ハルが魅力的過ぎて書いてしまいました。
原作では20コマくらいしか出てない脇役ですがw
優秀な女性が下賤なDQNに汚される展開がたまんないんですわ。
デスノート ハル=リドナー
『俺、渋井丸拓男。略してシブタク、へへ…付き合ってよ、おねーさん』
如何にも薄汚い見た目をした、暴走族紛いの男が若い女に声を掛ける。
数人がかりのバイクで女を取り囲む様子はとても"ナンパ"などという生易しい言葉では収まりきらない。
「こ、困ります…」
困惑する女。
コンビニの前だというのに誰も助けに入らない。
そこへ一人の男が通り掛かった。
学生とおぼしきその男はコンビニの雑誌コーナーへと向かうと、『週刊少年ジャンプ』を開く。
自身の持ってきた黒いノートに被せて…
「困ります、だって」
「キャワイーッ!」
やかましく騒ぎ立てる男達を窓越しに見ながら、その少年は筆を走らせる。
渋井丸拓夫
渋井丸拓雄
渋井丸卓夫
渋井丸卓雄
渋伊丸拓夫
渋伊丸拓男
時計をちらと見る少年。
ノートに名前を書いてからもうすぐ40秒経つ。
「逃げた!」
「おっと、こっちはバイクだぜ」
逃げ出した女をバイクで追いかけるシブタク。
到底、女に勝ち目はない。
しかし、ノートに書いてある事が事実なら彼はもうじきに死ぬはずだ。
(さあ、どうなる!?)
7年後…
「タクさん!お疲れっす!」
暴力団の放免祝いよろしく、刑務所の前に詰めかける若者達。
刺青やピアスだらけの男達に迎えられたのは、7年前と変わらない、いやその時より酷くなった容姿の"渋井丸拓男"であった。
あれから『キラの粛清』が社会現象となり、犯罪は圧倒的に減少していった。
殺人や性犯罪を行おうものなら、即座に粛清が待っている。
おかげで怯えた犯罪者は鳴りを潜め、数字上は平和になっていく世界であった。
7年前、取るに足らない男であったこの渋井丸拓男。
しかし今では、粛清に怯えたアウトローの間ではすっかり有名な存在になっていた。
あれから彼の仲間達も大量に粛清されていった。
窃盗や性犯罪、違法薬物の所持…様々な犯罪を起こし、名前がTVや新聞に出る度に仲間達は死んでいった。
しかし、この渋井丸拓男だけは何故か生きていた。
今日は彼が5年前に起こした性犯罪の懲役が終わる日だった。
彼の存在は伝説へとなっていった。
いくら犯罪を犯しても粛清されない孤高の存在。
その人間性が小さくとも、彼の神憑ったような性質に周囲のアウトロー達は惹かれていった。
キラに裁かれる事さえ許されない、生まれながらの犯罪者。
「こちらへ」
後輩が運転する黒いマジェスタに乗せられるシブタク。
彼が出所したら会いたいという人物の元へ連れられる。
「あんたがシブタクさんかい?」
連れてこられたのは暴力団の事務所。
表向きは一般的な建設会社だが、世間体を繕ってるに過ぎない。
ましてや犯罪者が根絶されゆく時代なのだ。
大胆に ○組などとおおっぴろげにできる訳がない。
しかし、それは『キラに殺される事を恐れているから』に過ぎない。
そして、彼ら暴力団もキラの圧倒的な力に従いひれ伏す事でシノギを得ているのであった。
厳ついスキンヘッドにダブルのスーツを着た男がシブタクと向かい合って座る。
「…え、えぇ、そうですが」
流石のシブタクも暴力団関係者とはほとんど交流がない。
いわゆる"半グレ"に属する彼は犯罪を職業にするつもりはなかった。
おずおずとした様子で出されたコーヒーを啜るシブタク。
相手は至って神妙な面持ちのまま、一冊の雑誌をテーブルに広げる。
「コイツをヤってほしいんだが…」
ばさっと開かれた雑誌に載っていたのは美しい金髪の美女であった。
「ちょ、ちょっと待った!ヤるなんて…俺は殺しはやらねえよ!」
とんだお門違いだと両手を上げるシブタク。
しかし、スキンヘッドのヤクザは表情を崩さない。
「別に殺しをやってくれなんて言いませんよ…俺はただ、『ヤってほしい』って言ってんだ」
「ヤる、って…だから…」
男の意図が分からず困惑するシブタク。
しかし、美人だ。
雑誌に載っている女性、ハル=リドナーという外人らしいが無知なシブタクにさえ彼女がハリウッド女優並みの容姿をしている事は分かる。
セミロングの金髪に青い瞳、すらりとした体躯にきりりとした凛々しい面差し…
正直、出所直後にこんな股間に悪い物を置いておくなよ、と思いつつ股間を膨らませるシブタク。
「あっ」
その時、気がついた。
「ヤる、って…まさか」
ニヤリと前歯を覗かせてスキンヘッドの男が応える。
「そう、そのまさかだ」
恐らく札束が入っているであろう重たげな封筒をバン!と音を立ててテーブルに叩きつけるスキンヘッド。
「その女は、今流行りのキラに敵対する女でな?そこに書いてあるが元CIA捜査官のキレ者って訳だ」
100万円以上はあるだろう。
だがそれ以上の情報は不必要であった。
札束よりも雑誌の方を凝視するシブタク。
数百万、いやそれが数千万のかねだったとしてもこの雑誌に載っているハル=リドナーには叶うまい。
「どうもお上がその女を邪魔がってるみたいなんだよ…でも俺らとしても誰も死にたくねえ。へっへっ、そこでだ、シブタクさん。あんたの出番って訳だ」
ニヤニヤといやらしい笑みを浮かべるヤクザの男。
その頃にはシブタクの顔もいやらしく歪んでいた。
「へへへへ…ほんとに、ほんとに良いのかよぉ…?こんなイイ女をレ●プするだけで金がもらえるなんてよ…?」
「あぁ。だが、ヤるからには徹底的にヤってほしい。その女が社会復帰できなくなるくらいにまでだ。ヤり方はあんたに任せる。得意だろ?こういうの」
「大得意」
醜い出っ歯をこれでもかというほど覗かせて下卑た笑みを浮かべるシブタク。
今すぐにでもこの雑誌をトイレに持っていって溜まった精子で汚したい気分だった。
しかし、まさかその本物を汚せるだなんて…。
夢のような気分だ。
「あんたに任せる、とは言ったがそいつはエリート中のエリートだ。一対一ならあんた負けるぞ」
「分かってるって…へへへ、バレない程度に兵隊連れてきゃ良いんでしょっ?」
すっかりいつもの調子に戻るシブタク。
まさかキラに殺されない事がこんなにも素晴らしい事だとは思わなかった。
いや、ハル=リドナーほどの女を犯せるとなればどんな男でも喜んで引き受けるものではないのか。
そんな事を独白しながら札束に手を伸ばすシブタク。
「300万ある。頭金だ…相手はセキュリティばっちりの高級マンションに住んでる。勿論、カードキーはこちらで用意済みだがバレないように行動しろよ?あと奴の行動パターンも読んでる。指示はこっちで出すからそれに従ってくれ」
「へいへ~い」
札束をポケットにしまいこむと、雑誌を無断で奪うシブタク。
重要人のSPという事はやはり格闘も相当強いのだろう。
隙を突くとはいえ肉弾戦になる事を覚悟しないと…その程度の事はシブタクの脳みそでも予測できた。
まあ所詮は女。
頭数でねじ伏せて縛りあげちまえば後は…お楽しみだ。
「…うへへっ」
ハルの美しい容貌にヨダレが垂れる。
作戦決行は2日後。
出所直後にも関わらずシブタクはその2日間、オナ禁を貫いた。
『帰宅は22時。シャワールームで襲え。奴はSPKとつながってる無線を常備していて、それを外すのがシャワーを浴びてる瞬間だけだからだ』
狭いシャワールームに男三人がすし詰め状態で獲物を待ち伏せる。
三人がかりでも勝てない最悪のシチュエーションを想定して、ベッドの下やベランダにも伏兵を忍ばせているが、三人で事足りるだろう。
「うへへ…タクさん、ほんとにあのハル=リドナーをヤるのかよぉ…?」
「こないだTVで見ましたよ…ハリウッド女優並みの美人SPだって」
シャンプーやボディソープの良い匂いが充満する中で猥談に花を咲かせる男三人。
この匂いがあのハル=リドナーの匂いなのかと思うと余計興奮してきてしまう。
「ぐへへ…でも分かってるよな?この話をこぎ着けたのは俺なんだから、一番乗りは俺な?へっへっへっへっへ!!」
「ずるいぜタクさん、ちくしょお」
「あぁ~!タクさんの後で良いからあのハル=リドナーに早くぶちこみてえぜえ」
ガチャ
「おい!」
「…」
ドアの開く音に一気に声を潜める男達。
獲物が帰ってきたようだ。
ブーツを脱ぐ音に静かな足音が聞こえると、いよいよシブタク達も気配を殺す。
(ついに…この瞬間が…!!)
股間の怒張は既に限界を迎えようとしていた。
ズボンや下着に触れる度、つい暴発しそうになるのを堪えて待ち望む。
いざ本物を犯すとなったらどうなってしまうのか。
裸体に触れただけで射精してしまうのではなかろうか。
(あ~早く犯してえぜえ)
精巣がピクピクと疼き、少しでも多くの活きの良い精子を精製せんとしているのが分かる。
こんな瞬間は初めてであった。
シブタクの遺伝子がハル=リドナーの遺伝子を求めている。
手を伸ばしても届きようのない存在が急に近くに来て、手が触れそうになった瞬間、身体が覚醒しているのが分かる。
(妊娠するまで出してやるぜえ…)
シブタクの不細工な容姿や中学卒業すら危うい頭脳を記憶したDNAを積んだ精子が、今最も活発に動いていた。
帰ってきてからすぐ、ハルは洗面台に立つ。
バサッ…スルスルッ…
衣擦れの音が聞こえ、いよいよその刻がやってくる。
「…入ってきた瞬間に捕まえるぞ」
「…おう」
磨りガラス越しにハルの裸体のシルエットが映る。
(もう我慢できねえ…)
今すぐに飛び付いて犯したい。
シブタクの生殖本能は限界までに鋭敏になっていた。
ハル=リドナーを犯る、と聞いてから彼女の特集番組や特集記事を全てチェックした。
知れば知るほどますます犯したくなるような女だった。
強く、賢く、凛々しく、美しく…
『優美』という言葉が彼女のためにあると言っても過言ではないくらいの優秀さ。
まさしくエリート中のエリート。
そんな優れた存在を今から犯すというのだ。
「ハァハァ…」
吐息が漏れるのを抑えられなかった。
ギイ…
戸が開いた瞬間、彼女の足が飛んでくる。
「ぐえっ!?」
正面から抱き付こうとしたシブタクが顔面に前蹴りを浴びる。
「なっ!?」
背後にあった浴槽へ倒れかかるシブタクに呆気にとられる残りの男二人。
タオル一枚の金髪の女が目の前に現れたかと思えば、もう一人もすぐにハイキックで薙ぎ倒される。
「ぶべらっ!!?」
目にも止まらぬ速さの蹴り。
彼女の脚が長いのもあるだろう。
あっという間に足が相手の顔面にまで到達し、打撃する。
残された男一人は狼狽するだけ。
まさか気付かれていたとは思いもよらなかった。
「誰に頼まれたの?」
「ぶべっ!?」
頬を掴まれ、壁に押し付けられる男。
女に頬を潰されるように掴まれ、壁に押し付けられている様はなんとも無様だ。
「ねえ、誰に頼まれたの?」
無機質に問い詰めるハル。
怒っているのは考えるまでもなく分かる。
しかしまさかこれほどまでに強いとは思いもよらなかった。
爪が食い込むくらい強い力で頬を掴まれ、片手にも関わらず押し付けられる力が強すぎて身動きがとれない。
「ひうかあ!ひうかあ!(言うから!言うから!)」
涙目になりながらハルに離してもらうよう懇願する男。
「…」
「うごッ!」
後頭部を一度壁に叩きつけるように強かに押し付けると、その手を離す。
「誰に頼まれたの?」
無機質に、まるで機械のように同じ問いを繰り返すハル。
「うへへ…」
解放された瞬間、男は下品な笑みを浮かべながら限界までそそり勃った下半身を露出した。
「…ぐおおおおっ!!!」
すかさず股間に鋭い膝蹴りが入る。
情けなくも股間を両手で押さえながら崩れ落ちる男。
不快感を抑えきれず、顔をしかめるハル。
(ただの変態かしら…?)
男達の素人じみた様子から組織たった雰囲気は感じられなかった。
『どうした!?リドナー!応答しろ!!』
すぐそばの脱衣場に置いてある盗聴機からレスター指揮官の声が漏れる。
「…こちらリドナー。問題ありません。変質者が部屋に忍び込んでいただけです。」
『だ、大丈夫かそれは!?』
「こちらで通報するので、問題ないです」
プライベートに干渉されたくないせいか、素っ気なく会話を切り上げるハル。
倒れている男達を尻目に、すぐにスマホを取り出し110しようとしたその時だった。
「うへへっ!」
「…まだいたの?」
隠れていた男二人が現れてハルに襲い掛かる。
一人を向かってきた勢いそのままに腰投げで投げ飛ばすと、もう一人が迫ってくるのを手四つで抑える。
流石に強い捜査官といえど、力で男を圧倒できる訳ではない。
脱衣場からシャワールームへ押し込まれるハル。
長い脚を伸ばして、踏ん張ろうとした時、ふいに足が滑る。
「…きゃっ!?」
つるんと足を滑らせ、後方へ倒れ込むハル。
バランスを崩して転んだ先には先程薙ぎ倒したシブタクがいた。
「『キャッ!?』だって、キャワイーッ!!」
背後から抱き締められながら、驚いた様子を茶化されるハル。
すぐさま両手に手錠を嵌められる。
ガチャリ
「なっ!?」
一瞬の隙を突かれてしまった。
流石のハルも人海戦術には隙を見せてしまう。
鼻血を垂らして余計情けない面構えになったシブタクがニヤリと笑う。
先程、頬を掴んで半泣きにさせた男もそれを見て調子づく。
「へへへ…!」
後ろから抱き締められて身動きがとれないハルの脚をとらえると、もう一人の男とで片脚ずつ捕らえる。
これで両腕両脚拘束されたハルは完全に身動きがとれない。
「くうぅ…!離しなさいっ!」
「悔しそうだねえ~おねーさぁん」
「タクさん、運ぶぞ!」
『こちらで通報する』と言ったものの、通話先の人物、レスター指揮官の方でも通報くらいしているだろう。
このままここにいたのでは、せっかくハルを捕らえたのが台無しだ。
すぐに手配したホテルにハルを運ぶよう、5人がかりでハルが連れ出される。
「あっ…!」
力任せに連れられたホテルのベッドに投げ倒されると、シブタクが覆い被さってくる。
「ぐへへへへ!おねーさあん!今晩は楽しもうねえ!!」
見るからに下品なその男が、女優と見紛うほど美しいハルのくびれた腰の上に跨がっては勝ち誇ったように声をあげる。
両手を手錠で拘束されているせいでうまく抵抗する事ができない。
両腕をバンザイさせられるような格好でベッドにくくりつけられ拘束されると、シブタク達の独壇場になってしまう。
「おねーさんエリートなんでしょ?悔しい?俺みたいな中卒の馬鹿に捕まって」
身動きのとれないハルの上で服を脱ぎ出すシブタク。
少し腹の出た締まりの無い体が露になり、余計気分が悪くなるハル。
「ねえ、悔しい?綺麗なおねーさん」
「っ…!」
顔を近付けては首筋から頬へとぞろりと舐め上げるシブタク。
口臭がハルの鼻腔をつついて、不快感を喚起する。
こんな頭の悪そうな男に好き放題にされるなど…ハル=リドナー一生の不覚であった。
「ん~~…」
シブタクが目を瞑りながら、唇を突き出す。
正面から迫る顔。
このまま何もしなければハルの唇とシブタクの唇とが接吻してしまう。
「ペッ!」
ベチョッ、とシブタクの頬に吐きかけられたハルの唾液。
それが彼女ができうる唯一の反抗であった。
「おねーさん酷いよぉ…せっかくキスしようとしたのに唾吐いてくるなんて…」
「ギャハハハ!タクさん唾吐きかけられてやんの…」
顔に付いた唾を拭き取りながらしょんぼりと落胆したふりをするシブタクを周りで見ている取り巻きが囃し立てる。
「へへへ…生意気なおねーさんにはお仕置きしなきゃね」
ぎらりとシブタクがその出っ歯を覗かせると、それが一気に目の前に迫ってくる。
勢い余って歯と歯がぶつかってしまったほどだ。
「んむうぅ…っ!?ん゛ん゛っ…」
「んふうぅ~、んぢゅっ!ちゅぱっ…」
ハルの小さな顔を掴んで、己の唇へと引き付けるシブタク。
唇をスライドさせて、様々な方向からハルの唇を堪能する。
される側のハルからすれば臭くて不快でたまったものではない。
ましてや、普通に生きていれば歯牙にもかける事のなかったであろう、取るに足らない男に無理やりキスされているとなると。
流石にディープキスをすれば舌を噛まれると警戒したのか、それ以上はしてこなかったが、ただただ不快である。
「ちゅばっ!ちゅううううっ!」
唇を吸い上げてくるシブタク。
こんな出自だけでなく見た目も全く釣り合わない相手に蹂躙されているのが悔しくてたまらない。
汚ならしい茶髪に不細工な顔立ち、醜い出っ歯。
単純に女性として彼の容姿が不快である。
「…はぁっ!はぁっ!はぁっ」
「…はぁはぁ、ぶひひひい!どうだった?おねーさん、俺との甘~いキスは?」
5分以上にも及んだシブタクのキス地獄から解放されたハル。
ベッドのシーツに唇を押し付けて、無理やりその感覚を擦り付けようとしていた。
「…はぁ、はぁ…最低よ…う、げほっ!」
余程その"最低"の感覚だったのか、喋る度にむせてしまうハル。
その苦しそうな様子に愉悦を覚え、シブタクは優越感に浸る。
元CIA捜査官にして、悪を挫き正義に生きるその存在を、前科持ちで懲りずにまた犯罪に手を染めようとしているような自分が好きにしているという。
「うへへ…おねーさんほんと綺麗だよねぇ…女優さんみたいな顔しててさ」
馬乗りになりながら、ハルの顔をじっと正面から覗き込むシブタク。
黄ばんだ出っ歯に汚ならしい肌、卑しい光を放つ眼に締まりのない体。
潰れたような鼻の穴からは鼻毛が飛び出ているのが見えた。
「…お゛、おえっ!」
その醜い容貌を見ているだけで嘔吐感が喉に込み上げてきてしまった。
こんな男と数分間、熱いキスを交わしていたのか。
唇に残る確かな感触。
目の前に映る、どう見ても自分とは不釣り合いな男の顔。
視覚と触覚とがハルにその忘れられない事実を忘れられない事実たらしめている。
今まで抱いた事のないほど美しい女。
今まで抱かれた事のなかったほど醜い男。
その二人が合間見える時、一方的な快楽と屈辱とが生まれる。
「オッパイも綺麗だぁ…」
ハルのほっそりとした体躯を両腕で抱き締めながら、乳房を揉みしだく。
すらりと伸びた脚に自らの短い脚を絡ませ、身体を弄ぶ。
「肌もスベスベで…触ってるだけでたまんなくなってきちゃうよ~」
鼻息を荒くしながら、シブタクがおちょくってくる。
自分の身体にどうしようもないくらい興奮しているのに、それでもおちょくって主導権を握ろうとしてくるのが、ハルからしたら屈辱だった。
こんな下卑た変態男に支配されてるだなんて…
ムクムクと、ふとももに押し付けられたぺニスが急成長していくのが分かる。
おそらくシブタクはあえてそれをハルに伝えようとしているのだろう。
お前の身体にこれだけ興奮させられてんだぞ。
そして、この後何をするか、分かってるよな?
無言の圧力をかけられてるみたいだった。
時折それっぽく、腰をヘコヘコ小刻みに振ってくるのが"それ"を意識させて、ハルを一段と不快にさせる。
「おい!お前らちゃんと撮ってるよな!?」
「へい、ばっちりです」
ふいに頭を上げたシブタクの問いに、ベッドの周りにいた彼の取り巻きが答える。
何がばっちりなのか、ハルが周りを見回すと幾つものレンズが彼女の方へ光を反射させる。
「な、何…?」
「何って、見りゃ分かるでしょ?ハルちゃんっ」
ファーストネームで呼ばれた上に"ちゃん"付けされて、ぞわりと背筋に悪寒が走ってしまう。
そもそも何故この男が自分の名前を知っているのか。
やはり誰かに頼まれた、計画犯罪なのだろう。
それよりも自分達に向けられたこのビデオカメラ…
嫌な予感しかしなかった。
「ぐふふふふふっ…ハルちゃんみたいな綺麗なおねーさんのえっちな動画なんて、ネットで公開したらどうなっちゃうかなぁ~?」
「なっ…!」
思わず息を呑むハル。
「今Y●uTubeとか凄いよねえ」
ニタニタと下卑た笑みを浮かべながら、おぞましい事を喋り出すシブタク。
その表情はどことなく絶好の悪戯を思いついた子供のようだ。
しかし、その無邪気さというか、相手の事を何も思いやらない精神的な幼さがハルに恐怖をもたらす。
「そんな事をしたら貴方達なんてすぐに警察に捕まって、今度こそ二度と表に出られなくなるわ。日本の警察は優秀よ」
「今更逮捕されるとかどーでも良いんだよねぇ~。俺達は今を愉しめればそれで良いからさ」
恐怖を押し殺して言った正論に、シブタクはまさに子供じみた反論を返す。
真っ当に生きてきたハルとは見ている世界が違うのだ。
今を愉しめればそれで良い。
今後の事なんて知ったこっちゃない。
ましてや自分の快楽のために苦しみ悲しむ人達の気持ちなど。
そんな目先の悦びだけ追って生きてきた結果が今の渋井丸拓男だった。
「安心しなよ。Y●uTubeになんか流さないから」
流さない、と言うより、流せない。
世界的に視聴者を集めるそんな大きな動画サイトで直球な猥褻動画など投稿しようものならすぐに動画は削除され、身元も特定されてしまう。
では、この周りでぎらつく複数のビデオカメラは一体何なのだろうか?
正義の道に生きてきたハルにはその目的が全く分からない。
分からないからこそ、恐怖は膨らんでいく。
ハルのうっすらと割れた腹筋とぞろりと舐め上げるシブタク。
なるべく反応しないようにと感覚を押し殺すも、身体はおのずと緊張せざるをえない。
「ちゃんとおねーさんがこれからもAV女優として生きていけるようにAVにして売ってあげるからさ」
「…は?」
言ってる事の意味が分からなかった。
AV?
それがアダルトビデオの略称である事はハルにも分かる。
AV女優?
要は自らの身体を売って、それを映像として販売する事で生計を立てている女性の事だ。
それに自分がなる?
1mmたりとも考えに及ばなかった事だ。
子供の頃から勉学はできて、運動もできた。
その才が認められ、若くしてアメリカ合衆国大統領直属の諜報機関CIAの捜査官に任命された。
容姿も美しいと言われ、それは自分でも自覚せざるをえないほど。
女優になったら?などと冗談かどうかはさておき言われた事もたくさんある、だがAV女優になったら?などとは一度も言われた事はなかったし自分でもなる気など一切なかった。
気以前に、『AV女優になる』という選択肢がそもそもハル=リドナーの人生に存在しなかったのだ。
自らの身体を売るまでもなく、彼女は一人の女性として自立していたから。
それを今、目の前にいる日本人の身も心も汚い男に強制されようとしている。
前科持ちで、人の気持ちなど考えず自分の愉悦を最優先する、最低のクズ男に、身を売る事を強要されているのだ。
背はハルよりずっと低いのに顔はハルよりも明らかに大きくて、欠け落ちた歯、歪んだ顔に薄汚いヒゲを生やしたその男。
そんな男に、今陵辱されようとしているだけでなく、その映像をAVにされて男達の売り物にされようとしている。
自分の身体はそんな下卑た連中のオモチャにされようとしているのだ。
これから起こるであろう悪夢のような出来事を脳裏に浮かべた瞬間、ハルは理性など振り払って暴れる。
「嫌ぁああああああああああああああああっっっ!!!」
「おっと!すげー暴れるなぁ!」
「へへへっ!!こうやって暴れてくれた方が良いモンが撮れるんですよねぇ~」
悲鳴をあげて全力で暴れるハルとは反対に、余裕を持って対応するシブタク達。
「両手両脚抑えてよ、流石に一人じゃ無理」
「へいへ~い」
暴れるハルの四肢を周りの男達に抑えられると、流石のハルも身動きがとれなくなる。
それでも逃げんと、身体を震わせて抵抗する。
「へへへへへっ!この嫌がり方がたまんねぇなぁ~」
「そりゃそうでしょ。元CIA捜査官が無理やりAVデビューさせられるなんて…たまったもんじゃないでしょ」
「ダッハッハ!それもそうだなぁ。『元CIA捜査官が無理やりAVデビュー』…良いね、そのキャッチフレーズ、AVの表紙に載せようよ」
「アッハッハッハ!!」
四肢を抑えられながらも身を捩って抗うハルを尻目に、爆笑するシブタク達。
許せない。
こんな奴等に捕まって、身体的にも社会的にも汚されるなんて。
あってはいけない。
悪を誅すべき自分が、こんな悪魔のような連中に捕まってオモチャにされようなど。
「オレもうガマンできねーわ!一発出しちゃっていーい?」
「良いよぉ~。バッチリ撮ってやるからな」
ハルの長い脚を両腕で抱えて、押し広げるような体勢をとらせる。
いわゆる種付けプレスの体勢だ。
「い…や…」
シブタクの肥えた腹が彼女の下肢を抑え付ける。
何をされるのか悟ったハルの青い瞳が少しだけ涙で滲んだ。
これだけの大人数を相手に、腕や脚を抑えられればハルはとても抵抗できない。
意志は強くとも聡明な彼女なだけに、その力の差に歴然としたものを感じざるをえなかった。
その少しだけ弱気になった表情にシブタクの嗜虐心はよりいっそう煽られてしまう。
「さぁ~てっ、元CIA捜査官の美人なおねーさんのおま●こはどんな具合なのかなぁ~」
「嫌ぁ…っ、やめて…お願い!離してっ」
悲痛な叫びが部屋中に響き渡る。
最初に複数の男を相手に、蹴り倒していったあの強いハル=リドナーはもはやいなくなっていた。
今はその強さを消された一人の女性としてのハル=リドナーが辱められようとしているだけ。
自分の顔面にあんなにも強烈な蹴りを見舞ったあの女が、今自分の腹の下で「お願い!」だなんて許しを乞うていると思うと興奮もひとしおだ。
限界までにそそり勃った男性器が、ハルの女性器を貫かんと迫る。
「へへへへへ…」
嫌がり涙ぐむ姿があまりにも興奮を煽ったのか、すぐに挿れようとはせず徐々に腰を近付けてハルの反応を愉しむシブタク。
あまりにも興奮しすぎたせいで全身の血液が股間に集中して、意識がもやつくほどだった。
「おぉ…っ」
入り口に亀頭を当てると、もう一度だけハルの表情を見やる。
涙で潤んだその青い瞳は何度見ても素晴らしかった。
元CIA捜査官、現在は社会的脅威になっているキラに対策するSPKに唯一の女性メンバーとして所属する彼女。
頭の良さも身体的な強さも、そして意志の強さも常人離れしている。
だが、常人離れしたスペックもこんな想像だもできないような状況では役には立たなかった。
いや、役には立たなかったというよりも、一人の女性である事を逸するまでではなかったというだけだ。
つまり、こんな最悪な悪夢のような状況が悪い。
弘法も筆の誤り、猿も木から落ちる。
"ありえない"という事は"ありえない"のだ。
1から6の数字がふられたサイコロを振って7の目が出る事も、缶ジュースに天然水が入っている事も、"ありえない"事ではない。
ハルがシブタクのような下賤な男に犯される確率などかなり0に近いはず。
だが、その数字が0でない限り、"ありえない"事ではないのだ。
ズブッッッ!!ぐちゅううううううっ!!!
「おほぉおおおおおおっ!!!」
「あ゛ぁっ!!?」
二人の身体が重なった瞬間、お互いの身体が見てとれるほどびくりと緊張する。
シブタクはその瞬間、顎を上げ愉悦に甲高い声を漏らす。
ハルはその瞳を見開いたまま、しばらく意識を失ったかのように声を発さなかった。
「お゛ぉお゛お゛お゛お゛お゛お゛っほっおおおおおおおおっっっ!!!」
想像以上の快感だったのだろう。
狂ったように声をあげてメチャクチャに腰を振り始めるその姿はまるで動物だ。
シブタクの頭の中には、感覚的な快感しかなかった。
泣き叫ぶハルの様子を愉しもうなどという理性は欠片も残っていなかった。
「嫌ぁああああああああああああああああああっっっっ!!!」
ハルの頭の中にも感覚的なものしか残っていなかった。
嫌悪感と不快感という最悪の感覚しか。
今、自分の女性としての象徴が太い物で穿たれて、それがずるりずるりと何度も上下動している。
それが目の前に映る見るも醜い男の性器などとは思いたくもなかった。
「おほぉっ!!白人おま●こたまんねっ!!あっ、うほおおおおおっっ」
鍛えられたハルの身体は、今やシブタクのペニスを締め上げて快楽を提供するだけにしか役に立っていなかった。
折り畳まれた長い脚は突かれる度に宙でぴくぴくと震えて、それが二人のセックスをより情けない画へと貶めていく。
「あっ、うぅ、嫌…嫌ああああああああぁ…」
苦悶の表情を浮かべて、堤防が決壊したかの如く泣き出すハル。
その情けなくも美しい泣き顔にたかるようにカメラを向けていく周りの映像係。
実は最初、ハルがシブタク達を蹴りでなぎ倒していった時の映像も撮っていたのだ。
その強いハルと今の辱められたハルの泣き顔のコントラストは、あるのと無いのとでは売れ行きが数千本違ってくるだろう。
無論、ある方が販売本数が増えるに決まってる。
本能のままに腰を振りたくるシブタク。
パンッ、パンッ、と小気味の良い音が部屋中に響き渡る。
「お゛お゛お゛お゛お゛っ…」
あまりの快楽に悶え出すシブタク。
腰の動きも緩んでいき、限界が近い事は見てるだけで分かった。
挿入する以前から、いやこの犯行に及ぶ以前から射精したくてしたくてたまらなかったのだ。
シブタクはオナ禁を貫き、その玉袋にはハルの精神を汚すに十分な程の精液が溜まっていた。
玉袋の中の精子が今までに無いほど活発に動き回って、睾丸が異常なスピードで精子を作り出していくのが分かる。
シブタクにとってはハルなど雲の上の存在。
その雲の上の存在を犯せるなど人生に一度あるかないかだ。
本能的に、一度手にしたチャンスは逃すまいといつも以上の力を発揮するのが男の性だ。
ハル=リドナーを数少ないチャンスの中で孕ませようと、精子は玉袋を突き破らんとするくらいの勢いで動き回る。
「お゛お゛っ…出るよお?ハルちゃんのおま●こに…いっぱい、出しちゃうよお…?」
「…や、やめて…それだけは!」
シブタクの腰の動きが完全に止まり、限界を迎えたのが分かった。
それがつまりどういう事なのか、ハルは悟って暴れ出すが、もう遅かった。
ビュウウウウウウウウッッッ!!!ビュクッ!!ビュクククッ!!!ビュウウウウッ…!!
辱められた先に何があるのか、分かってはいたものの分かりたくはなかった。
AVとしてレイプされている映像を流されるのも十分おぞましい事だが、ハルにとって最も怖い事はそれではなかった。
犯罪者の子を孕まされるなど、ハルには死よりも重い事であった。
今の一発で孕むかどうかは分からない。
でも、このまま誰の助けもなく何度も何度も犯されてしまったら…別の所に連れて行かれて性奴隷のように扱われてしまう事になったら…
「嫌…嫌よぅ…」
その口からはもはや嫌悪しか出なかった。
涙で美しい顔はぐちゃぐちゃになり、元の聡明さと強さとクールさを兼ね備えた面差しは消え去っていた。
彼女が泣いている間にも解き放たれたシブタクの精は己が役目を果たさんと突き進む。
生まれながらに才能に満ち溢れ、高い知能や体力、美貌を持って生まれたハル=リドナーのDNAに、生まれながらに容姿に恵まれず幼い頃から"悪"に染まり続けてきた男のDNAが突き刺さって、新たな生命を生み出さんと一つになる。
『受精』という形で。
3ヶ月後…
元CIA捜査官にして、高田清美のボディガードを務めていたハル=リドナーの身元は未だに行方不明になったままだった。
手がかりは行方不明になる直前にハルが自宅で暴漢に襲われていたという無線の音声と、突如出回った謎の映像。
3日も経たずしてできた、いわゆるペーパーカンパニーのような形態の会社がネット上で販売し出したその映像。
その内容は、行方不明になったハル=リドナーが容疑者・渋井丸拓男(36)に凄惨な性的暴行を受けているというものだ。
映像から特定し、容疑者が渋井丸拓男である事は判明しているものの未だにハルと共に姿をくらましたままだ。
外国に逃げたとも山奥に隠れているとも色々な説が飛び交うものの、真相は闇の中。
ただ当の動画サイトには次々と、新たなハルの動画が投稿され販売されていく。
カメラの前で浣腸させられ泣きながら脱糞するハル、ナースや婦警の格好をさせられて陵辱されるハル…
分かっている事は、その闇の中から未だに彼女、ハル=リドナーは救いを求めているという事だ。
(なんで…なんで私が、こんな目に遭わなきゃいけないの…何も、何も悪い事なんてしてないのに…うぅ…っ)
「へっへっへっへっへ~!何度犯っても飽きが来ないよハルちゃんは、まだ心が折れてないのか未だにイイ顔してくれるしねっ」
「それに日本の警察も時間切れだよぉ…だって、もう産むしかないもんね、ハルちゃんと俺の子供っ」
続きとか高田清美がシブタクに犯される展開とかも書くかもしれません、気が向けば。