恋姫転生 作:kuzuaki
「亞莎」
「理羽様……」
降りた夜の帳に合わせるように幾重にも厚く垂れ絹を垂らし囲った特製の天幕。
その内側、俺の眼前で半裸の亞莎が敷布に額をこすり付けている。
「やるんだ、亞莎」
「どうか理羽様……それだけはお許しを……」
油に浸った紐が燃える不規則な炎が、暗い天幕の中で亞莎の体にゆらゆらとした陰影を形作る。
肌を大きく晒し小柄な体を震わせながら許しを請う亞莎の姿を見ていると、嗜虐心が刺激されてむくむくと股ぐらがいきり立ってしまう。
土下座する眼前の少女に尻を高くあげさせて、獣のように後ろから覆いかぶさり思う存分に腰を打ち付けたい。そんな原始的な雄の欲求が鎌首をもたげ俺を突き動かそうとする。
まだ未熟な肉付きの薄い……けれどしっかりと丸みを帯びて少女らしさを主張する亞莎の尻が揺れるたび理性はがりがりと削られる気がした。そのせいでついつい早くあの穴に入れさせろと主張する下半身に流されそうになってしまう。
だがだめだ。今日だけは我慢するのだ。
ここで欲望に流されてしまっては今までと何も変わらない。
何度も今日は優しく抱くのだと思ったにも関わらず、結局獣欲を煽り立てられて乱暴に犯してしまったのだ。
今日こそそんな風に俺を弄ぶ亞莎にお仕置きをしてやらねばならない。
「やるんだ亞莎」
「り、理羽様ぁ……」
半裸屈服土下座で俺を誘惑しようとする亞莎の誘いを跳ね除け重ねて命令をしてやると、彼女は涙声になり敷布に三つ指をついたまま懇願するようにこちらの顔を見上げて来た。
「どうしてもでしょうか?」
「そんなに嫌か?」
「そ、そのような気持ちは毛頭ございません……理羽様に対して嫌だなどと……」
「それなら、やってくれ」
「う、うぅぅ……はい……畏まりました……」
抵抗の意思を喪失した彼女は肩を落としながら立ち上がると、わずかに身につけていた衣服から袖を抜いてゆく。
小さな火の光の中に、幾夜俺に抱かれてもまだあどけないままの裸身が晒される。
「し、失礼します……」
そう言って亞莎はゆっくりと綿布のクッションにもたれ掛かる俺にまたがり、その重さを静かにこちらへと預けた。
「亞莎?」
俺は彼女の口から出た言葉に軽く疑問を呈してやる。
「あっ……い、今のはその……も、申し訳……あぅぅ」
しどろもどろになる亞莎。やがて彼女は諦めと共に俺の首に腕をまわし抱きついてきた。
「そ、それじゃあ……そのう……口付けを……し、してください……理羽」
「あぁ」
俺は彼女の願いに応えてその頬に手を添えると、努めて優しくなるようにと意識しながらそっと触れ合うようなキスをした。
「……ぁ」
唇を離すと、彼女は小さく吐息を漏らした。
惚けるように口をわずかに開いたまま瞳を潤ませてこちらを見る亞莎。
喜ばせてやれたのだろうか?
次の指示も来ないので、俺はまだ不十分だと判断してもう一度……二度、三度と啄むように口付けを重ねた。
「はあぅ……」
顔を赤く染めて俯く亞莎。
「だめだったか?」
「い、いいいえ! そのような事!」
「そうか、ならいいんだ。次はどうしたらいい?」
「つ、次……ですね? えっと次は……ぎゅっと抱きしめて……り……り……」
「うん」
「や、やっぱり無理ですぅ~!! わ、私などが理羽様に馴れ馴れしい言葉遣いを……あ、あまつさえ呼び捨てになど~!」
……早すぎる。
かなり念押ししたつもりなのだがもう限界か。どうしても性格的に無理があるんだろうな……むしろ亞莎にしては頑張った方か。
「しょうがないな」
俺は彼女の希望通りその小さな体を強く抱きしめてやる。
触れ合った肌からお互いの体温を強く感じ、安心感と心地良さに頬が緩む。
「も、申し訳ございません……」
俺は声を震わせて謝る亞莎の頭をやさしく撫でながら彼女を慰めた。
「良いんだ。辛いなら言葉遣いは普段通りで良い」
「はい……」
「ただ甘える事自体は出来るよな?」
「は、はいっ! それではその、このまま抱きしめながら……もう一度口付けをしてくださいますか?」
「お安い御用だ」
小さな頭をこちらの胸元に預けながら、見上げるようにこちらを向く亞莎にもう一度……今度はたっぷりと時間をかけて口付けを行う。
そしてほんの少しだけ舌をのばし、彼女の唇を震わせる程度に刺激する。
「ん……んん……」
くすぐったいのかもどかしさに身じろぎする亞莎を強く抱きしめ拘束しながら、俺はそのままゆっくりと舌を伸ばし彼女の口の中に差し入いれる。
口内を探るようにして亞莎の小さな舌を探り出し、自分のそれと絡めるようにしてその味を堪能する。
「はう……んむ……」
互いの粘液が混じり合い糸を引く水音が……だんだんと淫らな気持ちを湧き上がらせてくる。
おっと暴走しないようにしなければ。
俺は一度顔を離し、もう一度彼女に触れ合うように軽いキスをした。
市井の恋人になったつもりで甘える事。
それが今回俺が亞莎に願った事なのだから。
キスを幾度も繰り返した後、亞莎の柔らかな唇を離れ頬からうなじ、首をから鎖骨へと、なぞる様に口付けしていく。
「んっ……ふ……」
その度に亞莎は体を小さく震わせながら悩ましげな吐息を漏らした。
その反応が非常に可愛いらしくどんどん続けたくなるが、我慢だ。
今日はあくまで亞莎に甘えさせなければならない……俺は彼女の体から口を離し、その滑らかな背中と尻の感触を楽しみながらもう一度優しく抱きしめた。
「あ……理羽様……」
「さ、亞莎……次はどうする?」
彼女はいつも愛撫や前戯も断って自由に自分を使って下さいと言う姿勢を一貫させて来た。俺もそんな亞莎に甘えてしまっていたが、亞莎は精神的にはともかく純粋に肉体的にはあまり気持ちよく慣れなかったのではないだろうか?
繰り返し抱き続けた事で今でこそ小さな体も艶めいた反応を示す様にはなったが、蓮華よりも更に幼い少女と言っていい年齢で俺の欲望を受け止め続けていたのだ。
処女を散らしてやった時など相当に辛かっただろう事は間違いない。
抱く時も痛みに顔をしかめたり声を押し殺しながら枕や敷布をきつく握りしめるのも何度も目にしたのだが、俺がそれを気遣って動きを止めようとすれば彼女は頑なに拒否するのだ。
かといって何も言わずに遠慮した抱き方をするとやはり自分などでは理羽様をご満足させれないと悲しそうに落ち込んでしまう。
ならばと俺が無遠慮に彼女を貪り満足すると、彼女はそんな俺をこっそりと覗き見て……そして口元を手で隠しながらはにかむ様にえへへと笑みを漏らすのだ。
健気で可愛いが……チンコに対して挑発的すぎる。
だから結局毎回Sな感じになってしまって……まぁ満足してるし亞莎も不幸そうではないので問題があるわけじゃあないんだが……たまにはこんなのもいいだろう。
「え、ええと……次は、えぇと次はですね……」
俺は慌てる亞莎の頭をなでながら、そこにあった髪留めを外した。
「あ……」
ばさりと広がった栗色の髪をゆっくりと指で漉きながらその感触を楽しむ。
「焦らなくていい。思いつくまではこのままゆっくりと過ごそうか」
それこそ亞莎が望むのであれば今日はこのままただ彼女を抱きしめながら添い寝させるのでも構わない。一晩ムラムラはするだろうが後で発散すればいい話だし、今日はそれよりも亞莎を甘えさせたいのだ。
そう思っていた俺に、彼女はおそるおそるといった風に口を開いた。
「えっと……ほ、本当に……なんでもよろしいのでしょうか?」
「勿論」
そう保証してやると、彼女は頬を染めながら視線を左右にいったりきたりさせ……やがておずおずと恥ずかしそうにその願いを口にした。
「そ、それでは……そのう……い、以前にしていただいたアレを……もう一度……」
「あれ? なんのことだ?」
「そ、それは……えっと……ですね……」
「うん?」
「り、理羽様の手や……し、舌で、私の……あそこを……あのぅ……」
「……愛撫して欲しい?」
「~~~~あうぅっ」
あわあわと言い辛そうにしている亞莎に俺がばっさりとそう告げると、彼女は顔を真赤にして目をつぶりながら……けれど確かに小さく頷いた。
「そうかそうか、なるほどな」
「うぅ~~」
両手で顔を覆って恥じらう亞莎。
しかし俺がその手の前戯をしてやろうとするといつも固辞してたくせに気持ち良いとは思ってたわけか。
……それで好きに甘えて良いと言われたら自分からおまんこ蕩かして欲しいとか言っちゃうわけか。
亞莎……お前ってやつはどこまで……。
「も、申し訳ありません。こんなお願いを……きゃっ!?」
俺は亞莎が何やら言い訳している言葉も聞かず、彼女の肩を掴んで体を入れ替えながらクッションの上に押し倒した。
両膝をがっしりと掴んで押し開き、彼女の股ぐらに顔を突っ込んで思い切り鼻で息を吸い込む。
まだ幼い少女の甘い香りとアンモニア臭。そして僅かに淫臭の混じったその香りがツンと鼻について俺の脳の性欲部分をビンビンに刺激する。
俺はよだれを垂らしながら亞莎のまんこにむしゃぶりつき、次のおねだりはちんぽを入れて下さいと言わせてやると決めたのだった。
「はぁ……はぁ……ふぅ……」
息を荒げる亞莎のクリトリスを、皮の上から優しく揉みしだくように愛撫する。
どれだけ続けたか……俺は手を変え矛先を変えそして体勢を変えながら亞莎の体の各所をまさぐり続けている。何度も絶頂を迎えた亞莎の体を、快感の波を引かせないようにと俺は自分の手や舌でその性感帯を刺激し続けた。
今は背面座位のように座る亞莎を後ろから抱え込むような姿勢で彼女の胸や性器を丹念に解している。
充血し熱を帯びて膨らんだ股間の土手に、素股のようにガチガチに勃起したちんぽを擦り付けて刺激する。こちらにも淡くもどかしい快感がちんぽを刺激して挿入への欲求が湧き上がるが、息を荒げながらひたすらに我慢する。
早くこの可愛いまんこに挿れたいが、しかしなかなか亞莎の方からねだってこない。もう何度もイっているし素直に快感を受け止めているのは間違いないのだが……もしや亞莎にとってセックス=痛いけどご奉仕。愛撫=気持ちいいもの。になってしまっているのだろうか?
だとるすとひたすら前戯だけさせられる可能性も……それじゃあ生殺しも良い所だが、今日は亞莎に好きに甘えさせてやると決めたのに挿れたくなったから挿れさせろと言うのも抵抗がある。
「あっ……あっ……り、理羽様……わ、私……」
何度目かの絶頂が近いようだ。
亞莎の喘ぎ声がちんぽに響くが、歯を食いしばって我慢しながらそれをまんこに擦り付けて刺激を与える。
そのままイかせようと手を動かすが……しかしどうも亞莎の様子がおかしい。何故だか身じろぎするように俺の腕から逃れようとし、もじもじと体を震わせてイクのをこらえようとしている。
「す、すみません理羽様……わ、私……どうして……も、漏らしてしまいそうです……」
そんな彼女の言葉に俺はピンと来るものがあった。
そう言えば亞莎は俺との情事の中で潮吹きをしたことがない。
女性の潮吹きと言うのは普通の絶頂……いわゆるオーガズムとは別種のもので性交時に独特の刺激によって誘発されるものだ。
それを気持ち良いと感じるかどうかも女性によって個人差があり必ずしも快感を示すものではないし、人によっては尿意と殆ど同じ感覚に感じられるらしい。
七乃に潮吹きは気持ちいいのかと聞いたらおしっこを漏らすような開放感があって良いと言っていたし、逆に蓮華は粗相をしてしまった様な感じがして気後れするからあまり好きではないと言っていたのを思い出す。
亞莎が今感じているのもたぶんそれだろう。
まぁもしかしたら事前にトイレに行き忘れて本当に漏れそうなのかも知れないが別に構わない。大ならともかく情事の最中に美少女が漏らすぐらいなら個人的には全然ご褒美だ。
ところでこの姿勢だと俺が腰を揺らしてちんぽをこすり付けると抱きかかえられている亞莎の体がゆさゆさと揺さぶられるのだが、その度にプルプルと震える小ぶりな乳房が彼女の肩越しに見えてとても蠱惑的だ。
なので俺は潮吹きを必死に堪えている彼女を抱きかかえたまま、その小さく色付き膨らんだ乳輪から硬く尖った乳首までを親指と人差指でゴシゴシと扱き上げてやる。
七乃の均整の取れた黄金比のような胸の造形は最高だと今でも思っている。
しかし俺は蓮華の様に思い切り掴んで指が埋まるような乳房の感触の素晴らしさも知ってしまったし、顔を思い切りうずめられる穏の巨乳には男の夢が詰まっているとしか思えない。
だが亞莎の様に幼さを感じさせる控えめな胸が、それでも快感に乳首をピンと立たせしまうのを好き放題に悶えさせるのは……たまらないものがある。
「あっ……ぅ……!? り、理羽様ぁ!?」
「気にしないで出せ。きっと気持ちいいぞ」
そして一層丹念にまんこにちんぽを擦り付けながら、左手で彼女の尿道を震わせる様に指を立ててトントンとクリの周りを刺激してやる。
「あ、ダメ……それ、だめですっ……!!」
目を硬くつぶって必死に堪らえようとする亞莎の、その耳元に口を寄せて俺は優しく囁いてやる。
「亞莎……可愛いぞ」
「……っ!! あ、ああっ!?」
ぷしゃっと言う気の抜けた小さな音と共に、亞莎の秘所から飛沫があがり俺のちんこを濡らした。
「は、はひ……わ、わたし……理羽様にこんな……」
「もっとだ亞莎」
「あっあっあっ……」
そのままクリをゴシゴシとしごいてやると、亞莎は決壊したダムの様に身を震わせながら何度も俺のちんぽに何度も潮を吹きかけた。
股間を湿らせる温かい液体が雫となってちんぽを伝い金玉まで這い落ちてくる感触にゾクゾクとした快感を感じる。
「私……犬みたいに……こんな……」
俺は亞莎のつぶやきを聞いて、思わずくすりと笑ってしまう。
犬って……どういう発想なんだ? まぁ確かにあいつら撫でると喜んで嬉ションとかするが。亞莎の村では猟師か誰かが犬でも飼っていたのだろうか。
「はは、だとしたら縄張りの主張か? 亞莎はこのちんぽは私のものですって言いたいのか」
俺は意地悪な気持ちでそう言いながら、亞莎のまんこに残った潮を舐め取るように硬く勃起したちんぽを思い切り押し付けこすってやる。
「理羽様のを……私の……あ……はひっ……」
初めての潮吹きに絶頂が重なって思考が麻痺しているのか、まんこを刺激してやると亞莎は呆けたような表情で舌をだしながらふるふると震えた。
純朴で幼気な相貌が快楽に溶けたその顔はたまらなく淫靡で、俺は思わずだらしなく垂らされた亞莎の舌に吸い付く。
「んぶっ……れろっ……」
舌を絡めあい、唾液を舐めあい、吐く息さえも交わし合う。
けれどそれだけでは満たされないもどかしさ。
口だけじゃあ足りない。もう一つ……下半身にある粘膜を亞莎のそれと絡め合わせ一つになりたい。
湧き上がってくるその思いに俺は亞莎に甘えさえようと決めた初志を投げ捨てた。
体を入れ替えて亞莎を押し倒し正常位の体勢に移行しようとすると、不意に彼女はこちらを見て口を開く。
「理羽様……あの……」
「……なんだ?」
「今日は私……甘えさせて頂いても……よろしい、のですよね?」
「……勿論だ」
俺は内心で顔を引きつらせながらも肯定の返事を帰す。
このまま添い寝をしてくれなどと言われたらどうするべきか。しかしそんな悩みを知る由もない亞莎は、恥ずかしそうに言葉を続けた。
「私……理羽様に粗相をしてしまいました……ですからその……」
言いづらそうにもじもじとする亞莎に対し、俺は乱暴に彼女の中に付きこみたい衝動を堪えながら言葉の続きを待つ。
「私の……ことを……」
言葉を濁しながら、亞莎は恥じらうように目線を伏せ……そして彼女を犯したくてギンギンに勃起した俺の股間をじっと見つめた。
はぁ……はぁ……とお互いの荒くなった呼吸が天幕に響く。
彼女がこくりと小さくつばを飲む。
そして……まるで無防備と服従を示すように、ゆっくりと自分のふとももをそれぞれの手で抱えるように持ち上げて言う。
「躾けてくださいませ……できれば少し、乱暴に」
ぶちん、と。
俺は自分の理性の紐が切れる音を聞いた気がした。
っていうかやっぱり亞莎お前そういうプレイが好きなだけじゃないか!
「あっ!?あっ!? 理羽様、それだめです。私またイッちゃいます!」
イけ!お前のイキまんこでちんぽしごかせろ!
ざらざらとした未成熟な膣壁に竿の表面をこすり付けるように上下左右へと腰をグラインドさせる。
乱暴な支配者に怯えるようにぶるぶると絶頂に震える幼い膣肉の感触。
それをたっぷりと味わいながらピストンを繰り返していると、征服感とともに射精欲が股間の奥からどろどろと湧き上がってくる。
限界を感じた俺はまんぐり返しの亞莎に覆いかぶさるようにして腰を思い切り奥まで押し込んだ。
子宮口にあたった亀頭を、逃さないとばかりにぐりぐりと押し付ける。
「はうっ、り、理羽様ぁっ!」
そして必死に自分の両足を押さえつける従順な少女の中に、好き放題に欲望を解き放った。
言葉を忘れた獣の様に息を荒げた無言の射精。
どくっ、どくっ……どくん……どくん……。
脈打つ裏筋の感触に自分の精液を亞莎の体内に流し込んでやったと言う事実を教えられたまらない。
ザーメンに勢いをつけて絞り出すように、リズムをとってちんぽに根本から力を入れ腰を突き出す。
「あっ……あっ……あうっ!」
繰り返し繰り返し……そしてこれ以上はもう出せないという最後の脈動で、ぐりぐりとちんぽを亞莎の子宮口になすりつけた。
「~~~~~っ」
嬌声を押し殺して体をびくびくと震わせる亞莎。
……射精が終わる。
俺は心地の良い倦怠感と共に彼女の体をゆっくりともたれ掛かった。
汗、よだれ、愛液に精液。熱を持った体とどろどろとした液体がお互いの体を滑らせる感触が気持ちいい。
亞莎も足の指先までピンと張っていた力を抜いて両手両足を投げ出すように体をだらしなく弛緩させている。
俺は少しそんな彼女の緩んだ肉の感触を全身で楽しんだ後、体を起こす。
「ふぅ~~」
ゆっくりと大きく息を吐きながら亞莎の中に埋まったちんぽを、ずるずると引きずり出すと、刺激に反応して弛緩していたまんこがきゅっきゅと小さく震えるのが残った精液を搾り取られる様で気持ちが良かった。
柔らかく垂れ下がったちんぽを引き抜くと、亞莎の膣穴から白い精液がどろどろと溢れる。
その光景に満足感を憶えながら、俺は呆けた顔で天上をぼんやり見つめて息を荒げる亞莎の顔にべちんと自分のちんぽを押し付けた。
「あっ……」
甘い声色を漏らす亞莎。
「亞莎、おそうじだ」
精液と愛液にまみれたちんぽを彼女の頬になすりつけ、その肌をどろどろと汚してやりながら命令する。
「……ふぁい♡」
舌を出し、嬉しそうにぺろぺろとちんぽをなめ上げながら返事をする亞莎。
彼女はたっぷりと媚びを含んだ目線でこちらを見上げながら、細い指で愛おしそうに金玉を揉みしだき、残った精液を小さな口でちゅうちゅうと吸い上げる。
そして舌を思い切り伸ばしちんぽを丁寧に舐め取りながら、すんすんと鼻を鳴らしていた亞莎の舌の動きが、だんだんと愛液や精液を拭う動きではなくちんぽを刺激するものに変わっていく。
意識してか無意識にか、ちんぽに奉仕しながら足をもじもじとこすり合わせる亞莎。
―――お掃除フェラで興奮しているのかこいつ。
弛緩していたちんぽに芯が入ってゆく。
今夜はまだまだこの可愛い軍師を可愛がってやれそうだ。
ところで勿論こうなる前にきちんと例の事を考えはしたのだ。
つまり、劉備の事はどうするのか。
その答えはどうもしない、だ。
これは別に俺が色ボケで考えるのが面倒になったとかそういう話ではない。まぁ色ボケなのは事実かもしれないが。
まぁ現時点での曹操は有力者とは言え一刺史にすぎないし、劉備にいたってはたかが数百人程度の義勇軍の長にすぎない。その二人が共にいるからといって今すぐ何が起こるわけでもないと言うのもある。
そもそも恋姫で蜀の話は確か桃園の誓い(+一刀)の後公孫瓚の元で兵を募り、そして賊や黄巾を相手に各地を転戦。軍師二人を回収した後何かの拍子に曹操と共闘してそのまま行動を共にするって感じだったはずだ。
演義でも正史でも劉備が黄巾の乱の際に義勇軍を結成し手柄を立てて名を上げるという事はほぼ変わらない。だとすればこの世界でも既に一都市を治めながら周辺の黄巾への対処を独力で行っている曹操に義勇軍として協力していることはそれほど不思議ではないのだ。
別に曹操の配下となったわけでもなく、ただ行動を共にしていると言うだけならそれも問題視する事でもない。
それでも焦ってしまったのは……孫策が警戒したからだ。
孫策の勘。それは決して無視できる代物ではない。
初めてその勘を的中させる場面に遭遇した時はいっそ超能力じみた理不尽な能力に思えた事すらあるのだ。勿論今では決して万能でも無敵でもないものだと思えるようになったが。
あいつは別にあらゆる危険や危機を見通せるわけでもないし未来が見えるわけでも確率を乗り越えられるわけでもない。
気になってコイントスの様な単純な勝負をしかけてみたこともあるが、その手の勝負事でも孫策は特別勝率が高いわけですらないのだ。
これは推測だが、彼女の勘とは言ってみれば人を見る力なのだと思う。
具体的に孫策が眼前の相手から一体何を感じ取っているのか……それはわからないが、しかし彼女が時に恐ろしいほど人の作為や行動の不自然さ、果てはその隠された意図までをも読み切る事があるのは確かだ。
しかも驚くべきことにそれは相対する個人だけではなく集団にまで有効で、敵軍の兵の挙動のほんの僅かな不自然さなどから罠や伏兵やの存在を見抜いたことも幾度もある。
だから逆に敵を誘導しようとするような高度なものじゃないシンプルな奇襲や伏撃等は見抜けない様なのだが、それでも驚異的な能力であることに代わりはない。
そんな彼女が劉備を一筋縄ではいかない相手だと評した。
只者ではない事は明らかだった。
しかも話を聞く限りやはり恋姫に準拠した人物像……桃色の髪をした可愛らしい外見で、人当たりが良く穏やかな人柄に夢見がちな理想論を掲げる夢想家のような人間という話だった。
これもまた不気味と言える要素だ。
演義のような正義のヒーローから正史から思い起こされるような魅力的な無頼漢ならば、与し易いかどうかはともかくそのあり方は理解しやすい。
しかし恋姫における劉備は容易に理解しがたい所のある……悪く言ってしまうと支離滅裂な人格にも感じられるキャラクターなのだ。
設定のミスなのか話の都合なのか、それとも本当はもっと意図のあるキャラクターだった筈だが描写不足になってしまったのか……それはわからないが、別にゲームでのことであれば構わないのだ。
創作物なのだし話の都合で妙な行動を取ることになってしまうキャラだっているだろう。
だが……この世界はゲームではない。
殴られれば痛いし、怪我をすれば容赦なく血が吹き出る。
時間はどんどんと過ぎ去ってゆき、誰もが年をとり、腹も減るし眠くもなる。そしてやがては皆死ぬだろう。
七乃も孫策も確かに恋姫のキャラクターに準拠した人間性を持っている。しかしそんな彼女達とてこの世界で生きる以上、そのままでは居られない。
俺という人間の存在や介入の影響だけではない。
生きた人間である以上、変化と言うものはそもそも避けられないのだ。
何も経験しないで生きるということが物理的に不可能である以上、人間はどうやっても経験によって変化せざるを得ない。
間近で見てきた彼女らが確かにそうして変化して来たことを俺は知っているのだ。
盧植の私塾に通った事などからそれほど困窮した生活を送ったわけではないのかも知れないが、しかし今まで名を聞かなかった以上名族や士大夫の生まれではないことは確かだ。
この世界、この時代に生まれたならよほど過保護に守られて育ったのでなければ世の理不尽を目にせず生きてこれたとは到底思えない。
それでもまだ若いのであれば夢を持ちそれを語ることもあるだろうが、劉備は実際に行動を始めている。それも義勇軍を決起させるという暴力的な手段によってだ。
勿論この世の中、賊を討ち悪を廃して無辜の民を守るのは誰しもが称賛する行いだし彼女は何も悪いことはしていないのだが……直接その手にかけたかどうかはともかく、自分が兵を率いて(おそらく)何百人もの人間を殺しておきながら人は殺し合いをしなくても対話によってわかり合える筈だ、等と言うことができるというのは……並の人間性ではない。
言動の矛盾をまったく気にしないサイコパスや狂人だと言う話なら別に良いのだが、そんな相手であれば孫策が一筋縄ではいかないなどと評するとも思えない。
曹操からも一目置かれている事から、劉備がとても侮れない人格を持った人間であるのはほぼ確実だと言える。
たぶん一緒にここに参陣してくるんだろうが、今から会うのが憂鬱になるな……一義勇軍の長ぐらいなら面会を拒否することもできるが、流石に会わないわけにもいかないし。
考えがそれてしまったが話を戻すと劉備が警戒に値する人間なのが確実だとして、俺は何をするべきか。
答えはやはりなにもしない。
それは俺の基本的な行動方針に沿った判断だ。
以前にも考えたことなのだが、俺は歴史の修正力だとか運命だとかそういうものは考えないし当てにもしない。そもそもそんな物があるのなら袁術である俺はどうやっても絶望でしかないからだ。
そういうものがない……と言う前提で考えると誰が優秀かとかそういう話はともかく、誰が最終的に勝ったかというような情報にはあまり意味がない。
だから歴史や原作の知識は人を見る為のヒントにはなっても目の前の現実を無視した行動をとる理由にはならないし、その上で……俺には目の前にある戦乱という現実に対処するだけの能力がない。
だからこそ孫策達と結んだのだ。
決して蓮華と子作りをする為ではない。
自分で勝ち残る自信もなくさりとて七乃に全てを任せる事も躊躇してしまったからこそ、能力的にも人格的にも信頼が持てる孫策に自分が持つ財力や兵力などの全てを預ける奇策に出た。
そうしたのであれば判断を孫策に預けなければ意味がないし、知恵者として戦略を描き出すのも周瑜や七乃達の様な軍師の仕事だ。
俺は曹操は今はまだ小さな勢力でも警戒すべき相手であるとか、劉備という人間は将来の大器となる人物かもしれないとか、未来知識からの警告を孫策に教える事だけで良いし、それ以上のことが出来ると考えるべきじゃあないのだ。
勿論内政官として働くぐらいの事はする。
今のように地位や立場的にしかたなく名目上の総大将を引き受けることもあるだろう。
しかし自分が自陣営の趨勢を担う様なつもりで曹操や劉備にどう対処すべきか等と頭を悩ませるのはお門違いだ。
これで劉備の存在が影にかくれていたならば孫策の目が向く様にとあれこれと気を回したかも知れないが、結果的には俺が何もしないうちに偶然劉備と接触して警戒心を持ってくれたのだから最早言うことはない。
孫策の才覚は疑いようがない。
少なくとも戦乱の世を勝ち抜こうとするならば俺よりは遥かに優秀なのは確実だろう。
勿論欠点だってかなりあるのだが、それを補う周囲にも恵まれている。
そんな孫家一党が南袁家の持つ兵力、財力、人材などの地盤を自由に使える様にしたのだから、とりあえず俺や七乃は求められる仕事を果たす程度で十分だろう。
別に油断するわけではないが、現時点で俺があれこれと勝手な考えを巡らせるのは逆に孫策の足を引っ張りかねない。
……そもそもだ。
俺の考えだと天下りしてきた名誉顧問だとか相談役みたいな感じで名目上の役職と禄だけ与えられて、後はひたすら七乃といちゃつくだけの日々になるかと思っていたのだが……孫家は想定以上にブラックと言うか俺や七乃をあっさりと信頼しすぎだし働かせすぎじゃあないだろうか?
しかもこの後周辺から集まる有力者達の折衝という胃の痛い仕事がやってくるのが確定している。
戦や今後の戦略とかはあっちの主従に任せて今夜は可愛い見習い軍師にしっぽり癒やして貰う事にしたとしてもしょうがない事だろう。
そうして俺は亞莎を褥に招いたのだった。