※この作品はR-18です。

復讐者になって異世界を攻略しよう   作:ムリエル・オルタ

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オリ主君にどうやってヒロインをくっ付けようか迷っています。もういっそ、最初から攻略済みのオリキャラ出すか。そうするか。

スランプって言っても二次創作がスランプなだけで創作はまったく問題なかった件について。なろう復帰のリハビリに投稿するかもしれません。まぁ、復讐ものだと思いますけど。


最近の女子は叫ぶことが流行らしいけどそれで寄って来るのは魔物だけだからやめてほしい

「さて、マスター。ここでウダウダするのも良いが私としては少しこの場を離れたい。少しばかり面白いものを見つけたのでね」

「うーん。いいよ。飛脚だったら持ってきて?」

「異世界に日本の飛脚が居る訳なかろうに………………………」

 

そう言いながらその場から離れようとすると女性の集団のリーダーらしき人間に呼び止められた。

 

「ちょっと待って!一旦待って!で、遥君、とりあえずそのポーション貰っていい?」

「えええぇ~、飲むのっ?」

「えっ、飲めって言ったよねっ?なんで驚くの?」

「いや、普通知らない人に怪しい飲み物勧められて飲んじゃうってどうよ?何て言うかさ~「同級生だよね!何で知らないのっ!?」…………はい?」

 

マスターと漫才を始めた。行ってもいいだろう。では、お暇すると「だから少し待って!」…………………駄目なようだ。仕方なくその場に留まる。

集団のリーダーらしき人間は私からマスターに向き直った。恋の始まりか?祝福しよう。歓迎はせんがな。

 

「え~っと、委員長様?」

「それ名前じゃないしっ!あと、何で様付けなの?」

 

それにしても暇なものだ。いや、マスターの使い魔(サーヴァント)として常に周辺の警戒を怠らないという意味では暇ではないのだが、どうにも視線が鬱陶しい。人間は異物を排除したがると言うがまさか異世界でも適応されるとは。自分たちが危機的状況に居たとしてもその様な事を考えるのはさすが人間といった所か。

 

それはそうと、何時になったら私は解放されるのだろうか。この時間他のことに時間を当てていても問題はないと思うのだが。それに、集団で特に意味もなく固まっているのも悪い。この森に安全地帯などマスターの家とその中にある私の魔術工房くらいだろう。

 

未知の世界で無防備でいるのは愚の骨頂。それがこの人間どもには分からないのだろうか。いや、もともと非戦闘員の人間だったのだ。そんな人間がいきなり武器を持たされ「戦え」と言われても帯腰になったり戦闘そのものを放棄する可能性さえある。そういう意味では未だに犠牲者を出していないこの集団は優秀と言えるのかもしれない。

 

観測室がこの森を観測し、次に近くにある文明の発展具合など調べさせてはいるが観測室からの報告を聞くに文明は中世が一番近いらしい。この世界全体を観測し、地理を把握するのは初手としては当たり前だろう。この世界での生活基盤を作るのに最も適した場所を割り出す。そして平穏に私の願いを叶えてくれる弟子を育成するのも良いかもしれない。そういえば弟子と言えば時空神殿に弟子を入れてそのままだった気がする。時空神殿内にも食糧庫を兵装舎に作らせたため備蓄はあるだろうが、この世界で補充しておいたほうがいいだろう。

 

「マスター。私はいつ解放されるんだ?」

「それは俺のセリフなー。そもそも、ビッチリーダーがいきなり現れたのが悪い気もするけど」

「私の所為!?」

 

マスターによって飛び火した女性が不満げに叫んだ。ここの女性は叫んでばかりだな。周りにモンスターがうようよ寄ってくる。全くもって不用意にも程がある。

マスターも察したのか此方に目配せしてきた。ふむ、ここは私の出番だな。

 

「さて、マスター。そこでほかの連中を守っているといい。私はパーティーに行ってこよう」

「いやいや、そこは主を立てて譲ろうよ?俺、マスターだよ?」

「だからこそだろう。マスターに死なれればサーヴァントである私共々死ぬことになる。私は生きれてもマスターが死んだら厄介だ。それに、今回は毛色の違う戦法を使うのでね。間違えてマスターを殺さないようにしたいのだ」

 

そう言いながら腰まである長い髪を結わいていた紐を解く。バサリと重力に引かれ落ちた髪は次第にうねりを上げ、まるで別の生き物のように躍動する。髪は幾つかの束になり先の方から口ができ、次第に蛇の形をとる。

 

「全く、愚かしい。愚図で愚鈍な畜生風情が、私を見ようとするなど………………。笑止!」

 

そのまま目をカッと開く。使うのは石化の魔眼。見たものを石化させる怪物ゴルゴーンの能力。徐々に動きが悪くなり、最後には石になり動かなくなったモンスター共。それを髪から変化した蛇が放つビームで焼き切る。髪を叩きつけ砕け散る。残ったのは石となり無残に散ったモンスターの死骸だった。

 

「喰らうのも躊躇うほどの汚物を私に見せるな、愚図共が」

 

そう言いながらモンスターの頭が石化した部分を念入りに踏みつぶす。途中で途轍もない嘔吐感を感じ、近くの木に隠れる。

 

「グッ………………………オエェェェェェェェェェェ」

 

口から溢れる血は止めどなく溢れ地面を汚す。急な体の変化に内臓が傷つき血が溢れたのだろう。嘔吐した際に滲んだ涙で霞む視界には夥しい量の血。口元の血を拭い、いつも通りを装いマスターたちの元に向かう。

 

「……………………………………すまない、少しばかり気になったものがこちらに来てね。さぁ、マスター帰るぞ」

「あー、うん。そうだね?じゃっ、御疲れでしたー。それじゃっ!」

「「「「「なんで帰っちゃうのよ‼」」」」」

 

私とマスターが帰ろうとすると怒られた。解せぬ。

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