リリカル龍騎ライダーズinミッドチルダ R-18 作:ロンギヌス
今回はあのキャラクターが登場します。
それではどうぞ。
恋人同士となった東條悟と二宮梨花。
ミラーワールドでの戦いの中、芽生えた恋心は2人にとって、自分の心を支え合う柱となっていた。
それを証明するかのように、いつしか2人はモンスターやライダーとの戦いから生還するたびに、性行為を行うようになっていった。
生きる事とは、求める事。
生きる事とは、愛する事。
自分達は、今もこうして生きている。
それを確かめる為に、2人は互いに強く求め合い、互いに激しく交わり続けた。
「んぁ、あ、ぁ、あぁっ!!」
「く、ぅう……はぁ、あぁ……ッ!!」
その強い愛欲は、時間すらも選ばない。深夜まで熱い夜を過ごしたにも関わらず、白い朝日が照らされる中で眠りから目覚めた2人はまたしても、ベッドの上で互いの肉体を激しく交えていた。体を仰向けにした梨花の両足が左右に開かれ、その上から東條が何度も腰を打ちつける。そのたびに梨花の嬌声が鳴り、東條はそんな彼女の豊かな乳房を両手で優しく揉みしだき続ける。
「ッ……梨花ちゃん、また、イク……ッ!!」
「あ、あぁっ……来て、悟さん……あ、んぅ、んんんっ!!!」
東條の腰の動きが止まり、梨花が大きく喘ぐと共に体をビクンッビクンッと震わせる。2人の下半身がしっかり密着する中、梨花は下腹部の中を熱い物が広がっていくのを感じ取る。息が荒い東條は梨花の乳房の上に頭を乗せ、その際に彼女の乳房がフニョンと形を変えた。
「はぁ、はぁ……ッ」
「ん……悟、さん……♡」
「梨花ちゃん……」
こんなに朝早くから行為に至ってしまうのは、これが初めてではない。むしろライダー同士の戦いが進行していくと共に、2人が行為を行う回数は更に増えていっていた。
ライダー同士の戦いは非常に過酷だ。
それどころか、最近はモンスターの数も徐々に増殖しつつある。
そんな状況下でもこうして互いを求め合ってしまうのは、戦いが佳境に入りつつあるからだろうか。
「……ごめんね、梨花ちゃん。こんな朝早くから」
「ううん、良いんですよ悟さん。私もそうしたい気分でしたから。今日は大学の講義も午後からですし」
行為が終わった後、2人は互いに生まれた格好のまま布団に包まり、しばしの休憩タイムに突入する。東條が梨花の前髪を優しく掻き分け、梨花は頬を赤く染めながら東條の胸元に顔を寄せていく。
(東條さんの肌……温かい)
ライダー同士の戦いなど関係ない。
こうしている間だけ、戦いの事など忘れていられる。
この時間こそ、梨花にとっては何よりも一番幸せな時間だった。
こんな日常がこれからも続いていって欲しい。
それが彼女の切なる願いだった。
しかし、運命とは残酷な物。
ライダーとしての宿命は、そんな2人を決して逃がそうとはしなかった。
「東條悟だな」
それは突然の事だった。
「……誰かな、君は」
「おいおい、俺の事なんか眼中にもないってのか。随分な挨拶だな」
その日、梨花から頼まれた買い出しを終えて帰宅しようとしていた東條の前に、まるで待ち伏せでもしていたかのようにその人物は現れた。
「随分探したぞ。今まで一体どこに隠れてたんだか」
「……?」
その人物……ベージュのコートを着込んだ黒髪の青年は、どこか疲れているかのような口調でそう告げながらも、東條の事を強く睨みつけている。それに対し東條は、いきなり自身の目の前に現れてはこちらを強く睨みつけて来たその青年を前に、困惑の表情を隠せないでいた。
「ッ……いきなり何かな、人違いなんじゃないの?」
「今更とぼけても無駄だ。お前がしでかしてきた所業、俺は今でも忘れてないぞ」
「意味がわからない……君の事なんか、僕は知らない……!!」
「何……?」
記憶を失っている東條からすれば、目の前に立っている青年の事など全く記憶にない。一方で黒髪の青年も、東條の態度を見て何か様子がおかしい事に気付き始めた。
「お前……本当に何も覚えてないのか?」
「だから知らない……君は、一体誰なんだ……!?」
「……その様子、嘘じゃなさそうだな」
黒髪の青年は「こりゃ参ったな」とでも言うかのような反応で髪を掻いた後、コートのポケットからある物を取り出して東條に見せる事にした。
「なら、これを見たらわかるか?」
「ッ!? それは……」
黒髪の青年が見せつけたのは、カメレオンのエンブレムが刻み込まれた黄緑色のカードデッキだった。それを見た東條は目を見開き、すぐに目の前の青年がライダーである事を察する事ができた。
「君も、ライダーなの……!?」
「木村大地、仮面ライダーベルデ……お前とは、今まで何度も戦り合ってきた仲さ。仕掛けて来るのはいつもお前の方からだったけどな」
黒髪の青年―――“
「俺に付いて来い」……と。
「フンフンフフ~ン……♪」
一方、大学の講義を終えた梨花はと言うと。彼女は楽しそうな様子で鼻歌を歌いながら、車に乗って帰宅しようとしていた。
家に帰ったら東條が待っている。
そう考えるだけで、彼女の表情には自然と笑顔が浮かび上がる。それほどまでに、彼女の頭の中は東條の事でいっぱいになっていた。
しかし……そんな彼女の時間もまた、悪意に蝕まれようとしていた。
「フンフ~ンフ……ッ!?」
突如、梨花は楽しそうな表情を一変させ、ブレーキを強く踏み込み車を急停止させた。彼女が突然車を止めた理由は、彼女が乗っている車の前方に堂々と立っている、ある男の姿を見たからだった。
「遊んでくれよ、二宮」
ガラの悪そうな容姿に、ボサボサの金髪、そして上半身に着込んだ蛇柄のジャケット。それらの特徴は、今もなお逃走中の脱獄犯と全て一致していた。
「ッ……浅倉威……!!」
道路の上で待ち構えていたその男―――“
「やっと見つけたぞ。ここ数日、ライダーに会えなくてイライラしてたんだ」
「……まだ、戦いを続けるつもりなんですか?」
「おかしな事を言うな。ライダー同士は戦うもんだろう……こんな風になぁッ!!」
「……ッ!!」
既にベルトを腰に装着していた浅倉は、カードデッキをベルトに装填して王蛇に変身、すぐさま梨花に向かって駆け出していく。梨花も車のフロントガラスにカードデッキをかざし、出現したベルトにカードデッキを装填。アビスの姿になると同時に、王蛇が振るって来た拳を両手でガードしてみせた。
「俺と遊ぼうぜ……なぁ?」
「……はぁっ!!」
「クハハハハ……!!」
王蛇の拳を振り払ったアビスが掌底を放ち、それを受けながらも高笑いする王蛇がアビスに掴みかかった後、2人は車のフロントガラスを通じてミラーワールドへと突入。誰の邪魔も入らない戦場に立ち、2人は戦闘を開始する。
≪SWORD VENT≫
「さぁ、祭りを始めようか……!!」
≪SWORD VENT≫
「させない……あなたの祭りは、今日で終わらせる!!」
ベノサーベルとアビスセイバーが激突し、金属音が大きく鳴り響く。そこから2人は激しく斬り結び合い、互いの装甲から火花を何度も散らし合っていく。
「なるほど、記憶喪失ねぇ……」
とある公園。木村は東條を連れてここまで移動した後、ベンチに座り込んだ東條からこれまでの事情を知る事となっていた。流石の木村も、東條が過去の記憶を失っている事までは想定外だったらしい。
「ねぇ。君は僕の事を知ってるみたいだけど……さっき言ってた事、どういう事かな? 僕の方から、君に何度も仕掛けてたって……」
「あぁ、お前には嫌と言うほど苦労させられた。英雄に相応しくないだの何だのと、な」
「英、雄……?」
その単語を聞いた時、東條の中で何かが引っかかったような気がした。しかし、それで何かを思い出せるような感じはなく、そんな様子の東條に気付いていない木村は話を続けた。
「なぁ東條。俺が何で、お前の事を探し続けていたと思う?」
「……?」
「お前が危険過ぎるからだ」
「どういう事かな……?」
「お前は覚えてないだろうから言わせて貰うぞ。お前は既に、人の命を奪っている」
木村の口からストレートに言い放たれた一言。それは東條を驚愕させるのに充分過ぎる威力があった。
「僕が、人の命を……?」
「だからお前を探し続けた。そしてお前の行方を追っている内に、お前が1人の女と一緒にいるっていう目撃情報を手に入れた」
木村が懐から取り出した1枚の写真。そこには青色のドレスを着た梨花の姿が写り込んでいた。
「大学のミスコンで準優勝だったらしいな。こりゃ確かに凄い美人だ」
「ッ……梨花ちゃんを監視してたのか……!!」
「俺だって、できる事ならこんな変質者みたいな真似はしたくなかったさ……だが俺は、急いでお前を見つけなければならなかった。彼女の為にも」
「彼女の為に……?」
「彼女の元を去れ」
木村が続けて言い放った一言。それは今の東條にとって、最も残酷な内容だった。
「それから、お前のデッキも俺に渡せ。デッキを壊した後は、お前が契約しているモンスターも俺が倒す」
「ッ……何でそんな事を……!!」
「彼女を守る為だ。もしお前の記憶が戻る事があれば、お前の身近にいる彼女が危ないからな」
「僕は彼女を襲ったりはしない!! 僕は彼女を愛してる、だから―――」
「だからこそ危険なんだ。記憶を失う前のお前は、そうやって大事に思っていた人間を、自分の手で殺めてる。彼女だってきっと例外じゃない」
「勝手な事を言わないでくれるかな!!」
東條は苛立った様子で立ち上がり、木村の胸倉に掴みかかる。
「君の言う事なんか信用できない……彼女は僕が守る!! デッキも渡さない!!」
「……そうか」
木村は胸倉を掴んでいる東條の手を引き離し、コートを整える。激昂する東條を前に、それでも彼は冷静さを失う様子はなかった。
「そこまで言うのなら仕方ない……お前には悪いが、力ずくでデッキを奪うだけだ」
「やってみなよ、やれるものなら……!!」
木村は左手でベルデのカードデッキを取り出し、東條も右手でタイガのカードデッキを取り出す。2人は公園の大きな噴水の前に立った後、噴水の水面に向かってカードデッキを突き出し、出現したベルトを腰に装着する。
「「変身!!」」
木村は正面に振るった右手で指を鳴らし、東條はクロスした両腕を腰に下げてから左手を正面に突き出し、それぞれカードデッキをベルトに装填。東條がタイガの姿に変身するその横で、木村はカメレオンの特徴を持った黄緑色の戦士―――“仮面ライダーベルデ”の姿へと変身した。
「「……ハッ!!」」
タイガとベルデは同時に水面に飛び込み、ミラーワールドへと突入すると同時に戦闘を開始。タイガが振りかぶった拳をベルデが受け流し、タイガに向かってハイキックを炸裂させていく。
アビスvs王蛇。
タイガvsベルデ。
それぞれ異なる場所で、ライダー同士の戦いは再び始まってしまうのだった……
To be continued……
という訳で、『RIDER TIME 龍騎』より木村/仮面ライダーベルデの登場です。木村は何らかの話で出してみたいと思っていたので、無事に出す事ができて良かったですね。出て来たのはよりによって18禁版ですが←
ちなみに下の名前は『
さて、突然始まったアビスvs王蛇、タイガvsベルデの2大勝負。
戦いの行方は次回以降をお楽しみに。
ちなみになのは側のキャラクターは次回辺りで登場予定です。