作業といっても、小説の作業ではなく学校に提出する企画書を終わらせるためのものだ。
夏休み、俺が小説の仕事で奮闘している間に裏で文化祭の企画が進行していた。
当時てんてこ舞いであった俺に当然参加出来る余裕はなく、すべてを任すしかなかった。そこに負い目を感じ、小説の企画書を書いている経験を生かし、「最高の企画書をかく」ということで埋め合わせを図った。
しかし、裏の事情を全く知らない俺は恋人である高砂智恵の力を借りることとなった。
世界で一番エロかわいいクラスメイト~嚆矢
「なんで肝心の企画書を期日当日に俺に渡すんだ…」
思った以上の分量にペンを持つことに慣れない俺の手首が悲鳴をあげている。
「ごめんごめーん、なかなか詳細が決まらなくてさ。それがようやく、前日の夜決定したの」
少しは咎めたが、自然と締切ギリギリまで推敲を繰り返していた自身の行動と合点が一致し、納得した。
「時に追われる緊張感」に追われ背水の陣を敷いて企画書に没頭。なんとか終わらせ提出を彼女に委ね、俺は机に突っ伏した。
「ムネくんおつかれー!」
彼女の声で俺は顔を上げる。集中していたので気づかなかったが、改めて見渡せばクラスメイトのほとんどが既に帰宅もしくは部活に励んでいる。
そもそも、いつもの調子ならすぐ終わるだろうと思っていたのが間違いだった。ここは我が家と言わんばかりに背もたれに体重を預け足を伸ばす。
「案外企画書って大変なんだなー」
「ごめんねー、ムネくんが書いてくれることもあって張り切って情報盛れるだけ盛らせちゃってー」
「まあこれで役に立てたなら嬉しいよ。今までクラス貢献の何一つも出来てなかったんだし」
「適材適所っていうように、その人の得意な分野で貢献できれば良いけどね。まあだからといって全くやらないのはどうかと思うけどー」
呆れの視線を彼に落とす。
「それはマジでごめん!!」
と彼女の眼下でバチンと手を合わせれば、
「まあ、ボクから『家の手伝いが忙しいから許してあげて』と念を押してるからそこは安心してくれたまえ」
と態度を大きくしてでた。すごくありがたいんだけどね。
「ありがとうございます!智恵様!」
「うむ、苦しゅうない苦しゅうない」
今ばかりは彼女に頭を上げることができない。
そんな俺も数十秒で呪縛から解放された。
椅子から離れひと伸び、帰宅せんとペンケースをバッグにしまいこむ。
「おまたせ!さあ帰ろうか」
「ねえ、ムネくん…」
いつも通りを取り戻し、二人で帰途につくことを促した俺に返ってきた声は先とは違い、色気成分が多量に含まれたものだ。
手を取っても動こうとはせず、鼓動が俺にまで伝わってきそうな顔で俺を注視し俺の腕によりかかる。溢れ出るその色気を態度でも示している。
「お、おいなんだいきなり!」
その行動の真意を問うが、彼女を振りほどいたりはしない。むしろ大好きな彼女━智恵が腕に寄り添ってくることは大歓迎だ。それがあまりに突然かつ彼女らしくない。だから声を荒らげて驚いた、それだけだ。
「ちょっとこっちへきて」
俺が引っ張るつもりだった手に引っ張られてみれば、人気のない補習教室のに辿り着いていた。
「いつもムネくん、すぐに帰っちゃうから今日しかないって思ってたの」
確かに放課後残ることは滅多にない。
こんな綺麗な夏の夕陽を窓から眺めたのは初めてだ。
「この日この時のために書店に休みを入れちゃった。それまでそんなこと無かったのに」
どんどん顔を赤らめていく彼女、清楚な髪の毛が眩しい。
昨晩まで悩んでいたことが彼と放課後二人きりの環境を作り出すことに気がついた瞬間、この案が浮かび「文化祭の準備があるから」となんとか父親を説得した。
「あなたと私の"学園での青春"を残したくて。ごめんね。強引に連れてきちゃって」
智恵の「私」という言葉を聞くのは初めてだ。
「智恵…」
ここまで彼女に引っ張られていた俺。今度は男として彼女を引っ張ってやろう。
彼女の期待に応えること、それが今の俺に出来る彼女への御恩だ。
「あなたなら分かってくれると信じてたわ…」
俺は彼女を包むように抱いた。いま、鼓動、呼吸までが彼女と一体化した。
しかし触感だけは真逆である。彼女の華奢な中で豊満な体。彼の華奢ながら男らしい体。
彼女の香りが鼻腔の奥をつついている。
そして彼女が俺の方を向けば、察してすぐに接吻を開始させる。
俺のこれまで書いてきた小説では決して描写されたことも、未来永劫されることもないであろう世界。誰かに見られるかもという緊張に学びの場を二人の熱い恋愛に使用する背徳感も全てが慣れない。
こうして二人で新しい世界に足を踏み入れたんだ。
「ムネくんのいやらしい目付きだけでドキドキしちゃう」
はじめはシャツ越しに自己主張する双丘を一瞥しただけのつもりなのにやはり無意識に続けて何度も見てしまう。
「…今日だけは特別」
「いいのか…?」
そんな甘美にも程がある時間を味わってしまって良いのだろうか。想像するだけで甘すぎて俺の脳髄が蕩けそうだ。
彼女は顔中に血を滾らせ俯き、
「こんな淫靡な姿、見せられるのはムネくんだけだからね」
と決め台詞を吐き捨てた。
「それなら…」
俺は彼女の双丘に手をかけた。今まで彼女に悟られることのないようエプロン越しに一瞥してきた場所。
「すげえ…」
お互い太陽に負けじと顔を熱くする。
「ムネくんの手つき、すっごくエロい…」
そんな手つきをしているつもりは毛頭もない、この場合俺がしている行為のことだろう。
しばらく彼女の卑猥なる果実を味わう。
本物の果実に例えるなら果汁はないけれど、その分身の詰まった弾力性のある、可愛い花を咲かせる果物になるだろうな。
「…ねえ、脱いでって言ったら怒る?」
「もう、本当にムネくんったら変態なんだから。…好きにして」
理性の歯止めが効かなくなった今、俺を止めるとしたら突然の訪問者くらいだろう。
彼女のYシャツを律儀にたたみ、下着姿になった彼女。予想通りの華奢な体つきだ。
「すげえ…」
紗霧やエルフとはまた違い、ムラマサ先輩よりもさらに立派で画像でしか見た事のないようなものが目の前にあり、俺はただただ感嘆詞を漏らすばかりである。
改めて触れてみる。先程の弾力に加え、じわじわと熱が伝わってくる。
「ど、どう?」
興奮の中で捻り出した初々しい声に俺はさらに感化され、
「天国」
とただの一句しか答えられなかった。
「じゃあ…」
彼女の最後の砦を攻略する。攻略した先にまた新たなる世界が開かれるのだろう。
ああ、これがホックというものか。話には聞いていたが当然実物は初めてだ。
彼女の双丘を包む砦を攻略した今、ついに本物のお出ましだ。
大きな球体にぽつんとピンクと黒の混じった突起物。当然ながら期待を大きく上回る出来栄えだ。
「ひんっ!」
突起物を触ってみれば甲高い声とともに全身を震わせた。
「ちょっとムネくん、いきなりは…」
いわゆる喘ぎ声だろうけど、ここではあまり響かせたくない。
蝉の声で多少は中和されるが、やはり目立つ声だし、人によっては障る声にもなりうる。
しかし、「口を塞げばよい」そんな悪魔的発想の前に、その事由は為す術なかった。
悪魔に脳を支配された俺は再び智恵の顔を注視した。
「智恵っ!」
と彼女の名とともに間髪を入れずに再び唇を攻めた。
先程とは違い、彼女の唇に舌を潜り込ませようとする。
突然の訪問や主従交代にも彼女は応じようと尽力する。最初は馴染めなかった二つの舌も時間とともに馴染み打ち解けあい、踊り出す。
そしてその瞬間を見定め、俺は再び突起物を攻め始める。
「!?」一瞬で脳が混乱した。快感を声に逃がすことすらままならず、全てを脳が、体が受け止めている。
やめてと言いたいけどやめて欲しくない、そんな二律背反な思考が回る。彼の手の些細な動きまで伝わってくる。そして口の中でも盛っている。その二つの快感の波が一つの大きな波を形成し彼女の抑制という防波堤をうち崩さんと攻めている。
「はぁ、はぁ」俺は呼吸のために一旦彼女から一歩離れる。
「…ムネくん、いきなりすぎるのよ。それに、あなたばっかりずるすぎ!」
としゃがんではあっという間に無抵抗の俺からベルトを外し、中のものを拝見する。
彼女も当然ハメを外していた。むしろ彼以上かもしれない。
「きゃっ」
彼女が狙って出したソレは真っ赤になって力いっぱい天に向いている。
「ピクピクしててかわいー!さては私のおっぱいに興奮してるんでしょー!もー!かわいー!」
子供にする声で俺の息子を小馬鹿にし、ツンツンと挑発までしてくる。
「し、仕方ないだろ…」
そんな子供だましに返した声は大人びて、内に興奮を秘めている声。
「我慢は毒ですよ!ほら!出しなさい!思いっきり!」
少しカウパーが漏れているもお構い無しに優しく握る。
そしてさっきの仕返しよと言わんばかりに上下運動を開始した。
「ちょ、展開早くない?」
ゆったり眺めたりもせずに情事を開始した彼女に少々困惑の御託を並べる。
「早くありませーん。ムネくんだって私で出したかったんでしょ?」
図星の中の図星だ。
こんな可愛い清楚な巨乳が目の前に現れて発散したくない人はほぼいないだろう。
「ここまでしてあげてるんだから、威勢よくね!」
動きと胸の弾みを調和させ視覚的にも誘惑してくる。
「もうダメだ!」なんて情けない降参の言葉に乗じて白旗と言わんばかりの白濁が彼女に向けて発射された。
それは届くことなく虚しく地に落ちた。
「すっごーい、よく出来ました!」
「お前もやっぱ潜在的にかなりエロいんだな」
「ムネくんに言われたくありません!」
彼女はティッシュで拭いとり、それを眺めていた。
「結局ここまでやっちゃったね」
「誰かに見られていたら地獄だけどな」
落ち着きを取り戻した俺は見えない恐怖を指摘する
「大丈夫大丈夫、この近くの教室は部活でも使われない穴場なんだから!別名、「情事教室」なんて言われてるのよ!」
「嘘つけ!いま名付けただろ」
「名付け親は私だけどね!でも何度が偵察してるけど結局誰も来なかったよ」
「まあ誰も来ないという確証がないとあんなこと出来ないだろうな」
「うん!十五回三十分滞在して一回しか来なかった!」
「いや通ったことあるんかい!」
俺の高速ツッコミが炸裂したのち、見られていたらという恐怖に支配されたことは言うまでもないだろう。
しかし、その翌日の女性陣は二人の話題で持ち切りだった。
それは幸いにも二人で手を繋ぎ帰途につくという至って平和的て健全な内容だった。助かった。
どうやらどこでいつ撮られたのか分からない、二人の手を繋いでいる写真と共に俺の見えないところで拡散したのが原因らしい。
まあ、この大きな話題のおかげで俺と智恵のより深い関係は二人だけが見透かすことの出来る闇へと埋もれたことであろう。
高砂智恵さんの秘めるエロスはエロマンガ先生で出てくるキャラで随一だと思うんですけど、同感してくれる人が欲しいなんて。
第一話のあの「おっぱい・オン・ザ・ブックス」とかほんとにやばい。違法配置。
今のところ唯一の正宗のクラスメイトという設定なので、自然とこのような「学校シチュ」になってしまいますが、むしろ彼女にしか出来ないシチュエーションなので是非ともこれからも積極的に「情事教室」で発奮して欲しいです。
エロマンガ先生のエロ同人誌も数十集まってきましたが、智恵さんメインの本がなくて残念です。それどころかめぐみんメインもありませんでした。あんなにえっちなのに。
「私、おちんちん見たことあります!」なんて言うアニメキャラおるか?ほとんどアニメ見てないからなんとも言えないけどいなさそう。
まあそれはともかく、智恵さんメインもめぐみん(彼女は少し表立ちすぎてはいるけど)メインももっと増えてほしいです。
ムラマサ先輩もほんの2冊くらいだったんですが、それは分かる。情事より小説だものな、彼女は。
エルフちゃんと紗霧メインになっちゃうのもわかる、あの二人も正宗に対する想いがすごいし。
でも智恵ちゃんめぐみんメインの本が(も)欲しい!そんなふゆきでした。
少し話は脱線しましたが、とにかく智恵さんはむっつりスケベ。
今回はこの言葉で締めさせていただきます。