種馬のエルフ 作:エルフスキー三世
レンタルショップにネタ探しにいったら対魔忍が並べてあった
ヨシ、対魔忍方式でいこう!!(最後で辻褄あわせ)
その黒髪のダークエルフは美しかった。
双子の姉妹に連れてこられたのは貴人が使うと思しき豪奢な寝室。
女は数々の高価そうな調度品に囲まれた広い寝具の上で、長く肉感的な足を組みながら枕に背をあずけ、隠せぬ気品と傲慢さをもって寝そべっていた。
扇情的な薄絹の夜着をまとい、水瓜のように大きく深い谷をのぞかせる豊かな乳房。艶やかで情欲をかきたてる褐色の肉体を惜しげもなく私たちに見せつけている。
緩々と長耳を動かし、興味深くこちらみつめる切れ長の双眼は満月を映す金の色。漆黒の長い髪は滝のように広がりなだらかに流れて優雅に輝いていた。
女として高い身長も決して欠点にはならず、完成された肢体は美しい以外の言葉が無い。
男ならば……いや同性ですら魅了され、万金を積んでも手にしたいと思う女だ。
そう、黒髪の女の美貌は類をみない、まさに絶世と呼ばれるものであった。
双子の姉妹も優れた美をもっているが女としての完成度が明らかに違っていた。
少女たちが咲き始めたばかりの慎ましい蕾というのならば、黒髪の女は夜の闇の中で鮮やかに咲き誇る大輪の華といったところだろうか。
室内に漂う麝香の香りを感じ、私は太腿をすりあわせて腰をわずかに屈める。黒髪の女の匂い立つような色気に私の男が反応してしまったのだ。
双子の少女たちに搾精され続けた生活は私の内面に大きな変化をもたらしていた。生やされたペニスを弄られ精を吐きだすことへの嫌悪感が希薄になっていたのだ。
しかしそれは肉体の生理現象であって、同姓に対して性的な興奮を覚えるのと決して同義ではなかったはずだ。普通ではない事態に私は混乱し唇を噛みしめて内股になった。
私が今着ているのはいつもとは少し違う衣装である。手足は普段と同じ長手袋と長い靴下だが胴回りは……これは下着なのだろうか?
首から胸、そして股間までを密着しておおう一体型の物で背中は大きく開いていた。
その変わった衣装の中で私の肉竿は逃げ場なく圧迫されて締めつけられ、おさまるどころか益々硬さを増していったのだ。
それに気づかぬのか、それとも私の事情など知ったことではないのか、双子の姉妹は私を黒髪の女の前まで静々と連れていく。手をつかまれ、男芯が衣装から盛りあがってみえるほど勃起した私の歩き方は酷く不自然で滑稽なモノだったのだろう。
寝そべったままの黒髪の女が、クスっと魅惑的に笑った。
初めて会った女に笑われた。それも極上の美をもつ女に……私の久しく忘れていた女としての矜持が煽られ羞恥で頬が熱くなった。
私の飼い主となっていた双子の姉妹が敬う者である。黒髪の女は高い地位にいる者であるとは、頭の鈍い私でも察することができた。
しかし悔しくて不敬と分かっていても女を睨んだ。なぜそのような命知らずな行為をしているのか自分でも不思議でならなかった。
そんな私の不遜な視線を受け黒髪の女は体を起こした。
苦笑したように微笑むその様子はまるで……。
黒髪の女は寝台の上で手をつくと赤子のように四つん這いでこちらに近づいてくる。
いいや、そのしなやかなさまは闇に潜む美しい肉食獣のようであった。
女の豊かすぎる乳房が、肉厚な尻が、私の情欲を誘うかのようにふらりふらりと揺れて動く。
獲物を見据えるように輝く黄金の瞳、美麗な唇を血の色艶の舌がぺろりと舐めた。
同性ですら飲み込む絶望的な妖艶さだ。湧きあがる恐怖とそれ以上に肉欲が滾った。
私の男は今にも弾けそうなほどに張りつめ、女の美しい肢体から目を離すことがまったくできなかった。五感の全てが女に囚われていたのだ。
黒髪の女が再び笑う。先ほどとは違う花と戯れる蝶を見つめるような優しさで。
そして棒立ちの私の前で微笑むと、彼女は熱を帯びた私の頬をそっと美しい指で触れる。
――
たった一言、そう、ささやかれたのは一言だけ。
しかし、その言葉は私の心の奥底へと染み込んでいく。
母親が自らの胎を痛めて生んだ愛しい子に告げるような愛の言葉。
孤児の私が欲しても決して得られなかった……望めなかったもの。
生めなかった命、形になる前に奪われた私の赤子……。
エルフ族の下級民であるハーフエルフのシェリーの人生には皆無であったもの。
それを黒髪の女は呆気なく与えてくれたのだ。
腰と膝の力が抜ける。黒髪の女に倒れこむように体をあずけ、彼女に支えられた瞬間に下着の中で精を放っていた。精神と肉体、両方を満たすほどの歓喜に満ちた射精であった。
私は黒髪の女の胸の中で喜びに泣き崩れながら、腰を震わせて泥のように溜まった膿みを吐きだし続けたのだ。
◇
双子の姉妹はいつの間にか部屋からいなくなっていた。あるいはどこかに控えているのかもしれないが視界には映らなかった。
黒髪の女は男のようにあぐらを組むと、股座の上に私を背面で座らせた。すっぽりとおさまる小柄で矮小な私の体。黒髪の女は微かに笑い、恥ずかしがる私を腕の中にそっと閉じ込める。
薄絹一枚越しに背中に感じる豊かな乳房と落ちつくほのかな体臭。幼子が無条件で安心できる温かさと、しっかりとした重さに心地のよさを感じていた。
黒髪の女は私の太腿を開かせるように撫でる。彼女に逆らうことなく無言の指示に従った。
恥部を無防備に開いた蟹股の両足……今の私は母親に抱かれた赤子のようだ。
黒髪の女は、私の勃起したままの男を布地の上からつかむと緩々と動かし始める。下着の中に吐きだした精液が粘液質な音をたて、それを潤滑油にして滑らかに動く女の指。
尻穴をしめるなどと思いもしない、彼女の愛撫に耐えるなんて考えられなかった。手が数回上下しただけで呆気なく射精していた。
女の腕にか弱い子供のように縋りつき啼きながら精を放っていた。
――まことにお主は
不意打ちの愛の言葉。体を仰け反らせ、足の先をぴんっと伸ばして射精の最中に更に射精していた。精巣から新たな熱が何度も生み出されて狭い鈴口を強引に通って吐きだされていく。
その引くことのない快楽。今まで体験したことのない、体がどこかに消えてしまうかのような浮遊感に恐怖を感じて、私は女の腕により強くしがみついた。
あっ、あっと大声で喘ぎながら長い射精をしていた……やがては厚手の生地に収まり切れなくなった白濁は染みだして、黒髪の女の美しい指すらも汚してしまう。
熱い塊が肉管を通り抜ける男の吐精。
本来であれば瞬間的である快楽を長時間味わった私は息も絶え絶えだった。
女の肩と首の間に後頭部を乗せ、涙と涎を垂らしながら疲労し弛緩する体。黒髪の女に頭を優しく撫でられる。その褒める母のような仕草に心が満たされていった。
下着を横にずらされ、取りだされる縮こまり柔らかくなった皮被りの男性器。こぼれ落ちる精液。途端に漂う顔をしかめるほどの臭気、青臭くきつい牡の匂い。
しかし黒髪の女は嫌がるそぶりを一切みせず、白濁に汚れたペニスをつかむとやんわりと動かしだした。室内に卑猥な音が生まれる。
しなやかな指で包皮を優しく剥かれて緩やかに扱かれる。
美貌の女に奉仕してもらうことの興奮で、肉管の中に残っていた精が射精のような勢いで肉棒から放出される。私は股を大きく開かされたまま最後の一滴まで搾りだされた。
やがておとずれた下腹部の甘い痺れに、力なく悶えた。
◇
黄金色の双眼に見つめられ唇を奪われる。
私は黒髪の女に抱きしめられ、再び硬さを増したペニスを扱かれながら互いの唾液を交換しあうような熱い口づけをしていた。
――名は何という?
息継ぎの合間の問いかけに、ハーフエルフのシェリーです、と声を途切れさせながら答えた。
――
私は返答するように腰をぶるりと震わせ微笑みながら、黒髪の女――キリエの手の中で熱い塊を吐きだしていた。
その日の夜から、ダークエルフの女王キリエと寝室を共にすることになった。
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