※この作品はR-18です。

絶海の孤島でのハーレム   作:ガンダムラザーニャ

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とんでもない追加ルール

海に囲まれた孤島、ジャバウォック島の浜辺で一人の少年が項垂れていた。

 

「はぁ、何でこんなことになるんだよ…」

 

ため息混じりに少年は呟く。

 

「あ、いたいた!

そこの男子、何項垂れてんのよ!」

 

「あ?」

 

ふと、少女の声が聞こえた。

 

少年は、声が聞こえた方向に顔を向けると、赤い髪にジャンパースカート、肩から一つだけカメラを下げている少女がいた。

 

「何だよ?」

 

「いきなり島に連れてこられたのはわかるけど、何でそこまで項垂れてんのよ?

あんた男子でしょ、しっかりしなさいよ!」

 

「…じゃあ教えてくれよ」

 

少年は一呼吸おく。

 

「…何でこの島の男子は、俺だけなんだよぉぉぉっ!!」

 

少年の慟哭は島中に広がる。

 

さかのぼること数十分前。

 

少年は教室で目が覚めた。

 

どういうわけか、八人の女子と一緒に。

 

しかも、教壇にウサギのぬいぐるみ、ウサミが現れ、いきなり修学旅行に行こうという話になった。

 

その直後に教室の天井がセットのように開いた。

 

目に映ったのは満点の青空に南国にある浜辺に海。

 

つまり島に自分たちがいた。

 

ウサミが言うには、ここでみんなと仲良く過ごせたら帰ることができる、とのことだった。

 

少年もそれは納得した。

 

それでも、島に誰かいないかを探し回った。

 

スーパーマーケットやホテル、皆が個別で住むためのコテージなどが見られたが、誰もいなかった。

 

つまり、男は少年一人だけで他は八人の女子とウサミ。

 

少年は別に同性愛者というわけではない。

 

むしろ女性は大好きだ。

 

ただ、男子が自分だけということに、嘆いていたのだ。

 

「男が俺だけって、落ち着かねんだよ!」

 

「いや、その気持ちはわかるけど喚かないで!

…ほら、まだ他の子にも会ってないでしょ?

行くわよ!」

 

「やぁめぇろ、放せぇっ!!」

 

そう言って、少年は少女に引っ張られる形で島の中へと戻るのだった。

 

 

 

 

 

「そう言えば、まだ自己紹介してなかったわね?

アタシは、小泉真昼。

超高校級の写真家って言われてるの。

色々と面倒だと思うけど、よろしくね」

 

「あ、あぁ、それはどうも…」

 

島の中に戻る途中、真昼と名乗った少女が自己紹介をした。

 

少年は半ばあきらめた様子で聞いていた。

 

「で、あんたの名前は?

まさか、私に名前を言わせて名乗らないってわけじゃないでしょうね?」

 

「人が項垂れてるだけだってのに名乗らねぇわけねえだろ!

俺の名前は狩野弓弥だ!

超高校級の狩人ですよーだ!」

 

「狩人?

ハンターみたいな言い方ね」

 

「そこは、物は考えようだろ?

…さて、男一人の身で心もとないが、オタクの言う通り、挨拶して回らねぇとな!」

 

「あ、ちょっと!」

 

弓弥は真昼の制止を半ばやけくそになりながら走っていった。

 

 

 

 

 

 

「よおし、あと一人を除いて挨拶はできたぜ!

さて、あと一人はどこだ…?」

 

弓弥は六人の女子と挨拶を終えてホテルにいた。

 

休憩しながら、ホテルの中を見回す。

 

すると、ホテルの娯楽室のゲームに囲まれながらゲームをしている、猫のパーカーを羽織った少女がいた。

 

「…?

何だ、あいつ?

どこかで見たことがあるような…」

 

弓弥はその少女に既視感を覚えていた。

 

だが、今はそんな事言ってる暇はないと思い、弓弥は少女に声を掛けた。

 

「おーい、そこのお嬢さん!

ちょいとオタクに挨拶に来たんだが、行けるか?」

 

「…」

 

「おーい、聞こえてんのか?

まさか、ゲームに夢中ってわけじゃあねえよな?」

 

「…」

 

少女は言葉を返さない。

 

本当にゲームに夢中になってるんじゃないのかと、弓弥は思った。

 

すると、少女は気づいたのか、弓弥に顔を向ける。

 

「…あ、ごめん。

聞こえてなかった。

えぇと、なんだっけ?」

 

「やっと返事したか…。

いやな、ただ挨拶に来たんだよ。

それで、他は終わったからオタクに挨拶しようとしたんだよ。

俺は狩野弓弥、超高校級の狩人だ。

オタクの名前は?」

 

「…。

私は七海千秋でーす。

一応、超高校級のゲーマーでーす、よろしくお願いしまーす」

 

七海千秋と名乗った少女はゲームに向かい、間延びしながら自己紹介した。

 

「…七海千秋、か。

なぁ、一つ質問しても良いか?」

 

「…?」

 

弓弥は千秋の顔を覗き込みながら聞こうとする。

 

「俺達って、どこかで会ったことあるか?」

 

「…?

あるけど?

というか、私達、このプログラムのAIだよ?」

 

「…は?」

 

千秋の言葉に弓弥は呆然とする。

 

「おい待てよ、プログラムって何だよ。

それに俺たちがAIって…っ!?」

 

だが、その直後で弓弥は思い出した。

 

自分たちが何者なのかを。

 

自分たちの目的を。

 

「…マジかよ。

俺たちがAIで、俺と千秋とウサミ以外は絶望の残党の連中。

しかも、この世界はそいつらを元に戻すためのもので、俺たちはその監視役ってか?」

 

「そういうこと、だと思うよ。

…でも、何かバグが発生したみたい」

 

「バグ?

…!?」

 

弓弥はその言葉を聞いて、少しだけ頭に痛みが走った。

 

千秋はその事に眉をひそめるもすぐに話を戻した。

 

「…?

さっきウサミから聞いたことなんだけど。

それはあとでウサミがみんなに言う、と思うよ?

追加のルールとして」

 

「追加のルール?

何だよそれ」

 

「…」

 

千秋はパーカーのフードを被って黙ってしまう。

 

「…それも後で聞けってか?

わぁーったよ、そうさせてもらうぜ」

 

弓弥は頭を掻きながら外に出た。

 

千秋は弓弥が出たドアを見て、少し顔を赤くしながら呟いた。

 

「…そんな事、言えるわけ、ないじゃん。

…バカ」

 

 

 

 

 

 

 

弓弥がホテルの外に出てすぐにウサミから号令がかかり、弓弥も含む9人が島の中央にある公園に集まった。

 

「えぇ、いきなり号令をかけてちまい、ごめんなちゃい」

 

「それで、今度は何だよ?

オレたちに何かしろってのか?」

 

ウサミに警戒するように言ったのは、終里赤音という少女だった。

 

「ご、ごめんなちゃい~!

じ、実は突然、追加のルールを設けるにちまちた」

 

ウサミはしゅんとしながら言う。

 

「追加のルール?」

 

それを聞いて、弓弥と千秋以外の周囲のがざわつく。

 

「お、おちずかに!

えっと、その追加のルールなんでしゅけど…」

 

ウサミはどもりながら内容を説明する。

 

「その内容はでちゅね…。

 

 

 

 

 

 

皆でエッチしてもらうこと、なんでちゅよ」

 

「は?」

 

弓弥は思わず呆けてしまう。

 

そして、そのまま千秋の方に視線を向けると、どこか落ち着かない様子で顔を赤らめていた。

 

だが、顔を赤らめたのは周囲も同様だった。

 

『えぇぇぇぇっ!!!!!?』

 

瞬間、花も恥じらう少女たちの叫び声が木霊した。




主人公の容姿はfateのロビンフットの黒髪です。

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