「ふぅ、ん……皆、幸せになれそうで良かった。
何処ともしれない空間の中、銀髪の少女は虚空に投射された映像を見て微笑んだ。
その表情は何処か物憂げなものでありながらも超然としており、嫉妬と庇護欲が同居したような不可思議な視線で、その映像を見つめていた。
「けれど、これではあの子達だけが割を食うから不公平だね。少し後押しするだけで良かった六喰だけでも、と思ったが……いい機会だ。あの子達も、この楽園に向かわせてあげるとしよう。どうせ、時が来れば回収する力だ……少しくらい彼女達の為に使っても、構わないだろう」
少女はそう呟いて微笑み、己の
「……っ!?」
──俺は、頭を襲う鈍痛と共に目が覚めた。時刻は夜中の3時、起きるには早過ぎる時間だ。
何か夢を見ていたような気がするが、詳細は思い出せない……けれど、まるで短時間で脳内に膨大な情報を詰め込まれたような、そんな感覚があった。
俺はふと、隣で眠る凜祢に目を向けた。今夜は凜祢と床を共にしていたのだが、明日が学校である事もあって最低限の回数で済ませた為、こうして二人共眠る事が出来ていた。
……6回は常識で考えると充分多い気がするが、そこは意図的に眼を背ける事にする。
眠る凜祢の横顔を見ていると、何故かあの時俺を攫った銀髪の少女のイメージが浮かんでくる。
凜祢とあの少女は、
思い返せば、あの少女が俺に近付いて来た時にも凜祢の姿を取っていた。もしかすると、あの少女と凜祢の間には俺の知らない何らかの関係があるのかもしれない。
凜祢の様子からしてそれは凜祢自身にも分からないようだが、少なくとも無関係ではない気がした。
「ん……」
「あ、いけね。起こしちゃ悪いな」
俺が起きている気配を察知したのか、凜祢が身じろきする。このまま起きていると凜祢を起こしてしまいかねないと考え、俺は再び眠りに身を委ねていった。
「……あれ……? 私、なんでこんな所に……?」
高台公園の一角に、一つの人影があった。少女は緑色の髪をしており、体格は華奢で幼さが目立ち、目は俯き気味で、全体的にダウナーな空気を醸し出している。
少女は周囲をきょろきょろと見回し、自分が高台公園にいる事を理解すると疑問符を浮かべていた。
「……私、家にいた筈なのに……まさか、夢遊病でも発症した? じゃ、じゃあ、ふらふらと彷徨う私の姿が誰かに見られたかも……うぅ、もしそうなら変な女って噂が立つわね。そしてツイッターで噂が拡散されて、私は街中の笑いものに……うわ、想像するだけで鬱になってきた……」
少女は俯きながらぶつぶつと独り言を呟いており、何処までもネガティブな考えを発展させていく。自分の妄想で追い詰められていった為か、大きな溜め息を吐いて歩き出した。
「……やっぱり、一人でいると嫌な事ばっか考えちゃうわね。こういう時は、えっと……やっぱ、士道のトコがいい、かな……」
目的地を定めた少女は、足早に高台公園を後にする。その様子を見て、何処かからくすり、と笑みを漏らす声が聞こえた、気がした。
「あー、うー、うーん……」
「……何やってるんだろう? あれ……」
俺は買い物からの帰り道、珍妙な光景に出くわしていた。
俺が家に入ろうとすると、俺の家の前でぐるぐると歩き回っている少女の姿を発見してしまったのだ。
その少女は俺の家の表札を見ながらうーん、うーん、と唸り、入るかどうかを迷っている様子だった。
緑色の髪に、小柄な体格……見知っている少女達の中でも特に幼いと言える容姿のその少女に
「……何やってるんだ?
「え……? あ、その……士道に会いに来たんだけど、もし留守だったらどうしようかと思って……その、迷惑、だった……?」
俺は
七罪は過去の経験から自分の容姿にコンプレックスを持っており、七罪の霊力を封印して俺達との交流を重ねた事でそのコンプレックスはある程度軽減出来てはいるが、根本的なネガティブ思考は変わらない。
此処で対応を誤れば、七罪は自己嫌悪のスパイラルに陥って何処までも沈んでいくだろう。だから、慎重に言葉を選んでから七罪に話しかけた。
「迷惑に思うわけないだろ。どんな用事だろうと、大歓迎さ。遠慮なくあがってくれよ」
「……あり、がと。うん、じゃあ……おじゃまします」
七罪はそう言って俺の後に続いて家に入り、俺は買って来たものを片付けるのを待って貰い、七罪を伴って寝室へ向かった。
先程の様子からして、七罪は人に聞かれたくない相談事を持ってきたであろう事は想像がつく。ダイニングだといつ誰が来るか分からない為、俺の寝室に招いた次第である。
今の俺が言って説得力があるかどうかは分からないが、決して下心から招いたのではない。
「……………………」
寝室に通された後も、七罪は視線を彷徨わせながら話すべきかどうか迷っている様子だった。俺は七罪を安心させようと笑いかけ、そんな俺を見て七罪は話す決心を固めたらしくようやく口を開いた。
「……あ、あのね……笑わないで聞いて欲しいんだけど……私、家で寝ていた筈なのに……気付いたら、高台公園にいたのよ。お、おかしいでしょ? 夢遊病にでもなったと思うでしょ? でも、私本当になんであんな所にいたのか記憶がなくて……この歳で痴呆になったんじゃないかって、とっても不安で、私、私……」
最初はゆっくり話していた七罪だったが、次第に早口になっていき、最後には蒼褪めた表情で声を掠れさせていた。
その様子から七罪が極度のストレスを抱えていた事は明らかで俺は居てもたってもいられず七罪の身体を抱き締めた。
「あ……」
「……大丈夫だ、七罪。お前はおかしくなってない……だって、この世界は……」
──その瞬間、俺は全てを思い出していた。七罪はこの
六喰の時と同じく、今の俺の脳裏には未来の時間軸での七罪との思い出が刻まれている。いわば、未来の自分と同化したような感覚だった。
未来の記憶だろうと、自分の記憶である事に変わりはない。俺はその記憶を自然に受け入れ、自分の現状に不安がっている七罪に事の次第を話した。
別に、何から何まで説明したワケではない。仮に七罪が未来から来た事を語れば七罪は別種の不安を抱く事になり、逆効果になりかねないからだ。
俺はただ、此処が
最初は怪訝な表情で聞いていた七罪だったが、説明を聞くにつれて思い至る事があるのかうんうんと納得した様子で、全ての話を聞き終わると盛大な溜め息を吐いた。
「……そ、っか……ちょっとスケールが大きくて戸惑ったけど、考えてみれば精霊の事だもんね……ちょっと力の強い奴なら、こういう事も出来ちゃうのかぁ……私みたいな雑魚キャラには縁遠い話だわ」
これが普通の人間であれば受け入れるのは難しかっただろうが、精霊である七罪もまた、
超常の力を持つ存在の一人として、七罪はこういった事態にもある程度耐性があったワケだ。まあ、そんな七罪にしても世界を一つ創り上げるなどという離れ業は想像の埒外だったようだが。
「そんなに悲観的になるなって。お前が弱いんじゃなくて、この
「……うん、知ってる……士道は、そういう人、だもんね……」
七罪は何処か安心したように笑い、俺に身を委ねて来る。俺はそのまま七罪を抱きすくめ、その暖かな身体を抱擁し……そしていつもの如く、下半身が反応してしまった。
「……あ……こ、これ、もしか、して……」
「あー……」
折角いい雰囲気だったのに、全てがぶち壊しである。最近節操なしは自覚していたが、こんな時にまで即座に反応しなくてもいいものを、と俺は愚痴りたい気分だった。
「し、士道……もしかして、私で興奮、してくれた、の……?」
「わ、悪い……こんな時に……その、七罪がいい匂いだったから、つい……」
俺は羞恥で真っ赤になりながらそう告げ、思わず七罪から眼を背けた。これ以上七罪を直視していては、どれだけ暴走するか分かったものではない……なにせ、自分の下半身の節操なさに関しては折り紙付きだ。
琴里の時のように、一度暴走すれば歯止めが効かない事は明白だった。だから俺は話を切り上げて七罪から距離を取ろうとし……そんな俺の服の裾を、七罪がぎゅっと握った。
「な、七罪……?」
「え、えっと……その、あの……し、士道がしたいなら、し、しても……いい、わよ……」
「え……っ!?」
俺は、七罪の言葉に耳を疑わざる負えなかった。七罪の言葉の意味は、今更間違えようがない……何より、七罪の瞳には……俺を誘う時の、他の少女達と同じ熱が宿っていた。
「そ、その……こ、こんなちんちくりんの身体でよければ、い、幾らでも使っていい……わよ? こ、こんなのに士道が欲情してくれたんならそれだけで嬉しいし……私の身体で士道が喜んでくれるなら、いいなって」
「七罪……」
七罪は上目遣いで俺を見上げ、精一杯の言葉で誘惑して来る。童貞の頃の俺であれば戸惑い、明確な返事を避けていただろう。
だが、今の俺に一世一代の告白をして来た七罪を拒絶する事は出来なかった。
「ん……」
だから、俺は七罪の唇に口付ける事で返答の代わりとした。七罪は嬉しそうに俺に唇を押し付けて来て、俺はたっぷりと七罪とのキスを味遭った後七罪をベッドに押し倒した。
「あ……」
「脱がすぞ」
「う、うん……」
俺はそのまま、七罪の服を1枚1枚脱がせていく。やがて全ての服を脱がせ、一糸纏わぬ姿の七罪が目の前に現れた。
七罪の身体に、他の精霊の子達のような芸術品めいた美しさはない。だが、代わりに地に足の着いた……現実感のある女の子の身体が、そこにはあった。
小柄な七罪の身体だが、所々には女の子らしい丸みがあり、開花前の蕾のような独特の色気が備わっていた。
「七罪……っ!」
「あ、あぅ……ッ! し、士道……っ!?」
俺はたまらず、七罪の身体にむしゃぶりついた。ほのかに膨らんだ乳房を片手で刺激しつつ、もう片方の乳房を口に含み、口の中で乳首に舌を絡ませてその刺激に驚いた七罪がびくん、と身体を痙攣させた。
衝動のままに俺は右腕を七罪の尻に回し、すべすべのお尻を撫でまわした。体中を愛撫された七罪はびくびくと痙攣しながら俺の好きに身体を弄らせており、次第にその股からは愛液が滴り女の匂いが漂い始めた。
「……ふぅ、悪いな。七罪が可愛くて、我慢出来なかった」
「か、かわ……っ!? うぁ……その、あぅぅぅ……」
好き放題に七罪の身体を堪能した後、俺の言葉に七罪は顔を真っ赤にして見悶えた。俺はその隙に自分の服を素早く脱ぎ捨て、全裸になって勃起した逸物を七罪の前に曝け出した。
「って、うわ……っ!? こ、これが、し、士道の……お、おちんち、ん……? こ、こんなに大きい、ものなの……?」
「ああ、すぐにでも七罪の中に入りたくてこんなになってるんだ。いいか? 七罪」
「う、あぅ……」
七罪は初めて眼にする逸物を前に狼狽えていたが、俺がそう尋ねるとこくん、と頷いて承諾した。七罪の同意を得た俺は、ペニスを七罪の秘所に押し当てた。
「……入れるぞ」
「う、うん……っ!!!???」
体重をかけて、俺は一気にペニスを七罪の膣へ挿入した。俺と七罪の腰がぴたりとくっ付き、結合部から破瓜の証が流れ出す。七罪は涙目で痛みに堪えており、俺は七罪の膣の暴力的な締め付けを味遭っていた。
体格が小柄なだけあって、その締め付けは琴里以上だ。琴里の身体のような独特のフィット感はないものの、その凄まじい締め付けは俺の逸物をこの上ない歓待で迎えていた。
「……大丈夫か? 七罪」
「う……ご、ごめん。もう少し、このままで……」
「分かった」
俺はそのまま、七罪の痛みがひくのを待った。俺と繋がったまま痛みに堪えていた七罪は、暫くすると俺の眼を見て、こくりと頷いた。
「……いいんだな?」
「……うん。動いていいわよ、士道」
「そうか。辛かったら言えよ、七罪」
七罪の了解が取れた俺は、七罪の腰を抱えてピストン運動を開始した。
「うぁ……っ! 士道、のが……っ! 中で、動いて……っ!」
「う、おぉ……っ!」
俺は七罪の腰を強く掴み、一心不乱に腰を打ち付けた。七罪の膣内の締め付けは想像以上の代物で、とにかく俺のペニスを逃がすまいと凄まじい力で絡みついて来る。
そして七罪の膣内は狭く、浅い……その為ペニスで文字通り割り開くように七罪の胎内に押し入っており、一突きごとに七罪の膣内が俺の逸物の形に変わっていくのが分かるようで、まるで目の前の少女の肢体を自分の色に染め上げていくような感覚に、倒錯した征服欲が沸き上がって来る。
「く……っ! そろそろ、
「だ、
七罪の種付けの懇願に理性が吹っ飛んだ俺は七罪の足を抱え上げ、種付けプレスの体勢で猛然と腰を打ち込み続ける。そして瞬く間に射精欲が限界を迎え、七罪の身体に勢いよくペニスを叩き込んで膣奥で精液を解き放った。
「う、おぉぉぉぉ……っ!」
「きゃぅぅぅぅぅん……っ! し、士道の、あ、熱いのが、な、中に……っ!」
七罪の身体を押し潰すように腰を押し付けた俺のペニスの先端が膨らみ、どくどくと夥しい量の精液を七罪の膣内に流し込む。俺は腰をぐいぐいと押し付けながら精液を送り込み、七罪の幼い子宮を濃厚な精液が満たしていく。
「……ふぅ……」
「あぅ……あった、かい……」
最後の一滴まで注ぎ込み、射精を終えると七罪は忘我の表情を浮かべて脱力していた。
眼はとろんとしており、胎内に注ぎ込まれた精液の感触に蕩けている様子だった。
「よ、っと……」
「きゃぅ……っ! し、士道……?」
俺はそんな七罪の身体を抱え上げ、対面座位に姿勢を移した。体位が変わった事でより深くまでペニスが入り込み、七罪の身体がびくん、と震えた。
「悪い、もっとしたい。いいか?」
「……ぅ……いい、わよ。士道がしたいんだったら、させてあげる」
七罪は顔を真っ赤にしながらも肯定の意を示し、七罪の了解を得た俺は彼女の腰を掴んで上下に揺さぶり始めた。
「あぅ、あぁ、うぁ……っ! 士道のが、また、中で、暴れ、て……っ!」
「う、お、おぉ……っ!」
正面から抱き合う形で、俺は七罪の身体を揺さぶって快感を貪っていく。
精液が潤滑油代わりになっているとはいえ七罪の膣内はとても狭く、一突きごとに全力で俺のペニスを締め上げてくる。それはまさしく名器と言ってよく、俺は七罪の身体でとてつもない快感を味遭っていた。
「七罪、七罪……っ!」
「士道、士道……っ!」
いつの間にか俺は杭打機のような乱暴さで七罪の身体を揺さぶっており、七罪もまた俺の背中に手を回して力の限り抱き締めて来る。
俺もまた手形が付く程の強さで七罪の腰を掴み、ラストスパートをかけていく。
「
「あぅ……っ! だ、
俺は最後に思い切り腰を突き上げると七罪の尻に指を食い込ませ、がっしりと七罪の身体を捕まえたまま射精を開始した。
「お、おぉぉぉぉぉ……っ!」
「うぁ……っ! あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……っ!」
根元まで挿入されたペニスの先端から、どくりどくりと新たな精液が七罪の中に注入されていく。七罪のお尻の感触を堪能しながら、次から次へと新しい精液を七罪の身体の中に送り込んでいる。
七罪は熱い白濁液が膣奥を叩く度にびくびくと痙攣しており、しっかり絶頂している様子だった。七罪の絶頂につられて膣内の締め付けも強くなり、俺のペニスから精液を絞り上げていた。
「く、ふぅ……」
「うぁ……ぁ……」
最後の一滴まで出し尽くし、俺は余韻に浸りながら七罪の身体を抱き締めた。七罪は無抵抗で俺に抱き締められながら、忘我の心地で目を蕩けさせている。
その後、七罪の表情に再び欲情した俺が再びピストン運動を再開するまで、そう時間はかからなかった。
結局、俺の下半身の無節操ぶりは相変わらずで……その後、精根尽き果てるまで七罪と交わる事になったのだった。
というわけで七罪編でした。ちゃんと七罪を書けてるか不安だけど、どうだったかな。今まで書いた子達みたいに声があるワケじゃないから、少し想像し難い面があったというか、七罪のようなキャラクターを書いた経験があんまなかったから戸惑った面もあるかな。
七罪は口であーだこーだ言うよりも文字通り本能で分からせた方がいいと思い、士道に興奮してるぞアピールをさせてそっからエッチになだれ込ませました。切っ掛けがあれば七罪は割とOKしてくれそうな気がするけど、自分から言い出すのは無理かなぁって。
作中ではまず夢経由であの子から未来の記憶が渡されたけど情報が多過ぎて整理しきれず、七罪と会った事を契機に七罪に関する記憶がフラッシュバックして記憶が一部混乱状態になり、あたかも七罪が最初からいたような気になって七罪と接していたら、七罪とのハグで記憶が整理された、という具合です。
少々分かり難かったかもしれませんが作中の出来事の推移はこんな感じでした。
次は誰にするかな。長髪折紙か、それとも二亜を出すか。二亜の場合、或守姉妹との関係性が少々ややこしいですけどね。