※この作品はR-18です。

ちびまる子ちゃん入シエ小学校連続殺人事件   作:index2

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自宅に帰るとまる子はテレビを見ていた。
下校中になぜかいつもより多くパトカーが走っている。
そんなことは気にもとめない彼女は床の間でテレビを見ながらみかんを食べ始めるのであった。


6話 マスク怪人の噂の巻

床の間

 

「ただいまー!」

 

まる子は勢いよく帰宅の挨拶を玄関先で叫んだ。

 

「お帰りまる子」

 

姉のさきこである。彼女は一足先に帰宅していたようである。

 

「あっ!お姉ちゃんただいま」

 

まる子はそう言うとランドセルを自分の部屋に置き床の間へと急いだ。

 

「テレビが始まっちゃう!」

 

まる子はそう言うとテレビのボタンを押す。そう今日は百恵ちゃんの歌番組があるのでまる子はどうしても急がないといけない状況だったが、テレビをつけてもご期待の歌番組はやっていない。

 

「まる子歌番組は中止よ!」

 

姉はそう言うと新聞夕刊の地方記事を見せる。特別警戒により山口百恵静岡コンサートは中止となっていた。

 

「えーっショック!なんで」

 

まる子はそう言うと肩を下げてがっがり顔になっていた。

 

「あら知らないの?マスク怪人の噂」

 

姉はそう言うとまる子にその噂を語ろうとする。

 

「マスク怪人ってwお姉ちゃんなにそれ?いい年こいてそんな噂信じてるの?」

 

まる子は疑問の顔を姉に向けるとばかばかしそうな顔をするが、逆に姉もさらにあきれ顔でまる子にこたえる。

 

「あんたのクラスの吉田君が襲われたでしょ?」

 

「あーっ!!」

 

言われてみればそうである。

 

つまり吉田君が不自然な襲われ方をしたということで清水の町は混乱していた。そこで噂になっているのがマスク怪人である。

 

「お姉ちゃんそのマスク怪人について教えてよ」

 

「いいわ特別に教えてあげる私もよし子さんから聞いたんだけど黒いマントに不気味なマスクをかぶった男が子供を襲うんだって・・・」

 

さすがの姉もビビっているのかマスク怪人の噂を信じているようである。

 

「それは怖いねまさか吉田君を襲った犯人がマスク怪人だなんて!」

 

まる子はそう言うとみかんを口の中に入れる。

 

「全く迷惑な奴だよあたしゃ百恵ちゃんのライブ中継が見たかったのに!」

 

まる子はぶつぶつと愚痴を言いながらみかんを食べ続ける。

 

なぜか姉も床の間に設置されたこたつに入るとその場で宿題を始める。

さすがの姉もビビっているのか?疑問に思ったまる子であったがテレビのチャンネルをニュースに変更するが、テレビでは百恵ちゃんのコンサート中止の情報ばかりで、マスク怪人の情報は不気味なほどに一切出ていない。

 

 

佐々木の末路

 

 

佐々木は日が沈んだ住宅街を歩いていた。秋口のせいか、今日はやけに寒い。佐々木は、関口らとほか数名の不良グループと公園で、タバコを吹かした帰りである。

 

「寒いなホットコーヒーでも飲むか!」

 

彼はそう言うと暗がりを照らす自動販売機の前に立つとポケットから小銭を探す。ちょうど川堀から借りた十円玉を使うとコーヒーが買えるのである。彼は、自販機に小銭を入れ始めた。

 

ガコン!

 

勢いよく缶コーヒーが出てきた。彼はそれを拾い上げると冷えた手を温めるために両手で持つことにした。

 

「あったけぇ・・・」

 

彼はそう言うと自宅へ向けて歩き始めた。

 

どれほど言っただろうか街灯の少ない帰宅するために通る林道は何とも不気味である。

 

スタスタ…

 

遠くの方から足音が聞こえる。

 

どうやら自分以外にも人がいるのか?

 

彼は安心するがその足音の正体を知らないまま林道を突き進む。

 

スタスタ…

 

足音が近づいているようである。

 

彼は不安を感じ後ろを振り返った。

 

暗がりから人がこちらに足早に歩いてくるのが見えた。

 

いや人にしてはやけに黒い。

 

「うわっ」

 

佐々木は急に怖くなり走り出した途端である。

 

その暗い人影も勢いよく走り始める。

 

「なんだよあいつ!」

 

彼はそう言うと全速力で走る。

 

ざっざざっ!

 

しかしそいつは全速力で佐々木に追いつくと彼の腕をねじり上げた。

 

「いってぇななんだよお前離せよ!」

 

この時彼は自分を追うものの正体を見る。それは全身真っ黒い服を着た人物であり顔には不気味な仮面を装着している。

 

「うわぁたったすけてくれ!」

 

佐々木は情けなく叫ぶが黒ずくめの人物は問答無用で佐々木に掴みかかると首筋に薬物を注入した。

 

「がはぁっ何しやがれれ」

 

佐々木はその場に倒れこむとマスクをつけた怪人によってねじ伏せられる。大人と子供の力の差がここで発生した。いつものように弱い者いじめをする佐々木が全く抵抗できずなすすべもない状態であった。

 

「強を殺したのは君かね?」

 

男性の声でマスク怪人は佐々木に問いかける。

 

「ちがう」

 

「君はいつも弱そうな生徒をいじめてお金を巻き上げているそうだね?」

 

「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい助けてください」

 

「今更あやまっても遅いんだよ!強の頭はどこだ!」

 

「しらなっ山根の頭なんて!」

 

佐々木は泣きわめく弱い者いじめをしていた時の顔とはまるで別人であった。

 

「薬が足りないようだね?」

 

マスク怪人はさらに彼に薬を投与する。

 

「ああああああ」

 

佐々木は痙攣を始める。

 

「答えろ強の頭はどこにある!」

 

マスク怪人はそう言うと彼の胸倉をつかみ揺さぶる。

 

「タバコタバコタバコタバコ」

 

佐々木は痙攣しながら右手でタバコを吸おうとする。彼の履いているジーンズからは糞尿がしみだしていた。

 

「強の頭はどこだと聞いているんだ答えろ!」

 

マスク怪人はそう言うと佐々木の頬をたたいた。

 

「うがああああああ関口があぁ!」

 

彼は大声で叫ぶと激しく痙攣する。

 

「ちっこいつも外れか!」

 

そう言うとマスク怪人はそそくさとその場を逃げるように後にする。長居は無用なのだ!

 

佐々木はその場に放置され全身の筋肉が緩んだのか恥ずかしくも糞尿を垂れ流しながら痙攣を続ける。翌日周辺には異臭が広がり通行人に変わり果てた姿で発見されることになった。

 

 

翌昼

 

 

林道にサイレンが鳴り響く喪黒警部補は鑑識と共にその惨状を確認することになる。

 

「喪黒さんこれはこの前の事件と同じじゃないですか?」

 

鑑識は喪黒にそう言うと撮影を続ける。

 

「ええわかってますよ恐らく合成麻薬を調合した自白剤でしょうどれだけ投与すればそうなるのかわかりませんので司法解剖に回してください」

 

喪黒はそいう言うと少し離れた場所にあるパトカーの中でタバコを吸い始めた。

 

「宇佐ちゃんこの事件匂いますねぇ!」

 

喪黒はそう言うとタバコを吹かす。

 

「ああ確かにこの現場臭いですよねアハハ」

 

喪黒は神妙に話を続ける。

 

「それにまだこの事件続くと思うですよねぇ!」

 

「それって刑事の感ですか?」

 

「まあそんなものですとりあえず警察署に戻りましょうかねぇ」

 

喪黒はそう言うと宇佐美に運転するように合図を送る。

 

覆面パトカーは勢いよくエンジンがかかり警察署へ向けて走り出した。




吉田に続けて佐々木までもが事件の被害にあう。
山根を殺した人物を探し犯人は行動を続けるがはたして・・・。
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