真っ白い壁に覆われた一室はカットの入ったダイヤモンドのように、あるいは正二十面体を横から半分に切ったように幾状にも壁が屈曲しており、一見奇抜とも奇怪ともとれる部屋のデザインが近未来的な様相を呈していた。
そんな真っ白な部屋には不似合いな、いやある意味似合っているのかもしれない、灰色で四角い、無愛想な機械が何やらボタンやスイッチを光らせて、タコの脚のようにケーブルを伸ばしている。
そのケーブルを伸ばした先に、質素なベッドで一人の少女が眠っていた。
(あれ…ここは…?)
少女がぱちりと目を開ける。
視界に広がる白一面の世界。
少女はなぜ自分がここに寝かされていたのか、把握できていなかった。
体を動かそうとすると、腕がつっかえて起き上がれない。
頭上を見上げると、自分の両腕が手錠でベッドの柱につながれている事が分かった。
捕まえる対象の手首を傷つけないためか、木製でできたその手錠は、頑なに少女の腕を離そうとしない。
(なんで私がこんな目に…?まさか…)
人様に捕まるような悪い事はしていない。
なら、なぜ自分が捕まっているのか。
心当たりが一つあった。
以前にも同じような状況にさせられた事を思い出す。
ガチャッ!と突然ドアが開く音が響く。
頭の上でその音が聞こえたかと思えば、間もなく革靴のカツカツという音がこちらへ近付いてくる。
(誰か来る…!)
得体の知れない恐怖に体を強張らせて待ち構える少女。
怖さでその音の主を確かめる事さえできない。
あっさりと少女の頭の横を通り過ぎた人影は白衣を身にまとっていた。
小太りでメガネをかけた中年の男だろうか、科学者といった風体の男はベッドの縁を掴んで、少女を舐めるように見回す。
「お目覚めですかな?ユウリィ・アートレイデさん」
ニパァと笑みを浮かべるその表情は卑劣な感情で満ちていて、直視しづらい。
メガネの奥で光る、細めた黒い瞳には熱い情欲が潜んでいた。
「な、なぜ私の名前を…?あなたは一体…?」
自分の名前を知っていた、という事はやはり自分がARMの因子適合者だという事に興味がある連中だろう。
そして、そこに興味を抱く連中といえば、「未来受胎計画」とやらを進めている枢密院の手の者に違いない。
ここでようやく思い出す。
ユウリィは自身を付け狙う枢密院直属の特務局『ブリューナク』の連中と対峙しており、その戦いに敗れて捕縛されてしまったのだ。
道中自身を救ってくれたジュード、アルノー、ラクウェルらと共に奮闘したものの敗れ、彼らを置いて自身だけ捕まってしまった。
「ぐふふっ、私が誰かって?」
ベッドの縁に掴まったまま、上体を乗り出すように顔を近付ける男。
「ユウリィちゃんは私の事覚えていないかなぁ?私は君の事をずっと覚えてたけどね」
名前すらも知らない相手に自分の事を知られている。
自分の見えない所からじっと眺められていたような、自身への一方的な執着心にぞわりと恐怖が湧き上がる。
「こうしてさぁ…拘束されてると、思い出さない?あの孤児院での日々…」
「…!?」
『孤児院』という言葉を出された瞬間、ユウリィの体が反射的にびくりと震える。
ユウリィは過去に『白い孤児院』という孤児院に入れられ、幼少期をそこで過ごしたのだ。
しかし、孤児院というのは表向きだけで、裏では引き取った子供達をARMを扱える超人兵器の開発のための実験台として利用していた議会騎士団が運営する『人工進化研究所』だったのだ。
ユウリィはそこで因子適合者としての資質を見出され、一番の成功例とされたが、そのユウリィでさえも研究者達の望んだ水準まで辿り付けず、計画は志半ばで頓挫した。
そして、『白い孤児院』は3年前に閉鎖された。
では、なぜ目の前にいる男がその事を知っているのであろうか。
その答えは容易に導き出される。
「じゃ、じゃあ、あなたは…」
目を合わせられず、声を震わせるユウリィに喜色満面の笑みを向ける男。
「そうだよ、おじさんはあそこで働いてた研究者だったんだ」
その言葉が大きな岩のようにユウリィの心を押し潰す。
男は議会騎士団お抱えの研究者だったのだ。
「愉しかったよねぇ~。ユウリィちゃんどんな実験でも耐えようとするから、おじさんもつい熱くなっちゃって、イケナイ実験なんかもしちゃったよねぇ」
「…やめて」
「一番愉しかったのはあれだなぁ、電流を流す管をユウリィちゃんの大事な所につないで…」
「もうやめてぇっ!!」
思い出される悪夢の日々。
孤児院の仲間が次々と姿をくらます悪夢を止めるべく、奮闘した先にあったものは、さらなる悪夢であった。
拷問まがいの実験に心と体が軋む日々。
友達を救う気持ちで一杯だった純真な少女に、まさか、その実験にまぎれて性的な悪戯が行われていたとは知る由もなかった。
思い出されるトラウマの日々。
ユウリィは恐怖や絶望といった感情を覚えると『ガーディアン』と呼ばれる、いわゆる負の感情の化身を呼び出してしまうのだが、今は現れる気配すらない。
「安心してよぉ、ユウリィちゃんのガーディアンはこの機会で制御してあるから」
どうやら頭の上でケーブルを伸ばしている機械がユウリィのガーディアンを封じているらしい。
「おじさんずっとユウリィちゃんに会いたかったんだよぉ…君みたいに清純で可愛らしい女の子はいないからねぇ」
腕を伸ばして、ユウリィの頬をさすってくる男。
その手から離れるように、いやいやと首を振り、縛られた体でなんとか抵抗しようとするユウリィ。
「でもここにいればまたユウリィちゃんと会えると思ったんだよねぇ。そしたら本当に会えちゃった!」
再会の感動を爆発させる男。
感極まったその声は不可思議な部屋の壁面に反響し、ユウリィの頭の中でも残響する。
「と、いうわけでぇ、今日はまた会えた事を祝って…じゃなかった、一応お仕事の一環として、ユウリィちゃんにイロんな事しちゃうもんねぇ~」
縁をまたいで、ベッドの中へ入ってくる男。
何をされるのか全く分からないユウリィは恐怖と嫌悪感で顔を歪ませ、がたがたと体を震わせる。
「そう怯えなくて大丈夫だよ。今日はおじさんが優しくしてあげるからねぇ」
覆い被さるような姿勢から、ユウリィの顔の横に両手をついて、顔と顔を面と突き合わせる男。
合わせたその視線は、こちらを見ようとせず、マリーゴールドを思わせるような橙色の瞳は涙で揺れていた。
「ぐへへ…それにしてもユウリィちゃんここ数年で随分成長したねぇ、特にこの胸なんか…」
「…!?いや、やめてっ!」
ユウリィの体に自らの体を預けるように寝そべり、両胸をさする男。
愛情をたっぷりと含ませた口ぶりは我が子を思う父親のものそのものであったが、当の我が子にはただの変態オヤジにしか見えていない。
確かに15歳とは思えない豊かな膨らみがそこにはあった。
「はぁー、はぁーっ、あの孤児院じゃこういうエッチな行為は禁止されてたからねぇ。でも今日は、エッチな事もしていいんだよ」
服越しにもその大きさが分かるようなユウリィの乳房を両手で包みこみ、優しく揉み始める男。
生臭い吐息が顔に吐きかかり、ユウリィの不快感を増幅させる。
「いや…そんな事、やめてください…離してっ」
男の揉み手は最初こそ優しく緩やかなものだったが、徐々に荒く強くなっていき、その掌中で乳房が形を歪める。
先程まではふざけた表情にセクハラ発言を繰り返す余裕を見せていた男であったが、ユウリィの乳房を揉み始めてから吐息は荒くなり、つぶらな瞳は血眼のようにユウリィの乳房に集中し、狂気的なほどの執着心を露わにした。
敏感な部分をつねり上げられるような仕打ちに、口をついて小さな悲鳴が漏れだす。
「痛っ…痛い!」
「はぁっ、はぁ、あっごめんねぇ、ユウリィちゃん。ユウリィちゃんのおっぱいが軟らかすぎるからつい強く揉んじゃった。ごめんね」
顔と顔がくっついてしまうくらい近付けて、謝る男。
その顔はユウリィを自分のモノにしたいという情欲で滲んでいた。
「優しくしてあげるからねぇ…ほぉら、もみもみ…」
「んんっ…いやぁ…」
その言葉通りに優しくユウリィの乳房を揉み始める男。
胸の真ん中で衣服を結ぶリボンを男の鼻息が揺らす。
男の欲望は乳房を揉むだけに留まらなかった。
胸を揉みながら、体を重ね合わせた姿勢から男は服越しに硬くなったペニスをユウリィの局部の辺りに擦り付ける。
当然、敏感な部分に押し当てられているので、むくむくとソレが大きくなる様は嫌でも分かってしまう。
性知識の疎いユウリィにはソレが男性器だという事までは分からなかったが。
時折、乳房を揉む事を止め、ユウリィの折れてしまいそうなほど細い腰を抱き締める。
何をするのかと思いきや、ゆっくりと腰を上下動させ、ペニスをユウリィの下半身に擦り付けているのだった。
しかし、ユウリィには何の目的で男がそんな事をしているのか理解できず、得体の知れない行為に狂気を覚える。
「あぁっ、良いよぉ…」
吐息混じりに男は悦に入った声を漏らす。
どうやらスカートがめくれ上がって、たまたまユウリィの履いている白タイツにペニスを擦り付けたのが気持ち良かったようだ。
男はスカートの裾を掴んでたくし上げて、白タイツに覆われたユウリィの下半身に性器を擦り付け出す。
「な、何をしているんですか?一体何を…?」
(何か…温かいものが、私の下半身でおっきくなって…)
それまではスカート越しだったのがタイツ越しになったのだから、当然ソレの温かさや大きさなどをより鮮明に感じられる。
男はズボンを履いたままであったが、それでも猛る情熱はユウリィのタイツの下まで通じた。
「はぁ、はぁ…ユウリィちゃんは男の人のおち○ちんとか見た事ないのかな?」
「…えっ!な、何を!?」
おち○ちんなどという卑猥な言葉を聞かされ、つい顔を赤らめてしまうユウリィ。
そんな清純さを象徴するような反応に、男の行為は一線を超えた。
「ダメだよぉ…ユウリィちゃん、そんな可愛い反応されたら…」
抱きついた姿勢で、男は何やら自身の下半身に手を回し、カチャカチャとベルトやジッパーの音を鳴らす。
ユウリィにはそれが下半身を露出しようとしている前触れだとは想像もできなかった。
「ほぉら、ユウリィちゃん、これがナニか分かるかなぁ?」
ズボンと下着を脱ぐと同時に、男はユウリィの脇の横辺りに足を置き、いわゆるヤンキー座りといった体勢で顔を跨ぐ。
どす黒い情熱に滾ったペニスが、ユウリィの目と鼻の先でぴくぴくと小さく跳ねていた。
「ひっ…うそ、でしょ…」
まるで銃口を突き付けられたかのように、その雄々しい姿に恐れを為すユウリィ。
先程おち○ちんという言葉を投げかけられ、赤くなっていた頬は潮が引くように青白くなっていく。
ペニスを直接見た事がなくとも、男の股間に付いているソレがペニスだという事は分かるらしい。
その『銃口』を嬉々とした表情でぶるぶると揺らしてみせる男。
ユウリィの鼻息がペニスを撫ぜるのが気持ち良かった。
ペニス自身も早くユウリィを感じたいのか、その鼻や口に触れてみせようと、まるで男とは別の生き物のように太く長く膨張する。
しかし、男の目論見はもっと別の所にあった。
「ぐひひっ!その顔からして、男の人のおち○ちん見るの初めてだったんでしょ?ユウリィちゃん」
ユウリィはその怯えきった表情で男の問いに答えを出してしまっているようなものだった。
ぞくぞくと背中を走る昂揚感は、ユウリィのようなまだ年端もいかぬ美少女に初めてペニスを見せる事ができたという所から来ていた。
「でも大丈夫だよぉ…いきなり酷い事はしないからねぇ」
ペニスを顔から離し、再び体を重ね合わせ、腰を両腕で抱く。
露わになったペニスがぴったりとユウリィの白タイツに包まれたふとももの辺りに押し当てられる。
そして、先程の行為の続きと言わんばかりに腰を上下動させる。
「…!?ちょっ、離してっ!」
ズボンを履いた状態と履いていない状態とではまるで感触が違う。
ユウリィも腰の上下動が始まってからすぐにそれを悟ったのか、先程とは違い明らかな不快感を帯びた声を発す。
ズボン越しだとペニスの大きさや温かさしか分からなかったが、衣類を纏わず生で押し付けられると形や硬さ、カリや血脈が浮かんでできた凹凸までもがふとももで分かってしまう。
自身に向けられた一方的な情欲をふとももに押し付けられるというアブノーマルな嗜好にユウリィは身震いする。
勿論、感触がより鮮明になったのはユウリィだけではなかった。
男は自身の体で最も敏感なペニスでユウリィの脚を感じられるのだ。
脚を包んだ白タイツはつるつるでありながらも、少しざらざらとした摩擦があり、それが絶妙な快感となって、ペニスを刺激する。
さらに、白タイツ越しにユウリィのふとももの軟らかさや温もりが伝わってくるので、ただの白タイツにペニスを擦り付けている訳ではなく、白タイツに包まれたユウリィの脚に擦り付けているという事がはっきりと意識できる。
「な、何のためにこんな事を…」
ユウリィにもこれまでされてきた行為が目の前にいる研究者の変態的な性愛によるものだと分かっていた。
しかし、この研究者の一存だけで一室を借り、大きな機械やベッドを持ち出す事などはできないはずである。
事の真相はもっと深い所にあると踏んでいた。
「はぁはぁ…何のためにって?そりゃお仕事だよ、お仕事」
仕事と言いつつも、依然として腰を上下動させ、ユウリィの美脚をペニスで堪能している男。
下半身裸で美少女に抱き付き、生身のペニスを相手の下半身に擦り付ける様はとても仕事とは思えない。
「よいしょっと」
男は自身の両脚でユウリィの片脚を抱え込むように挟んで、モモズリを愉しんでいた。
少し硬めの外側のふとももから、軟らかめの内側のふとももへペニスをずらす。
時折、股の奥にある陰部へ熱くなったペニスを押し付けるとユウリィの抵抗が一段と激しくなるのがたまらなかった。
しかし、それだけでは飽き足らず、さらなる試みへ挑戦する。
今度は片脚だけでなく、ユウリィの両脚を自身の両脚で挟み込み、ふとももとふとももの間にペニスを挟んだのだ。
今までは片脚だけに擦り付けていたのが両脚へと変わり、快感は2倍、いや圧迫される事により3倍4倍にも膨れ上がってゆく。
「はぁぁっ…気持ちいいよぉ、ユウリィちゃん」
ペニスの先端からカウパー液が分泌され、ネッチョネッチョと音を立てながらペニスが差し引きされる。
両脚で相手の両脚を挟みながら腰を上下動するのでその動きは不格好なものになり、あまり激しく腰を動かす事はできなかったが、それで十分であった。
もし、思うがままに激しく腰を動かす事ができたならば、ものの数秒で絶頂を迎えてしまっただろう。
(気持ち悪い…!)
男の快感はユウリィには伝わらない。
逆に自身のふとももを犯すペニスの不快感しか伝わってこない。
何よりも嫌だったのが自身のふとももとふとももの間にペニスを挿入し腰を振る、という行為がセックスをしているように見えるからであった。
疑似セックスをしている内に、本当にいつか処女が貫かれてしまうのではないかと、言い知れない恐怖が頭をよぎった。
カクカクと不格好に腰を振っていた男の動きがだんだんと緩やかになっていく。
一旦ぴたりと動きを止めたかと思うと、体を上反らせて深呼吸をしている。
絶頂が近い証拠であった。
しかし、ユウリィにそれを悟る事はできない。
大きく呼吸を繰り返し、迫る絶頂を耐える男の顔は、苦しげに、まるで梅干しのようにしわくちゃにしかめられ、汗水をユウリィの顔に垂らした。
「く…あぁっ!出る出る出るぅぅぅッ!イっちゃうよぉっ、ユウリィちゃぁぁん!」
「えっ?いきなり、な、何を!?」
口数も少なくなっていた男が突如として大声を上げる。
そして、ふとももの間に挟まっていたペニスはびくびくと蠕動し、ユウリィの股間やふとももへ精を吐き出した。
ビュウウッ!ビュッ!ビュッ!ビュッ!
(何か生温かい液体が脚に付いてる…まさか、これ…)
精子だとは信じたくなかった。
愛おしそうにユウリィを抱きすくめる男のペニスからは依然として生温かい精子が発射されている。
いかに清純で可憐な容姿をしているユウリィとはいえ、15歳にもなれば子供の作り方くらいは分かる。
しかし、通常は女性の膣内で発射するはずの精子を下半身に向けて発射するなど、にわかに信じ難く、下半身を精子で濡らされる現実を直視できずにいた。
「ふぅっ!気持ち良かったよ、ユウリィちゃん」
2分以上経って、ようやく射精を終えたのか、男は溜まった息をユウリィの顔に吐き出し、膝を立てる。
ネチョッと音を立てて、男がユウリィから離れていくと、お互いの下半身をつなぐように、粘りの強い精液が糸を引く。
ユウリィは顎を引いて下を見ると、自身の下半身を包む白タイツに黄ばんだ染みが浮かび上がっていた。
「うそ…まさか、本当に…」
熱を帯びたねとねとの感触に、ユウリィはそれを精子だと認める事しかできなかった。
白タイツをものともせず、直接素脚を犯す生温かさは、反対にユウリィの体を冷たくする。
「はぁはぁ…ユウリィちゃんのふとももがあまりにも気持ち良かったから、つい…出しちゃった」
未だ射精の快感に浸っているような笑みを浮かべ、べとべとになったペニスをぶらぶら揺らす男。
一度射精したのにも係わらず天に向かって反り立つ雄姿は尽きぬ欲望がまだ収まらない事を見せつけた。
「タイツ…汚れちゃったね」
下半身を汚された不快感を露わにするかのように、ふとももをもじもじさせるユウリィ。
「そのままじゃ可哀想だから、脱いじゃおっか?大丈夫だよ、おじさんが脱がせてあげるからねぇ」
すぐさま、タイツに手をかけ、引き下ろしにかかる男。
「いや!待って、やめて!私、脱ぎたくないから!」
驚きと恐怖で目を見開きながら、脚をばたばたさせて抵抗するユウリィ。
しかし、その抵抗もむなしく、いともたやすくタイツを脱がされた下半身は青いパンツを残して、纏う物を失ってしまった。
「うへへ…白タイツも良かったけど、生脚もキレイで最高だね…」
普段、白タイツで日の光に晒される事のない生脚は、透き通るように白く、つるつるだった。
男はもう一度、今度は生脚に自身のペニスを擦り付けたい思いを抑えて、上着を脱ぎ出す。
白衣とシャツを乱雑に脱ぎ捨てると、弛み切った肥満体が現れる。
胸の周りにはぼうぼうと胸毛が茂っており、ユウリィに生理的な嫌悪感を覚えさせる。
既にユウリィと性的接触をしていたせいか、珠のような汗を体中にかいていた。
全裸になった男は、今度は目線を逸らすユウリィの服に手をかける。
「へへ…おじさんがハダカになったんだから、ユウリィちゃんもハダカにならないと、フェアじゃないよね?」
「待って、それだけは…きゃあっ!」
ユウリィの願いもむなしく、おもむろに服を脱がせる男。
多少複雑なデザインになっているため、脱がすのに手間がかかっていたが、早く裸を見たい一心で力任せに脱がすと、青いブラジャーを残して、若々しい柔肌がさらけ出された。
「み、見ないでっ!!」
下着のみにさせられたユウリィの裸体は、部屋の銀光によく映えた。
普段は白タイツや露出の少ない服に阻まれて、お目にかかる機会はほぼないが、その硬いガードに守られた白むく肢体は煌びやかなほど美しく、金襴緞子の財宝のような高貴ささえ放っていた。
そして、その財宝にたかる賊のように、男は少女の肢体にむしゃぶりついた。
「ぐへへ!綺麗なハダカしてるねぇ」
「いやぁ!」
極上の獲物にありついた賊は欲望のままに動くその手を止めない。
「下着も脱がなきゃね…そらっ」
力任せにブラジャーとパンツを脱がせ、たちまちユウリィを全裸にする。
清楚で大人しい印象とは違った、豊満なバストが姿を現す。
「はぁはぁ…ついにユウリィちゃんのおっぱいとのご対面だぁ!」
年端に似合わぬ大きな乳房を前にして、歓喜に極まった声を上げる男。
ユウリィは羞恥で全身を赤く紅潮させ、なんとか裸体を隠そうと拘束された体でもがく。
「孤児院にいた時は流石におっぱいまでは見れなかったからねぇ…嬉しいよ、こうして 越しに願いが叶うなんて!」
狂気染みた笑みを浮かべて、ユウリィの乳房へ迫る。
「ずっとこうして舐めてあげたいと思ってたんだよぉ、ユウリィたんのおっぱい…」
「ひゃあっ!やめて!」
両乳を鷲掴みにしながら桜色の乳首をペロペロと舌で舐め回す。
舌の先で撫でるように薄く舐めてきたかと思えば、乳房の中に埋め込むのかと思わせるくらい局所的に強く押し込んできたり、舌のざらざらとした表面でやすりをかけるように刺激してきたり、様々な趣向を凝らして乳首を弄ぶ。
ユウリィはただただ悪寒とも快感とも似てもつかない性感に打ちひしがれた。
「はぁ、はぁ!今度は吸ってみよっか、この可愛い乳首を…」
むちゅ、ぶちゅっ!ずぞぞ…むちゅっ!ぢゅるるっ
「はあぁっ!だめっ、そんなに強く、吸わないでえっ!」
涙声になりかけているユウリィの訴えを無視して、目の前の乳首を吸いたてる事に夢中になる男。
乳首を吸い上げて引っ張って刺激するだけに留まらず、さらに口内にて舌でいじくり回され、乳首が溶けそうなほど責め立てられる。
「はぁ、はぁ…可愛い顔してるのに、結構エッチなおっぱいしてるねぇ、ユウリィたんは…おじさん、嬉しいよ」
「い…や…」
乳房をいじるのを終え、興奮しすぎてあがった息を整える男。
だらしなく開いた口からはユウリィの乳首を吸った時の唾液が漏れていた。
「ユウリィたんのおっぱいがエッチすぎるせいで、はぁっ、おじさん我慢できなくなっちゃったよ…」
「きゃっ!?」
急にユウリィの足首を掴み、それを頭の方へ押し倒す。
下半身が持ち上げられるような不自然な格好から、首をもたげて股の間へ視線を通すと、そこには男の欲棒が見えた。
「ぐへへ…もう、ナニをするのか分かるよね?ユウリィたん」
欲で血走った瞳が真っ赤にぎらつく。
「いやっ、いやだあっ!!それだけは!だめなのぉ!!」
男の責めで衰弱しきった体で、最後の力を振り絞るように暴れるユウリィ。
そんな様子を満足げに見下ろしながら、思い出したように男は喋り出す。
「そうだ、さっき仕事がどうだとか言ってたけど、要はさぁ…これが仕事なんだよねぇ」
喋りながらユウリィの膣に自身のペニスを擦り付ける男。
「ユウリィたんはARMの因子適合者だったからここに連れてこられた訳だけど、ユウリィたんほど優秀な因子適合者はなかなかいないからねぇ~。ちょっと枢密院のおじさま方から『数を殖やして来い』って言われてさ」
「それって、どういう…」
分かりたくもなかったけど、分かってしまった。
そんなふざけた、非人道的な事を指示されていたとは信じられなかったが、枢密院の連中なら考えかねない。
連中はユウリィの事をただの人形としか思っていないのだから。
「簡単な事でしょお?新たにこの世に人を一人生み出すとしたら、方法は一つ…」
ぐぐっと腰を押し出す男。
カウパー液でぬめぬめになった亀頭をユウリィの割れ目へ挿し込んでゆく。
「やだぁ!やだやだやだぁ!!そんな事、あって良いはずがぁ!」
淡い栗色の髪を振り乱し、顔中を涙で泣き濡らし、必死で暴れ回るユウリィ。
しかし、健気な抵抗も虚しく、男はずぶずぶとペニスを突き入れていく。
「く…おっ!挿れるよぉ…ユウリィたんっ」
「あぁっ、だめ!いや、待って!お願い!やめ…うあぁぁあああああああぁぁぁっ!」
ずぶっ!ぐちゅううっ!!
一気に処女膜を突き破り、ユウリィの子宮まで到達する男。
他者を受け入れる事のなかった未発達な膣壁が、搾り上げるかのように男のペニスを締め付ける。
「あああああああぁあっ!いやっそんなあああっ…」
好きでもない、面識さえもなかった中年男に処女を奪われ、泣き咽ぶユウリィ。
男は愛おしそうにユウリィのか細い体を抱きながら、無我夢中で腰を振りまくる。
「おじさん頑張ったんだよぉ…ユウリィたんがここに来るって事を信じて、頑張って枢密院に認めてもらったんだからぁ!」
ユウリィと一つになれた事に感極まって大声を上げる男。
どうやらユウリィとセックスする事を夢見て、枢密院に取り入ったようだ。
「今日は心おきなく…何発もヤっちゃうからねっ、ユウリィたん」
顔を近付けて、熱い吐息を吐きかける男。
その内に、唇が恋しくなったのか、おもむろにユウリィの唇に自身の唇を押し付ける。
「むぐっ!むぅうううっ!」
あまりにも強引で、不本意なファーストキスに一瞬驚きで目を丸くし、やがて悲しみから逃れるように瞼をつぶる。
(やべ…気持ち良すぎて、もう…イキそっ)
キスしたまでは良かったものの、キスをしながらの挿入があまりにも気持ち良すぎたのか、一瞬で絶頂まで達しかけてしまう男。
迫り来るオーガズムを抑えるべく、鼻で息を大きく吸い込むも、ユウリィの膣の気持ち良さと唇の軟らかさに負け、挿入してから1分足らずでイってしまう。
「うおおっ!!ユウリィたん!出るっ、出る出る!」
唇を離し、腰を密着させて、ペニスの先端をユウリィの子宮口に突き付ける。
「やめて!中はだめっ!お願い、私、妊娠したくないのぉ!!」
ビューッ!!ビュルッ!ビュルルルッ!ビュッビュッ!
「んああああああああああああああっ!!!」
悲痛な叫びも虚しく、ペニスから放たれた男の精子はユウリィの胎内を穢す。
先程モモズリで一度射精しているとは思えないほど、大量の白濁を子宮へ送り込む。
「はぁっ!はぁっ!はぁ…あぁっ、気持ち良かったよ、ユウリィたん」
長い射精を終えて、悦楽に溺れた笑みをユウリィへ向ける男。
しかし、まだ、ペニスの猛りと腰の動きは収まっていない。
「まだまだ終わらないからね、ユウリィたん。僕らの赤ちゃんができるまで、何度でも…」
絶望に暮れる少女の泣き顔を尻目に、男は尽きる事のない欲望をなおもぶつける。
枢密院の野望と、男の欲望が混ざり合い、ユウリィの下腹で延々ととぐろを巻き続けた。