※この作品はR-18です。

ちびまる子ちゃん入シエ小学校連続殺人事件   作:index2

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清水市入江小学校で次々と起こる不幸な事件や事故ついにあのいじめっ子の佐々木が殺害され本格的に警察も重い腰をあげることになった。
朝の朝礼で校長みずから学芸会の中止を発表することになる。


7話 学芸会中止の巻

翌日

 

「おはよう」

 

まる子は元気に母親にそう告げると水を飲み干す。

 

「まる子!最近物騒だから気をつけるんだよ」

 

そう言うと母親は朝刊をまる子に見せつける。そこには入江小学校3年1組の生徒が何者かに襲われ殺害されるという連続事件が多発しているという記事である。当然お子様のまる子は新聞を読まないので母親の忠告で知ることになった。

 

「こわいねぇ!まさか襲われたのはたまちゃんじゃないだろうね?」

 

「さあそこまではわからないけど一応電話してみようかしら!」

 

まる子と母親は受話器を取り上げたまえに電話をかける。

 

ぷるるぷるる♪

 

「はいもしもし穂波です!」

 

聞き覚えのある男性の声である。それはたまえの父親であった。

 

「もしもしおじさんあたしまる子だけどたまちゃんいる?」

 

「ああまるちゃんだね?たまえーまるちゃんから電話だ!」

 

そう言うと電話の相手がたまえに切り替わる。

 

「よかった!たまちゃん新聞見た?」

 

「見たようちのクラスの生徒が被害に遭ったんだって怖いよね」

 

たまえの声はこわばっているようである。

 

「一応たまちゃんじゃなくてよかったいったい誰が殺されたんだろうね?」

 

「ほんとだよね今日はお父さんに車で送り迎えしてもらうんだけどまるちゃんも一緒に移行よ」

 

「たまちゃんありがとうお願いしてもいいかな?」

 

「うん!」

 

たまえはそう答える。

 

「じゃあ後でね!」

 

電話をきる。

 

「おかあさん今日はたまちゃんの車で学校に行くことにしたから!」

 

「あらそう!気をつけるんだよ!」

 

こうしてまる子は幸運にも車で登校することになった。

 

 

朝礼

 

 

入江小学校の朝礼が始まった。朝礼とは体育館に学校の生徒全員が集まり校長の長い話に付きあう毎週恒例のイベントである。

 

「えー!入江小のみなさんおはようございます!」

 

真っ黒いスーツを着た校長が舞台であいさつを始める。恐らく喪服であろうか?彼は神妙な顔で話をし始めた。

 

「皆さんに悲しいお知らせと残念なお知らせがあります」

 

「ざわざわ・・・」

 

生徒たちの間には緊張が走っている。ついに連続不審死を隠蔽しきれなくなったのかマスコミと教育委員会への対応が忙しいのか少し疲れた様子で淡々としゃべる。禿げ上がった頭には汗がにじんでいた。

 

「もうお分かりの人がいると思いますが、皆さんの仲間であるこの学校の生徒が昨晩何者かに殺害されました。」

 

「ざわざわ・・・」

 

子供たちは震えあがっていた。

 

「もう一つありますが、皆さんが準備を続けていた学芸会は中止になります」

 

「えーっ」

 

一同からは不満の声が漏れるが、中止の理由は学芸会の警備に予算がつかない事であり事件の影響もあり自粛することになったというのが学校の建前であった。実際は犯行予告があり危険だからということである。

 

「以上解散!」

 

校長はそう言うといつもの長話をせずスタスタと舞台を降りた。生徒たちは各自の教室へと向かう。

 

 

後半へつづく

 

 

まる子らの教室では、ホームルームが行われていた。戸川先生は淡々と事件について生徒たちに説明する。

 

「大変残念ですが昨晩みなさんのクラスメイトである佐々木君が何者かに殺害されお亡くなりになりました」

 

「ざわざわ・・・」

 

クラスメイトの間に緊張が走る。

 

「立て続けにこのクラスの生徒に不幸があり私も大変残念に感じています」

 

「これから一週間不審者対策習慣になりますので皆さんは寄り道などをせず授業が終わると速やかに帰宅してくださいね」

 

「今日は午前中自習です!先生たちは職員会議がありますので何かあった職員室まで知らせてください」

 

戸川はホームルームを終わらせると職員室へ向かった。

 

まる子のクラスには早速噂が立ち始めていた。

 

端を発したのは丸尾である。

 

「皆さん!ずばり犯人はマスク怪人でしょう!」

 

丸尾は得意げに人差し指を突き立てて叫ぶ。

 

「しってるマスク怪人だろ最近噂になってるよな」

 

丸尾の言葉にはまじが反応する。

 

「マスク怪人って何だブー?」

 

ブー太郎は丸尾に質問する。

 

「マスク怪人とはズバリ不気味なマスクをかぶった黒ずくめの人でしょう」

 

みぎわさんは丸尾の説明を頬杖を突きながら聞いている。

 

「ふーん」

 

丸尾を遮るかのように山田が手に何かをもって丸尾に話しかける。

 

「違うじょ佐々木君はこっくりさんに呪い殺されたんだじょ!」

 

彼は手に十円玉と紙を持っている。

 

「なんやてー」

 

杉山君を含む複数の男子たちが反応する。

 

「もうやめて!」

 

「そんな話聞きたくないわ!」

 

クラスの女子は口々に話を続ける。

 

「ほんとだじょ!おいらと川堀君でこっくりさんをやったら佐々木君が死ぬって回答されたんだじょ!」

 

一同は川堀を見る。

 

「ふひひひっふひひひひっ」

 

川堀は嬉しそうにうなづいている。

 

「ざわざわ・・・」

 

川堀は関口をにらむとニヤニヤと笑みを浮かべている。

 

「なんだよてめえ殴られたいのか!」

 

関口は立ち上がると川堀の胸倉をつかむとそう叫んだ。

 

「ひひっオレを殴ってもお前に付きまとう怨念は消えない」

 

川堀はそう言うとにやにやと笑うだけである。山田は関口に向かってこっくりさんの十円玉をかざす。

 

「おいらが関口君が死ぬのかこっくりさんに質問してあげるじょダハハハ」

 

「ひぃやめてくれ!」

 

いつもより弱腰の関口は机に顔を伏せてしまった。

 

「ヘーイ男子たちおちつきたまえ!」

 

花輪君が声を上げると静かになる。

 

「山田君!君たちの言うこっくりさんとはウィジャボードというゲームと同じ原理で、指の不随意運動や振動運動を応用した遊びなのさ!つまりこっくりさんは振戦を利用した指導者のいない集団催眠みたいなものだ!その証拠にこっくりさんは誰でも思いつくような答えしか答えられない事がすでに分かっているのさー!」

 

「おいら花輪君の話の意味が分からないじょー!」

 

山田には全くの理解不能であった。

 

花輪を横目に丸尾が悔しそうな顔をしている。

 

「花輪君素敵―!」

 

みぎわさんは花輪君に詰め寄る。

 

教室の奥ではまる子とたまえがそれを聞くとほっと胸をなでおろしていた。今までのこっくりさん事件は呪いでも例の仕業でもなかったということが分かったからである。

 

「花輪君は賢いよねーたまちゃん?」

 

「うんそうだね!でも今まで起こった不吉な事故や事件はほとんど山根君と絡んでいるんじゃないかと思うんだけど」

 

「たまちゃんあんたまさか山根の祟りだとでも?」

 

「そんなんじゃないけどなんか気になるんだよ」

 

そう言うとたまえはグラウンドの方を見る校門には一台の黒い車が停車していた。

 

急に教室のドアが開くと戸川先生が関口君を呼びだす。

 

「関口君警察の方があなたに聞きたいことがあるみたいです応接室まで来てください」

 

「えっなんでおれが!」

 

「先生もそこまではわかりません」

 

戸川がそう言うと彼の後ろを関口がついていく!

 

「ざわざわ・・・」

 

「やっぱり関口の奴狙われてるんじゃないか?」

 

はまじはそう言うとブー太郎と話を続けた。

 

一方では永沢は藤木と会話をしていた。

 

「なあ藤木君」

 

「なんだい永沢君?」

 

「今回の事件ぼくは復讐だと思うんだ!」

 

永沢はぼそりとつぶやいた。

 

「どうしてだい?」

 

藤木は彼に質問をする。

 

「山根が死んだのはたぶんあいつらのせいだ!次に狙われるのはおそらく関口だろう」

 

永沢はそいう言うと鼻を鳴らす。

 

「フン!もしそれだけならぼくらには関係のないことだ!本当にそれだけならね!」

 

永沢は何かを知っているのか?藤木の耳には彼の意味深な言葉が残る。

 

キーンコーンカーンコーン

 

一限目のチャイムが鳴り響く休み時間となり緊張がほぐれたのかクラスには雑談があふれかえる。

 

 

事情聴取

 

 

関口は事情聴取を受けるために応接室に入る。そこには喪服のような黒い服を着た太った刑事と二十代前半の調子のよさそうな刑事が立っていた。

 

「君が関口君だね?」

 

調子のよさそうな刑事が彼に話しかける。

 

「俺は刑事課所属の宇佐美圭一こちらは喪黒福三警部補だ!君を呼んだのはお友達が巻き込まれた事件について聞きたいことがあるからだ!」

 

「そうですか!俺がわかることなら何でも言いますだから助けてください!」

 

関口は重い口を開くと刑事さんさんたちに話し始めた。喪黒は早速彼に質問をする。

 

「吉田君はご存知ですか?」

 

「はい」

 

「彼は現在意識不明の植物状態です恐らく二度と目を覚まさないでしょう!」

 

喪黒はそう言うと話を続ける。

 

「今回の佐々木君の事件も同一犯による犯行が現在有力になっています」

 

「ゴクリ」

 

関口は息をのむと神妙な顔で話し始めた。

 

「俺たちいじめてたんです!山根を・・・」

 

「なるほどつまり関口君はいじめと今回の事件に何か関係があると?」

 

宇佐美がそう質問すると関口は首を縦に振った。

 

「で?その山根君にはご家族は?」

 

そう言うと喪黒はタバコを取り出すと火をつける。

 

シュボッ!

 

「ふーっ」

 

喪黒は煙を吐き出すと宇佐美に何かを催促する。

 

宇佐美は手帳を開き山根の家族構成を読み上げる。

 

「えーっと父親と母親の三人家族でしたが!山根強君が不審死をとげたことで離婚現在は父親が遺骨を保管してるらしいですよ!あと頭がまだ見つかってないみたいですね!」

 

「えっ!」

 

関口が意外な反応を示す。

 

「そうですか宇佐ちゃんご苦労さん!

 

「ああ関口くん知らなかったんですか?山根君の頭部がまだ発見されてないんですよ!」

 

喪黒はそう言うとタバコを吸いながら関口を見て話を続ける。

 

「我々はてっきり君たちが頭の場所を知ってるのかと思ってました!だから犯人は君たちを狙っているのかと思いましてねw少し勘違いだったようですねぇ」

 

隣で宇佐美が手帳にメモを書いている。

 

「つまりね関口君!君は今一番危ない状態なんですよ~!」

 

ビクッ!

 

関口はそれに反応すると刑事に詰め寄る

 

「刑事さんお願いです助けてください!山根の頭なんておれ知らないんです!本当なんです!」

 

「わかりました!」

 

「ただね我々には、犯人を捕まえるための証拠がないんですよ!それがなければ逮捕状も請求できないんです!」

 

喪黒はそう言うと彼に名刺を渡す。

 

「何かあったらご連絡くださいすぐに警察を派遣しますので!」

 

刑事はそう言うとタバコの吸い殻を灰皿に押し当てる。

 

刑事はそう言うと応接室を出ていった。

 

関口は震えながら戸川の付き添いで教室に戻っていくのであった。

 

 

8話に続く!




まる子とクラスメイトらはホームルームで新たな被害者を知ることになる。
そこで新たなうわさが次々と上がる。
こっくりさんの呪いの噂
山根の怨霊の噂
マスク怪人の噂
などである
そしてついに警察も動きはじめた!
事件を追いかける警察マスク怪人におびえる入江小の生徒たち山根の父親にかかってきた謎の電話!事件の進展と今後にご期待ください。
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