インフィニット・ストラトス~一片の花、一夏の夢~ 作:カイナ
真夜中。寮全体が眠りについた後、シャルロットは静かに起き上がると隣のベッドでぐっすり眠っている壱花を見下ろすようにベッド脇に立つ。そのシャルロットの目元には影が作られ、シャルロットは彼女に向けて手を伸ばす。
「……」
ぺたり、とシャルロットの伸ばした手が壱花に触れる。柔らかくすべすべとした頬を撫でるが、疲れているのか、それとも新しい女の子がやってきた安心感によるものかぐっすりと眠っていて目を覚ます様子はない。
シャルロットはそれを確認して壱花から手を離した。
「ごめんね……」
そしてシャルロットは一言謝罪の言葉を口にする。
「やっぱり僕は……あの人に逆らえないんだ」
「ん、うん……」
なんだか寝苦しいなぁ。そう思って壱花は目を覚ます。何か口の中が粘っこいというか甘ったるいし、寝苦しいというか肌寒いし、妙に寝返りがしづらいというか出来ない。腕が上に持ち上げられており、ぐいぐいと引っ張るが何かの抵抗によってそれが出来ない。
というかそもそも起き上がるどころか足を動かす事さえ出来ず、流石に異常な状態に気がついた壱花は目を開けた。
「って、何これぇ!?」
そして叫ぶ。いつの間にか自分は一糸纏わぬ姿になっており、さらに両腕は一本の縄に縛られてベッドの上部に、足は一本ずつ縛られてまるで股を広げるような格好でベッドの下部に固定されていたのだ。
「あ、起きちゃった? 間に合ってよかった」
「シャルロット! どういうこと!?」
ほっとしたように息を吐くシャルロットに壱花は説明を要求する。しかしシャルロットはどこか心配そうな目を彼女に向けた。
「っていうか壱花、安心したのは分かるんだけど……ここまでされても目を覚まさないって流石に安全意識的にどうなの?」
「何か心配された!? ってだからどういう事なの!?」
全裸にされた挙句ベッドに縛り付けられる。自分をそんな目にあわせたのだろう最大の可能性にむしろ心配そうな目を向けられた壱花はツッコミを入れつつ再度説明を要求。それに対しシャルロットはどこか貼りつけたような笑みを浮かべた。
「僕はね、壱花。あの人に“特異ケースを力ずくでものにしてこい”って指示されてるんだ」
「特異ケース?」
「君の事だよ。この世界最大の特異ケース、世界で唯一の女性IS操縦者。織斑壱花」
「世界で唯一のって……シャルロットだって同じじゃ――」
貼りつけた笑みでの言葉に、壱花は怪訝な様子を見せる。今壱花の目の前にいる少女――シャルロット・デュノアだって女性IS操縦者だ。つまり既に壱花は世界で唯一の女性IS操縦者ではない。
しかしそんな彼女の言外での主張に対し、シャルロットは自分のパジャマに手をかけた。
「こういう事だよ」
シンプルなパジャマを脱いだシャルロットの綺麗な肌には傷一つもなく、自分の胸とは対照的に平坦な胸はしかし女性のものとは思えない筋肉がついており、よく見れば腹筋も僅かに割れている。どうにも女性らしい外観に見えない。
「……」
続けてズボンを下ろし、パンツまで下ろした全裸の格好になったシャルロットには明らかに女子としてはありえないものがある。具体的に言えば股間の突起、まるで象のようなシルエットの物体。
「っー!!!」
思わず顔を真っ赤にして両手で目を隠そうとするも両腕が縛られて固定されていてはそれは出来ず、目を逸らす事しか出来ない壱花。しかしその視線はちらちらとシャルロットの股間に向かっていた。
「お……男の……子?」
「そういうこと。僕をこの学校に女子として送り込むのにあの人がどういう手段を使ったのかは知らないけど……僕はデュノア社が注目を浴びるための広告塔。そして君から専用機、白式のデータを盗むよう指示されてこの学園に入り込んだんだ」
「っ!? か、返して!!」
そこで気づいたがシャルロットの手には白式の待機形態である十字架のペンダントが握られている。壱花が叫ぶが、シャルロットは構わずに笑みを浮かべていた。
「心配しないで。ちょっと中身を見せてもらったけど、さっぱり分からなかった……そもそもデュノア社に送るためのデータを抽出することすら不可能だったからね。こんなの、これ自体をあっちに送らなきゃどうしようもないよ。でもそんなの出来るはずもないからね」
そう言ってシャルロットは十字架のペンダントを壱花からはどうしても手が届かないテーブルの上へと置く。
「あとは君のデータなんだけど……それはまあ、後回しでもいいよ」
ぎしり、とシャルロットがベッドの上に乗った軋み音が響く。そして彼は壱花の顔を覗き込んで乾いた笑みを浮かべた。
「分かるよね、壱花。僕は本当は男で、君は女の子なんだ……それも、とっても魅力的な」
「!?」
乾いた笑みでのシャルロットの言葉を受け、その意味を察したのか壱花の顔がぼふんっと赤くなり、拘束を解こうとじたばた暴れ始める。
「アハハ。分かっちゃうんだね、壱花ってばやらしいなぁ」
「だ、誰k――」
助けを呼ぼうとする壱花だが、そんな事予想していたのかシャルロットがすぐに彼女の口を手でふさぐ。もう片方の手の人差し指を口に当ててしーっとジェスチャーしてのさらにウインクのおまけつきだ。
「ダメだよ壱花。こんな夜遅くに大声あげたら迷惑でしょ? それでなくとも、この部屋は防音設備付きだって千雪さんが言ってたよ? 大声をあげたって誰にも聞こえないんだから」
本来は壱花の生活音を聞いた男子達の興奮を煽らないようにとのことだが、千雪のシスコンが裏目に出てしまっていた。
「まあ、無駄とはいえあまり叫ばれても困るしね……」
シャルロットは一度ベッドから降り、自分が今まで眠っていたベッドの下をがさごそと漁る。壱花も警戒心マックスの目でそれを見つめていたが、やがて彼は何の変哲もない旅行カバンをベッド下から引き出し、わざとらしく壱花にも見えるように自分のベッドの上に置くと鍵を開けてカバンを開いた。
「っ!?」
直後、壱花の目に恐怖が走る。見た事もない、しかし本能的に「あ、これヤバいやつだ!」と思わせるような器具の数々。シャルロットはその中から二枚のベルトをボールで繋いだような器具を取り出すと壱花の方に戻って来た。
「はい、壱花。あーん」
「……」
優しく呼びかけるシャルロットに対してぷいっと顔を背け、口も強く結んで閉じる壱花。しかしシャルロットは大した抵抗も出来ない中での最大の抵抗を見せてくる壱花を愛しげに見つめ、不意に彼女の鼻をつまんでみせた。
「!!??」
「ほら、口を開けないと窒息しちゃうよ?」
壱花がぎょっとした目をシャルロットに向けるが、シャルロットがそう返すとぷいっと再び目を逸らす。
しかし鼻をつままれて息が出来ず、口を閉じていては口呼吸も出来ない。一分ほど耐えたもののついに耐えきれなくなった壱花は「ぷはぁ!」と息をするために大きく口を開ける。
「隙あり♪」
「むぐ!?」
その隙を逃さず素早く器具のボールを壱花の口に押し込み、すぐにベルトで止めて固定完了。
「むぐ、むぐぐー!?」
「壱花ってば、意地っ張りで可愛いなぁ」
声が出せなくなり、さっきまで目を逸らしていたのとは逆に睨んでくる壱花を見たシャルロットは恍惚そうな笑みを浮かべる。
「いつまでそうしていられるかな」
ぼそりと、どこか感情の消えたような目を向けて壱花に言葉を投げかけたシャルロットは、再び自分のベッドの上に置いてある器具の方へと向かう。
次に取ってきたのはピンク色の卵のような楕円形をした小型の機械。三つあるそれはコードで何かボタンのついた操作部分らしい機械と繋がっており、一体どんな用途で使うものかは分からないが少なくとも碌でもないものではあるだろうと予想した壱花の視線が鋭くなる。
「アハハ、怖い怖い」
しかしシャルロットは意にも介さず、一緒に持ってきたテープでその楕円形の機械を壱花の胸の先端、桜色をした乳首へと貼りつける。ついでにそのボリュームや肉感たっぷりの胸を揉んだシャルロットは「おぉ」と感嘆の声を漏らしていた。
「壱花の胸って大きいだけじゃなくって柔らかいんだね……」
ごくんと唾を飲む音が聞こえ、壱花はシャルロットを睨みながらもやや目を逸らす。
「さて壱花、この機械ね。ローターっていうんだけど、両方の胸につけてもあと一個余るんだ。どこにつけると思う?」
「……」
「アハハ、だんまりだね。じゃあ正解発表は後にして……まずは試してみようか」
そう言ってシャルロットは壱花の両方の乳首に張り付けた機械――ローターとコードで繋がっている部分のスイッチを入れる。
「ふうんっ!?」
直後壱花の嬌声が響き、彼女の身体がびくりっとのけぞる。シャルロットがスイッチを入れた瞬間ローターが小刻みな振動を開始、その刺激に壱花の身体が反応したのだ。
「わあ、壱花って乳首が敏感なんだ」
「っー!」
まるでからかうように笑うシャルロットを見た壱花の顔が赤くなり、彼女はシャルロットから顔を逸らすと少しでも反応を見せないように身体を抑え続ける。しかしそれでも絶え間ない刺激に身体がびくりびくりと震えていた。
「壱花、我慢してる姿も可愛い」
その姿を見たシャルロットも、意地を張るような格好の壱花を可愛いと評する。
「あんまり可愛すぎて……もっとイジメたくなっちゃうな」
そう言って手を伸ばすのはスイッチの横にあるメーターとそれを調整するようなスイッチ。一番下に置かれていたそのスイッチを、メーターの上の方へと少しずつ持っていく。
「ふううぅぅっ!?」
同時に壱花の悲鳴も上がる。シャルロットがスイッチをいじった瞬間ローターの振動も早くなり、その分彼女に与えられる刺激も強くなっていた。
「まだまだ、五段階でいえば二のようなものだよ?……じゃあ、一気に最大まで上げてみよー」
「ふあ、ふぁっふぇっふぁあああああ!」
シャルロットの楽しそうな声に、しかし壱花がヤバいと直感したか訴えようとするがその声は声にならず、直後シャルロットが構わずローターの強さをさらにメーター上部にしたことで一気に刺激が強くなり、耐えきれずに悲鳴を上げる。
我慢できないようにのけぞり、ローターを払いのけようと身体を左右に揺さぶる。しかし身体が固定されていて上手くいかず、むしろ巨乳が揺れてシャルロットにとっては眼福になっていた。
「フフ、可哀想になってきちゃった。ちょっと弱くしてあげるね」
機嫌がよくなったのか、シャルロットはローターの振動を1にまで弱め、同時に振動が治まってきたため壱花も身体を震わせながらも落ち着きを取り戻す。
「と、見せかけて。実はさっきのは最大ではありませんでしたっと」
「っ!? ふぁあああああああっ!!??」
しかし直後シャルロットは嗜虐的な微笑みを浮かべてメーターを操作。その瞬間先ほど以上の刺激が壱花の胸に走り、壱花は再び嬌声を上げる。刺激が強すぎて身体が思うように動かないのか、顔を左右にぶんぶんと振っているものの払いのけようとする胸の動きは弱い。
「はい、スイッチオフ」
ぱちんとスイッチを切り、同時にローターの振動も止まると壱花はかくんと脱力する。ボール型の器具で無理矢理開けられている口の横からはよだれが垂れており、口元を流れるよだれはどこかエロティックさを演出していた。
シャルロットはそんな脱力し、さっきまでので体力を消費したのか呼吸の荒い壱花を見下ろす。
「ローターは楽しんでもらえた? じゃあさっきの正解発表だけどね。余った一つは……」
つんっとシャルロットの右手の人差し指が壱花の左の乳首をつつき、壱花が「ふぁうっ」と悲鳴を上げてびくりと震える。そのまま左の巨乳をつつつーと撫でるように下がっていくのにも壱花は反応、続いておへその辺りをくりくりといじり、そのまま下半身へと向かう。
「ここに付けるんだよ?」
そして最後にシャルロットが指差したのは壱花の股間だった。そこは既に若干の湿り気を帯びており、実際に指で触れてそれに気づいた彼がにんまりと笑う。
「あれ、不思議だね。濡れちゃってるや……壱花、おもらしでもしちゃった?」
「っ?」
シャルロットの言葉に壱花は不思議そうな目を向けており、その反応だけで彼は「あぁ、知らないのか」と心中で彼女の知識の甘さを悟る。そういう知識は千雪が徹底して触れさせなかったのだろうか、とも予想した。
(まあいいや。じゃあ僕がじっくりと教えてあげればいいんだし)
思っていたよりも無垢な少女の姿にシャルロットの興奮が高まり、シャルロットはそのまま彼女の股間のある部分に先程のようにローターを貼りつける。
「じゃあ壱花、まずはここから」
「ふぃっ!?」
ローターの振動を最弱の設定にしてスイッチを入れ、同時にローターの振動が壱花の股間のある部分――クリトリスを襲う。その刺激に反応した壱花の腰が揺れた。
「まだまだ」
「ん、ふぃっ、ふぁああ……」
徐々にメーターを上げていき、ローターの振動を強める。同時に壱花の反応も変わっていき、いやいやと首を横に振る顔は未知の快感への恐怖を僅かに見せていた。
「ふぁ、ふぁや、ふぁめぇ……」
また少しずつローターの振動が強くなり、壱花はびくびくと身体を震わせて腰を上下に振る。
「アハハ、壱花ったらそんなに反応しちゃって――」
身体が言う事を聞かずに乱れる壱花を見たシャルロットは楽しそうに笑い、そっと壱花の耳に口を寄せる。
「壱花ってエッチなんだね?」
「ふぃ、ふぃふぁ……えっひじゃ……」
ボールで口を塞がれており上手く声が出せないながらも必死で反論しようとする壱花。しかしそんな合間にも彼女の身体は刺激に反応しており、股間も濡れていく。自分の身体に襲い来る快感に翻弄される壱花は次第にシャルロットの言葉への反論の術を失っていた。
(なーんて。ホントは壱花が寝てた隙に媚薬を飲ませたから、多分それのせいもあるんだろうけどね)
自分の身体が自分の知らない快感に慣れていく様子に、壱花が目の端に涙を浮かべる。シャルロットからの言葉に反論できず、むしろそれが事実であると誤解していく彼女を見ながら、シャルロットは自分がそう仕向けたとはいえ彼女が自分自身への認識すら歪んでいく姿を見て心の中で笑う。
そしてシャルロットは股間のローター以外の二つのローターのメーターを取った。
「それじゃ、エッチな壱花に特別大サービス。さっきの二つのローターも一緒に動かしてあげるね?」
「!?」
その言葉に股間からの刺激に翻弄されていた壱花がびくりと反応。怯えた様子でシャルロットの方を向くといやいやと首を横に振った。
「や、やら……らめ……ひ、ひま、ほんなほろされらら……」
「何言ってるか分かんないから、スイッチ最大で入れまーす♪」
その目には未知の快感に対する恐怖が見え、そんな壱花の顔を見たシャルロットは嗜虐的な笑みを浮かべて壱花に見せつけるようにしながら、一気にメーターの強さを最大にしてスイッチを入れた。
「ふぃ、ふぃいいふぁあああああ!!!」
両胸の乳首と股間のクリトリス、敏感な三つの部位を同時に責められる壱花は襲い来る快楽に悲鳴を上げ、身体をぶるぶると震わせる。快楽から逃げようと大きくやわらかな胸がぷるんぷるんと揺れ、腰も上下左右に大きく揺れる。
「……」
それは年頃の少年にとっては煩悩を大きく刺激し、理性を溶かす魔性の踊りになっていた。
シャルロットも、壱花の卑猥な踊りを見ていると自分の息が荒くなっていくこと、己の中の本能が荒ぶること、その結果として己の息子がその存在を主張していくことを自覚していく。
「ふお、ふぉおおおぉぉぉぉっ!!!」
「もう……我慢できない……」
ついに快感に敗北し、甲高い嬌声を上げよだれを垂らして脱力した、快楽に溢れた壱花の顔を見たシャルロットはそう一人呟くと壱花のベッドの上に乗りこんだ。
「ふぁえ……ひゃるほっろ?……」
壱花はとろんとした瞳にどうにかシャルロットを映し、とろりと蕩けそうな口でどうにかシャルロットの名前を口にする。
「デュノア社の命令なんて知るもんか……壱花、お前を僕のものにしてやる……」
「ひゃる――」
目に獰猛な光を宿す男の姿に、壱花が彼が女を名乗っていた時の名前をもう一度呼ぼうとする。しかしそれは叶わない。
「——ふぉっおおおおぉぉぉぉぉっ!!!」
その前に、彼の大きく膨張した息子が壱花の股間を貫いたからだ。
さっきまでの刺激でびしょびしょに濡れていた壱花の股間はシャルロットの息子をあっさりと受け入れる。何かがぶちりと千切れる感触もするが、本来なら痛みを与えるだろうそれさえも壱花は快楽で塗りつぶす。
「く、つ……き、っつう……」
入ってきたものを受け入れ、逃さぬようにぎゅうぎゅうと締め付ける。それにシャルロットは声を漏らしつつ腰を前後に動かし始める。
「ふぉ、お、ふぅぅん……」
動く気力がなくなったか、シャルロットに突き上げられる勢いでゆさゆさと身体を揺さぶられる壱花の目は快楽に蕩けており、その巨乳も柔らかく揺れている。その乳首には相変わらずローターが機械的な振動によって刺激を与え続けていた。
「壱花、これそろそろ外してあげるね」
テープで貼りつけていただけのため剥がすのには苦労せず、ピリッと小気味いい音と壱花の「ひうんっ!」という小さな嬌声と共にローターは外され、シャルロットは鞄に戻すのももどかしいのか床の上に投げ捨てる。
「はぁんっ!?」
そして再び壱花の嬌声があがる。シャルロットが両手で壱花の巨乳を鷲掴みにし、遠慮なしに揉み始めたからだ。
「ふふ。壱花のエッチ」
「ひゃ、ひゃぁ……んんっ」
シャルロットの言葉に壱花は頬を赤く染めて恥ずかしそうに身体をよじる。
「誤魔化そうとしたってダメだよ、このっ!」
「ふぁんっ!」
胸を揉みながら同時に壱花の股間を己の息子で責め立て、壱花は抵抗できずされるがままになる。ローターの機械的な振動とは異なり予測できない刺激に壱花は翻弄され、その頭が快楽に支配されていく。
「ふぁ、ふぅ……ふぃ、い……いい……」
(そろそろかな……)
壱花の反応が変わったのを見逃さず、シャルロットは壱花の顔に手を伸ばすと、後ろに手を回してベルトを外して彼女の口を解放。同時に壱花を抱きしめるようにして彼女の耳元に口を添えた。
「壱花、もうそろそろ凄いの来そうでしょ?……その時にイクって言うんだよ?」
「イ……ク?……」
「そ。これからもーっと気持ちよくしてあげる。その時にイクっていうの、いいね?」
「うん……」
媚薬が回ったか慣れない快楽をいきなり叩き込まれたせいか、まともな判断能力が消えた壱花はシャルロットの言葉にこくりこくりと頷くのみ。シャルロットは「えらいね」と子供を褒めるように言葉を残すと起き上がった。
「さ、壱花。僕もそろそろイクよ!」
「うん……うん……来てぇ、シャルロット……」
まるで甘えるような言葉を発する壱花に、シャルロットは苦笑を見せた。その合間も腰を前後させるのは止めない。
「僕の本当の名前はシャルルだ。間違えたらダメ」
「う、うん……ごめんね、シャルル……君……」
シャルロットことシャルルの言葉をぼうっとした声でおうむ返しにする壱花にシャルルはまた苦笑を見せ、そのまま一気に腰を動かすペースを上げる。
「ふあ、ふあ、ああ……く、くる、さっきのくる……イク、イク……」
「く、あ、壱花の中、締まってきた……」
壱花の自己申告と同時に彼女の中もぎゅうぎゅうとシャルルの息子を逃がさないよう押さえつけるかのように締まっていく。それにシャルルも悲鳴を上げながら、一度勢いよく腰を下げると自分の肉棒をまるで杭を板に打ち付けるかのように壱花の中に思いっきり突き込んだ。
「イックウウウゥゥゥゥッ!!!」
「つ、ああああぁぁぁぁぁっ!!!」
壱花の甲高い嬌声と、シャルルが自らの白い欲望を壱花の中に注ぎ込むのは全くの同時だった。
「イ、イク、イク……イッてる……シャルルくぅん……」
「壱花……まだだよ。もっと色々教えてあげるからね……」
いきなりの快楽に身を任せ、股の間から白いどろりとした液体を零しながら、びくんびくんと身震いする壱花を見下ろし、シャルルは黒い笑みを見せるのであった。
「えー。なんだよ壱花、せっかくアリーナが取れたのに今日もISの練習しねーの?」
「う……うん。ごめんね、蓮君……その……シャ、シャルと部屋で、お話をしようかなって……」
アリーナが取れたから一緒に練習しようと壱花を誘いに来た蓮がつまらなそうにぶすくれ、壱花が謝罪の言葉を出す。
「ん~。ま、せっかく女子が増えたんだしな、仲良くなりてえのも当然か」
今までIS学園に女子は壱花一人であり、肩身の狭い思いをしてきたのだから突然増えた同性と交友を深めたいのも当然だろうと蓮は納得したように頷く。
「だが壱花。最近は朝のジョギングもサボってるようだし、放課後はすぐ帰っている様子で竹刀も振っていないだろう? あまり鍛錬をサボるのも考えものだ」
「う……うん。ごめんね、ソウちゃん……その……シャルとお話してると、た、楽しくって……」
今は別の部屋の総司は壱花が最近鍛錬をサボっている事をやや咎め、それにも壱花は謝罪する。
「ところで壱花さん。なんだか顔が赤いですが……汗もかいているし、具合でも悪いんですか?」
「うっ、う、ううん……そ、そんな事ないよ? し、心配かけてごめんね、セシル君……」
セシルが、妙に顔が赤く汗をかいている壱花を心配するように目を細めて声をかけるが、壱花は慌てたように首を横に振って取り繕うように笑いながら心配をかけた事を謝罪して踵を返した。
「じゃ、じゃあ私、いくね? ま、また明日……」
どこか慌てたように、彼らから距離を取るように足早に壱花は歩き出す。
その彼女のスカートの奥から、かすかな振動音が響くのに気づくものは誰もいなかった。
思いついたからやった。後悔はしていない。
というわけで、何故か続きました一片の花、一夏の夢。元々一夏×壱花ってことで花と夏をイメージしたタイトルだったけど、今回から完全にそれぞれのお話で設定が独立した、壱花ちゃんヒロインのR18小説になりますね!
まあ一片の花は壱花を示すとして、設定独立の短編連作なんだから一つのお話は一夏の夢ってことで無問題!(無理矢理)
そして今回はシャルル×壱花。ちなみに設定的にはインフィニット・フェイト第12話のラストから続くIFストーリーです。
今回のタイトルは某翻訳サイトで「12話の後のもしも」と入力してフランス語翻訳したものを載せました。自分フランス語はさっぱり分かりません。というかここフランス語の環境依存文字対応してるのか……。
一応自分でプレビュー等を使った限りでは問題なく表示されているようですが、もしも文字化けしているなどがあれば、お手数ですが感想やメッセージ等でご報告をお願いします。「e」の上に点がついた文字(発音分からない)なので、応急処置としてそこを「e」に訂正した上で訂正箇所を後書きで報告するようにします。フランス語として正しくない文章になるけれど止むを得ません。
後書き本題に戻りまして。実はシャルルは本編でもあの時点でデュノア社から「特異ケース(壱花)を力ずくでものにしてこい」って指示があったんですが、本人の良心が咎めてその指示は遂行されなかった。そして壱花に自身の正体がばれたけど受け入れられて~で本編の流れになったんですが、そこで「もしもシャルルがデュノア社からの命令に逆らえず、壱花に手を出したら」というコンセプトで生まれたのが今回のお話です。
今回はシャルルに腹黒系調教を頑張ってもらいました。そして最後から見ても分かる通り、まだまだ彼女は堕ちていきますが、それはまた別のお話。
こちらはそもそもネタがあまり思いつかないと思うし、毎回「これで終わりだろー」って思いながら書いてるので続きの保証はありません。というかはよ本編書かなきゃなーと思いながらネタがまとまらない……。
では今回はこの辺で。ご意見ご指摘ご感想はお気軽にどうぞ。それでは。