※この作品はR-18です。

ちびまる子ちゃん入シエ小学校連続殺人事件   作:index2

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13話 毛留男再びの巻

事件発生後ある人物が出現し問題が起こるが、それは警察が到着するまでの間の話である。

ちなみに絞殺された望月は降ろされて三階トイレに安置されている。

鴨志田先生らは職員室へ戻るとほかの教職員と話し合いをしている。

 

大石先生、山田、遠藤が職員室から出ると廊下の暗がりの奥に大人ほどの大きさの人物がゆっくりと歩いてくる。

 

「だれ?」

 

三人がよく目を凝らしてみるとそれは石橋毛留男であった。

 

「ひっ」

 

山田と遠藤は嫌そうな顔をしている。

 

毛留男はのそのそとこちらへ歩いてくる。

 

「こんにちはー!」

 

彼は日が沈みかけているというのに訳の分からない挨拶でいきなり大声を上げる。

 

職員室からは鴨志田と教頭が出てきた。

 

「石橋!何をしている!」

 

「あー?」

 

石橋は訳が分からないのか、のそのそとこちらへ歩いてくると一言叫ぶ。

 

「おれのTシャツ!」

 

「は?」

 

一同は疑問になっていた。

 

そう石橋は置き忘れたTシャツを取りに来たのだ。

 

手には引きちぎったのかロープを持っていたので、鴨志田先生は彼を見るとすぐに質問をする。

 

「おまえか?おまえが望月を絞め殺したのか?」

 

「ざわざわ・・・」

 

教室からは、校長と戸川まで出てきた。

 

「まさか彼が?」

 

それに続き鴨志田先生は叫ぶんだ。

 

「石橋!お前が望月を殺害したんだろ!」

 

鴨志田がそう言うと教頭も答える。

 

「おそらくそうでしょうな!とりあえず彼を逮捕しなければ警察到着までに新たな事件を起こされても困りますぞ」

 

鴨志田と教頭は石橋を取り押さえ手に持ってるロープを使用して彼を縛り上げた。

 

「はなせえええ!うがあああねばだ!」

 

教諭らから疑われた石橋毛留男は体育教師の鴨志田らを含む複数の教師に取り押さえられた。

 

毛留男は激しく暴れるが大人四人がかりはさすがにかなわないのかロープで縛られる。

 

「ママに言うよおおおおっ!いいつけるよおおお!」

 

石橋が取り押さえ激しく叫んでいるすきに大石と女子生徒たちは新聞部へとむかった。

 

 

新聞部

 

 

時間は少し戻るが、新聞部ではまる子らがスクエアを行っていた。

 

「野口さん準備できたよ」

 

暗い暗室の中でまる子は野口に声をかける。

 

まる子、野口、みぎわ、前田の四人は暗室の四隅に立っている。

 

「じゃ始めるよ!」

 

野口はそう言うとスタスタとまる子の方へ歩き始める。

 

スクエアとは暗い暗室の四隅に四人で立って壁伝いに反時計回りに移動する遊びである。

 

「最後の人は誰もいないので角を曲がって一番目の人にタッチして!」

 

野口はそう言うとみぎわの肩を触る。

 

「あっ私の番ね!」

 

みぎわはそう言うとスタスタと前田の方へ歩き始める。

 

しばらくするとみぎわは前田の肩を触る。

 

「次は私ね!」

 

前田はそう言うとまる子の方へと歩き始める。

 

「はいさくらさん次はあなたよ」

 

まる子の肩を触るとまる子は野口がいた地点へと歩き始める。

 

「なんか怖いね突き当りに何かいたらどうしよう」

 

「怖いこと言わないでよ」

 

前田の声が後ろから聞こえる。

 

突き当りに行くともちろん誰もいない。

 

そのまま彼女は野口がいる方へと歩き始める。

 

「野口さんほんとにこんなので幽霊出るの?」

 

まる子はそう野口に言うと野口はぼそりとつぶやいた。

 

「さくらさん集中して」

 

まる子は野口を触ると野口はみぎわの方へと歩き始める。

 

 

数分後

 

 

どれくらいの時間がたったのかすでに何週もしているが5人目は現れない。

 

「ちょっと野口さん何も現れないわよ!」

 

みぎわは大声を上げながら歩き続ける。

 

「しーっ」

 

野口は一同に黙るようにしーっという声をかける。

 

その時である。

 

ガチャガチャガチャガチャ

 

新聞部のドアノブをひねるような音が暗室に鳴り響いた。

 

「きゃっ何々!」

 

「誰か来たみたい」

 

「山田さんたちかも」

 

「そうかも」

 

ざわざわ・・・。

 

ぎーっとドアが開くと大石先生と山田、遠藤が入ってきた。

 

「どうやら無事みたいね」

 

山田は胸をなでおろす。

 

「みんな聞いて事件よ」

 

大石先生はそう言うとスクエアをやってる暗室の電気をつける。

 

カチッ

 

電気がついた暗室には四人の生徒が立っていた。

 

「どうしたんですか先生!」

 

前田はそう言うと先生に駆け寄る。

 

そのあとにまる子、みぎわが続いて駆け寄る。

 

先生が望月について話そうとした瞬間野口が口を開いた。

 

「望月死んだね?」

 

「えっ?」

 

大石先生は急に慌てる。

 

「どうしてそれを?」

 

山田は嫌な顔をして野口を見る。

 

「望月さんの気が感じられない」

 

野口はそう言うとお札を見せる。

 

それはまる子ら全員に渡した野口のお手製のお札である。

 

「あそれ!」

 

遠藤はそう言うとお札を取り出し、それに続き山田もお札を見せる。

 

どうやら野口は全員にお札を渡していたようである。

 

「お札を見せて!」

 

野口がそう言うとまる子、前田、みぎわはお札を野口に見せる。

 

野口はそのお札を回収する。

 

「一枚足りない望月のがない」

 

そう言うと野口はにやりと笑う。

 

新聞部には嫌な雰囲気が漂い始めた。

 

「とにかくあなたたち全員に事情を聴きますので職員室まで来てもらいますよ!」

 

大石に連れられて一同は新聞部を後にした。

 

 

後半へつづく

 

 

職員室にまる子らが到着すると警察官と思われる人と背広を着た刑事が二名職員室で校長らと話していた。校長は刑事に毛留男について話している。

 

「刑事さん犯人はやはり毛留男君ですか!」

 

「落ち着いてくださいまだそうだと決まったわけじゃありませんよ」

 

調子のよさそうな刑事はそう答える。

 

「喪黒警部!どう思いますか今回の事件」

 

喪黒は前回の事件から昇進して警部になっていた。

 

「そうですねぇ」

 

喪黒は何か考え事をする。

 

「害者を見た感じだと変質者による犯行だと思うんですが!」

 

調子のよさそうな刑事はそう言うと手帳を取り出す。

 

「やはりそうなんですか!近くに変質者が?」

 

校長はそう言うと調子のよさそうな刑事に詰め寄る。その瞬間である。喪黒は今回の事件に関する推測について話し始める。

 

「いや宇佐ちゃんこの事件は私の感では変質者ではないと思いますよ」

 

「へっ?どういうことっすか?」

 

「害者の状況を察すると変質者とは思えないんですよ」

 

「刑事さんそれはいったい!」

 

刑事の感なのか彼は推理論を展開し始める。

 

「犯行現場を調べてる最中ですが変質者の犯行なら大体証拠を残している場合が多いんですよ!」

 

「そうっすよね!」

 

宇佐美はハッとして相づちをうつ。

 

「変質者なら何らかの体液を現場に残しているはずなので鑑識の調べですぐにわかるはずですそれに・・・」

 

「それになんでしょうか?」

 

校長はその間に疑問を感じる。

 

「害者に暴行された形跡がないんです!ちなみに害者への危害が絞殺後に鋭利なもので切られているだけです。」

 

「そっすよねそれがどうしたんですかw」

 

宇佐美は間抜けな相づちを打ち続けながらメモを取る。

 

「変質者による犯行ならいずれにせよ暴行または姦淫を行うはずですがその形跡がない」

 

「たしかに」

 

「つまり明確な殺意をもって犯行が行われた可能性が高いというわけです!」

 

「えええっそうなんっすか!じゃあなんで被害者の衣服は切り裂かれてバケツの中に入ってたんですか?」

 

宇佐美は喪黒の話を聞きながらメモを取り始める。

 

「それは変質者による犯行に見せかけるとか、証拠を隠滅するのが目的だったかのどちらかです!まあ鑑識からの調べでその辺はすぐにわかるでしょう」

 

喪黒はそれを言い終わるとタバコに火をつける。

 

「ふうーっ」

 

「校長先生子供たちに事情聴取をしても良いですか?」

 

喪黒はそう言うと生徒らを呼びつける。

 

どうやら毛留男はすでに警察署に連行されたのか姿がない。

 

まる子らは刑事に呼ばれると事情を話し始める。

 

「えー皆さんは今日何をしていたんですか?」

 

喪黒はそう言うと一同を見渡す。

 

「霊を呼び出す方法を試していた!」

 

急に野口が堂々とした態度で喪黒に話し始める。

 

「ちょ野口さん!」

 

まる子はそれに反応するが、それにはお構いなしで野口はべらべらと事情を話し始めたのであった。

 

 

次回へつづく




石橋毛留男は取り押さえられ警察に連行されたが本当に彼が事件に関わっているのかはふめいである。

少女連続行方不明事件で近隣住民の間では治安の悪化がうわさされ警察も対応に追われていた。
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