※この作品はR-18です。

ちびまる子ちゃん入シエ小学校連続殺人事件   作:index2

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山根の死後入江小学校では、ある遊びが流行り始めたという。
その遊びの名前はこっくりさん・・・


2話 こっくりさんの巻

学芸会一週間前ごろからまる子の通う小学校ではあるうわさが流行り始めた。

 

午後の教室ホームルーム終了後のことである。

 

噂話をしているのは、内田恵子と横田頼枝ら数名の女子である。

 

「ねえ知ってる?こっくりさんで山根君の霊を呼び出せるらしいわ」

 

内田はそう言うと周囲の女子にこっくりさんのやり方について質問するが、そのおまじないがわかる人がいるはずもなくまる子たちにも話が回ってきた。

 

「さくらさんはこっくりさんについて知ってる?」

 

「なにそれわからないたまちゃんは知ってる?」

 

「ごめん私も知らない」

 

たまえは両手を合わせて内田を拝む。

 

とっさにまる子は教室の隅の方を見る。

 

「あっ!」

 

とっさに大声を上げるまる子である。

 

「どうしたの?」

 

内田と横田らとほか数名の女子がまる子を見る。

 

「ちょっと野口さーん!」

 

そういうとまる子は野口さんに声をかける。

 

野口とはお笑い好きだが根暗で陰険な顔をしたクラスメイトである。

 

「ん?さくらさんなに?」

 

野口はぼそぼそと話す。

 

「ねえ野口さんはこっくりさんのやり方しってる?」

 

野口はうなずくと薄気味悪い笑みを浮かべる。

 

「しってるよ」

 

一同はその反応に霊能力者を見つけたような顔をしながら野口に群がる。

 

「教えてどうやるのよ!」

 

野口はまる子に耳打ちをしながら話し始める。

 

こっくりさんのやり方を説明されたまる子はたまえの助力で画用紙に、こっくりさんを呼び出すための方法を書き始めた。

 

「ねえだれか十円持ってる?」

 

まる子はそういうと教室にいる生徒たちを見渡す。

 

「おいらがもってるじょゲハッハハァ!」

 

真っ先に手を挙げたのは山田である。

 

まる子は彼に事情を説明すると十円玉を借りることにした。

 

「ちゃんとかえしておくれよ」

 

山田はそういうとこっくりさんを傍観し始めた。

 

話を遮るようにあの方が姿を現す。

 

花輪である。

 

「ヘーイマドモアゼル君たちは何をしているんだい?」

 

そういうと彼はこっくりさんについてまる子に聞き始めた。

 

「あ花輪君こっくりさんっていうのはかくかくしかじかで!」

 

花輪は画用紙を見ると状況がわかったのかすぐに得意げに話し始めた。

 

「なるほどそれはウィジャボードだねニューヨークで父と遊んだことがあるよw」

 

「キャー花輪君すごーい」

 

クラスの女子は花輪が外国に行ったという話を聞こうと彼に群がる。

 

残った5人と山田はこっくりさんに参加した。

 

遠くの方では永沢と藤木が女子に囲まれている花輪を見つめる。

 

「なあ藤木君!」

 

「なんだい?永沢君」

 

「君はお金持ちの花輪君がうらやましいと思ったことがあるかい?」

 

「それはもちろんあるよ」

 

「ふん!君はほんとにくだらないね!お金なんて自分の力で勝ち取らなければ何の意味もない」

 

「つまり花輪君が威張っていられるのは、親が金持ちで運がいいだけに過ぎないってことさ!」

 

「卑怯な君には到底理解できないだろうけどね!」

 

永沢は捨てセリフを吐いたあと、ランドセルを背負い教室を出ていく、そのあとを藤木が追いかける。

 

「あっ待ってよ永沢君!」

 

その後、教室ではこっくりさんを始めるグループと花輪に群がるグループができていた。

 

 

後半へつづく

 

 

教室内ではこっくりさんが行われていた。

 

参加者は、まる子を含めて五人だが、なぜか山田が途中から参加しようとしてきた。

 

「おいらもまじぇておくれよー」

 

山田は人差し指を十円玉に乗せる。

 

「しょうがない奴だな山田は!」

 

まる子はそういうとほかの人に謝る。

 

結局6人でやることになった。

 

野口さんがこっくりさんを呼び出す呪文を知っているらしい。

 

「じゃあ呼ぶよ」

 

野口はそういうと普段にも増して真剣なかおつきになっていた。

 

こっくりさん降霊術の参加者は女子5人と男子1人で行われる。

 

 

-参加者名-

 

さくらまる子、穂波たまえ、野口笑子、内田恵子、横田頼枝、山田笑太

 

 

野口さんは、何やら詠唱していた。どうやら祝詞のようであるが、こっくりさん参加者には何のことだかさっぱり不明である。

 

「ねえ野口さんほんとにこのやり方で合ってるの?」

 

まる子はそういうと野口をにらむが、彼女は詠唱を続ける。

 

まる子のことは無視するかのように祝詞を唱える。

 

「いなりのはちれいごこおのしんのひかりのたまなれば・・・」

 

野口の詠唱が終わると十円玉が小刻みに震えはじめる。

 

「うわっ」

 

「なにこれ気持ち悪い」

 

内田と横田はびっくりしている。

 

「十円から手を離すな」

 

野口はそういうとなにやらまた唱え始めた。

 

「かしこみかしこみもまをさくそなたきつねか?そなたきつねか?」

 

十円玉は、はいと書かれた文字へゆっくりと移動する。

 

「そなたをここにおよびもうしたゆえは山根というものについてききたいことがあるからだ」

 

野口はそういうとこっくりさんに話を詰め寄る。

 

「山根はなぜいのちをたった?じさつか?」

 

十円玉は迷わずいいえの方へ動き止まる。

 

それを見たまる子はびっくりした。

 

そうミマツ屋の情報と違うからだ!

 

まる子の動揺にかまうことなく野口はこっくりさんと話を続ける。

 

「ころされたのだなころされたのだなだれにころされたのだな?」

 

隣ではその光景を見ながら山田がニタニタと笑っている。

 

「もうやめたい」

 

たまえはぼそりとつぶやいた。

 

野口はたまえを見ると指を立てる。

 

「しーっ」

 

こっくりさんは動き始めた。

 

「こ ろ さ れ た」

 

そのあとさらに驚愕の内容を十円玉はなぞり始めた。

 

「は ん に ん は ち か く に い る」

 

野口はすかさず答える。

 

「きつねよそのひとはひまどちらにおられん」

 

野口の問いかけにこっくりさんは答える。

 

「ろ う か に い る」

 

その瞬間一同に激震が走る。

 

確かに廊下に誰かの人影がいるのである。教室の皆が気付くとその人影はさっと走っていき、きえさったのである。

 

教室には不穏な空気が流れる。

 

「ざわざわ・・・」

 

「ざわざわ・・・」

 

「いや!もう無理!」

 

内田は指を十円玉から離す。

 

十円玉は不規則に動き始める。

 

「かしこみかしこみもまをさくとりいにおもどりもうしたまう」

 

しかし十円は鳥居に戻ろうとせず平仮名の上をなぞり始めた。

 

「ゆ び は な せ し も の へ し を あ た え ん」

 

「いやぁあああ」

 

内田は叫ぶと謝り始める。

 

「ごめんなさいごめんなさい」

 

野口はそれにも気を留めず、さらに質問をする。

 

「なぜしぬ?どのようにしぬ?」

 

「ちょっとやめてよ」

 

内田はそういうと野口につかみかかる。十円玉はさらさらと動くと新たな言葉を示す。

 

「ひ と の お ん ね ん に よ り て」

 

内田は野口の手をつかむとそれを引きはがす。

 

すると勢いよく十円玉が飛ぶ

 

びゅっ!

 

「ああおいらの十円がああああ」

 

十円玉は内田の額にガツンとあたると地べたに転がる。

 

「痛いっ」

 

その衝撃で内田はバランスを崩したのか、転倒して机の角に頭をぶつける。

 

「ぎゃあああああああ」

 

断末魔の叫びである。

 

教室に緊張が走る。

 

どたどたどたどた!

 

騒ぎを聞きつけた戸川先生が教室に入ってきた。

 

「皆さんどうしたんですか?」

 

「あ先生内田さんが・・・」

 

「それはまずいすぐに救急車を呼ばなくては!」

 

先生は職員室へ向かう。

 

「おいらの十円あったじょーがはははは」

 

午後の教室に山田の笑い声が響き渡る。

 

彼の笑い声を聞きながら一同は青ざめていた。

 

戸川先生は、こっくりさんをやっていた五人に事情を聴いて回る。

 

「山根君は殺されたんだじょーアハハハハ」

 

「野口さんは何かわかりますか?」

 

先生は野口さんを見つめる。

 

「いえやしないいえやしないよククッ」

 

野口はニヒルな笑みを浮かべて笑いをこらえる。

 

「君たち何がおかしいんだ!職員室まで来なさい」

 

戸川はそういうと二人を職員室へ連れて行った。

 

 

その後

 

 

救急車は到着し内田さんは病院に運び込まれた。

 

安否は不明である。

 

教室に残っていた全員は帰宅させられた。

 

翌日から学芸会の準備があるというのに・・・。

 

まる子はそう思いながらある店へと向かう。

 

その店の名はミマツ屋であった。

 

「まるちゃんいらっしゃーい」

 

ミマツ屋は機嫌よくまる子を迎え入れる。

 

「おじさん!山根は自殺じゃないよ殺されたんだよ」

 

まる子はしんみりとした顔でミマツ屋に今日の出来事を話し始める。

 

こっくりさんの事故で、内田さんが病院に運び込まれたこともすべて話した。

 

「なるほどね!でもねまるちゃんそれは不幸な事故だこっくりさんなんていない」

 

ミマツ屋はそう断言するとまる子に飴を渡す。

 

「今日はもう帰りなさい」

 

「わかったきょうはもうかえるね」

 

まる子はいつも以上にやさしいミマツ屋に不信感を感じながらもミマツ屋を後にした。

 

 

帰宅

 

 

「ただいまー」

 

家に帰った後のまる子の第一声は、このただいまーである。この声を聞いた瞬間に母親と友蔵が駆け寄ってきた。

 

「まる子!学校から連絡があったよ!ほんとに心配したんだよ」

 

母親はまる子を抱きしめた後居間に連れていった。

 

そのあとをゆらゆらと友蔵が追いかける。

 

「おかあさん、おじいちゃん、ごめんこっくりさんをやったんだ!」

 

それを聞くと母親はため息を漏らす。

 

「そんな遊び二度とするんじゃないよ」

 

「そうじゃわしも心配で死にそうだったんじゃ」

 

その言葉を聞いた後まる子は母親を見る。

 

「内田さんは?」

 

「ああ内田さんね今昏睡状態なのよ今夜が山らしいわ」

 

それを聞くとまる子は立ち上がり部屋へと向かう。

 

「まる子変ねどうしちゃったのかしら」

 

その途中でミマツ屋から貰った飴を口の中に入れた。

 

 

翌日(cパート)

 

 

学芸会の準備が入江小学校で行われ始めた。

 

劇で使う衣装を作るものや練習をする者たちがいる中でさぼっているものもいる。

 

その中の一人がそう山田である。

 

彼はなぜか黒い袋を被って遊んでいる。

 

「死神だじょ~」

 

彼の手には十円が握られている。

 

彼と同じくさぼっている関口と佐々木に山田は声をかける。

 

「ふたりともーおいらと一緒にこっくりさんをやるじょ」

 

「なんだようるせえなあ」

 

佐々木はそういうと拒否する。

 

「いいねやろうぜw」

 

関口は調子に乗ってしまった。彼のいじめのターゲットが山田に変更された瞬間である。

 

「おいらにはこっくりさんがついてるんだじょ」

 

そういうと紙の上に十円玉を置き指を置いた。

 

「だっせえそんなもん本気で信じてるのか?」

 

佐々木がそういうと関口は指をこっくりさんの上に置いた。

 

その瞬間十円が小刻みに動き始めた。

 

山田がいきなり質問を始める。

 

「山根君を殺したのは誰だじょ!」

 

そういうと十円が平仮名をなぞる。

 

「せ き ぐ ち さ ま」

 

その言葉を見た瞬間関口は手を放す。

 

そういうと山田に怒声を浴びせる。

 

「おい山田おまえ動かしただろ?」

 

「なんのことだじょーおいらはしらないじょーだははは」

 

山田は狂ったように笑い始めた。

 

山田はこっくりさんを続ける。

 

「こっくりさーん次は誰がしぬんだじょ教えておくれよ」

 

そういうと山田の指が乗った十円がさらさらと動き始める。

 

「さ さ き」

 

ガンッ

 

途中で佐々木が、山田を殴ると指が止まった。

 

「おい関口やっぱりこいつおかしいぜもう行こう」

 

佐々木はすぐにでもその場を立ち去りたい気分であった。

 

「なんだ佐々木おまえ山田のいたずらにビビってるのか?」

 

「ちがう」

 

佐々木はそういうとこっくりさんの紙を丸めるとゴミ箱へ投げた。

 

「とりあえず慰謝料としてこの十円は貰っていくぞ」

 

関口はそういうと十円を山田から取り上げた。

 

「あーおいらのじゅうえんがあああ」

 

関口と佐々木は逃げるように山田から遠ざかっていくその後ろでは山田がゲラゲラと笑いっていた。




いろいろ編集しました。
ついに事件は動き始めた。
次々と犠牲者が増えます。
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