※この作品はR-18です。

ちびまる子ちゃん入シエ小学校連続殺人事件   作:index2

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一連の不幸な事件や事故が続き学校の生徒たちの間では根も葉もない噂が飛び交い独自に推理するなどの探偵ごっこが流行り始めた。


15話 錯綜する噂の巻

翌朝の入江小学校は平穏を取り戻していた。望月が殺害されたトイレはその陰惨な事件があったようには見えないよう址形もなく消え去っていた。ちなみに今回の事件の容疑者として、警察に保護されていた石橋毛留男は、その日の夜に父親の代議士から圧力を受けそれを忖度した警察は彼を釈放したのである。

 

まる子「今日は寒いねぇ」

 

たまえ「そうだね」

 

まる子「昨日さ望月さんが殺された事件知ってる?」

 

たまえ「えっそうなの新聞には載ってなかったみたいだけど」

 

まる子「大きい声じゃ言えないんだけどたぶん犯人は石橋だよあたしゃ学校が終わったら探索に行こうと思ってるんだよ」

 

たまえ「なんか怖いけど面白そうだねぇ」

 

二人は、寒さをこらえながら昨日の事件について話しながら校門から学校の敷地内に入る。

 

長山くん「あ桜さん穂波さんおはようございます」

 

妹「おはようございます」

 

メガネをかけた長山兄妹である。

 

まる子「あ長山君とこはるちゃんおはよう」

 

たまえ「おはよう」

 

まばらな登校者たちのなかで、彼らはあいさつを交わし校舎へと向かう。その校舎の入り口に何やら大きな人物がランドセルを背負って立っていた。

 

石橋「おはようございまーす」

 

毛留男は大声で校舎に入る生徒たちに挨拶をしている。まる子の後ろから姉のさきこがまる子に話しかける。

 

さきこ「まる子なにあれ」

 

まる子「げっおねえちゃん居たの?あれはね・・・」

 

さきこ「げっとは何よまずいことでも聞いたかしら?」

 

たまえ「あまるちゃんのお姉さん彼は石橋君だよ」

 

さきこ「石橋?」

 

まる子「ちょっお姉ちゃん昨日話した容疑者だよ」

 

さきこ「えっそうなの確かに怪しいわね」

 

さきこは、驚いたかのように反応するとまる子ら後ろから校舎に入ることにした。まる子らの前には、永山兄妹が歩いている。

 

毛留男「おはようございまーす」

 

長山らが、校舎に入ろうとしたとき耳をつんざくような大声で毛留男が挨拶をする。

 

長山「ああ毛留男君おはよう」

 

長山が挨拶をするが、妹は毛留男が怖いのか長山にしがみついている。

 

毛留男「あああっ」

 

毛留男は、こはるを見ると何かを思いついたのか彼女につかみかかろうとする。

 

まる子「ちょ石橋あんた何するのさ!」

 

こはる「いやーこないで」

 

毛留男「あいさつしろおおおおおおおおおおおおおおお」

 

彼は叫びながら長山の妹につかみかかろうとする。

 

長山「やめろ!」

 

長山は彼の前に立ちはだかるが、体格差を覆すことができない。

 

たまえ「きゃあああああ人殺し」

 

とっさにたまえは叫んでしまった。

 

まる子「あんたそうやって昨日望月さんを・・・」

 

まる子がそう言いかけたとき長山が、勢いよくふき飛び地べたにたたきつけられる。

 

長山「うううっちくしょう腕が」

 

脱臼したのか彼の腕はあり得ない方向に曲がっていた。

 

毛留男はそのままニヤニヤと笑いながらこはるに忍び寄る。

 

毛留男「あいさつしないわるいこ!ぐへへ」

 

その時であったまる子の姉が叫ぶ。

 

さきこ「まる子どきなさい」

 

まる子「えっお姉ちゃん!!」

 

さきこは、まる子の横から傘を開いて毛留男に体当たりをする。バランスを崩したのか毛留男は勢いよく倒れる。

 

ドタッ

 

乾いた音が校舎入り口で鳴り響いた。

 

 

数秒後

 

 

騒ぎを聞きつけた鴨志田先生と教頭先生が現場に駆け付ける。

 

「石橋またお前か今度こそ豚箱に入ってもらうぞ!」

 

鴨志田はそう言うと教頭と共に暴れる石橋を抑え込むとロープで彼を縛り上げた。

 

鴨志田「お前たち大丈夫か?」

 

鴨志田はまる子らを見る。

 

まる子「大丈夫だけど長山が!」

 

教頭「長山君今すぐ救急車を呼ぶから大丈夫かね?」

 

長山「こはるは?」

 

こはる「おにいちゃん」

 

こはるは彼を見ながら泣いている。

 

長山「よかったこはるが、無事で本当によかったううっ」

 

長山はそう言うと気が緩んだのか?あまりの痛さに気を失ってしまった。幸いなことに頭部への外傷はなく整形外科に入院することになる。

 

 

後半へつづく

 

 

まる子らが教室に入ると例の噂がすでに蔓延していた。

 

「ねえ聞いた?望月さんが花子さんに殺されたんですって」

 

「犯人は変質者だってさまだ捕まってないらしいけど」

 

一方で男子生徒も騒いでいる。

 

「なあ聞いたか?ブー太郎!俺は犯人はこの中にいると思う!」

 

「ブヒヒヒはまじは漫画の読み過ぎだブー」

 

「昨日じいちゃんテレビを見ながら言ってたんだ犯人はこの中にいるって!」

 

それを聞いたほかの男子生徒は茶化すように笑い始める。

 

「こわいこわいおいらこわいじょぉおおあはっははこの中に犯人がいたら次殺されるのは誰だじょ?教えておくれよ」

 

山田はそう言うとはまじに質問する。

 

「これから調べるんだよ放課後事情聴取をしようぜ」

 

「おいらもやるブー」

 

「おれもやるじょーアハハ」

 

クラスには異様な雰囲気が漂っている。

 

まる子「やけに盛り上がってるね」

 

たまえ「そうだねさっきのことは黙っておいたほうがいいかもねw」

 

まる子らはそう言いながら教室へ入り席へ着くすでに昨日の当事者らもクラスにいたがそれぞれうつむいている。

 

「ねえねえ野口さん犯人は誰だじょこっくりさんで調べておくれよ」

 

「こっくりさんはやらないよククク」

 

野口は山田に不敵な笑みを浮かべている。

 

まる子の内心では、昨日の事件について野口がべらべらとしゃべるのではないかとひやひやしていた。

 

「犯人は花子さんだよ」

 

野口はぼそりとつぶやくが、それに対してみぎわ花子が振り向いた。

 

「ちょ野口さん根も葉もないこと言わないで!」

 

「アハハ犯人はみぎわさんだじょー」

 

「まじかー」

 

男子たちはみぎわを見て笑う。

 

「違うみぎわ花子じゃなくて花子さんだよ」

 

野口はそう叫ぶと紙の切れ端を一同に見せつける。

 

「それは望月さんの本」

 

今まで黙っていた山田のぞみであったが、それを見るなり急に反応を示した。

 

「そうこれはオカルト本の破れたページここに願いをかなえてくれる花子さんの呼び出し方が書かれている」

 

野口はそう言い、メガネをかけると早朝のまばらな人数しかいない教室で断言し、その内容を話し始める。

 

「花子さんを呼び出す方法は4:44分44秒にこの学校の教室のトイレで花子さんを呼び出すこの時一階から三階のトイレで同時刻に同じ儀式を行う」

 

「それ三人必要だじょ望月だけじゃできないじょ」

 

野口は山田を無視しつつその手書きのようなノートのようなオカルト本の切れ端に書かれてる内容の話を続ける。

 

「その三か所のどれか一つから花子さんは召喚され供物を求めさまよう」

 

「もうやめて」

 

山田はそう言うと耳をふさぐ、遠藤は聞き覚えがあるのかその話を野口がすると震えはじめた。

 

「1供物を校内の水に流すべし2供物を校内の水に沈めるべし3供物を校内の水にじゅんかんさせるべし」

 

野口はそれを言い終わると震える手でメガネを外す。

 

「ちくしょうめぇ」

 

野口はそう言うと紙きれを机にたたきつけたがそれ以上何も言わなくなった。

 

「ちょっ野口さん驚かさないでよ」

 

城ケ崎らが野口をにらむまる子はそーっと野口の持っていた紙を取ると続きを読んだ。

 

「この義により校舎に注ぎ込まれたエネルギーによって願いが叶うのである?野口さんこれどうやって花子さんにお願いするの?」

 

「前のページにこの儀式の前半部分があるはずだけど私はしーらないしーらないククク」

 

野口は着席すると本を読み始めた。

 

「なーんだどうせただのがせねただよ」

 

「そーだブーゥそんなのいてたまるかよブヒィ」

 

クラスの男子生徒たちは飽きたのか席につき始めるがその瞬間であった。

 

「うわぁああ」

 

「どうしたんだ藤木君」

 

永沢がそう言うとすりガラスに目を凝らす。

 

藤木は教室廊下側のすりガラスを指さし叫んだ。

 

「なんかいる」

 

廊下側のすりガラスには何か赤黒い人影がゆらゆらと揺れながら立っていた。それはちょうどまる子と同じくらいの小学生であろうかゆっくりと歩きながら教室の入り口の方へ移動する。

 

「閉めろ!」

 

大野がそう言うと杉山は入り口に鍵をかける。

 

ガタガタガタガタ

 

扉が音をたてる。

 

バンバン

 

どうやら扉の向こうの人物は扉をたたいているようである。

 

「ひいいい」

 

藤木は怯えながら後ずさる。一同には緊張が走るまる子らの教室は技術棟の特殊学級に移動しておりこのクラス以外に生徒はいないはずであった。

 

「ペタペタペタペタ」

 

どうやらはだしのようであるその赤黒い人影はあきらめたのか普通校舎のある方へ走り去っていった。

 

「なんだよあれいったいどうなってるんだよ花子さんなんていないんじゃねーのか!」

 

はまじはそう言うと握りしめた箒を片付ける。

 

たまえ「まるちゃんなんだろうね今のもしかして花子さんとか?」

 

まる子「うーんわかんないだけどもしかしたらほかのクラスの生徒かも!」

 

とぼけたように答えるまる子であったが内心ではびくびくしていた。昨日おこった花子さん事件をなぞるかのように不可解なものが現れて彼女も今回ばかりはさすがに動揺していたのであった。




誤字脱字あったらすまん次回に続く
正直第二部は前菜的なものなので早く終わらせて
さらにエスカレートした第三部と第四部と第五部書きたいですねw
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