一つとして知られているの。数の少ない珍しいルーンなのだけど私も確認できたのは初めてだわ」

「一応聞くが……そのルーンはどんな効果があるんだ?」

 

 

 もはや名前からしてやばそうな感じしかしないが飲み込んでしまった以上一応聞いておくしかない。俺は覚悟してカティアの答えを待った。

 

 

「実はこのルーンはね、人に寄生することによって効果を発揮するルーンなの」

「き、寄生!?」

「そう、つまりあなたは宿主になってしまったと言うことね。しかもこれに寄生された以上、現代の科学ではそのルーンを宿主から引きはがすことは不可能」

「そ、それって少なくとも良いことではないよな……?」

「もちろん。率直に言うとあなたこのままだと死ぬわよ」

 

 

 死ぬ!? ジ・エンド!? 

 冷静に言うカティアをよそに俺は黙っていられなかった。性欲増強のルーンとかいうふざけた名前の割には、かなり危険なルーンじゃないか。

 

 

「落ち着きなさいな。確かにあなたはこのまま何もしないと死ぬ。しかも今の段階では治すことはできない。けど……」

「けど?」

 

 

 俺はカティアの言葉を繰り返すと、言葉を溜め込んだようにして言ってきた。

 

 

「けど……あることを定期的に行うことで、あなたは死なずに一般的に健康な人と同じ生活を送ることができるわ。要するにそれさえしてれば、いつも通りに生きているということね。だけどそれは周りの異性の力が必要とするの」

「周りの異性……女の子の? それで定期的に行うことってどんな事なんだ」

「定期的に女性とセックスすること。しかも特定の一人だけでなく色々な女性と体を重ねる必要があるわ。毎日とまでは言わないけど、適度にしないとだめよ」

 

 

 ……へ?

 

 

「まてまてまて!? 何真顔で言ってるんだもっとマイルドに言えもっと恥ずかしがれむしろ俺が恥ずかしい!?」

 

 

 まさかこんな答えが返ってくるとは思いもしなかった。いや、本当は何となく予想はしていたが本当にそうなるとは思いたくもなかった。

 だって定期的に女の子と性行為しなければならないということでさえかなりハードルが高いというのに、しかも特定の女の子とではなく様々な女の子と肉体関係を築かなればならない。ふしだらにも程がある。

 てかカティアだってこれでも一応女性なのに、セックスやら体を重ねるやら容赦なく言ってきやがって。本人に至っては冷静にしてるし、俺ばかりが恥ずかしい思いをしていた。

 

 

「あなたの為を思って言ってるんじゃないの。というよりも、あなたが言えと言うから言ったんじゃないの」

「た、確かにそうだけど……」

 

 

 だけど……カティアは真面目にそう言ってる、ふざけてるようには見えない。特にこいつはふざけている時とテンションが舞い上がって周りがそれに呆れられてることの方が多いので、普段は見せないまともな表情で言われると、いよいよもって真実を突きつけられてる気がした。突拍子で信じ難い話はあるが命が関わっている以上、カティアも責任感は案外強いほうなので真剣なはずだ。たぶん。

 

 

「はぁ……」

 

 

 衝撃の事実に俺はため息しか出なかった。急がなければ死ぬというのにため息してる暇はないが、本当にため息しか出ない。

 だってどうすればいいんだ。ルーンに寄生されてしまって死なないようにするための唯一の対策は異性との性行為。しかも一人だけではなく、色んな女性とする必要があると来た。

 しかし、女性仲間が多い俺でもそんなことできるはずが無い。自分勝手な理由で体を渡す女性が一人でもいるとは思えなかった。これでは、対策が理解できても実行できないのでは意味がない。

 

 

「なにか勝手に諦めてるふうだけど、あなたが寄生されたルーンには他にも効果があるの。性欲増強のルーンに寄生された宿主は、その宿主の周りの異性の貞操観念が薄くなったり、良い雰囲気を作ったりする効果があるのよ。つまりは、その効果があればセックスに困る相手がいないってことにはならないと思うわ」

 

 カティアの言ってることはこれまたぶっ飛んだ話ではあるが、もう頼れる術がないのでもう信じる他なかった。要は、定期的に色んな女性と性行為しないと死んでしまう不便な体になってしまったものの、それと同時に特別な力を手に入れたのでこれがあれば異性と性行為できる可能性が作れると。

 ……はあ、本音を言うとある意味男としては羨ましい能力を手に入れたが、この先俺は無事に過ごすことができるんだろうか。

 

「まあ何かあったらまた訪ねてきなさいな。あと、もし貞操観念のルーンの力が発揮されたらぜひその時の感想を聞かせてちょうだいね」

「絶対に嫌だ」

 

 

 いつの間にか目を輝かせていたいつも通りのカティアいた。俺は即答して、この先に待ち受けるであろう苦労にため息の前払いをしながら部屋を出ていった。

 

 性欲増強のルーン。ひょんなことから俺に寄生したこのルーンは、宿主を定期的に色んな異性と性行為しないと死んでしまうような状態になる代わりに、宿主の周りの異性の貞操観念が薄くなったりするというとんだド変態のルーンだった。

 性欲増強とかいう名前からして嫌なルーンだとは思っていたが、まさか生死に関わるなんて。もうちょっと危機感を覚えるような名前にしてほしいものだ。……て、言ってもこのルーンの力から考えるに、そんなシリアスな名前は思いつかない。

 

 とりあえず俺は診療が終わったあと、ミゼリコルデのお化け屋敷の新たな設営に取り掛かっていた。遅めにきたものの、人手が足りない状況なので未だにすることはたくさんあった。

 

 

「ぼーとしてるけど大丈夫? もしかして疲れてるのかしら」

「……あれ、ミゼリコルデ。いつからここに……?」

 

 

 作業が覚束無いでいると、いつの間にか俺の隣にいたミゼリコルデの存在に気がつく。

 

 

「変なことを言うのね、ここは私のお化け屋敷よ。それにさっきからあなたの近くにいて声もかけてたわ。それにも気が付かないなんて、やっぱりちょっと疲れてるんじゃないの」

「ごめん、大丈夫だよ。少し考え事してただけだから……て」

 

 

 ミゼリコルデの顔を見てすぐに思い出す。今の俺には周りの女性の貞操観念を薄くする力を秘めているはずだ。だとしたらこうやって近づいているだけでもこの力がミゼリコルデに悪影響を与えている可能性がある。

 俺はもう一度ミゼリコルデの顔を見る。今のところ変わった様子はない。だけど、もしかして下手したらすぐにでもルーンの力が発揮されてミゼリとそういう事になったり……。

 

 

「あの、どうしたのかしら。私の顔になにか付いてる?」

「あ……いやついてないけど」

「なんだか真剣そうに悩んでるみたいだけど、良かったら相談に乗るわ」

「だから大丈夫だって。まだ他にあることあるから向こう行ってくる」

「あっ……」

 

 

 ……いかん、焦りすぎて少々語気を強めて言ってしまった。俺が背を向けて立ち去ると、後ろから寂しげな声が聞こえた気がした。

 だからと言って今更戻る勇気もないし、何よりこの力がミゼリコルデに影響を与えるのが心配だ。

 ひとまず仕事に集中すれば、気にかけられる事もないだろう。それに今の俺の状態だと、まともに女の子と話す余裕すらない気がする。さっきのことに関しては後でミゼリコルデに謝ろうと思いながら、時間いっぱいまでお化け屋敷の内装の手伝いに取り込んだ。

 

 そして夜が来て、俺はミゼリコルデの部屋へと呼び出された。最初は断ろうと思ったが、そういうわけにもいかないので俺は彼女の部屋の前まできて勇気を振り絞ってドアを開けた。

 

 

「……そのー、ミゼリコルデ。入るぞ」

「あら、いらっしゃい。来てくれて良かったわ。ちょっと待ってて、座ってゆっくりしていてね」

 

 

 入ると、すぐにミゼリコルデの声がかかってきて俺は言われる通りに、目の前にテーブルがあるカーペットが敷かれた所へと座る。彼女は炊事場で用事を済ませると、湯気の立った飲み物をカップに入れて持ってきてくれた。ミゼリコルデは俺と対面の方へと座った。

 

 

「はい、今日のお礼のハーブティーよ」

「あ、ありがとう。あのそれでさミゼリコルデ……」

 

 

 あのようなちょっと酷いことをしたのにも関わらずミゼリコルデが悲しんでいる様子は見受けられない。いや、もしかしたら表情に出していないだけかもしれない。

 謝ろうと口にするがいざとなるとどう謝ればいいのか分からなかった。一瞬だけ気まずい空気になると、彼女の方から口を開いた。

 

 

「私と一緒にいるのが嫌なら素直にそう言ってくれて良いわ。確かに私は不気味で、昔からお化けとともに生活している不気味なやつだって言われてきたもの。実際に自分が周りから浮いてるのも自覚してるから」

 

 

 ミゼリコルデは自嘲気味になりながら寂しげなことをあっさりと言う。彼女がいきなりこんなことを言ってきたのは、十中八九あの時の俺の態度が原因だ。

 もちろん、俺はミゼリコルデを不気味なやつだとは思ってもいない。むしろ、ミゼリコルデが昔からそういう環境に置かれているのにも関わらず、それに屈することなく自らの役目を全うしていることを尊敬している。俺がお化け屋敷の設営を手伝っているのも、そんな「魅力的な彼女」を応援していたいからだった。

 俺はそれを伝えると、ミゼリコルデは少し驚くがすぐに表情を元に戻した。

 

 

「ありがとう。あなたには色々と助けてもらってるしそう言ってるくれるのはありがたいわ。でも、あなたの今日の態度は別に間違っているわけでもないのよ。お化けと共に生きる陰気な少女……それが私。そんなのと一緒にいても楽しいことは何一つないし、ろくなことだって」

「違う、そんなことは無い! それにあれは────」

 

 

 ドクンっと。心臓が大きく跳ねるような感覚。内臓から伝わる急激な痛みに俺は途中で言葉を切ってしまい、視界がふらついた。痛みはすぐに収まったが、おそらくこれは前兆だろう。性欲増強のルーン……名前を口にするとあれなルーンだが、それは確実に俺を蝕んでいる。

 このルーンへの対策法はただ一つ。

 

 

「え、ど、どうしたの!?」

「ごめん。ちょっと、最近寝付けてないだけというか……」

「口から血が出ているじゃない!? 寝付けてないって理由でこうはならないわよ!」

 

 

  普段から静かなミゼリコルデが、俺の口元から血が流れているのを見て慌てふためく。このまま黙っても誤魔化しても余計に心配されてしまうし、既に隠し通す事ができる状況では無くなっている。

 

 

「ミゼリコルデ、ちょっと落ち着いて。問題ないから」

「だけど」

「理由があるんだ。だから落ち着いて聞いてほしい」

 

 

 そう言うと、ミゼリコルデは心配そうな表情をしながらもこくり頷く。

 馬鹿らしいと思われるかもしれない。もしかしたら軽蔑されるかもしれない。その覚悟の上で俺は自身の状況を説明した。

 最初は俺も説明するのが恥ずかしがったり、ミゼリコルデが顔を真っ赤にしながらも必死に話を聞いてくれたおかげで何とか言い終わった。

 ……なんというか、命の危機だってのに説明してる事が馬鹿らしくて自分でも呆れてしまい、今日何度目かのため息をしてしまう。内容のレベルが高すぎてミゼリコルデは頬を染めたまま放心としていたが……。

 

 

「え。それじゃあ今日、私にあまり関わろうとしなかった理由って……」

 

 

 ミゼリコルデはハッと目を見開いて、あの時のことが誤解だと気づく。説明するにしても理解してもらいにくいので、気がついてくれてよかった。

 俺は「そうだよ」と答えた。あれ、でも理解してくれているということは……。

 

 

「信用してもらっていいの? 確かに本当の話なんだけど、ぶっちゃけ自分でも信じ難いことなんだぞ」

「ええ、私もびっくりしたわ。だけど血まで吐かれたら本当の事だと思うの。それにあなたが私に近づこうとしなかったのは、私を心配してくれたからでしょう。貴方のように私を思って接してくれる人ってあまりいないから、すごく嬉しいわ」

 

 

 だから、とミゼリコルデは続けて、

 

 

「……いいわよ。私なんかで良かったら、それであなたが助かるなら……お化けたちも今はここには空気を読んでもらっていないし」

 

 

 そうして、ミゼリコルデは恥ずかしがりながらも何も言わずに服のボタンを上から外していく。服がズレて彼女の細くて色っぽい肩が露出する。

 男としての本能を強く駆られる。もしかしたらもう既に俺もミゼリコルデも、ルーンの力に影響してるのかもしれない。だけど俺は必死に理性を持ちこたえ湧き上がりつつある性欲を抑え込みながら、口を開く。

 

 

「でも、それじゃあミゼリコルデが……っ!」

「あ、あなた!?」

 

 

 また心臓に痛くなり、咄嗟に胸を抑える。どうやら俺に寄生したこのルーンはこの状況からどんな手を使ってでも逃がさないらしい。確かにこれは俺の命を繋ぎ止める少ないチャンスだろう。ミゼリコルデも同意しているのだからどちらも傷つくこともない。

 でも本当にそれでいいのだろうか……? そんなこと思っている間にも、強い痛みが心臓から伝わってくる。いつの間にか、ミゼリコルデの顔が近くまで迫ってきていた。

 

 

「み、ミゼリ……?」

「……んっ」

「!?!?」

 

 

 そしてどうすればいいのか戸惑っていると、不意にミゼリコルデが唇を重ねてきた。

 ミゼリコルデの柔らかい唇の感触のお陰で焦っていた俺の心が穏やかになっていく。優しく押し付けてくるぷるんと張りがある唇に弱い快楽を感じ始めた俺は、いつの間にか抵抗する気もなくなっていた。

 そして俺の口内に入ってきた彼女の舌を受け入れて、舌と舌を激しく絡み合わせる。口内で二人の唾液が混ざり、ミゼリコルデの舌に俺の唾液が、俺の舌にミゼリコルデの唾液で濡れていく。

 

 ちゅぷ、ちゅぷっ、ぬるっ、れろっ、れろろっ、ぴちゃぴちゃっ

 

 興奮をそそるような水音を奏でると共に、背筋に冷たく痺れるような感覚が走り、思わず肩が震えてしまう。

 甘く蕩けるようなキスをしていくうちに痛みが次第に収まる。深く繋がるようなキスを終えると、互いに荒っぽい息を吐いていた。

 

 

「……ミゼリコルデ、なんか勢いのまましてたけど本当に良かったの?」

「いいのよ。それに勢いなんかじゃないわ」

 

 

 妖艶の笑みを浮かべながらミゼリコルデが俺の背中に手を回して抱きしめてきて、人差し指でつんつんと俺の頬をつついてくる。至近距離にまで近づいた彼女の顔はとても可愛らしくて堪らない。ミゼリコルデは俺の耳に生暖かい吐息をかけながら呟いてきた。

 

 

「それにあなたが私のこと魅力的な女の子だって言ってくれたから。お化けも今はこの部屋にいないし誰も来ることは無い。だから、お礼。私に何しても構わないわよ……」

「お礼……?」

「意地悪ね。本当は分かって言ってるのでしょう?」

 

 

 そう言われて。

 

 もはや限界を通り越して、俺は抑えていた性欲が溢れ出して理性が完全に崩壊した。ミゼリコルデを抱き上げると、ベッドに直行。そこで彼女を寝かせて俺は覆いかぶさり、先ほどの激しいキスで唾液で艶めかしく光る彼女の唇を奪う。

 

 

「きゃっ……ふふ、いきなりベッドに誘い込むなんてよっぽど我慢してたのね。大胆なんだから……ん、れろっ、んふっ」

 

 れろ、れろろっ、ちゅぴっ、れるるっ、ちゅぷっ、ちゅぷぷっ

 

 鼻腔を近づければ甘い匂いがするミゼリコルデと、ただひたすらに情熱的なキスを交わす。激しい水音が脳内に響き渡り、思考が真っ白になっていく。舌が痺れて、もはや理性も完全に快楽に飲まれていた。ミゼリコルデも目をとろんとさせて、頬も上気して、普段はあまり変わらない表情が色っぽい表情になっていった。

 ミゼリコルデとのさらなる温もりと快楽を求めて、俺は口付けを続けながら、彼女の脱ぎかけていた服のボタンを外していく。ぱさりと服を開くと、下着に隠れた控えめな胸ときめ細かい肌が露わになる。

 

 

「小さくてごめんね。こ、こんな体で満足できるかしら……?」

 

 

 当たり前だよ、と俺はそれだけ答えて俺はミゼリコルデに覆いかぶさった状態で小さな膨らみへと手を伸ばす。確かにミゼリコルデの年代の少女にしては控えめだが、それだけの理由で今更性欲を抑えられるはずもない。ミゼリコルデの綺麗な体は抑情するくらいとても魅惑的だ。

 俺はブラを取って、慎ましい胸を丹念に揉みほぐしていく。

 

 

「やっ、はぁぁっ……んっ、んあぁ」

 

 

 ミゼリコルデは喘ぎを漏らしながら、快楽に耐えるように体をくねらせる。胸の膨らみは僅かにしかないが揉んでみると、心地よく柔らかい感触が微小ながら返ってくる。ある程度優しく揉んでいたつもりだったが、さらに強く揉めば胸の感触が強く返って来るのではと思い、俺は少々乱暴に揉み砕き、もう片方の胸に舌を這わせて乳首を弄ったり唇で甘噛みしたりと、あの手この手での容赦なく攻め立てていく。

 

 

「んやぁっ、胸、舐めちゃいやぁ……っ。はぁっ、んぅ、きもちよくて……んんっ」

 

 

 胸の刺激に応じて、ミゼリコルデは様々な喘ぎ声を漏らす。耐えているような喘ぎだったり、途端に甲高い嬌声を漏らしたり、悩ましそうに艶かしい声を上げたり……そのどれもが脳に強い衝撃を与えてくる。

 ミゼリコルデが俺の頭を手で抑えてくるが、腕は快楽に震え、瞳は涙混じりに色っぽい熱を含んでおり、抵抗する気など無さそうに見えた。……なんだろう、この嗜虐心を燻りるような光景は。

 

 

「きゃっ!? な、何を……っ」

 

 

 手首を掴み両腕をまとめてミゼリコルデの頭の方へとベッドに押さえつけた。流石に快楽に溺れかけたミゼリコルデもハッとしてジタバタし始めるが、残念なことに俺がマウントポジションをとっているのだ。俺は抵抗するミゼリコルデをある程度優しくしながら体重をかけて押さえつけ、さらに片方の手でミゼリコルデのショーツを剥がして、既に少し濡れていた秘部を指でなぞる。

 

 

「やっ、あんっ……よ、欲張りすぎよ。んうっ、やぁっ、はぁっ……!」

「ミゼリコルデがとても魅力的だからね」

「り、理由になってないわよ……」

 

 

 腕の自由を封じて、体を組み伏せて、口で胸を刺激して、指を腟内に入れて刺激を与えていく。同意の上なのはもちろん知ってるが、その様はまるで無理やり犯しているようで、背徳感が俺を昂らせる。それに呼応するかのように、俺は小さな胸をさらに強く吸い付き、ぎゅうぎゅうと狭い膣内を指で奥まで蹂躙する。

 

 

「んっ、やぁ、あっあっ、あなたのゆびっ、激しくて、ふああっ、も、もうっ、だ……らめぇっ!」

 

 

 可愛らしい嬌声を上げながらミゼリコルデは全身を痙攣させる。膣内からは熱が込み上がってきて、愛液が秘部からとろとろと溢れ出してベッドのシーツを汚していく。柔らかい膣壁を十分に弄った指は根本まで愛液で濡れていた。

 快楽に身を震わせていたミゼリコルデは、ようやく落ち着くとだらしなく手と足を放り投げたような体制でベッドへと再び沈んでいく。秘部から太ももまで彼女自身の愛液で濡れており、淫靡さを醸し出していた。

 

 ふと、彼女の乱れて絨毯のように敷かれた髪が視界に入りそれをすくう。赤みがかった茶髪はふわふわとしていて、それに女の子特有の甘い匂いがして嗅ぐだけで、心も体も満たされるようなものが鼻腔から全身へと駆け巡り、この匂いを堪能していたい気分になる。

 

 

「綺麗だね、ミゼリコルデの髪……」

「あなたってばさっきから私を褒めてばかりね」

「そ、そう?」

「ふふっ、嬉しいから今度は私があなたを気持ちよくしてあげる。服脱いでくれるかしら」

 

 

 ミゼリコルデは息を切れ切れにしながらも起き上がると、俺は全ての服を脱いで彼女と同じように裸になる。肉棒は既に大きく膨れ上がり存在を主張していた。ミゼリコルデは俺の腰あたりに移動して、肉棒にふっと暖かい息を吹きかける。ただそれだけだと言うのに俺の愚息はビクビクしていた。……だが気持ちよくはあるものの、たったこれだけでは欲求不満だ。どうやら攻守交替したからか、ミゼリコルデはさっきのトロンとした表情と打って変わっていたずらっぽい笑みをしていた。

 

 正直、いつまでも待てないので早くして欲しい。

 

 

「そんなに焦らなくてもいいわよ。ちゃんとイタズラしてあげるから、たくさん気持ちよくなってね」

 

 

 目の前にあるミゼリコルデの可愛らしい顔がゆっくりと近づいて、遂にしっとりと湿った唇が亀頭の先にそっと触れる。敏感な所が柔らかく気持ちの良い温度で包まれている感覚に身をゆだねていると、ミゼリコルデはさらにねっとりとした舌先を一物に絡みつかせて何度も刺激を与えてくる。

 

 

「んれろっ、ちゅるるっ、れろろっ……ど、どうかしら? あまり上手じゃなくてごめんなさいね」

「いやそんなことない、すごく気持ちがいいから続けて」

「そう、なら良かった。ちゅぷぷっ、れるるっ」

 

 

 どうやらミゼリコルデは自分を無意識のうちに卑下してしまう癖があるらしい、さっきだってそうだったし。まあ、あれは俺が原因なんだけど……それはそれとして、間違いなく彼女のフェラは絶品だった。しかも、ミゼリコルデが俺を気持ちよくさせようと懸命に肉棒を舐めてくれる愛おしい光景まで拝める。

 最初は色々と考えたが、今の快楽を前にして貞操云々などどうでも良くなった。むしろ今はミゼリコルデともっと気持ちよくなりたいと思っている。その思いが貞操観念のルーンによる効果などという屁理屈もどうでもいい。今はミゼリコルデに酔っていたい。

 

 ……そう思っているうちに、ミゼリコルデの口内でざらざらとした触りの良い舌と肉棒がさらに激しく絡み合って、それに応じて大胆に淫靡な音が部屋の中で反響する。痺れを帯びた快楽が腰から背筋へとぞくぞくと駆け巡り、俺の表情を見てミゼリコルデは察して止めと言わんばかりに唇と舌で器用に攻め立て、喉元まで肉棒を上下させていく。

 

 

「んぐっ、れろちゅぱっ、いいわよ、んんっ、このまま出してっ、んむっ、じゅるるっ!」

「っ……」

 

 びゅるるっ、どくどくっ、どびゅーっ、どくくっ

 

「ん、んくっ、んんっ……! ごくっ、ごくごくっ、れろっ、ごくんっ」

 

 

 ついに限界を向かえた肉棒からミゼリコルデの口内へと大量の精液を吐き出してしまい、彼女はそれを受け入れて喉を立てながら飲み干していく。

 全身を震わせるほどの快楽がようやく落ち着いた頃には、射精も終わり、ミゼリコルデは残りの精液を肉棒から舐めとり、次第に肉棒は射精後であるにも関わらず硬くなる。

 

 

「もうっ……あんなにたくさん出したのにもう大きくしちゃって、そんなに私の中にいれたい?」

「うん。それにこれだけだと効果がないと思う」

 

 

 性欲増強のルーンの蝕みを抑えるのに必要なのは、女性とのセックスである。今のようなお互いを気持ちよくさせる、いわゆる前戯のようなものでは効果がないだろう。

 そうとなれば、ミゼリコルデをベッドへと再び押し倒して、柔らかい太ももを手に抱えて股を開かせてその間に自身の腰を引き寄せる。ぬちょりと愛液で湿った秘所へと亀頭をキスさせて、その場で性器同士を擦り合わせる。濡れそぼった性器同士は嫌らしい音を奏でて、柔らかい秘肉が亀頭に与えてくる快楽を味わう。

 

 

「んっ、あの、まだかしら……?」

 

 

 漏れでる色っぽい吐息を手で抑えて、発情した瞳で何かを期待するような視線でこちらを見つめてくるミゼリコルデ。それがたまらなくいじらしくて、俺はぬめった性器同士が擦れ合う快感に浸りながら、待ちわびてもじもじとしているミゼリコルデの反応を楽しむ。

 本当は早くやりたかったのは俺の方だが、ここまで可愛らしい反応されるともっと虐めたくなってきた。嗜虐心が燻られるというやつだ。

 

 

「は、早く入れてちょうだい……っ」

 

 

 聞こえて入るが、ここは敢えてうまく聞き取れないフリをする。

 

 

「ん? もっと大きな声で言ってくれないと聞こえないよ」

「あなたのためだけじゃなくて、私も早くあなたと一つになりたいから……私からもお願い」

「それじゃあ分かんないかな。もっとわかりやすく言ってくれないと」

「わ、分かったわよ!? あなたの大きいおちんちんを、私の中にいれてちょうだいっ!」

「りょうかいっと……」

 

 

 今か今かと潤んだ瞳で俺を見つめるミゼリコルデは、あっさりと俺が望んでいた言葉を口に出した。恥ずかしそうに顔を真っ赤にしているが、羞恥よりも性的興奮の勝ってしまいこうもあっさり答えたのだろう。

 斯く言う自分も抑えようのない獣欲に体を支配されつつあるので、俺は挿入を開始する。ミゼリコルデの秘部からは既に愛液で艶めかしく光沢を帯びており、束縛してくる膣壁に抗うように肉棒を奥へ奥へと挿れていく。

 

 

「んっ、ふあっ、んんっ……」

 

 

 ミゼリコルデの中は想像していたよりも狭く、奥まで何とか挿入すると膣がぎゅうぎゅうと肉棒を締め付けてきて早くも俺は快楽の波に震えていた。もしかしたらルーンの影響で感度が強くなってるのかもしれない。

 しかしすぐに射精する訳にはいかないので俺は耐えながら、肉棒を前後に振り始める。

 

 

「やあっ、奥までっ、届いてるっ! はあっ、やっああっ、おかしくっ、なりそうっ!」

 

 

 愛液で熱く濡れそぼった膣壁が押し寄せてきて俺も負けじと肉棒で擦りあげながら膣奥を何度も激しく犯していく。ミゼリコルデの美しい裸体がベッドの上で淫乱に染まっていく光景を見ているだけでも俺の脳は焼き切れてしまいそうな程に昂り、小ぶりながらも振動で揺れる胸を揉みしだき、腰と腰を繰り返しぶつける。

 結合部からミゼリコルデの愛液が漏れ出て彼女の魅惑的な太ももを色っぽく染め上げていた。

 

 

「あっ、凄くいいっ、あなたの熱くてっ、やぁぁっ、き、キスも……んっちゅるるっ!!」

 

 

 腟内と肉棒が擦れ合う快楽を堪能していると、ミゼリコルデは息を荒くしながらも上半身を軽く起こして、俺の頬に手を添えて唇を重ねる。すっかり熱くなってしまった唇の柔らかい感触が訪れるとすぐに遠慮なく舌が入ってきて口内を蹂躙してくる。びちゃびちゃっと、唾液が口から溢れ出てしまうほどの濃厚なキスに夢中になりながら、腰の動きを激しくする。

 どうやらミゼリコルデも完全に快楽になってしまったようで、発情を抑える気も全くないようだった。その証拠に彼女の方から俺の背中に両手を回して抱きついて体を重ねてくる。少女らしい柔らかい体を全身に堪能しながら、密着状態で繋がったまま肉棒を突き上げていく。

 

 

「んんっ、ちゅるる……あっ、いやあっ、んあっ!」

 

 

 ずちゅっ、ぬぽっ、じゅぽっ、ずんっずんっ、ぱんっぱんっ!

 

 性器が交わる淫らな音と、互いを求めて素肌がぶつかり合う情熱的な音が休むことなく鳴り響く。

 キスで舌が痺れ、全身からはミゼリコルデの柔肌が伝わり、肉棒に彼女の心地よい秘肉が絡みついてくる……性欲求めた結果としては今はあまりにも贅沢すぎて、それに耐えられるのも時間の問題だった。

 

 ずちゅっ、ずぽっ、ぐちゅっ、ぱんっ、ぱんっ、ぷしゅっ、ぐちゅっ

 

 

「ひっ、ああ、だめだめ、もういくっ、イッちゃうっ! いいっ、やぁ……」

 

 

 ラストスパートと言わんばかりに激しくしすぎて落とさないよう尻肉を両手でしっかりと掴み、肉棒を乱暴に膣奥へと突き上げる。

 俺はミゼリコルデの膣内から与えられる途方も無い快楽に限界を越えてしまい、腰の奥からせり上がって来る熱い物を我慢することができずに、根本までミゼリコルデの膣内を突き入れると同時に精を解き放ってしまった。

 

 

「ふぁぁぁっ、あなたのっ、熱いのがっでてるっ! ビクビクしながら、たくさんーっ! ふあ……はあっ、んああっふああぁっ!」

 

 

 今まで最高の快感が全身を駆け巡ると同時に大量の精液がミゼリコルデの腟内へ注がれ、膣壁がそれを搾り取ろうとして肉棒を圧迫してくる。快楽を帯びた痺れと余韻が体から抜けた頃には、ようやく互いの体が落ち着きを取り戻した。

 肉棒を抜き取ると、ミゼリコルデはベッドの上でへなへなと倒れ込みながらも俺に嬉しそうな視線を向けていた。

 ……美少女とこのような事を味わえるのならこの性欲増強のルーンとやらの寄生も悪くは無い。と、最低なことを考えているあたり、俺の思考まで寄生されているのかもしれなかった。

 

 

「これで体は大丈夫なのよね? もう苦しくはない?」

「大丈夫。ありがとうミゼリコルデ、助かったよ」

 

 

 衣服を整えたあと、ミゼリコルデが心配そうに言ってくる。なし崩し的に行為に及んでしまったのにも関わらずここまで心配されるとは……うん、やっぱりこのルーンは最高かもしれない。

 しかし今日はもう遅い。俺は少しの間ミゼリコルデとの時間を過ごしたあと、自分の部屋へと戻ることにした。流石に男女二人の所を誰かに見られるとまずい。ミゼリコルデ曰く、お化けたちは大好きな夜を外で楽しんでると言ったがいつ帰ってくるかも分からない。

 

 玄関先まで行くと、不意にミゼリコルデが頬にキスをしてきた。

 

 

「ふふ、今日は楽しかったし嬉しかったわ。またルーンの影響が強まってきたら言って。状況にもよるけど……そ、その。また私が相手してあげるわ」

「あ、ああ。またよろしく」

 

 

 本当ならこのまま何事もなくルーンの影響を受けないのが一番いいのだが、また今日のような日をミゼリコルデと楽しめる事を考えたら逆に楽しみになってしまった。

 節操を弁えなければいけないのは理解しているが……まあ、ルーンの影響はこれからも続くだろうしその時はまた楽しむとしよう。そうして俺はミゼリコルデの部屋を出ていった。

 

 

 突如として俺に寄生してきた性欲増強のルーン。そのルーンは様々な女の子と性行為しなければならないという変態的なルーンで、この日から俺の日常が変わった。

 こうして俺と飛行島に住まう女の子達との貞操観念が薄くなる日常が始まった。

 

 

 

 

 

 




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