全身ぼろぼろの剣姫アイズ。渾身の一撃を放った来た。だが、彼女より速く動いた俺。今日の俺は女体に飢えたケンタウロスである。蹄で彼女の剣を弾き、彼女に抱きついた。
「くそっ!」
前戯無しで、突っ込む俺。潤滑液がまだ湧き出ない彼女の秘部に激痛が走る。まして、今日の俺は馬並みな巨砲である。
「痛い…止めて…ダメ…裂ける…」
いやいや、既に裂けているよ。彼女の血液を潤滑液にして、根元まで入れていく。
「うっ…ダメエェェェェェ~!」
あっ、しまった。子宮を貫いてしまったようだ。まぁ、アイズと屍姦も悪く無いなぁ。
◇
「う~ん、なんか、日増しに惨くないですか?」
幽奈の感想。確かに、既に愛情という物は存在していないなぁ。欲望のままに書き殴っている気がしないでもない。
「溜まり過ぎだろ?」
って、狭霧。そうかもしれない。だが、どこで抜けと言うのだ?幽奈と目が合った。
「え!私ですか。構いませんよ。ただ、気持ち良さは無いかもしれないけど…」
霊体である幽奈には、内臓が無い。つまり、そういう事だな。
「そうなると、千紗希か…う~ん…アイズに比べて胸がデカ過ぎるのだが…」
「そのアイズさんって、どんな女の子なんですか?」
幽奈が質問をすると、夏美が剣姫のフィギュアを持ち出してきた。
「凜々しいですね。狭霧さんぽいかな」
狭霧の身体がピクっと反応した。言われれば、似て非なる者か?
「おい、待て!そんな目で見るな!」
狭霧があたふたしている。抱き締めてみる。悪く無い感触だ。
「だから、止めろ…なぁ…考え直せ!」
唇を奪ってみる。舌を入れて、腔内を舐めていると、狭霧が無抵抗になってきた。そのまま、服を脱がしていく。下着姿になっても無抵抗である。下着に手を掛けた俺。一瞬ピクっとしたが無抵抗の上、瞼を軽く閉じている。ブラを外し、乳房を手の平で揉みながら、指で乳首を捏ねてみる。狭霧の耳と顔が赤く染まっていく。パンティが濡れてきたようだ。
「お兄ちゃん、そこまでだよ」
って、夏美からストップが掛かった。ここまでか…抜けないじゃないか。
「で、誰が処理してくれるんだ?」
狭霧をゆっくりと畳に置き、夏美に訊いた。
「う~ん…幽奈さんかな?」
「私?自信が無いんですけど…」
幽奈がお口にアレを頬張った。だけど、何も感じ無い。こんなに可愛い子にフェラして貰っているのに、何も感じない。俺って、不感症なのか?
「お兄ちゃん、不感症だと、そこまで大きくならないよ」
そうなのか、一安心ではあるが…
「しょうが無いなぁ」
って、夏美が狭霧の首に細工をした。
「これで、狭霧ちゃんとしていいいよ」
夏美の許しが出たので、狭霧のパンティを脱がし、ヌメヌメ状態の場所に、ゆっくりと入れていった。
「おい…何をしているんだ…あぁぁぁぁぁ~」
入れただけで喘ぎ声を上げ始めた狭霧。感じ易いのか?狭霧が自ら腰を振っている。う~ん、出ちゃいそうだけど…
「あっ!」
狭霧の声と共に、俺に爽快感が生じた。溜まっていた物が出たようだ。
「でも、出来ちゃうとマズいなぁ」
って、呟くと、
「大丈夫だよ。狭霧ちゃんの首に『奴隷の首輪』って魔具を付けたから、お兄ちゃんの奴隷である狭霧ちゃんは身籠もれないの。出し放題、お兄ちゃん専用の肉便器だよ♪」
って、嬉しそうな夏美。夏美が嬉しそうななら、いいか。
「お前ら…鬼畜兄妹か…」
力無くワナワナ震えている狭霧。もう少し出しておくか。
◇
今朝は憑き物が落ちたようで、爽快である。夏美と共に通学し、夏美と共に下校する。ゆらぎ荘の前まで来ると、幽奈の叫び声がした。
「助けて~、亜樹君!」
俺と夏美で部屋に急いだ。そこには僧侶がいて、幽奈を祓おうとしていた。
「亜樹君…離れたくないよ~」
幽奈が泣いている。こんなかわいい子を除霊するなんて、許せない。俺の中で何かのスイッチが入った。
「夏美、幽奈を保護しろ」
「わかりました」
幽奈を捕らえていた僧侶の霊力のラインを断ち切る夏美。
「貴様ら、あの地縛霊に洗脳されているのか?霊能者であるのに」
悪いが、俺も夏美も霊能者では無い。力が解放された俺が触れると僧侶が燃え上がり、。そして、灰に成っていく。異変を感じた仲居さん、こゆずが部屋に入って来た。
「ダメ、亜樹君!戻ってきなさい」
仲居さんの声…
「夏美ちゃん、亜樹君を戻して、早く!」
俺は俺で無くなったのか?俺は、何者なんだ…
「あい♪」
夏美が俺の背中に貼り付くと、俺の怒りがクールダウンしていく。そして、意識が遠くなっていった。
◇
気が付くと、俺は幽奈の膝で寝ていた。
「俺…何になったんだ?」
「え!」
一瞬、哀しそうな表情になった幽奈だったが、いつもの笑顔になり、
「亜樹君は亜樹君ですよ」
と。俺は俺なのか…それならいいんだが。夏美は仲居さんの膝の上で寝ていた。ダブルノックダウンのようだ。
「夏美は?」
「霊力を使い切ったので、寝ているだけですよ」
って、仲居さん。そうか…夏美、すまない。俺が何かになったせいで。
「まさか、亜樹君が…いえ、なんでも無いです。気にしないでくださいね」
って、仲居さん。それは気になる言い方では無いですか?
「俺は、何者なんですか?」
仲居さん訊いてみた。
「ふむふむ、君は代償を払っているんですね。記憶を捧げたのかな?」
記憶を捧げた?
「俺はどこで産まれたのか、親が何者なのか、記憶が無いんです。俺は、何かをやらかしたのですか?」
「やらかした…そうとも言えます。でも、亜樹君がしたおかげで、この世界は平和なんですよ」
俺は、何かをしたようだ。なんで、それが世界平和に繋がるんだ?
「どこまで話していいのかな…夏美ちゃんはまだ目覚めないし…」
仲居さんは、俺の情報を持っているようだった。
「俺は何者なんですか?俺は俺の事を知らないんです」
幽奈の身体が強張っていく。俺は、ここにいちゃダメなのか…
「明日の朝、夏美と出て行きます」
「その必要は無いですよ」
って、仲居さん。
「寧ろ、ここにいて欲しいですから」
笑顔で俺を見つめている仲居さん。
「記憶を無くしたって、何をしたかを想い出させない為です。決して、悪い事はしていないから、それは安心してください」
そうは言うが、幽奈が俺を怖がっているんだけど…
「昔話でもしましょうか。昔、有能な陰陽師の少年がいました。でもねぇ、彼は6歳で命を落としました」
6歳で…
「彼はこの世を悪い方へ導く最厄を、封じ込むことに成功したのですが、徐々に精神が最厄により汚染されていき、実の姉を殺してしまった。それも惨い方法で…」
俺の脳裏には、夢で見たあの光景が想い出されていく。赤い紐で拘束された姉と交わり、乳首を切り落とし、クリを斬り落とし、そして、首を絞めた挙げ句、斬首した光景だ…
俺の頬に、幽奈の涙が落ちてきた。ポロポロと涙が俺の頬に降ってきた。幽奈には俺の脳裏の光景が見えるのか…
「彼は駆けつけた家族の者達の手で、その場で消されました。だけど、その行為は神様の逆鱗に触れてしまった。彼は世界を救うために、人間を辞めたのだから…そのことを知っていて、彼のフォローを怠ったせいで、こんな結末を彼に与えたと…自らの短い人生を世の中の為に使った少年の最期…神様は彼に残りの人生を歩めるように、彼に器と命を与えることにしたのだけど、神様といえど、簡単に命は作れないそうで、彼に神様は乗り移る事にした。彼の人間としての器が老いて壊れるまで、神様が彼の魂の代わりを果たすことにしたそうです。問題は彼が怒りに震えた時、神様が覚醒し、彼の怒りの原因を排除してしまうこと。あまりにも強すぎるオーラの為、触れた者は燃えて、灰になり消えていく運命…なので、周囲が巻き込まれないよう、怒りをクールダウンさせる為に、神様は義理の妹である九尾の狐に、怒りを鎮める役を頼んだそうです」
まさか、夏美と俺の関係って…
「幽奈さんが亜樹君に恐怖を抱いているのは、その昔話に亜樹君を重ねたからですよ」
って、仲居さん。地縛霊と陰陽師は、祓われる方と祓う方である。それで、幽奈は…いつか、俺が俺でなくなった時に、消されると思っているのか?
「俺は…」
「亜樹君は亜樹君です。幽奈さんが言ったでしょ?」
それならいいけど…
「幽奈さん。亜樹君を頼みますよ」
「はい、いつまでも一緒にいたいですから。ねぇ、亜樹君」
幽奈の口付け…だけど、何も感じ無い。どうにか、ならないかな?この状況って…