※この作品はR-18です。

復讐者になって異世界を攻略しよう   作:ムリエル・オルタ

4 / 5
原作のサブタイに倣った形で書くけど以外に思いつかないものだな。書いてる途中でgateの二次創作考えちゃうし、浮気性だ!(今更)

この作品って登場人物もどんどん強くなるからオリ主君もどんどん強くなる。だからツッコミは厳禁だよ?


感動の再開かもしれないけど私からしてみれば殆ど初対面に近いようだ

「クラスメイトに狩られんなよー、達者でなー、シッシッ」

「シッシッって…………お邪魔しました」

「「「本当に来ないんですか?」」」

 

まるで追い払うようにABCDを見送るマスターを見ながら私は今後のことを考える。

私が工房にこもっている間に何やら話し合いがなされ、ABCDは森を抜けた先にある街に行くそうだ。近くにある川に沿って歩けば確実に行けるだろう。

マスターはABCDから聞いた。愚かな男どもが森を抜けないように此処に留まるようだ。ならば今はマスターのサーヴァントである私も残るのが道理だろう。情報室や観測室からの報告ではこちらにマスターの学友が近づいているのを感知した。ABCDの話を聞く限り、ロクな人間性は無いだろう。マスターへの報告はするべきではない。

 

それに、どんな能力を持っているか不明だ。不明の場合はこちらも宝具を開帳しなくてはならないかもしれない。その場合の周辺への被害を鑑みて森に留まる方が安全だろう。いざとなれば焼却式を使い、全てを焼き尽くす覚悟もある。マスターだけは何としても守る。それが私の命を繋げてくれたマスターへの恩返しとなろう。

 

私の中にある人類に対しての憎悪も何故かマスターには働かない。むしろ、『こいつ人間?』と憎悪が疑念を持ってっしまっている気さえする。それでも私の人類に対しての憎悪が無くなった訳ではない。これからも要注意だろう。

そんな事を考えている間にマスターとABCDは別れていた。どうやら話は済んだらしい。

 

「さて、マスター私はいつも通り食糧調達と地理調査を行う。何かあれば念話で言ってくれ」

「わかった。にしても便利だなコレ。スキルじゃないっぽいけど」

「当たり前だ。それはサーヴァントとマスターの魔力をパスに話すことができるものだからな。いわば魔力の糸でできた糸電話の様なものだ」

 

故にマスターとサーヴァントの間以外での利用は出来ない。私以外に英霊の座への召喚権を持っている人間は今のところ発見されていない。ならば問題ないだろう。

私はその後マスターと別れ森の散策に移った。と言っても観測室や情報室によって森の情報は全て毎秒更新されている。

 

それを理由にマスターから離れた理由はただ一つ。魔術王(・・・)であるの霊基に混ざりこみ癒着し、一つとなった他の霊基を持つサーヴァントへの変化(・・)の実験だ。生命院に調べさせた結果私に混じっているのは全てがアヴェンジャークラスだった恐らく職業復讐者が原因だろう。順に真名をあげてみる『アントニオ・サリエリ』『ゴルゴーン』『エドモン・ダンテス』『ジャンヌ・ダルク・オルタ』『〇〇〇〇〇〇〇』『アンリマユ』『アルケイデス』それらの霊基が私の本来の霊基と歪に交わっている。

今回はこの中から比較的安全であろう『アントニオ・サリエリ』に変化することにした。

 

「グッ……………………ガァッ!?」

 

メキメキと体中の骨が軋むのが分かる。すべての霊基を元に統合され完成した私の体を別のものに変化させているからだろう。形容しがたい痛みに襲われ、私はその場に倒れこむ。骨が再構築され肉体が内側から変化していく。これは、ほかの事にも使えるかもしれないな。体内時計は痛みで狂い、わからない。魔神柱からの情報で一分も経っていないことを知らされる。

 

「一々この痛みを感じ無くてはならないのか。いや、それでいい………………のかもしれないな。私が人間ではない化け物だと分かるのだから」

 

マスターに悟られないように遠くに来ている。そのため、近くに姿を確認する術がない。私は仕方なく川辺に近づき覗き込む。そこには普段の見慣れた顔ではなく少しばかり老けた男性の顔が映し出されていた。

 

「見た感じは成功だな。しかし、少しばかり力が入らないな。…………………………ほかの場所にリソースを分けているのだろうか?まだ要実験だな」

 

そう言ってその場から離れもう一度元の姿に戻ろうとした瞬間。

 

「(巌窟王ヘルプ!ビッチリーダーとそのお供が俺の後ろついてくる!目が怖い!ヘルプ!)」

「(助けに行ったほうがいいか?マスター)」

「(ちょっぱやで!)」

「(承知した。その場を動くなよ、マスター)」

 

マスターから念話でのメッセージが来た。ビッチリーダー?そんなモンスターは聞いたことがない。モンスターは人間や普通の動物とは違い急速に進化するのかもしれない。いまだこちらに来て日が浅い私たちでは到底理解できない生態系だろう。聖杯が完成してない今。マスターを失うのは自殺行為だ。以前試したモンスターから採取できる魔石を食すことでの現界にはあまりにも魔力が乏しすぎる。複数の霊基の複合体の私の燃費が悪いのもその一因だろうが。

 

しかし、事態はそんなに悠長に出来ない。今すぐマスターの元に駆け付けなければならない。私は慟哭外装を纏いマスターの魔力を辿り駆ける。慟哭外装は空を飛ぶことも出来るが先ほどマスターの念話から聞こえたビッチリーダーなどという正体不明のモンスターも居る様だ。ならば無暗に空を飛ぶのは下策。そもそも、発情した猿に成り下がったマスターの学友に居場所を知らせるようなものだ。よって、空は飛ばない。

 

木と木の合間を縫うように駆け、マスターの場所まで行く。途中で雑魚に会ったがガンスルーするか、必見必殺(サーチアンドデストロイ)の精神で殺しながら進んでいった。

しばらく進むとそこには冷や汗を滝の様にかいているマスターと目からハイライトを消し去った女が複数人いた。

一応慟哭外装そのままにマスターの横に着地する。

 

「マスター。これはどういう状況だ?」

「いやー…………………あのー……………………使役した?」

「使役?………………つまり奴隷にしたと?」

「極端!違うから、全く違うから。ビッチリーダーとビッチABCDが何故か俺のスキルの使役に反応しただけだから。俺悪くない」

「……………………今はそういうことにしておこう。で?これからどうするつもりだマスター。近くに集団で固まる生物が居る様だが。おそらく息遣いからマスターと同じ類だろう。ついでにそれを囲むようにモンスター共が居る様だ。どうする?私に命じ、モンスターを殺すか?」

 

私はある方向を見ながらそう言った。その方向ではモンスターに包囲された人間がいる方向。慟哭外装の中でニヤリと笑いながらマスターに聞く。マスターはビッチリーダーと呼ばれた女を一瞥した後私に顔を向け、頷いた。

 

「仕方がないから助けに行こう。そしてビッチリーダーを押し付けよう!」

「フッ、まぁいい。いや、Yse,My Masuter!」

 

そう言って集団に向かって跳ぶ。瞬歩というわけでもない。単純な身体能力によるものだ。目の前に現れたモンスターを一閃し、切り殺す。

そして、女の集団に向かって聞こえる声で叫ぶ。

 

「死にたくなかったら耳を塞げ!公演の始まりだ」

 

その言葉と同時に私は魔力の糸でできたバイオリンを作り、演奏を始める。死の演奏だ。聞いた者を殺す演奏。聞いた者を切り刻む演奏。人間によって歪められた人物像、人生、その恨みの籠った演奏だ。耳を塞がなかったモンスター共は体の内部から切り刻まれていく。脳を刻まれ、内臓を刻まれ、体中の穴という穴から血を流しながら絶命する。公演の時間は約3分。その間に女の集団を取り囲んでいたモンスター共は死んだ。耳は塞げといったが目を閉じろとは言っていない。つまり、私が演奏したことによって自分たちを囲んでいたモンスターが死んだことに驚いていた。

 

「終わったー?」

「あぁ、無事にオーダーは完了したぞmio maestro(我が主)」

「ずいぶんとイタリア語が流暢だー。恋多き男?」

「ハッ、私にはそれは皮肉にしか聞こえないよ。マスター」

 

そう言って肩をすくめる。私は生まれてこの方恋をしたことがあっても道筋がすべて悲惨なものだ。恋多きと言われてもその分、悲惨なことが多い私には皮肉にしか聞こえなかった。そんな事を考えているとマスターは女達のほうに向かっていっていた。

 

「HPポーションだから飲めば回復する…………………茸味だけど?」

 

茸味だけど?そういわれた瞬間その場の空気が一瞬固まった。悪い意味ではなく、「なぜポーションが茸味?」という意味での固まりだ。アレだな、このまま進めば何時か吉本新喜劇がかくやの漫才を見る事が出来るかもしれない。まぁ、それまで私が生きているかは分からないが。

 

「遥…………君…………?」

「いや確かに茸味はないよねー?飲めば不味いし身体に掛けると茸臭いし?」

 

マスターが話しかけた女はまるで此処に居ない者を見るような。それこそ未確認生命体を発見したかのような目でマスターを見ていた。分かるぞ。マスターの目は私の目と同じく魔眼じゃないかと疑う時がある。驚くのも無理はない。

 

それにしてもマスターとあの女は顔見知りらしい。うーむ、何処かで会ったことあるだろうか。私の記憶には全くないのだが。

まぁ、いい。その内マスターから聞き出そう。そう思いながら物思いに耽るマスターに近づくのだった。




オリ主君は遥君と同じく時折残念な感じになります。性欲はあるけどぶっちゃけ、今の状態だと女性に欲情しない。欲情できない。情がわいたとしても自分は死ぬつもりだからできないってのもあります。後、今後オリジナルキャラを出そうと思います。ヤンデレにしようかなー。ヤンデレの居ない小説は私の小説じゃないと思うんですよ(狂気)


ついでに序盤で最初に取ったバックアップは消し飛んだ模様。魔術王の能力じゃなくて復讐者の能力の多用でデータが飛んだようだ。果たして戻るかなー?
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