ルイズは裸のままベッドの上で正座し、目の前で腕を組んでいるキュルケに事のあらましを説明した。
隣では同じように正座をしているシエスタが
「―――という訳なのよ」
ルイズの話を聞き終えたキュルケは、大きなため息をついた。
「分かったわ。でも、本当におばかねぇ、ルイズは」
「ご、ごめんなさい……」
肩を落とすルイズをシエスタがかばった。
貴族に声を上げる怖さからか、握りしめた拳が震えている。
魔法を使えない平民にとって、貴族は恐ろしい超人である。
「お仕置きをされるなら、どうかルイズ様ではなく、この私を! 今回のことは、メイドでありながらルイズ様を誘惑した私が全て悪いのです」
シエスタの言葉を聞いて、ルイズは涙ぐんだ。
「ああ、違うわ。あなたのような美しい宝石を見たら、手に入れなければいけないと誰だって思うわ。理性を抑えることができなかったわたしの惰弱な精神が悪いのよ。キュルケ! ぶつならわたしを!」
「そんなルイズ様……! 一介のメイドの私をそんなにかばって!」
「あなたはもう一介のメイドではないわ。わたしの一生のメイドよ!」
「ルイズ様!」
「シエスタ!!」
「ルイズ様!!!」
「シエスタ!!!!」
「……あの、二人で始めないでくれる?」
抱き合ってわあわあ泣いている二人の間にキュルケは割って入った。
「別にぶったりはしないわよ。そんな趣味はないわ」
ルイズの涙が止まった。赤い目でキュルケを見つめる。
「許してくれるの?」
「あたしのことを裏切っていたり、嘘をついていたら許さなかったけれどね」
「裏切ってなんていないわ! ただ、その……」
ルイズが濁した言葉をキュルケが続ける。
「そのメイドの娘も好きになっちゃったんでしょ。情熱は誰にも止められないものね」
「そう! そうなのよ! もちろんキュルケのことも大好きよ。いつでも一緒にいたいくらい愛してるわ」
「もう、ルイズったら」
キュルケはルイズの愛の言葉を聞いて頬を染めた。
精液まみれのシエスタを見おろす。
「あなたはいいの? ルイズはあなた一人を愛してはくれないわよ?」
「は、はい。ルイズ様のお側にいることができれば大丈夫です。それに、私」
シエスタが頬を両手ではさみ、体をくねらせた。
「ルイズ様の”はじめて”をいっぱい頂いちゃいましたから」
シエスタの言葉を聞いて、キュルケのこめかみに血管が浮き出た。
部屋の温度が熱くなる。
「ルイズの”はじめて”ね……。ファーストキスも童貞もあたしが貰ったのよ」
シエスタがキュルケに向かってにっこりと微笑んだ。
「ルイズ様がはじめて肛門でセックスをしたのは私です」
「フェラチオをして精液を飲んであげたのもあたしが最初だけれど?」
「全身にザーメンをかけて頂きました。髪の毛にルイズ様のにおいがこびりついています。乳首もきつく噛んでいただいて、歯形が残っているんですよ。無駄に大きいおっぱいよりも、程よいサイズのほうがルイズ様はお好きなようで……」
キュルケとシエスタは視線をぶつけて、笑いあった。
「うふふ、ルイズったら素敵なメイドを見つけたわね」
「ふふふ、キュルケ様のような素晴らしい恋人がいてルイズ様は果報者です」
両者の間で稲妻が散ったのをルイズは見た。
キュルケが先に視線を外し、ルイズを見て微笑んだ。
普通の笑顔のはずなのに、ルイズは狼に狙われたうさぎの気持ちになった。
「ルイズ?」
「は、はいっ!」
「さっきのお仕置きの件だけど、ぶったりはしないから、今度の虚無の日、ひとつだけあたしのお願いを聞いてくれる?」
「えっ、ど、どんなお願いよ」
「それは当日までの秘密。大丈夫、気持ちいいことだから」
よけいに怪しかったが、断る勇気はなかった。
こくこくとうなずく。
「良かったわ。シエスタ、あたしの部屋に来なさい」
「キュルケ様の、ですか?」
うろんな眼でシエスタはキュルケは見つめた。
貴族への臆病さはいつの間にか消えていた。
恋する女は強いのである。
「帰るときのためにマントを貸してあげるだけよ。汚れたメイド服を隠して歩かなきゃいけないでしょう。別に、ルイズの大切な人をこんがり焼いてしまおうなんて思っていないから安心しなさい」
「ああ、それは良かったです。私も、ルイズ様の恋人の料理に毒物を入れてしまおうなんて考えずに済みますから」
「うふふふ、冗談も上手なのねぇ、このメイド」
「ふふふふ、キュルケ様こそお上手で」
二人は笑いながら、ルイズの部屋を出て行った。
ルイズは呆然としながら、二人の後ろ姿を見送った。
「……あ、洗濯物、渡すの忘れてたわ」
ルイズがふたなりになってから虚無の日までは矢のように日々が過ぎていった。
ルイズの一日を紹介すると、こんな感じである。
まず、ルイズの部屋かキュルケの部屋で目を覚ますが、どちらの場合でもキュルケのめざましフェラで起きる。
横になったままキュルケの口を愉しみ、朝勃ちをしずめる。
時間があるときは、そのまま2回戦だ。
キュルケが騎乗位になり、ルイズの上で腰を振る。
褐色の肌が朝の日差しで輝く様子はいつ見ても綺麗だった。
肌を交えてから、キュルケは日に日に美しくなっている。
髪の毛と服を整えてから部屋を出る。
シエスタが毎日洗ってくれる服のポケットの中には、ルイズに宛てた紙が入っている。
授業は今まで通り。
何をやっても爆発ばかりで、ありがたくないことに威力だけが大きくなっている。
コルベール先生が何度かサモン・サーヴァントに再挑戦をさせたが、まったく成功しない。
一度、ルイズの左手のルーンを確認して驚き、見たことがないルーンなので調べると言っていた。
授業が終わると、紙切れに書かれていた場所に向かう。
人気のない場所で、シエスタが待っているのだ。
毎日ルイズの部屋にシエスタが来るのはいかにも怪しいので、場所を変えて逢瀬を楽しんでいる。
今日は薄暗いワインセラー。
「シエスタ、こんなところにご主人様を呼び出してどういうつもり?」と尋ねる。
シエスタは「申し訳ありません。粗相をしてしまいました」と頬を染めて答える。
些細な粗相をルイズはあげつらって、お仕置きをする。
シエスタのおしりを何度も叩く。乳首を引っ張る。つばを飲ませる。足の指を舐めさせる。
そして最後には「ぐずなメイドのせいでおちんちんが大きくなってしまったわ。最後はこれでお仕置きよ」といつもの台詞を言う。
シエスタはスカートをたくしあげて「ルイズ様の精液を子宮にいただければ、私のドジもきっと治ります」とみだらな台詞で答えるので、ルイズはたまらずシエスタの肉体をむさぼる。
2、3回シエスタに精を放った後は、いちゃいちゃと姉妹のように触れ合う。
夕食を食べ、部屋に戻ったらキュルケとの時間だ。
昼間離れ離れだった隙間を埋めるように、ふたりきりになった瞬間から、肌と肌を重ねあわせる。
キュルケに、シエスタにやったことと同じことをしてと言われたルイズは「絶対に怒らないわよね」と何度も確認してから、キュルケの大きなおしりを叩いた。
「んひぃっ!」とキュルケは涙声を出した。
小麦色の乳房を噛み、いくつか歯形を残す。
尻穴に指を入れて少し広げてやってから、ペニスを突っ込んだ。
「キュルケ、おしりの穴に欲しかったんでしょう?」
「んああっ! ああああっ! 変になっちゃうわっ、これっ!!」
アナルセックスは前の穴と違って、吸い込まれそうな感覚が気持ちいい。
キュルケも気に入ったようなので、遠慮なくピストンしてやる。
括約筋がめいっぱい広がる。
腸内に精液を注いでやった。
その日はここでキュルケが気絶してしまったので、ルイズはちょっと消化不良気味に眠りについた。
―――虚無の曜日の朝。
精飲し終わったキュルケがルイズに話しかける。
「今日がお願いを聞いてくれる日だったわよね」
「そうよ。そろそろどんなお願いか教えてちょうだい」
「まだ秘密。あたしはトリステインの城下町で準備をしなきゃいけないから、ルイズは先にここへ行って」
キュルケが地図を渡す。
学院の近くにある森の空き地が示されていた。
「行くだけでいいの?」
「ええ。そうだわ、お昼に食べるものを何か用意しておいてもらえれば助かるわ」
ルイズは了承して、キュルケを見送った。
何をしようとしているのかはよくわからないが、ピクニック気分でちょっと楽しみになる。
(そうだわ。シエスタも連れて行きましょう。昼ごはんはシエスタにお願いすればいいし。それに、あの二人にはそろそろ仲良くなってもらいたいし……)
キュルケとシエスタが出会うと、いつも二人は穏やかに挨拶を交わす。
だが、その眼はまったく笑っていなくて、ルイズの胃はきゅうきゅうと痛むのだ。
シエスタはルイズの誘いに喜んで首を縦に振った。
ルイズは魔法学院の厩舎でシエスタを待った。
空が青い。雲ひとつない晴天だった。
「お待たせしました。ルイズ様」
バスケットを抱えたシエスタが小走りでやってきた。
白い帽子に白いワンピース。胸元の黄色いリボンがいいアクセントになっている。
普段のメイド服とは違う姿に、ルイズのちいさな胸はドキドキと高鳴った。
「わたしを待たせるなんて、後でお仕置きよ。さ、早く乗りなさい」
シエスタの手を取り、馬の背に登らせた。
シエスタはルイズの後ろに座り、両手をルイズの腰に回して、昼ごはん用のサンドイッチがはいった籠を握る。
ルイズは背中に柔らかいおっぱいがあたるのを感じた。
馬の手綱を手に取り、走らせる。
約束の森へと向かった。
風が桃色の髪を巻きあげる。
素晴らしい一日の始まりだった。
地図に書かれていたとおりに馬を走らせる。
真ん中に、元は木こり小屋とおぼしき廃屋がある。
人の気配はなく、落ち着いた場所だった。
ルイズはシエスタが敷いたシートの上で、森から聞こえる音を楽しみながら紅茶を飲んだ。
木々がざわめく音、小鳥がさえずる音、そしてシエスタがオナニーをする音である。
「はあっ……んっ……ああっ……」
貴族様を待たせた罰として、ルイズの前でオナニーをするようシエスタに言いつけたのだ。
地面におしりとくっつけ、ワンピースの裾を口でくわえたシエスタが、己の秘所を指で慰めている。
くちゅくちゅと
ルイズの股間はいきりたっているが、心は平静だった。
毎日毎日、性行為を繰り返したおかげで、女を操る手管手練を自然と学んでいた。
(ぶたれたり鞭で打たれたりすることをシエスタは望んでいたのでしょうけれど、そう簡単にはしてあげないわ。たっぷりじらしてから、ご褒美をあげる)
ティーカップに口づけ、ゆっくりと紅茶を味わった。
馬がカポカポと歩む音がした。
キュルケが到着したのだ。
手綱を木に縛って、赤髪の少女が馬から降りる。
オナニーをしているシエスタを見下ろして、目を細めた。
「あらあら、いやらしいこと」
「んっ……これはルイズ様が……」
「こら! 誰が指を止めていいと言ったかしら」
羞恥で赤くなったシエスタに、ルイズが命令した。
シエスタはキュルケに眺められる屈辱で身を震わせながら、手を動かす。
「はぁんっ! あっ……うぅっ……」
「それでいいのよ。キュルケ、喉が渇いたでしょ」
キュルケはルイズに手招きされ、隣に腰を下ろした。
ルイズはキュルケの紅茶を用意してから、話しかけた。
「トリステインの城下町に行った割には早かったわね」
「ええ、タバサの使い魔に乗せてもらったから」
タバサの使い魔、風竜のシルフィードは一瞬で数百メイルも駆ける。
城下町など目と鼻の先だろう。
「何をしに行ってきたのよ」
「ピエモンの秘薬屋で、これを手に入れたかったの」
キュルケは妖艶な笑みを浮かべて、胸元から小瓶を取り出した。
紫色の液体が入っている。
ピエモンの秘薬屋はルイズも馴染みにしている店だ。
学院の生徒では調合できないような薬を取り揃えている。
「あっ……んんっ! ルイズ様、イッてしまいますっ」
「いいわよ。達しなさい」
「ああっ、ありがとうございますぅっ! んんんっ! イクぅっっ!!」
ルイズとキュルケの前で、シエスタの体が痙攣した。
膣口から蜜が溢れ、大地を濡らす。
ルイズはシエスタの絶頂姿を眺めながら、キュルケに尋ねた。
「それで、そろそろお願いの内容を教えてくれる?」
「もちろん。ルイズもあたしやあのメイドみたいに女のセックスの悦びを知りたくない?」
ルイズの肉棒で二人の少女がよがり狂う様を見ていれば、どんな大きな快楽を得ているのだろうと気にはなっていたが、首を横に振った。
「別に。男とエッチするなんて考えられないわ」
「大丈夫よ。あたしが相手になってあげる」
「でも、キュルケはふたなりでも何でもないでしょ」
ルイズは眉をひそめた。
シエスタをちらりと見ると、また手が止まっていた。
1回絶頂したくらいで動きを止めてしまうとは、今までの躾がなっていなかったと反省する。
オナニーを再開するよう言いつけた。
「まぁ、見ていなさい」
キュルケは突然スカートとパンティを脱ぎ、下半身を露出した。
陰肉を広げて、クリトリスを摘む。
指先でそっと皮を剥いた。
小瓶の中に入っていた液体を一滴、敏感な場所に落とすと、キュルケの肉芽がぴくぴくと震え、成長を始めた。
「んあっ、来てるっ!」
キュルケは甘い吐息をもらし、腰を震わせた。
クリトリスがペニスほどの大きさに育ち、固くそびえ立つ。
目を皿にしてその成長を見ているルイズに、キュルケは微笑みかけた。
「んっ、すごいでしょう。この魔法薬、新金貨で1000枚もしたのよ」
「それ、本物のおちんちんなの?」
「正確には擬似ペニスね。女同士で愛しあうためにクリトリスを肥大化させているの。効果は半日程度だけれど、ちゃんと射精もできるのよ」
「す、すごいわね」
ルイズはつばを飲み込んだ。
キュルケの肌と同じくコーヒー色の肥大化クリトリスをまじまじと見つめる。
「それで、あたしのお願いだけれど……」
「な、なに?」
キュルケはルイズの耳元で
女の甘い香りがして、ルイズの頭がぼうっとなる。
「ルイズの処女が欲しいの」
ルイズは、自分の口が勝手に動くのを止められなかった。
「……いいわよ。わたしを女にして」