艦これの世界から現代に帰って、平穏な学生生活を送ろうとしたら艦娘たちが編入してきて修羅場な件 作:KeI77777
KEY(ドS)です
今回は、久しぶりのこちらの小説を投稿
待っていた人、おるん???(素朴な疑問)
それでは、ご覧ください(KBTIT)
KEY(ドS)
「おい、俺の肉取ったの誰だ??」
「ggrks」
「死ねks」
「肉を俺にもっとよこせks」
「家畜の餌になって詫びてこいks」
修学旅行一日目の夕食にて。
ホテルで用意された食事は、なぜか"鍋"だった。
用意するのが楽、というのもあるが、
4,5人のグループごとに1つの鍋をつつけばもっと仲良くなれる、
とでも配慮しているのだろうか。
俺のところは、まったくもっていつもと変わらないが。
隣で醜い争いを続けているアホどもを無視して、
遠くに陣取っているあいつらを見る。
「--ねえ、加賀さんって彼氏いるん?」
「・・・・いえ。」
「翔鶴ちゃんかわいいねー。・・・・ねえ、メシ喰い終わったらみんなで集まって遊ばない?」
「あ、あはは・・・。」
「瑞鶴ちゃん、これ食べる?」
「ありがとー。」
「赤城さ・・・」
「もきゅもきゅもきゅもきゅもきゅ」
「」
加賀たちのところに絡みに行く男子たち。
他の女子が可愛くないわけじゃない。
ただ、あいつらが文字通り人間離れした美少女だというだけだ。
ナンパというか、口説きというか、まだまだ子供な誘い方をあしらいつつ、適当に夕食をつまんでいる。
赤城は幸せそうにご飯をほおばり、周りをちょっと引かせているが。
「肉ううううううう!!!」
「てめえええ!!俺の肉と春菊をエクスチェンジしてんじゃねええええ!!!」
「うるせぇ肉食わせろ!!!てめえは豆腐でたんぱく質取ってろ!!!」
訂正するわ。
俺の隣にいる馬鹿どものほうがもっと周りを引かせているわ。
というか、普段あまり目立たないカースト下位なんだから、
もっとうまくステルスしろよ・・・と思いつつ、
胸をもやつかせながら、ちやほやされているあいつらを見る。
(・・・・・・っち。まったく、なんだってんだか。)
フォークでさらに乗っていた唐揚げをざくりと差し、
口に運んでむぐむぐと噛み、飲み込む。
あいつらにはあいつらのクラスでの立ち位置ってやつがある。
俺とは違うんだから、こっちに引き込むわけにもいかない。
・・・ちょっといい雰囲気になったからと言って、
嫉妬のような感情を抱えるのはお門違いだ。
しかし・・・眠いな・・・・。
4人から夜中に部屋に来るようにLIN●が来ていたが、
無視して眠ろうと思っていると、てぃろん、とLIN●の通知音が鳴る。
(・・・ん?なんだ?)
横で肉の取り合いをしているアホどもを無視して、スマホを取り出していじると、
またあの4人からの通知だった。
スマホをタップして中を確認する。
『---来なかったら』
『--死ぬ寸前まで』
『--搾り取ります』
『 by あなただけの加賀+aより』
「---!!!」
「---!!!?----!!!」
無理やり入れさせられた俺とあの4人だけのグループラインで、
見事な連携をメッセージで送ってきた・・・・と思ったら加賀がちゃっかりとアピールしている。
彼女たちの方をもう一度見ると、先ほどの抜け駆けにキれた瑞鶴が周りにばれないように、加賀とテーブルの下で目にも見えない速さで蹴りあっているのが見えた。
何やってんだ・・・・あいつら・・・・。
というか、搾り取るって・・・・・。
困惑しながらスマホをいじっていると、また、てぃろん、と
LIN●の通知音が鳴る。
今度はなんだ?ともう一度画面に目を落とす。
そこには、いつとったのか、自撮りで水で濡れて、透き通りかけている瑞鶴のスクール水着姿のエロ画像が張られていた。
思わず口にしていた牛肉を噴き出す。
「ぶふあああっ!!!!?」
「うあっ!!?きったねぇ!!!」
「何してんだ、てめぇ!!!」
「あああ!!俺の肉がああああ!!!」
「うるせぇぇぇ!!こっちはそれどころじゃねえんだよおおおお!!!」
結局、この後騒ぎすぎたのが原因なのか、
先生に怒られ、注意をされてしまうのだった。
加賀たちは美少女だからひいきされたのかもしれない。
不平等である。
◆
「・・・・・・・・。」
そろり、そろりと夜の廊下を忍び足で歩く影が一つ。
いや、正確には一人分。
こそこそ、という擬音が似合うような不審さで彼は歩き回り、
教師の監視網をかいくぐらんと奮闘する。
修学旅行で、夜、ホテルをうろつきまわるのにはリスクがある。
しかし、今の彼はそのリスクを押してでも行かなければならかった。
そうでなければ、搾り取る、と言われているからだ。
何のことか彼はすっとぼけて返していたが、うすうす気がついてもいた。
(・・・・まあ、部屋に行って、あいつらが寝付くまで待って、
すぐさま帰ればそれでよし)
段ボール無しでも人はスニーキングできる。大丈夫、大丈夫。
と彼はなめてかかり、辺りをキョロ充しながら進んでいくと、
廊下を曲がった先に、教師がうろついているのを見て、
すぐさま引き返し、壁腰に頭だけのぞかせる。
(あ、あっぶねぇ!!?・・・・まだ監視がいたのか・・。)
中年くらいの小太りの禿が辺りを何度か見回すと、
とある部屋の前を見つめ続け、そして10秒ほどそうしていると、
すぐさま他の場所へと移動していった。
中腰になりつつ、目的の部屋まで走り、特に意味もなくごろりとローリングして、
右手で耳を抑え、ミッションコンプリートと、つぶやいた。
辺りを再度見まわし、こんこん、と彼がドアを軽くノックすると、
返事はなく、しかし、内側に自然とドアがぎぃぃぃ、と音を立てて開く。
(・・・あれ?誰もいないのか・・・?)
そろー、と彼が中腰のまま中に入ると、部屋は真っ暗であり、
それと同時に石鹸の香りがあたりに漂う。
そして、ばたむ、と扉が急に閉じると同時に、
後ろから彼はがいじめにされ、口と両腕を後ろ向きにガムテープでふさがれ、
拘束される。
「!!!???」
「えいしょっと。」
「ごめんなさいね。」
そして、部屋の中央にしかれた布団にごろり、と寝転がされ、
彼が上を向くと、そこには白の浴衣をはだけさせ、白の下着をあらわにする加賀と、
黒の下着を着ている瑞鶴が頬を紅く染めながら、彼を見下ろしていた。
「---さて、提督?」
「・・・今日は楽しもうね♡」
色々と長い夜が始まるのだった。