石化が解けたルイズは、からくり人形のようにぎこちない動きでアンリエッタ王女に膝をついた。
「ひ、姫殿下、いけません。こんな
ルイズは緊張した硬い声で言った。
「下賤というか
アンリエッタは素っ裸のルイズが目の前で丸まって、どうしたものか困った。
幼なじみのルイズによそよそしい態度をとられるのは悲しいことではあったが、セックスしているところを見られたらよそよそしくもなるわよね、とどこか冷静に考えていた。
肌色がまぶしいので、マントを脱いでルイズの背中にかけてやる。
ルイズはようやく全裸で居続けたことに気がついた。
「も、もったいのうございます」
「ルイズ、あなたとわたくしはおともだちなのだから、そんな堅苦しい行儀はやめて」
「姫殿下……」
ルイズはうるんだ瞳でアンリエッタを見上げた。
(ふたなりになって、女の子と激しくエッチしていたのも見ていたのに、そのことには一切触れずに優しい言葉をかけるなんて……! 姫殿下は素晴らしいお方だわ!)
アンリエッタは覗き見していた後ろめたさがあるので、エッチの話題は出したくないだけであった。
あなたって昔からどこか変わっていたけれど、想像以上に変わったわね、とは思っていた。
「実はあなたに相談があって来たのだけれど」
ちらりと、後ろに立っているド・モンモランシ家の娘をアンリエッタは見た。
モンモランシーは後ずさった。
「えっと、私は席を外しますね」
王室の相談事に下っ端貴族が巻き込まれてはろくな目に合わない。
国の秘事なんて知ってしまったら、命を狙われかねないのだ。
シエスタのところにでも行って夕食を用意してもらおうと玄関へ歩いて行った。
アンリエッタは小さく頷いたが、ルイズが待ったをかけた。
「姫さま、その少女はわたしの大切な人なんです。どうか、一緒に話を聞かせて下さい」
「まぁ、ルイズ。あなたがそう言うならば同席してもらいましょう」
モンモランシーは仕方なく、アンリエッタが大げさに身振り手振りを交えて国家の一大事を話すのを聞いた。
トリステインとゲルマニアの同盟の行く末を左右する、ウェールズ皇太子にあてた手紙の話を。
心の底から聞かなければよかったと思った。一介の学生になにかができる話ではないと思った。
しかし、モンモランシーの処女を奪ったふたなり少女は、おつむの方が少々英雄的にできていらっしゃるようで、興奮した様子で
「『破壊の杖』を取り返した、このわたくしめに、その一件、是非ともお任せくださいますよう」
モンモランシーが口を挟む間もなく、話が進んでいく。
「このわたくしの力になってくれるというの? ルイズ・フランソワーズ! 懐かしいおともだち!」
「もちろんですわ! 姫さま! このルイズ、いつまでも姫さまのおともだちであり、まったき理解者でございます! 永久に誓った忠誠を、忘れることなどありましょうか!」
「ああ、忠誠。これが誠の友情と忠誠です! 感激しました。わたくし、あなたの友情と忠誠を一生忘れません! ルイズ・フランソワーズ!」
アンリエッタはぽろぽろと涙を流して、ルイズの忠誠に感謝した。
ルイズの破廉恥な姿を見たときはどうなることかと思ったが、頼みに来てよかったと心から思った。
右手の薬指から指輪を引き抜き、ウェールズ皇太子宛の信書と共にルイズに手渡す。
「母君から頂いた『水のルビー』です。せめてものお守りです。旅から無事に帰った時には精一杯のお礼をいたしましょう」
「ありがとうございます」
ルイズは真剣な表情で二つの品を受け取った。
「魔法衛士から腕利きのメイジを旅の護衛につけましょうか?」
「そのお言葉だけ受け取っておきます。秘密を知るものは少数の方がいいでしょう。わたしの周りには信頼できる優秀なメイジが揃っておりますので」
「頼もしいわ、ルイズ!」
モンモランシーは、ドットメイジの私には関係ないわねと、ようやく胸をなでおろした。
残念ながら、ルイズから見ればドットでも優秀なメイジなのであったが。
翌朝、ルイズ一行はアルビオンのニューカッスルを目指して出発した。
元アルビオン貴族のマチルダ・オブ・サウスゴータが用意した地図通りに、風竜シルフィードに乗った五人の乙女が、アルビオンへの玄関口となる港町ラ・ロシェールへと飛ぶ。
『微熱』のキュルケ、『雪風』のタバサ、『土くれ』のマチルダの三人のトライアングルメイジは任務の重大さに臆することなくいつも通りの様子だった。
ルイズは気合充分な様子でふんぞり返っていた。
モンモランシーはため息をついた。胃が痛い。
昨日は不安で頭がいっぱいになって、何度も何度も準備を繰り返した。
鞄の中には治療のための魔法薬をいくつも詰め込んだが、胃薬を入れなかったのは失敗だった。
モンモランシー以上に魔法の才能がないルイズが堂々としているのが不思議で仕方がなかった。
「ルイズ、あなた怖くはないの?」
「怖いわよ。でも、姫さまが信頼して任せてくださったのよ。貴族の誉れよ」
「偉いわねぇ……」
「しっかりしてよ。トリステインの貴族はわたしとあなただけなのよ。キュルケやタバサは留学生なのに手伝ってくれるんだから、わたしたちは彼女たちより頑張らないと」
「そうよねぇ……」
ロビン、私がいなくなっても元気で暮らしてね、とシエスタに世話を頼んだカエルの使い魔を想った。
モンモランシーの憂鬱を風に乗せながら、ルイズ一行はその日の夕方に港町ラ・ロシェールに到着した。
トリステインから離れること早馬で二日の距離にある街だが、シルフィードの力で一日もかからずに降り立つことができた。
ラ・ロシェールで一番上等な宿、『女神の杵』亭に一行は泊まることにした。
キュルケが情報を集めたところ、明後日にならないとアルビオンに渡る船は出港しないことが分かった。
手持ちぶさたになったルイズ達は、親睦を深めて士気を高めることにした。
つまり、セックスを始めた。
二人は下着姿になっている。
ルイズはベッドに腰掛けた青髪の少女に声をかける。
「タバサ、実験は終わったんだから、もうわたしとセックスしなくてもいいんじゃないの?」
「実験のお礼。キュルケがルイズは女の子とセックスするのが大好きと言った」
「ま、まあ、そうね……」
否定できる材料は何もなかった。
「それに、私もセックスは嫌いじゃない」
タバサが下着を脱いだ。
よく観察すれば、ほほがほんの少しだけ赤くなっていた。
ルイズは、この少女は感情を表に出さないが、素直な性格なのだということが分かってきた。
なんだか嬉しくなって、タバサに色々と尋ねたくなった。
「それじゃあ、わたしとエッチするのと学院の夕ごはんはどっちが好き?」
「エッチ」
「わたしとエッチするのと本を読むのだったら?」
「本」
「……そう」
キュルケも下着を脱いで、赤い陰毛をあらわにしていた。
タバサを抱きかかえてベッドに横になり、ルイズを挑発する。
「タバサはいつも本を離さないからね。ルイズは、この娘を、もっとセックス好きにできるかしら?」
自分とタバサの肉ビラを指先でくぱぁと開き、ルイズに見せつけた。
ルイズのふたなりペニスがびぃんっと反り返った。
二人の肉体の上に飛び乗る。十代の弾力のある肌が反発する。
「言ったわねっ……このっ、んちゅっ」
タバサの唇を奪って、キュルケの口内に舌を入れて、またタバサにキスをした。
二人に両手の指先を舐めさせて、その指を秘所に突っ込む。
「先にたっぷり濡れた方からおちんちん挿れてあげるっ」
「ああっ……はぁっんっ……」
「んんんっ、いいわぁっ……」
手淫をしてやると、二人の少女は抱き合ったまま喘ぎはじめた。
中の粘膜がルイズの指を締め付ける。
何十回とルイズとエッチをしているキュルケの肉体の方が、いち早く男性器を受け入れる体勢を整えた。
愛液が溢れ、コーヒー色の陰唇を濡らす。
「ああんっ、ルイズっ、もう準備できたわよっ」
「分かってるわよ、んっ、おちんちんあげるっ」
ルイズがキュルケの媚肉に剛根を押しあてた。
しっとりと汗をかいている肉洞に亀頭が飲み込まれていく。
「はぁんっ、入ってきたぁっ、んっ、っあんっ!」
火照った顔のキュルケが淫らに喜びの声をあげた。
キュルケの秘裂はルイズのふたなりペニスの形をしっかり覚えていて、カリ首を、肉竿を、粘膜でぴったりと包みこむ。
硬い肉杭を蜜壺全体が奥へ吸い込むように伸縮する。
ルイズは膣襞に身を任せて、子宮口へとたどり着く。
ふたなりペニスが根本まで飲み込まれた。
「んあっ、キュルケのおまんこは、ほんとサイズぴったりよねっ」
「はぁぁっ、ルイズのおちんちんがっ……処女まんこを開発して拡げたせいでしょっ、んぁぁっ」
「んっ、わたし専用みたいなものねっ、はぁっ」
「そうよっ、くひぃっ、ルイズ専用まんこにされちゃったんだからぁっ、はあっ、責任とりなさいっ」
「分かってるわっ……よっ」
キュルケの最奥を勢いよく叩いた。
潤沢な蜜で溢れた壁がぐっとすぼまる。
ルイズは気を抜けば射精してしまいそうな鋭い快楽を味わって、お尻に力を入れた。
膣を上下左右に貫くような荒さでえぐる。
「んぁぁっ! んひっ! ああっ、また拡張されちゃううっ!」
ルイズの動きにあわせて、褐色のお尻がぐねぐねと淫猥に踊った。
タバサはキュルケのあられもない姿を見て、切ない目になった。
青髪の少女がペニスを焦がれている様子に気づいたルイズは、肉棒を抜き取って、タバサの縦スジに突き刺した。
いきなりの挿入で、タバサは電流が走ったように痙攣した。親友を強く抱きしめ、巨乳に顔を埋めた。
「ひっ、っあああっ!」
「んっ、まだすごくキツいわねっ」
一気に膣奥まで挿入する。
キュルケの溶けるような膣とは違う、肉ひだが異物を食いしめるように蠢く肉穴だった。
二つの産道の、異なる味わいにルイズはたまらなくなった。
弾力のある粘膜が強烈に収縮する。
ルイズはキュルケの秘裂を指で慰めてやりつつ、タバサの幼い膣を味わった。
「あっ……くぅっ、っっはぁっ!」
「んぁぁっ、はぁんっ、ふぁぁっ」
親友同士で奏でる喘ぎ声がルイズの両耳を刺激する。
キュルケの艶のある声に、タバサのか細い声。
ルイズは対照的な二人の少女を交互に愉しむことにした。
タバサの狭い膣道をかき分けてから、キュルケの柔らかな肉ひだを擦る。
タバサの透明感のある愛液と、キュルケの少し白っぽい熱い雫がブレンドされる。
とろんとした瞳のキュルケが、タバサの唇を奪った。
下の口と同じように、唾液を交換する。
二人の間に透明な橋がかかるのを見て、ルイズの肉竿が膨れあがった。
「んはっ、もうっ、そんなの見せつけないでよっ、んっ」
「あんっ、ルイズっ、妬いてるのっ、はぁっ、あっ、ああああっ!」
子宮口をごりごりと貫いてやったら、キュルケが軽く達した。
ペニスを再びタバサに挿入する。
キュルケの膣はポッカリと開いて、内側のピンク色の肉をさらしていた。
「くぅぅっ……! ぁぁああっ……!」
タバサのひだがぎゅううっとルイズを締めつける。
雪のように白い肌に汗が浮かび、顔が火照っていた。
二人の膣でルイズの限界が近づいていた。
下腹部で白いマグマが渦巻いていく。
タバサに激しく突き入れる。
三人同時で絶頂したくて、キュルケの肉穴を指でかき混ぜた。
「タバサっ、んぁっ、キュルケっ、一緒にぃっ!」
「分かったっ……! くぅっっ!」
「あぁっ、イッたばかりなのにっ、ぐりぐりされてっ、ひぁあっ!」
甘ったるい二重奏を聞きながら、ルイズはタバサの膣内で射精した。
「んぅゥゥゥっ! イクぅぅぅっ!!!」
白濁液を注ぎ込まれて、タバサも達する。
白い喉を反らして、絶叫する。
「っっっあああああっ!!」
ルイズは、射精し続ける肉竿を痙攣する膣から抜き、キュルケの秘裂を貫いた。
一気に子宮口までえぐられ、白濁液をぶちまけられたキュルケも絶頂する。
「あああああっ! 中出しされてっ、イッちゃうのぉっっっ!!」
ルイズは射精し終わると、全身を脱力させてキュルケとタバサの間に倒れこんだ。
三人で唇を重ねあうと、むくむくとふたなりペニスが元気を取り戻した。
モンモランシーはルイズ達のいる部屋の隣で、次のセックスの準備をしていた。
学院の部屋とは違って宿屋のベッドは狭いので、二人ずつ交代でルイズの相手をすることに決めたのだ。
最初はキュルケとタバサのペア。次はモンモランシーとマチルダのペアだ。
すぐにルイズを受け入れることができるように、モンモランシーとマチルダは互いを慰めている。
「れるっ、んっ……終わったみたいですね、ミス・マチルダ」
「んちゅっ、はぁっ……そうだね。まぁ、後一回くらいは射精するだろうけど。それと、わたしに敬語はいらないよ。マチルダでいい」
「んんっ、分かったわ……んっ」
モンモランシーはマチルダの上で、うなずいた。
ルイズ達が3Pをしている間、お互いの性器を舐め合う、シックス・ナインをしていた。
マチルダの舌が優しくクリトリスを舐め、モンモランシーは腰を震わせた。
マチルダは絶頂しやすいモンモランシーを気遣って、ゆっくりと愛撫してくれる。
お返しに、目の前にある緑色の陰毛に顔を埋め、蜜壺に舌をねじ込む。
濃厚な牝の味がして、頭がくらくらとする。
「んじゅっ、んくっ……はぁっ、あの……マチルダ、聞きたいことがあるんだけど」
「れろっ……ちゅっ、なんだい?」
モンモランシーの下半身の方から声が返ってくる。膣口に息が吹きかけられてむず痒かった。
クンニを続けながら、今まで気になっていたことを尋ねた。
「んむっ……んはっ、あなたってアルビオンの元貴族なのよね?」
「んっ……れるっっ、そういえば、あんたには話してなかったね」
「はぁっ、んんっ、フーケだったってことぐらいは知ってるけれど、んっ」
「ちゅっ、ふぁっ……じゃあ教えておこうか……あっ、んっ、クリトリスのほうもっ、舐めて……」
とろんとした瞳のマチルダが、ルイズ達に廃屋で語ったことをモンモランシーにも説明した。
「―――という訳で、エルフの親子を守ろうとした愚かなサウスゴータ家は王家に滅ぼされたのさ。おしまい」
「悲しいお話ね……」
モンモランシーはかぶりを振った。
エルフと聞いて怖くはあったが、マチルダの話を聞いていると、噂とは違って心優しい親子だったことが分かった。
「生き残った一人娘が盗賊にまで落ちぶれたのは笑い話だけどね……ほら、舌がお留守だよ、んっ」
「あんっ、分かったわよ……じゅるっ、んんっ、んくっ……エルフの娘はどこにいるの……んはっ」
「ちゅうっ、それはルイズにも内緒にしてるんだよ……もし他の奴に知られたら殺されるから……れろっ」
モンモランシーはせつなくなった。
トリステインでは大きな騒乱は最近なかったので、身のまわりに兵隊に家族を殺された人はいなかった。
隣国のアルビオンでは王族同士で殺しあって、今は、王家と貴族が戦争をしている。
「んくっ、ねぇ、マチルダ……はぁっ、あなた、アルビオン王国が憎くはないの?」
「……つまらない話はもうやめないかい。れるるっ、今はエッチなことだけ考えてればいいのさ、んっ、ほら、一度イカせてあげるよっ」
マチルダはモンモランシーのクリトリスを噛み、指を乱暴に膣に突き入れた。
「んひいぃっ! そんなっ、いきなり、激しいっ! あああああっ!!」
モンモランシーは金髪を振り乱し、全身を震わせた。
頭が白くなり、エクスタシーが悲しい気持ちを消し去っていく。
キュルケとタバサがやってきて、交代を告げた。
モンモランシーとマチルダはそれぞれ一回ずつ膣内射精してもらい、その後、腸内射精もされた。
翌日、二つの月が重なる晩。
今度はペアを変えて、キュルケとマチルダ、モンモランシーとタバサという組み合わせで愉しむ計画だったのだが、傭兵の一隊に襲われて予定はパアになった。
キュルケが苛立ちをぶつけるようにファイアボールを傭兵に放つ。
タバサが戦況を見極め、ルイズとマチルダ、モンモランシーを杖で指した。
「先に行って。私たちは囮」
アルビオンをよく知るマチルダはルイズと一緒に行動するべきだったし、モンモランシーは戦いに向いていないという判断だった。
マチルダが答える。
「わかったよ。地図は置いていく」
三人は桟橋へと走った。
モンモランシーが遅れ始めたので、ルイズが背負う。
フタナーリヴのルーンのお陰で、常人よりもスピードは出る。
ルイズ達の前にグリフォンが降り立った。男が乗っている。羽根帽子を被り、ひげをたくわえた青年。
マチルダが杖を構えようとしたが、ルイズが押しとどめた。
「子爵さま、どうしてここに!?」
「アンリエッタ王女に護衛を頼まれてね。間に合ってよかったよ」
魔法衛士グリフォン隊隊長、ジャン・ジャック・フランシス・ド・ワルドだった。
ルイズは姫殿下には護衛はいらないと言っておいたはずだと思ったが、今は手助けがありがたかった。
ワルドが三人を先導する。
「急ごう。僕が『風石』を魔力で補えば、船は出発してくれるはずだ」
「ええ!」
ルイズ達が疑いもなくグリフォンを追いかけてくる様子を見て、ワルドは薄く笑った。
懐に真っ白な仮面をしまい込む。
小さく呟いた。
「僕の役に立ってくれて感謝するよ、愛しいルイズ」