※この作品はR-18です。

貞操観念の薄い飛行島   作:ココナポッカ

7 / 9
シエラの胸部が下方修正されちゃってぴえんぴえん

あ、今回はリーゼロッテ編です。黒髪ロング最高。


リーゼロッテ編

 飛行島は今日も平和に空を泳ぐように進んでいる。

 この島の最初の住人かつリーダーとも言える赤髪は、今日もそんな飛行島をのんびりと安全の確認かつ散歩を行っていた。

 天気は空が青色に澄みわたるほどの快晴で、大工たぬきたちも元気に建築に取り組んでいる。飛行島に住む冒険者は腕を磨くために模擬戦を行っていたり、赤髪と同じく散歩をしている冒険者もいた。

 

 当たり前の、日常となった風景を眺めながら歩んでいく赤髪。

 

 

 そんな、いつも通りの日常を過ごしているだけの彼が────

 

 

 ────────とある人物に尾行されているとは、思いもしないだろう。

 

 

 

 

 彼の背後に飛行島の環境のために植えられた成木がある。その裏に、一人の少女と一匹の悪魔が隠れていた。

 

 黒くて長い髪にピンクの薔薇の飾りが付いたドレスを身にまとっている小さな少女──リーゼロッテ。

 そして、少女の腕にすっぽりと収まった熊のパペットは、このような可愛らしい見た目でも悪魔の一種であった。

 

 リーゼロッテは彼にバレないように建物や木の裏に隠れたりしながら、そこそこの距離を保って後を追いかける。音を立てずに、気配に気づかれないよう、かつ周りの視線にも気を配って、こっそりと。

 

 

 

「なあリーゼロッテ。貴様は一体何をしているんだ?」

「………………」

「リーゼロッテ? おーい、聞こえてるか?」

「クマロン、うるさい…………あの人に気づかれる」

 

 

 軽くあしらわれる。今のリーゼロッテはちょっと機嫌が悪そうだった。子供が契約者だと機嫌を扱うのに苦労するなと、しみじみ思う大悪魔クマロン。今度はリーゼロッテと同じくらいの小さな声量で質問した。

 

 

「リーゼロッテ。貴様が人見知りなのは百も承知だが、なぜあやつをこっそりと追いかける? あやつは友達だろう?」

「……うん」

「なら真正面から話しかければいいだろう」

「……いや」

「喧嘩でもしたのか?」

「……してない」

 

 

 なら何故、こんな忍者の真似事みたいにして赤い髪の彼をこっそりと追いかけているのだろうか。

 長年生きた大悪魔でも今の契約者の行動が理解できない。むしろ謎は深まるばかりだ。

 

 

「クマロンは……」

 

 

 そう言いながら、リーゼロッテは木の影から先にある建物の裏側に隠れる。そこからひょこっと顔を出して、赤髪を静かに見つめる。

 

 

「あの人の様子が……最近おかしいこと、知ってる?」

「吾輩からすると今様子がおかしいのは貴様のほうだぞ。それで、どうしてあやつの様子がおかしいと思ったんだ?」

 

 

 リーゼロッテは赤髪から目をそらさないようにじっと見つめている。どうやら今の彼は誰かと会話しているようだった。

 彼が話している相手は女性。それを知っただけで、リーゼロッテは胸の奥がぎゅうっと締め付けられるのを感じた。

 

 

「最近ね……あの人が私を避けている気がする」

「なに? それは本当か?」

 

 

 コクリと頷きだけ返すリーゼロッテ。

 

 

「言われてみればそうだな。ここのところ、吾輩もあやつと話した記憶があまりない」

「……でしょ」

「しかし、あやつは誰とでも仲が良いからな。飛行島に訪れて間もない奴らとだってすぐに打ち解けている。周りに人が多ければ、必然的にリーゼロッテと話す機会も減るんじゃないか?」

「…………でも、やっぱり変。話せる時間が減るのも……嫌だけど。それに……この間挨拶したら、すぐにどこかに行った」

「ああ、そういえばそんなことがあったな。忙しいだけと思ったが、リーゼロッテにはそう見えたのか」

「それにね、それに…………」

 

 

 さっきから、じっくりと赤髪の彼を見つめていた瞳を俯かせるリーゼロッテ。そして、元から小さかった声がさらに小さくなり、彼女はぼそぼそと呟いた。

 

 

「あの人が、他の女の子と話したり仲良くしたり……してるのを見ると、心がモヤモヤする…………。どうしてだろう……今までこんな気持ちになったこと、一度もなかったのに……」

「……なに?」

 

 

 彼女の気持ちを聞いて、クマロンは何かを勘づいた。改めて契約者たるリーゼロッテの仕草を一挙一動逃さず観察してみる。

 赤髪を見つめる、どこか寂しそうな瞳。今まで抱いたことの無いという初めての感情。

 さらにはいつも大人しいはずだった彼女が起こしている今の奇怪な行動。

 

 

 

(リーゼロッテはまだ幼い……だが、いつまでも子供というわけでもない。飛行島に来てから、感情が少しは豊かになったからな。吾輩の考えが間違っていなければ、リーゼロッテはあやつのことを……)

 

 

 決してありえない話では無いと思う。あの赤髪は誰もが認めるお人好しで、初めて飛行島に訪れてひとりぼっちだったリーゼロッテを助けてくれたのも彼だった。人見知りの激しい彼女が飛行島で友達を作ることができたのも、彼の助けがあったからである。

 

 リーゼロッテからすれば、孤独で寂しい思いをしていたところを救ってくれた人というわけだ。ならば、赤髪に対してそういう感情くらい抱いてもおかしくはないのではないか?

 赤髪がリーゼロッテを避けている理由までは分からないが、リーゼロッテが赤髪に対する想いは理解できた……気がした。

 

 

 

(……む! まて! だとすると、これは吾輩にとってものすごいチャンスではないか!!)

 

 

 クマロンはこう考えた。

 

 ──契約者のリーゼロッテが、もし赤髪という強者とさらに良好な関係を築き上げることができれば、吾輩が大悪魔として蘇ったときに彼を我が軍勢に引き込みやすくなるのではないか?

 しかもしかも、あやつの周りにはたくさんの仲間がいる。王族に軍人に騎士に天使に魔族まで! なんかよくわからん判別不能の種族もいるが……まあ構わん。もし赤髪を支配下に置くことができたとしたら、そいつらも芋づる式に我が軍の一部に引き込めるはずだ! おお……飛行島の連中がまるごと吾輩の手下になるのが目に浮かぶ!

 

 

「さすが吾輩、なんて悪魔的な発想だ」

「…………何の話?」

「な、なんでもない」

 

 

 興奮しすぎてしまい、思わず心の声が漏れてしまったようだ。

 とにかく、そんな大悪魔的な野望を叶えるためにもこのチャンスを無駄にするわけにはいかない。クマロンはリーゼロッテを応援することを決めた。

 

 

「クマロン、私はもっとあの人と仲良くなりたいし……遊びたい。……どうすればあの人が……こっちを向いてくれると思う?」

「そうだな。やはり問題は、あやつを狙っているライバルが多いことだろう。あやつにたいして、貴様と同じような気持ちを抱いているのは他にもいるはずだ」

「そ、そうなの!? …………ど、どうしよう!」

「ライバルに負けないようにアピールするしかないだろう。安心しろリーゼロッテ。貴様の魅力はどのライバル達にも負けていないぞ」

「そ、そう……?」

「だが行動を起こさなければ意味が無い。避けられているのがなんだ! まずはここで声をかけて、自分を主張するのだ!」

「ま、待ってクマロ……」

「おーーい、赤髪ーー! こっちは来てくれー!リーゼロッテが用があるみたいだぞ」

「馬鹿……!」

 

 

 心の準備ができていないまま、クマロンの声に気がついた赤髪の彼がやってくる。彼が一歩ずつ近づいてくる度に、リーゼロッテは心臓が跳ね上がるのを感じた。

 心の中で勝手なことをしたクマロンを罵倒するが、こちらの存在が気づかれた以上逃げることもできなかった。

 

 

「二人とも。どうしたんだ急に、俺に用事って……?」

 

 

 首を傾げる赤髪。クマロンが「さあ、リーゼロッテ」と促すが、もちろん当の本人は何を言えばいいのか分かるはずがない。

 普段から彼が視界に入るだけでも胸の高鳴りを感じていたのに、今は声を出す余裕さえなかった。

 

 

「あ、あの……!」

 

 

 ……と、それでも何かを話さねばと思ったところで、今度はまた別の方から赤髪を呼ぶ声がした。すると、彼も「ご、ごめんな! 俺、他に用事を思い出したからまた今度遊ぼう!」と言って、まるでその場から急いで離れるかのように、すぐにその人の元へと行ってしまった。

 

 ……やっぱり、最近自分と距離を置いているのは間違いない。近くにいられると緊張するが、離れられてしまうとそれはそれで寂しいとリーゼロッテは思った。

 

 

 

 

「むっ。人が話しをしている途中で行ってしまうとは失礼なやつだな」

「クマロン……」

「まあそう落ち込むなリーゼロッテ。あやつもあれで忙しいのだろう。一度で諦めずにこれからもどんどんアピールしていけば、あやつもリーゼロッテのことを」

「クマロン。今日、丸一日、天日干し。宙吊りで」

「宙吊りで!? なんで!? そ、それはいやだ! 体をぶら下げられるあの様は、まるで悪魔に捧げる生贄みたいじゃないか! 吾輩が悪魔なのに!?」

 

 

 問答無用。リーゼロッテは喚き散らすクマロンを無視して、天日干しの刑を決行したのであった。

 

 

 

 

■

 

 

 

 あることのために準備を進めてから数日が経とうとしていた。

 

 あることとは、リーゼロッテの誕生日である。飛行島のみんなでそんな特別な日を祝うために、それを悟られないようと俺はその数日の間、リーゼロッテのことを避けていた。

 昨日、クマロンに声をかけられた時は流石に俺の行動が怪しいことを勘づかれたのかと焦ってしまったが、どうやらそれもなさそうで安心した。

 とりあえず今はリーゼロッテにバレないように、皆と協力しながら着実に準備が上手く進んでいると言えるだろう。

 

 そして、俺はリーゼロッテの誕生日を祝うためにもある悪魔にも協力してもらうことにした。

 

 

 月の明るい夜。俺は飛行島を歩きながら、その悪魔を探していた。そして、木の影にぽつんと置かれた熊の人形を発見した。

 

 

「クマロン!」

 

 

 夜中に熊の人形が外に放置されている様は、傍から見ると不気味に見えるがあれこそが俺が探していた悪魔だ。悪魔の習性なのか、あいつは夜になると契約者であるリーゼロッテの傍を離れて、暗い外を散歩することが多いらしい。

 リーゼロッテがいない時にクマロンと話すにはこういうタイミングしかなかったので、彼にそういう習性があって良かったと思う。

 

 

「むっ、赤髪ではないか。どうしたのだ?」

「クマロン。ちょっとお願いしたいことがあるんだけど」

 

 

 俺は話すと、クマロンは黙って話を聞いてくれた。

 

 

「……なるほどな。つまり、ここしばらくあやつがリーゼロッテを避けていたのは、誕生日のお祝いの準備を気づかれないためだったのか」

「あー……やっぱり、避けられてるのはバレてたか」

「リーゼロッテも知っておったし、寂しそうにしていたぞ。契約者であるリーゼロッテを祝うためなら吾輩も協力するが、それであやつを傷つけたら意味が無いだろうに、全く」

 

 

 ご最もである。まさかクマロンに正論を言われる日が来るとは。……ちゃんとリーゼロッテの誕生日を祝ったら、謝罪もしておかないとだな。

 

 

「とにかくわかった。リーゼロッテの誕生日の為ならば吾輩も協力しよう。しかし、赤髪、吾輩からも貴様に頼みがある。それはだな────」

 

 

 

 

 

 

 

 

 ────そして、ついにリーゼロッテの誕生日がやってきた。

 

 

 クマロンには、今日はリーゼロッテを会場が完成するまでアジトに来ないようにしてほしいと、事前に協力をお願いしてある。

 誕生日を祝う時間までもうすぐ。この時間に近づいたら、リーゼロッテをアジトの一室に連れてきてほしいとも頼んでいるので、今頃二人ともこちらに向かっている頃だろう。

 

 俺は完成した会場を見渡す。

 部屋の中心に置いてあるテーブルの上には、たくさんの豪華な料理があって真ん中にはケーキが置いてある。これの料理もリーゼロッテの誕生日のためにみんなが作ってくれたものだ。部屋全体の飾り付けもばっちりである。

 

 あとは今ここにいるみんなで彼女が来るのを待つのみである。

 

 

 

 そして扉が開き、ついに今回のパーティーの主役がやってきた。

 

 

「お、お邪魔しま……す!」

「「「リーゼロッテ、誕生日おめでとう!!」」」

「え…………え!?」

 

 

 会場のみんながクラッカーを鳴らす様を、リーゼロッテはまじまじと見つめていた。何が起こっているのか分からない、とでも言いたげである。

 混乱している彼女の元へ、飛行島のメンバーの中でも大の仲良しのコヨミが近づいていった。

 

 

「リーゼねーね、誕生日おめでとう!」

「コヨミ……ちゃん? これは……?」

「実はね、リーゼねーねの誕生日をお祝いするために、こっそりとみんなで誕生日会の準備をしてたんだ。今日まで隠しててごめんね」

「私の、お誕生日会……う、嬉しいです」

 

 

 リーゼロッテは感極まったのか声が震えていた。コヨミはそんな彼女に、可愛らしい紙でラッピングされた小さな箱を渡した。

 

「コヨミからのプレゼント! どうぞ、受け取ってください!」

「ありがとう、コヨミちゃん。……みんなも、ありがとうございます!」

 

 

 リーゼロッテは何度もお礼を言いながら、周りに頭を下げる。

 いつもはちょっと臆病で恥ずかしがり屋の彼女だが、今の彼女は恥ずかしがって声を小さくすることも無く、みんなに喜びに満ちた表情を向けていた。

 

 こうしてリーゼロッテを祝うための誕生日会は無事に成功し、このあとはみんなで料理を食べたり、楽しくお喋りしながら、最高の時間を過ごしたのであった。

 

 

 

 

 

■

 

 

 誕生日会が終わって各自解散すると、俺は自室に戻って来ていた。

 もう外はすっかり暗くなっており、既に就寝している者もいるのかもしれないが、俺はまだ寝るわけにはいかなかった。

 

 あの時クマロンに頼まれた事というのは、誕生日プレゼントを渡す際に、二人きりのタイミングで渡して欲しいとのことだった。

 なぜそんなことを? と思ったが、クマロンはそうした方がもっとリーゼロッテも喜ぶとしか言ってくれなかったので、俺はそれに従うしかなかった。

 だから二人きりになるタイミングのために、俺は自室でリーゼロッテを待っているのである。クマロンにも、彼女に俺の部屋に来てもらうように頼んだのできっと来るはずだ。

 

 すると、少ししてコンコンっとドアをノックする音が聞こえた。ドアを開けると、そこにいたのはリーゼロッテだった。

 

 

「こ、こんばんわ……クマロンから、あなたが私に用事があるって、聞いたんですけど……」

「こんばんわリーゼロッテ。来てくれてありがとう、とりあえず中に入って」

「お、おじゃまします……」

 

 

 どうやらリーゼロッテは緊張しているようだった。……まあ俺と彼女の仲が良いといっても、やはり一人で男の部屋に来るのは緊張してしまうのかもしれない。なのにどうして、クマロンは俺とリーゼロッテを二人きりにさせたがっていたんだろう? ……と、今更考えてもしかたないか。

 

「あの、赤髪さん。今日は……誕生日祝ってくれて、ありがとうございます……」

「リーゼロッテも楽しんでくれたなら良かったよ。コヨミも言ってたけど、今回のこと隠しててごめんな。一応サプライズのつもりだったから、リーゼロッテのことを驚かせたかったんだ」

「気にしないでください……皆さんにお祝いされて、すごく嬉しかったですから。プレゼントも貰いましたし、また新しく友達もできました」

 

 

 そこまで言ってくれたなら、俺達もリーゼロッテの誕生日会の開いた甲斐があったというものだ。新しい友達もできたというので、喜ばしい限りである。

 ……さて、彼女とこうして話すだけでも楽しいが、本来の目的を忘れてはならない。

 

 

「リーゼロッテ、ちょっと待ってて」

「は、はい……」

 

 

 俺はテーブルの下に用意してあった箱を取り出すと、それをリーゼロッテに渡した。

 

 

「はいこれ。俺からリーゼロッテへのプレゼント」

「え……もうみんなからたくさんプレゼント貰ったのに、あなたまで。……い、いいんですか?」

「もちろん。本当は誕生日会のときに渡したかったんだけど、ちょっとドジってしまって部屋にプレゼントを置き忘れてたさ。渡すの遅れてごめんな」

「あ、ありがとうございます。……あなたからのプレゼント、大事にしますね……!」

 

 

 本当はクマロンに二人きりの時に渡してほしいという約束を守っただけだが……そこは、まあ適当に誤魔化すとしよう。

 おかげでプレゼントを渡すのが遅れた挙句、わざわざ俺の部屋まで来て貰ったわけだが、リーゼロッテ本人は気にしていないようで、そのことよりも嬉しさの方が勝っているようだった。プレゼントを受け取るなり、彼女はそれを見ながらずっと瞳を輝かせている。

 

 

「………………ぅぅっ」

「……り、リーゼロッテ?」

 

 

 と、さっきまで嬉しそうにしていたのに突然涙を流し始めるリーゼロッテ。なぜ泣き出したのか理解できない俺は、戸惑うばかりでどうしようもできないでいた。

 

 

「ご、ごめんなさい……せっかくプレゼント貰ったのに、泣いたりして……」

「いや、謝る必要はないんだけど、どうかしたのか?」

「だって…………今日まで、ずっと赤髪さんに避けられてて……嫌われていると思ったから」

 

 

 あ……。彼女の言葉を聞いて、俺はクマロンの言葉を思い出した。

 

 リーゼロッテを避けていたのは誕生日会のサプライズを気づかれないようにするためとはいえ、その行いのせいで俺は彼女を傷つけてしまっていたのだ。だが、俺がそのことに気がつくには既に遅く、こんな小さな女の子を泣かせてしまった

 

 

「……リーゼロッテ、ごめん。泣かしてしまうくらいなら、ちゃんと誕生日のことを伝えればよかったな」

「ぐすっ……い、いいんです。赤髪さんが、私のために頑張ってくれたのは分かってるから。…………泣いてしまったのも、嫌われてないんだって、ほっとしたから……です」

「だとしても、女の子を泣かせたのは事実だから。リーゼロッテ、お詫びとしては何だけど、俺にして欲しいことってある? 何でも言うこと聞くよ」

「…………それなら、私をぎゅっとして欲しいです」

「え。それって、抱きしめて欲しいってこと?」

 

 

 言葉には出さず、頭だけ軽く下げて返事するリーゼロッテ。

 

 ……そ、そうきたか。まずいな。そうしてリーゼロッテが満足するならしてあげたいけど、今の俺は性欲増強のルーンという、厄介なものを体の内に宿している。性欲増強のルーンは寄生者とその周りの異性の性欲を高める能力があり、実際に俺は何度も異性と交わってしまっている。しかもその能力によって湧き上がった性欲を抑えようとすれば、体に負担がかかってしまうのでどちらに転んだとしても問題があった。

 ……もし性欲増強のルーンが発動してしまった場合、リーゼロッテのようなまだ幼い女の子を抱いてしまう可能性があるのだ。流石にそれは色々と問題が……。

 

 

「い、いやですか?」

 

 

 瞳を潤ませながら、俺を上目遣いで見つめるリーゼロッテ。

 何でもと言った以上彼女の頼みを断ることができず、俺は彼女の背中に両手を回して抱きしめた。

 

 

「…………あ。ありがとうございます……とても、暖かいです……」

 

 

 俺の両腕に包まれたリーゼロッテが心地良さそうにして、こちらの胸に顔を預けてくる。

 幼いとはいってもリーゼロッテは女の子。ここまでしっかり密着すると、彼女の身体の柔らかい感触だって伝わるし、ほんのりと甘い香りが漂っているのが分かってしまう。こんなところ、誰かに見られたらまじでまずい。

 

 

「…………赤髪さんはどうですか?」

「あ、ああ。リーゼロッテも暖かくてすごく落ち着くよ」

 

 

 ……やばい、まずいぞ。あれほど色々と問題があると頭の中で自身に訴えていたのに、既に興奮しかけている俺がいる。あそこがどんどん大きくなり始め、込み上げてくる性欲を目の前の少女にぶつけたい思いが強くなっていく。

 だ、だめだ。抑えるんだ。今まで女の子と五人も身体を重ねてきた俺がこんなことを思うのは今更な気がするが、流石にリーゼロッテはまずいだろ!?

 

 そう脳内で自身を説得しこらえようとするが、しかし、すぐに限界がきてしまった。俺はリーゼロッテを離し、胸を押さえながら膝をついた。

 

 

「ぐっ…………!」

「え!? だ……大丈夫!? 誰か呼んでくるからまっ──」

「そ、それはだめだリーゼロッテ。今、他に人が来たら色々とまずい」

「で、でも……とても苦しそうですよ」

 

 

 さ……さすがにこれ以上耐えられる気はしない。それにこの状態を見られてしまった以上何もしないのは、リーゼロッテをさらに不安にさせてしまうだけだ。俺は覚悟を決めて、性欲増強のルーンのことを彼女に伝えた。

 俺が厄介なルーンの呪いを受けてしまっていること。

 定期的に女の子とエッチなことをしなければ、最悪死に至るということ。そして今こそその手前で、発作が起きてしまっているということ。

 

 当たり前だが、それを聞いたリーゼロッテはやっぱり混乱してしまっていた。俺の秘密を知った女の子もびっくりしていたのだから、幼いリーゼロッテならさらにびっくりしてしまうだろう。

 

 

 

「…………え、エッチなことをすれば、具合は治るんですか?」

「うん……具体的にいうと、赤ちゃんを作るような行為のことかな」

「!?!?」

 

 

 どうやら俺の言っていることを理解できてしまったらしい。水が一瞬で沸騰するかのように、リーゼロッテの白い肌が一瞬で真っ赤になった。それでも、リーゼロッテはこの状況を怖がって逃げるようなことはしなかった。

 むしろ、臆病だったはずのリーゼロッテは、今までとは違う表情をしていた。

 

 

「わ、分かりました……赤髪さん! そ、それならどうか……私と、エッチなことをしてください」

「い、いいの?」

「…………こ、こんなことになったのは、私のせいでもあるから。……それに、赤髪さんとなら、エッチなこと…………してもいいです」

 

 

 情けないことに、俺はその言葉を聞いてすぐに我慢するのを止めた。

 いや、正確にいうならば欲望を爆発させた。

 

 

「リーゼロッテ!!」

「え、ひゃあっ……! ん、んむっ……」

 

 

 小柄なリーゼロッテのを再度抱きしめると、俺はその勢いで唇と唇を重ねた。

 

 ちゅっ、ちゅうっ……ちゅるっ

 

 リーゼロッテの唇はしっとりと柔らかくて官能的な感触であり、正しく女の唇の感触といえるものだった。俺はその感触を楽しみつつ、優しく唇を擦り合わせて、弱く痺れるような快感を味わう。

 

 

「んっ……キスするの、初めてなのに……とても、気持ちいいです。ちゅっ、んぅっ…………」

 

 

 強引に唇を奪ってしまったせいで、華奢な両肩を小刻みに震わせていたリーゼロッテだったが、キスの時間が経つにつれて彼女の方からも口付けが積極的になり、俺たちは互いの唇をちゅぷちゅぷっと啄み合う。

 俺は左手をリーゼロッテの後頭部に回し、その艶のある黒い髪を撫でたり指で梳かしたりし続けていく。すると、いつの間にかリーゼロッテの息が荒くなっており、彼女はキスを止めるなり俺に身体を預けるようにして倒れてきた。俺は彼女の腰に手を回して胸で受け止めると、とろんとした瞳でこちらを見た。

 

 

「ごめん、なさい……赤髪さんとのキス、気持ちよすぎて……力が抜けちゃった。私、もっと赤髪さんをエッチな気持ちにさせないといけないのに……」

 

「大丈夫、俺もちゃんと気持ちよくなってるから。リーゼロッテにはこういうことはまだ早いんだし、無理せずにね」

 

「早いのは、分かってます……。だけど、無理もしてないです。私だって、あなたとエッチなことしたいですから……」

 

 

 ……まさか、リーゼロッテからこんな色っぽい言葉を聞けるとは。

 俺はますます性欲欲求が強くなり、もはやいてもたってもいられなくなり、リーゼロッテの肩甲骨がある部分と両足の後ろから手を回してお姫様抱っこをする。

 そしてベッドまで連れていくと、その上に彼女を優しく寝かせて上げた。

 

 

「赤髪さん。電気、明るいままだと恥ずかしいです……」

 

「ああ、だよな。ちょっと消すから待っててな」

 

 

 俺は部屋を明るくしていた電気を消して、電球の小さな明かりだけを残す。

 部屋の中がうっすらとしか見えない程度に暗くなり、リーゼロッテの黒い髪が闇に溶けかけるも、電球の淡い光に照らされることで髪の艶が儚げな印象を放っていた。

 そんな今すぐにも消えそうな儚げな輝きを身にまとっていることと、肌が白いことも相まって、普段よりも今のリーゼロッテは大人びて見えた。そして、俺を見つめ返す彼女の潤んだ瞳は何かを求めているようだった。

 

 

「リーゼロッテ、なるべく俺も気をつけるけど怖くなったらすぐに言ってね」

「は、はい。ちょっと緊張しますが……でも、あなたが相手なら怖いなんてことはないです……」

 

 

 心からそう思っていると言いたげにリーゼロッテは微笑んで見せる。滅多に笑わない彼女が、俺にだけ見せてくれた表情。

 まるで独占欲を満たされたかのような心地よい気分になり、俺はベッドに寝転んだ彼女ともう一度唇を重ね合わせ、そのままドレスの紐を少しずつ緩めていく。キスを続けていくうちに、何とかドレスとスカートを脱がし、リーゼロッテを下着だけの姿にする。彼女の下着は子供用の色気の無い白色の下着とスポーツブラで、胸もほんの僅かにしか膨らんでいなかった。

 

 

「どう、ですか? やっぱり、私のまだ子供ぽい体型じゃ、興奮なんてしないですか……?」

「そんなことないよ。リーゼロッテはすごく綺麗で可愛いし、興奮しないわけないよ」

「ほんと? う、嬉しいです……」

 

 

 むしろリーゼロッテの幼さを感じさせる体型は、どこか背徳感があって俺の気分を熱くさせた。

 しかしここで暴走してしまってはリーゼロッテを怖がらせてしまうだけ。そうならないように俺は込み上げる肉欲を必死に制御しながら、まずはリーゼロッテの小さなおへそから平らな胸へと向かって一線を描く。それだけでもリーゼロッテの肌が滑らかな感触がしっかりと伝わってきて、俺はその流れでスポーツブラの内側に指を入れて上にむかって脱がしていった。

 

 

「ひゃぁっ……私のおっぱい、小さいけど……ちゃんと興奮してくれてますか?」

 

 

 俺は黙ってコクリと頷いた。それほど、言葉にする余裕さえも今の俺には無かったからだ。

 リーゼロッテの胸は確かに小さいけど、それでも女の子の胸というのは魅力的なもので、俺はその魅力の渦に吸い込まれるようにして手を伸ばす。手のひら全体で優しく押すようにして触れてみると、瑞々しい肉感が控えめなものの感じとることができた。

 

 

「あんっ、んんっ……はぁぁっ、んうっ……」

 

 

 俺は揉むというよりも手のひらを擦り当てる感じで胸の触感を愉しむ。その刺激でリーゼロッテはベッドの上でゆっくり身を捩らせながら、幼い見た目からは想像できないほどの官能的な声を漏らしている。

 彼女が肩を震わせる度に黒い髪が跳ねてきて俺の顔に当たるが、そんなこと気にせずに胸に刺激を与えていく。

 

 

「……リーゼロッテ、ちょっと刺激強くなるかも」

「え? ああっ、ひゃあっ、やぁ……おっぱい、舐められてる……!」

 

 

 俺はリーゼロッテの胸に顔を近づけて乳首に口付けすると、舌で乳首を舐めたりつんつんと突いて、もう片方の乳首も指で捏ねたりしながら、両方の乳首を弄ぶ。

 しばらくそうしていると、リーゼロッテが両手で俺の頬を左右から挟み込んでくる。何事かと思って俺は胸から口を離すと、そのまま顔を優しく引っ張られて、リーゼロッテの顔が見える上の方へと移動された。

 

 

「どうかしたの?」

「……おっぱいばかりちゅうされて、口も寂しいです……。私の唇にも、もっとちゅうが欲しいです……」

 

 

 そう切ない声色で告げるリーゼロッテ。熱を帯びてとろんと蕩けた瞳でも、俺とのキスを求めているのが強く伝わってくる。

 恥ずかしがり屋のリーゼロッテが自らそんな要望をしてきたこと、そんな事実に俺は理性が溶かされそうなほどの熱が込み上げてきて、リーゼロッテの唇をこちらの唇で塞ぐと、ねっとりとした熱い口付けを交わしていく。

 ちゅるるっ、ちゅうちゅうっと、お互いに熱烈なまでに吸い付き合ったり、唇を強く押し当てながら相手の唇を啄んだりする。

 

 次第に唇全体にじわじわと痺れるような心地よい感覚が広がってきて、俺はそのままリーゼロッテの口内へ舌を侵入させると、彼女の方からも舌を伸ばしてきて、お互いの舌を絡ませ口内で激しく乱舞を繰り返す。

 

 

「んんっ、はぁっ、はぁっ、んむっ……れるっ、ちゅぱっ、ん、れるるっ……!」

 

 

 リーゼロッテはいやらしい水音を部屋に響かせ、呼吸を激しく乱しながら、それでもこちらの唾液を飲みこむ勢いで唇と舌を貪ってくる。

 もはや今のリーゼロッテからは、普段のような大人しさは微塵も感じられなかった。キスという快楽を覚えた彼女は、まるで奥底から込み上がる強い欲望を抑えきれていないかのようだった。

 しかし、これほどまでに濃厚なキスを求めてくるリーゼロッテに俺も遠慮する必要はないだろう。俺は唇を重ねたまま、手を彼女の股の間に近づけて白の下着に触れた。

 

 

「れるっ、ちゅっ、ちゅうっ……んうぁぁっ、ひゃんっ……!」

 

 

 下着越しに秘部の表面を指でマッサージするように押し当ててみると、リーゼロッテは悩ましい息をこぼした。軽く触るだけでこの反応……もしかしたら、リーゼロッテは感じやすい体質なのかもしれない。

 これはいざ挿入した時に、どんな可愛らしい反応してくれるのかますます期待が高まる。

 俺はその段階に移るためにも、下着の中に手を入れて膣口に指で触れてみると愛液のねっとりとした感触を感じた。これはそのまま責めても問題ないだろう。

 

 

「ど、どうして、そんなとこ触るんですかっ、汚いのに……ひゃあっ、あんっ……」

 

「エッチなことをするための準備だよ。ちゃんとリーゼロッテを気持ちよくさせないとな」

 

 

 俺は早速、リーゼロッテの膣肉を指でずぷずぷとかき分けて挿入させていく。すぐにリーゼロッテの幼い膣内が俺の指をぎゅっと締め付けてきて、俺はそれに対抗しようと指を動かす。

 

 

「は、はいっ、あなたの指で、ぐちゅぐちゅってされるのっ……いいですっ。えっちなことっ、まだわからないけど、良い……っ」

 

 

 くちゅっ、ぬちゅっ、ぬぷっ、くちゅくちゅっ

 

 

「あ、ああっ、やああっ、指っ、そんなに動かされたら……はっ、はあっ、ああっ……」

 

 

 膣内を指で蹂躙していくと秘肉からじっとりと温かい愛液が分泌され、俺はそのまま愛液ごとかき混ぜるつもりで膣を刺激する。その刺激に反応するかのようにリーゼロッテは、ベッドの上で細い身体をよじらせ息を乱しながら頬を赤く染めあげていく。幼い見た目のリーゼロッテだが今の姿は何とも淫靡で、それが男の官能を奮い立たせる。

 俺は残った片方の手でリーゼロッテの乳首を摘んでぐりぐりとさせると、彼女は軽く腰を浮かせて背筋を痙攣させた。

 

 

「うっ、ふああっ、あっ、ん、んうううううっ……!」

 

 

 膣内から潮を迸らせてしまい、膣口から溢れ出た愛液がベッドを濡らした。リーゼロッテは快楽に身をやられ、全身から力が抜けてベッドの上でぐったりとしていた。

 愛液で濡れて艶めかしく光った太ももや、黒くて綺麗な長い髪と白い肌が紅色に染まった色合いが何とも魅力的で、俺は股間を熱くさせる。

 

 

「あ、赤髪さん……次はどうすれば」

 

「大丈夫。リーゼロッテは寝転んだままでいいから俺に任せて」

 

 

 最初はこんな幼い女の子に手を出すのはさすがに……と戸惑っていたが、もはや今のリーゼロッテの魅力的な姿を見て何もせずにいられるわけがなかった。

 理性を放り出し俺はズボンとパンツを脱いで、リーゼロッテの太ももを両脇に抱えてから硬くなった愚息をリーゼロッテの幼い膣内に近づけていく。

 リーゼロッテは俺の肉棒を見て、若干緊張しているように見えた。

 

 

「す、すごく大きい……それをどうするんですか?」

 

「これをリーゼロッテの膣内に入れるんだよ。最初はちょっと痛いかもしれないけど絶対に気持ち良くさせてあげるから、我慢できる?」

 

「そ、そんな大きいものが……私の中に。わ、分かりました。……私も赤髪さんともっとえっちなことしたいですから、痛いのだって我慢できます……だから、お願いします」

 

 

 彼女の健気な気持ちが嬉しくて、俺は頬を優しく撫でてあげる。

 リーゼロッテも決意ができたところで俺は改めて腰を前に進めていく。まだ幼さの残った淡い桃色をした裂け目へと勃起した肉棒の先端がぴとっと触れ合う。本当にこんな状態の肉棒をリーゼロッテが受け入れられるか不安だったが、今更引けるほどの理性が俺にはない。

 欲望に従い俺は少しずつ小さなに膣内へと肉棒を押し進めていき、じっくりと丁寧に挿入を始める。

 

 

「んっ、はっ、ああ……赤髪さんの大きすぎて、本当に私に入るかわからないです……っ」

 

「確かにこのままだと厳しいかも。リーゼロッテ、深呼吸して」

 

 

 やはり膣内が小さいせいで亀頭の時点で、膣口付近でうまく侵入できずにいる。俺はリーゼロッテの腰の横側を優しくさすって深呼吸を促して力を抜くようにさせる。すると、ゆっくりとだが肉棒の先端がリーゼロッテの内部へと侵入していき、さらに秘肉に濡れた愛液のおかげで滑りが増し、その勢いに乗せて俺は腰を押し付けていく。

 

 

 ずりっ、ずちゅぅっ……みちちっ、ずぷっ、ずぷぷっ!

 

 

「きゃっ、ぃぃっ、あああっ、いたぁいっ……!」

 

 

 肉棒がある程度まで内部に入ったところで俺はぐっと腰を前に進めると、処女膜を突き破ってそのまま肉棒が膣奥まで到達する。かなり狭いだろうと覚悟していたが、想像以上にリーゼロッテの膣は締まりが良くて、少しでも油断すると強い快楽にやられて絶頂してしまいそうだ。

 肉棒をみっちり咥え込んだ膣口の隙間から赤い血の線が流れ出てきて、リーゼロッテは苦しそうに表情を歪めていた。肉棒が膣肉にものすごい力で締め付けられていることからも、リーゼロッテが小さい膣内で肉棒を受け入れるのに相当頑張って耐えていたことが分かる。

 俺はリーゼロッテの顔に手を伸ばして、少しでも気が紛れればと頬を撫でる。

 

 

 

「ごめんなさい……こんな時に泣いちゃって。せっかくえっちなことしてるのに、がっかりしますよね……うぅっ」

 

「がっかりなんてしてないし、リーゼロッテは頑張ってるよ。痛みが落ち着くまで待つから、焦らないでね」

 

「……ありがとうございます。赤髪さんのそういう優しいところが、好きです。……赤髪さん、キスが欲しいです」

 

「ああ、いいよ」

 

 

 俺は瞳に涙を浮かべたリーゼロッテに顔を近づけ、唇を重ね合う。しっかりと性器どうしが繋がったまま、俺とリーゼロッテは唇をちゅぷちゅぷと啄み合いながら、舌も伸ばして互いに絡め合い濃厚なキスを味わう。

 

 

「んっ、ちゅっ……れろっ、れるっ、れるるっ、んふっ……」

 

 

 じんわりと痺れるような快感が唇に伝わってきて、リーゼロッテの痛みに悶えていた表情が、とろんと瞳を蕩けさせる艶っぽい表情に変わる。それを見て俺はそろそろ大丈夫かと思い、ちょっとだけ腰を引いてから再度前に押しやり肉棒をリーゼロッテの膣内に往復させる。

 

 

「ああっ、んんっ……」

 

「どうかな? もう痛くない?」

 

「い、痛くないです……むしろ気持ち良かったです」

 

 

 リーゼロッテの言葉に嘘はないようで、その証拠に快楽を求めるかのように膣肉が肉棒にぎゅうっときついくらいに引き絞ってくる。

 俺はさらにもう一度肉棒を往復させ、膣肉を押し返しながら膣奥を突くとそのままその流れを繰り返し始めた。

 

 

 ずぷっ、ぐちゅっ、ずちゅっ、ずんっ、ぬちゅっ

 

 

「あ、あああ、これぇっ、赤髪さんのがっ、私の深いところにっ、やああっ、気持ちいいっ、はあっ、ああああっ……」

 

 

 膣奥を突かれるたびに、よもや普段の幼さからは予想できないほどの艶っぽい喘ぎ声を上げるリーゼロッテ。そのギャップに俺も欲望がさらに昂ってしまい、腰を前後させるスピードを上げる。

 膣肉がぎゅうぎゅうと強い締めつけを与えてくるが、俺は負けじと肉棒を膣奥まで突き上げていく。刺激を与えることによって膣肉がぴくぴくと反応を示し、愛液が次第に溢れてくる。愛液の温度は熱く、俺が肉棒で膣を蹂躙していくたびに内部がどんどん熱くなっていった。

 

 

「はああっ、赤髪さんっ、あかがみさんっ……わたし、あなたの事がすきですっ、ひゃんっ、あああ、んんっ」

 

 

 体温が高くなっていくのを内部だけでは無い。リーゼロッテの吐く息も熱色に染まり、細い身体からは透明の汗が流れ出ている。無論、俺も身体どころか頭まで沸騰しそうだが、そんなこと気にしている余裕はない。

 俺はこんなに可愛くて幼い少女と肉体を交じり合わせる悦びと贅沢を噛み締めながら、腰を何度も強く打ち付ける。

 

 

 ぱんっぱんっ、ずぷっ、ずぷぷっ、ぱぁんっ、ずぽっ

 

 

 夢中で膣内を堪能していると、リーゼロッテが俺に両手を伸ばしてくる。熱っぽく艶めいた瞳は、まるで抱きしめてと懇願しているようにも思えた。

 即座にそれに答え、リーゼロッテの背中に両手を回して抱き上げると俺の腰に乗せるような体勢にする。熱が浸透していないのか、彼女の黒くて長い髪は未だに冷たくて、それが俺の地肌に触れて若干涼しくなった。

 

 

「リーゼロッテ、しっかり掴まっててね」

 

「はい、赤髪さんのこと、絶対に離しません。……ああっ、あんっ、ふぅぁぁっ……」

 

 

 ふたたび腰を前に出す勢いで膣内を突いて、リーゼロッテが反動で軽く浮き上がり、降りてきたところをさらに突き上げて膣内をぐちょぐちょに犯していく。

 反動で一瞬身体が離れそうになるが、俺の背中に両手を回したリーゼロッテががっしりと抱きついてきてそれを阻止する。俺も彼女の小さなお尻に両手を回し、離れないようにしながら腰を何度も上下させた。

 

 

 ぱんっ、ぱぁんっ、ずぶっ、ずぶぶっ、ぱんぱんっ

 

 

 すっかり熱くなってしまった膣肉が肉棒にみっちりと絡みついてきて、とてつもない快楽に腰を砕かれそうな錯覚に陥る。現に俺の限界はすぐそこまできており、必死に我慢し続けていた精液がこみ上がってくるのを感じた。

 

 

「赤髪さんっ、なんだか私、気持ちよすぎて変になってます……身体の奥がとても熱くて……! 私っ、おかしくなりそうですっ!」

 

「大丈夫だよリーゼロッテ、そのままおかしくなっていいから……っ」

 

 

 リーゼロッテもどうやら限界が近づいているらしく、俺はそのままじゅぼじゅぼと卑猥な水音を立てるくらいに性器を擦り合わせ、膣奥を強く突き上げる。

 ついに限界をむかえた俺は絶大な快楽とともに競りあげてくる熱が肉棒を通過する。

 

「は、はぁうっ……! んんっ、やあっ、あんっ、ああっ、はああっ、んううっ……!」

 

 

 どくどくっ、と大量の熱い精液を幼い膣に流し込み、狭い内部までたっぷりと汚していく。それに呼応するかのように膣肉が肉棒をぎゅっと絡みついて、さらに精液を搾り取ってくる。

 さすがにあれほどの量を受け止めるには無理があったらしく、肉棒を膣内から引き抜くと、割れ目からは白い液体がドロっと溢れ出した。

 

 

「はあ、はあ……赤髪さんとエッチなことできて、今日はすごく幸せな日でした」

 

 

 快楽の余韻に浸りながら、すごく嬉しそうに言葉を漏らすリーゼロッテ。疲れてしまったのか、彼女は暖かく微笑むとそのまますやすやと寝てしまった。

 

 

 はあ……結局、ついにこんな小さな女の子にまで手を出してしまった。

 後悔はないし、性欲増強のルーンの影響もあるとはいえ、まさかリーゼロッテのような小さな女の子とまで盛り上がってしまうとは、自分の理性の弱さが情けなく感じる。

 でもまあ、リーゼロッテの幸せそうな表情を見れたから良しとしよう。

 

 こうして俺とリーゼロッテは仲を深め合ったのであった。これでこういう関係を築いた女の子の人数は六人である。

 性欲増強のルーンに寄生された時はどうなるかと思っていたが、まさか片手では足りないくらいに色んな女の子と身体を重ねることになるとはな……。

 

 

 

 幼き少女リーゼロッテ。この日、彼女は周りに内緒で大人の階段を登ってしまった。

 そしてこの日以降、リーゼロッテの方から求めてくるようになり、俺もさすがに理性を保とうとしたのだが、そんなことできるはずもなく……。

 

 

 つまり、リーゼロッテとはこれからも身体を重ね合う関係を築きあげていくのであった。

 

 

 

 

 

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