こちらは『綾小路清隆×椎名ひより・後編』の加筆修正版となっています。
「……お前は一体、何を言っているんだ……?」
俺がジト目で椎名にそう言ったのも、無理からぬ事と言えるだろう。何せ、俺の正体について言及していたかと思えば、いきなり「私と、肉体関係を結んで貰えませんか?」等と発言したのだ。正直、何故そういう結論になったのかまるで理解出来ない。
「……? 言い方が悪かったでしょうか? 私と性行為、セックスをして頂きたいとお話したのですが」
「だから、何でそういう事になる? 今までの話から何がどうなってそうなるのか、まるで理解出来ないぞ」
本気で首を傾げている椎名に、思わず頭が痛くなって来る。独特の思考回路をしている娘だとは思っていたが、まさか此処までズレている子だとは思わなかった。
もしや頭の回転が速過ぎて、結論から先に言うから周囲に理解されないタイプだろうか……? だとしても、感覚というか常識が何処か他の人間と異なっているように感じる……天才なのか天然なのか、イマイチ分からない相手だ。
「成る程、私がどうして貴方とセックスしたいのか理由を知りたいと……そういえば、説明を全て省いていましたね……反省です。綾小路くんなら言わなくても理解してくれるかな、と思ったのですが」
「買い被り過ぎだ。アンタの考え全部分かるなんて……俺は、サトリじゃないんだぞ」
「では、私はサトリが読み切れなかった石でしょうか? 綾小路くんは何でもお見通しな人だと思っていたので、正直意外です」
適当に選んだ例えにわざわざ反応する必要もないのに、椎名はそんな事を呟いた。いや、読書家の椎名が反応しそうな例えを用いた俺にも原因があるか……この子、色んな小説を読んでいるみたいだから日本の妖怪なんかにも詳しそうだし、妖怪の覚りくらい知っていて当然か。割と有名な妖怪ではあるし。
「先ほど説明したように、私は綾小路くんに興味を持ちました。ですが、あの龍園くんを相手取ってまで正体を隠したがった綾小路くんですので、そう簡単に内情を明かしてくれるとは思いません……内情とは言っても、私が知りたいのは綾小路くんの来歴などではなく、そのパーソナリティです。どういう考えを持ってどういう行動をして、どういった性格なのか……それを知る為には、恋人になるのが一番手っ取り早いんじゃないかと思いました」
確かに、恋人になれば必然的にプライベートの時間を一緒に過ごす事になるから相手の事を色々と知る事になるだろう。俺も、常に一緒に過ごす相手に隠し事をし続けるのは骨が折れる。
そう思えば、椎名の言う事は間違ってはいない……しかし、椎名は恋人になろうと言うのではなく肉体関係を結ぼうと言って来た……それには、それなりの理由がある筈だ。
「ですけど、話を聞く限りクラスメイトの櫛田さんや堀北さんと特に親しいようです……もしも彼女達の誰かが貴方の恋人だった場合、私が恋人になるには多大な労力を払う必要があります。私としては、それは望む所ではありません」
自分が
「なので、手っ取り早く肉体関係を結べば私の目的も達成されるのでは? と思ったのです。仮に既に恋人がいたとしても、男性は浮気をしたがるものと聞きます」
それに、と椎名は言い募る。
「違うクラスの私であれば浮気をしてもバレ難いと思いますし、私も不本意ながらクラスを纏める立場になりましたので貴方とは話し合いを持つ口実もあります。それとも、私は浮気相手……いえ、セックスフレンドの相手としての魅力が足りないでしょうか?」
「……いや、椎名が魅力的じゃないとか、言える筈ないだろ……」
正直に言って、椎名は女性として見れば非常に魅力的な容姿と言わざる負えなかった。これは、お世辞抜きでそう言える。
長い銀髪は手入れを欠かしていないのか非常に艶やかだし、胸も櫛田のような巨乳でないにせよ充分に膨らんでおり、制服の上から分かるお尻のラインは非常に艶めかしい。
安産型、と言うのだろうか……正直、許されるなら好き放題に揉みしだきたいと思わせるお尻だった。
独特のペースを持っていて浮世離れした雰囲気もあり、着飾れば童話から出て来たお姫様と呼んでも通用しそうだ。
表向き天真爛漫な櫛田や垢ぬけた雰囲気の恵、クールビューティーの堀北とは違ったタイプの美少女だ。彼女に魅力がないなどと、口が裂けても言えないだろう。
「では、何を躊躇っているのですか? もしかして、櫛田さん達にバレたら面倒……とか思ってます? ご心配なく、私口は堅いですよ」
それにですね、と椎名は告げる。
「櫛田さん達相手に恋の鞘当てなんかもする気はありませんし、丁度今日は安全日なので妊娠して退学になる心配もありません。処女膜は破れちゃいますけど、他に恋人を作る気はないので構いませんし」
「いや、そういう事じゃなくて……本当にいいのか? 単なる好奇心で自分の貞操を捧げても」
俺がそう尋ねると、椎名は暫く疑問符を浮かべていたが……ようやく俺が何を問題にしているか理解が及んだようで、得心したように頷いた。
「……? ああ、勘違いなさっていますね。私はちゃんと、綾小路くんに好意を持っていますよ。小説の話が出来たのは楽しかったですし、男女関係になっても別に束縛とかしなさそうですし……幾ら何でも、好意の欠片も持っていない男性に処女を捧げるつもりはありませんよ。私が少なからず綾小路くんに好意を持っているからこそ、こうした申し出をしているのです。もしかして私、軽い女とか思われてます……?」
「いや、流石にそんな事は思っていないが……」
椎名の申し出に、懐疑的だったのは確かだ。
それはそうだろう……
女とセックス出来る機会とか、間違いなく飛びつくだろうし。
ともあれ、椎名はきちんと俺に好意を持って関係を持ちたいと言っているらしい。確かに俺は櫛田や恵と肉体関係を持っているが、正式な恋人になったワケでもない。
櫛田達には悪いが、義理を通す理由は薄いワケだ。
そもそも、二人以上の女性と関係を持った時点で義理も倫理も何もない。
それに、現Dクラスのまとめ役である彼女と親密になるメリットは大きい筈だ。
それに、正直に言ってしまえば興味もあった。
常に眠たげな眼をしているこの少女が、セックスの時にどれ程乱れてくれるのか……それを考えると、自然と下半身が熱を帯びて来る。
考えてみれば、椎名は俺と肉体関係を持つ為にわざわざ部屋に招いたのだ。
そう思うと、ついつい彼女の胸元やお尻に視線を向けてしまう。
あの二人と情交を重ねた事で、すっかり性的なブレーキが緩くなっているらしい。
そんな俺の視線に気付いた椎名は、頬を赤らめて笑みを浮かべた。
「どうやら私に欲情して貰えているようですし、肉体関係を結ぶ事に異存はないという事でよろしいですか? えっと、私から脱いだ方がいいのでしょうか?」
「……いや、脱がせたいんだが……いいか?」
「構いませんよ。どうぞ」
椎名はそう告げるとベットにちょこんと腰掛け、俺の行動を待った。 既に抵抗する気が失せていた俺は椎名の制服のネクタイを解き、胸元のボタンを次々に外していく。
すると、ブラに包まれた椎名の乳房が俺の前に晒け出された。
俺はブラをずらすと、はだけられた椎名の乳房にむしゃぶりつく。
「あぅ……っ!」
胸にいきなり吸い付かれた椎名は頬を上気させ、色っぽい声を漏らした。
俺は椎名の胸に痕が残る程の力で吸い付き、甘い香りのする椎名の乳房を文字通り貪っていく。
同時に右手を伸ばして椎名のお尻を鷲掴みにし、手に吸い付くような椎名の尻の感触を思う存分堪能していく。
「うぅ……おっぱい、吸われちゃいました……恥ずかしいです……」
ようやく俺が椎名の胸元から離れ惜しみつつもお尻から手を離すと、椎名は赤くなった顔でそんな事を呟いて来る。
その姿に俺は興奮を高め、素早く服を脱ぎ捨てると勃起した逸物を椎名に見せつけるようにして突き出した。
「……え……? あの、こんなに大きくなるものなんですか……?」
「……取り敢えず、俺のは大きい方らしい。悪いが、舐めて貰っていいか?」
「……フェラチオ、という行為ですね。本で読んだ事があります……えっと、失礼しますね……」
椎名は俺の巨根におっかなびっくり近付きながら、いきなりぱくり、と俺の逸物を口内に飲み込んで見せた。
俺の肉棒が大き過ぎて全てが口内に入ったワケではないが、それでも椎名の暖かな口に包まれた肉棒から得も言われぬ快感が襲って来る。
「あむ、んちゅ、ぺろ……」
「く……」
椎名は恐る恐る飲み込んだ俺のペニスに舌を絡め、ゆっくりとしごき始めた。
初心者らしく拙い口戯だが、椎名の小さな唇に俺のペニスが突き入れられている光景は俺の支配欲を刺激し、あっという間に射精欲が襲って来る。
「ぐ、出る……っ!」
「んむっ、むぅぅぅぅぅぅぅぅ……っ!」
俺は反射的に椎名の頭を抱え込むと、無理やりペニスを根本まで口内に埋め込んで射精を開始した。
肉棒が震える度にどくりどくりと精液が噴き出し、俺に頭を掴まれている椎名はその精液を飲み込む他ない。
こくりこくりと喉が鳴る度、俺の精液が椎名の体内に直接注ぎ込まれていく。
強引に精液を飲み込ませるこの感覚は、酷く俺の獣欲を刺激した。
「く、ふぅ……」
「……っ! けほっ、けほっ……!」
結局俺は最後の一滴を出し切ってから、ようやく椎名の口からペニスを引き抜いた。 ようやく口から異物がなくなった椎名は、苦し気に息を吐き出す。
流石に悪いと思った俺は椎名の背中をさすり、椎名の呼吸が整うのを待った。 そうこうしているうちに椎名の呼吸が正常なものに戻って行き、最後に大きく息を吸い込み、椎名は溜め息を吐いた。
「……息が出来なくて、一瞬気が遠くなりました……これが、男性の性欲ですか。正直、軽く考えていましたね……まさか、フェラチオで死にそうになるとは思いませんでした」
「……悪い。抑えが効かなかった」
「まあいいです。それだけ、私で興奮してくれたって事なんでしょうし……それで、次はどうすればいいでしょうか? 今度こそ、全部脱いだ方がいいですか?」
椎名の問いかけに俺は椎名の全身を舐め回すように凝視しながらしばし考え、正直に欲望を口にする事にした。
「……いや、そのままの恰好でベットにうつ伏せになってくれるか?」
「後背位、というやつですね。分かりました」
椎名は俺の指示に素直に従い、ベットにうつ伏せになって俺にお尻を向けて寝転んだ。
俺は寝転んだ拍子にずり上がっていた椎名のスカートを捲り上げ、ショーツをずらすと彼女の秘所にペニスを押し当てる。
「……入れるぞ」
「これで私も処女卒業ですね。ではお願いしま……っ!」
そして、俺は椎名の答えを聞いている最中に腰を突き出し、一気にペニスを根本まで椎名の秘所に突き入れた。
破瓜の血が飛び散ってシーツを汚し、処女のきつい締め付けが俺のペニスを歓待し背筋に震えるような快感が迸る。
「……っ!! ぅ……い、痛いですね……初めては痛いものだと聞いていましたが、此処までとは思いませんでした……」
「……一気にやった方が負担が少ないと思ったが、大丈夫か?」
「大丈夫、と言えればいいんですが……すみませんが、あともう少しこのままでお願いします。そうしたら、痛みにも慣れる筈ですので」
椎名は痛みを堪えながらも、俺を気遣ってくれているようだった。 処女を失う痛みは、尋常ではないものと聞いている。今彼女が味遭っている痛みも、相当なものの筈だ。
根性が据わり過ぎていた櫛田や俺限定のM属性が開花していた恵と違い、椎名は至極真っ当に痛みを堪えている。 ならば、俺も此処は自制心を発揮するべきだろう。あと何分保つか、真に怪しい自制心ではあるが。
「……お待たせしました。もう動いて大丈夫ですよ」
暫くすると、椎名がそう言って来る。
ペニスを挿入した膣内に意識を向ければ、若干だが愛液で湿っている様子がある。
それでもまだ痛みはある筈だが、折角の椎名の気遣いだ。 俺は素直に椎名の厚意に甘える事にし、ゆっくりと腰を動かし始めた。
「あぅ……っ! うぅ、あぁ……っ!」
「ぐ……っ! これは、我慢出来そうに、ないな……っ!」
椎名の膣内は処女特有のきつさがありながらも俺のペニスを満遍なくしごき上げ、素晴らしい快感を与えて来る。
うねうねと動く肉癖は俺のペニスを四方八方から刺激し、奥に進む度にきつくなる締め付けは俺の肉棒をもっと固く、もっと大きくするように切なげに奉仕している。
その期待に応えるように、俺のペニスはどんどん膨張し、椎名は巨大化したペニスに胎内を抉られる感覚に翻弄されて苦し気な声を漏らしている。
「あぅ……っ!」
俺はピストン運動を続けながら椎名の胸に手を伸ばし、ふわふわのお餅のようなその乳房を揉みしだいた。
乳房を揉みしだく程椎名の秘所の愛液の量が増え、締め付けも心なしかきつくなっている。
やがて椎名の声に嬌声が混じり始め、その声を聞いた俺の腰の動きが一層激しくなっていく。
「ぐ……っ! そろそろ、射精すぞ……っ!」
「はいっ、中にお願いします……っ!」
中出しの懇願の俺の理性は焼き切れ、最後に力任せに腰を叩きつけると椎名の身体に全身でのしかかり、逃がさないように密着した上で俺は肉棒の栓を解放した。
「ぐ、おぉぉぉぉぉぉぉ……っ!」
「ふぁっ、あぅぅぅぅぅ……っ! 熱い、です……っ!」
根本まで突き刺さった俺のペニスの先端からどくどくと精液が注ぎ込まれ、胎内に精液を浴びた椎名はその熱さを感じて嬌声をあげた。
俺の腰がぶるぶると震える度にどくりどくりと白濁液が吐き出され、瞬く間に椎名の膣内を白く染め上げていく。
俺はぐいぐいと腰を椎名の尻に押し付けながら、思う存分彼女の胎内に欲望の滾りを注ぎ込んだ。
「……ふぅ……」
「……あぅ……お腹、熱いです……」
ようやく射精が終わると俺は脱力し、椎名の上に倒れ込んだ。
椎名もまた絶え絶えの息を漏らしており、見るからに疲労困憊だった。矢張り、処女の椎名に俺のセックスは負担が大きかったらしい。
「……えっと、これでセックスフレンドになれましたよね。初体験も済ませましたし、此処から徐々に仲良くなっていきましょう」
「……普通、順番が逆なんだが……まあいいや、俺としては異存はないし……」
何処かズレた事を言う椎名に対し、俺は再び溜め息を吐いた。
ともあれ、これで櫛田と恵に続き、椎名とも関係を持ってしまった。
童貞を失ったばかりの男子高校生の性欲の暴走とも取れるが、
「……あ……また、硬く……」
その証拠に、未だ椎名の膣内に埋め込まれている肉棒が再びその硬さを取り戻していた。
胎内を抉る肉棒の硬質化を感じ取り、椎名が切なげな溜め息を漏らす。
「……悪い。もう1回、いいか?」
「あ、はい。大丈夫です……私から言い出した事ですし、満足するまで付き合います」
微妙に俺の性欲を侮っている様子の椎名に自然と笑みが零れ、俺は一旦肉棒を引き抜くと椎名を抱き起し、正面から抱き合う形になると対面座位の姿勢で再びペニスを挿入した。
「くぁ……っ!」
「く……っ! 癖になりそう、だな……っ!」
俺は椎名の尻を力任せに掴みながら、腰を突き上げていく。すべすべの椎名の尻の感触を味遭いながらのピストン運動は最高で、視覚的にも充分俺を興奮させた。
手に吸い付くお尻の感触も、俺のペニスを満遍なく刺激する膣内の感触も、最高以外の言葉はなかった。
豊満な身体で俺を楽しませてくれた櫛田や、程よい抱き心地と従順さで俺の征服欲を満足させてくれた恵とも違う、独特の魅力が彼女の身体にはあった。
「あ……っ! くぅ、ふぁ……っ!」
「いいぞ、椎名……っ! お前の身体、最高だよ……っ!」
「はぅ……っ! あ、りがとう、ご、ざいます……っ! で、いいん、でしょうか……っ!?」
俺の突き上げに翻弄されつつ、椎名は頬を上気させながらそんな事を宣った。
普段無表情な彼女のこんな表情を見ているのが自分だけであるという想いが獣欲を滾らせ、俺は射精するべくラストスパートに入っていく。
「く……っ!
「ひゃう……っ! は、はい……っ! 中に
俺はそのまま猛然と腰を突き上げ、最後に椎名の尻に指を食い込ませると子宮口に亀頭を密着させ、肉棒の栓を解き放った。
「ぐ、くぅぅぅぅぅ……っ!」
「ふぁぁぁぁぁぁぁぁ……っ! あ、つい……っ! また、私の中、熱いのでいっぱいです……っ!」
俺は椎名の身体を逃がさないように掴みながら、腰を震わせてどくどくと精液を注ぎ込んで行く。
脈動するペニスから絶え間なく白濁液が注ぎ込まれ、膣奥を精液で叩かれた椎名はびくびくと痙攣している。
椎名の膣内は瞬く間に俺の精液で埋め尽くされ、収まり切らなかった精液が結合部から漏れ出ていた。
「ふぅ……」
「……あぅ……お腹の中、ポカポカして来ました……」
精液を最後の一滴まで注ぎ終えた俺は、椎名を抱き締めつつ脱力した。
椎名はくたりと身体を俺に預けながら、陶然とした表情で胎内に注ぎ込まれた精液の感触を堪能している。
その様子に俺は再び獣欲を刺激され、三度目のピストン運動の再開まではそう長くはかからなかった。
……櫛田と関係を持ってから、俺の自制心とか倫理観の敷居は若干以上に低くなっている。
自分から女漁りをする事はないだろうが、据え膳が用意されれば手を伸ばしてしまう程には今の俺の理性ってやつは切れ易くなっていた。
そして、俺の脳裏には
恐らく、
というワケで椎名編でした。椎名を書こうと思ったのは、七巻表紙の椎名の腰つきが凄くエロいと思ったからです。胸はそれほどでもないけど、お尻がいいよね。
次は坂柳編です。お楽しみに