※この作品はR-18です。

士道アルカディア   作:デスイーター

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 デアラ編ラスト、十香編です。でもまあ、タイトルからお察し出来るかと思いますが、『彼女』が出て来ます。


十香オルタナティブ

「うーん……」

 

 俺は一人、自室で頭を捻っていた。俺が考えているのは当然、現在の俺の女性関係についてである。

 

 先日、八舞姉妹を抱いた事で俺が抱いていない精霊の子はとうとう十香ただ一人になってしまった。だからというワケではないが、十香の扱いをどうするかについて悩んでいたのである。

 

 美九は複数プレイに興味がある為かハーレム上等であるのでともかくとして、他の子達も十香も自分達のように抱いてもいいのではないか、と考えているようであった。

 

 特に普段いがみ合っているようで何かと十香と関わりのある折紙などは、こっそり『十香も抱いてあげて欲しい』と言って来た程だ。

 なんだかんだ言って、十香の事を一番気にかけているのは折紙なのかもしれない。

 

 しかし、だからと言って自分から十香に『抱かせてくれ』と頼める程、俺は割り切れてはいなかった。

 

 今までは結局、精霊達の方から俺に『抱いてくれ』とアプローチをかけて来ており、自分から誘った事は一度もない。

 

 ……まあ、成り行きで俺が興奮したのを察して『抱いてくれ』と言って来た、というパターンも多いのだが。

 

「此処にいたか、人間」

「な……っ!?」

 

 そんな風に四苦八苦していた時、不意に部屋の扉が蹴り空けられ部屋にズカズカと一人の少女が入って来た。

 

「十、香……?」

 

 入って来たのは、正に今俺が頭を悩ませていた存在である夜刀神十香であるが、常の十香とは雰囲気がまるで違っていた。

 

 普段の十香は天真爛漫で元気一杯、といった形容詞が似合う少女だが、目前の彼女は全身から威圧的なオーラを放っており、眼光は鋭く俺を射殺さんばかりに睨みつけている。

 

 いつも無邪気に微笑んでいる瞳からは、氷のような絶対零度の視線が放たれている。その瞳と目を合わせるだけで凍り付くような悪感が襲い、思わず身構えた。

 

「……まさか、反転、したのか……?」

 

 ……今の十香の様子には、俺は覚えがあった。十香がDEMに攫われた時、捕まっていた十香の様子が豹変し、琴里曰く『反転』した姿……その時の姿と、今の十香の様子は酷似していた。

 

『反転』したと思しき十香は、俺の発言を聞いて眉を潜めて口を開いた。

 

「……十香というのは、『私』がこの世界で呼ばれている名か? 答えよ、人間」

 

 反論は許さぬ、といった視線を受け、俺は素直に返答する。

 

「あ、ああ……そうだけど……もしかして、他に名前があるのか……?」

「ない。故にその呼び名で構わん……が、『反転』というのはこ(・)ち(・)ら(・)の(・)私(・)から『私』に変わる現象の事をそう呼んでいるのか?」

「そ、そうだけど……それがどうかしたのか……?」

 

 俺の問いに『十香』はふん、と不愉快そうに鼻を鳴らした。

 

「その呼ばれ方は好かんな。霊結晶(セフィラ)の化身たる精霊は、私の方だというのに……始原の精霊め、相見えた時には存分にこの憂さを晴らしてくれよう」

「それは、どういう……」

「質問を許した覚えはない。お前はただ、頷いていればそれでいいのだ」

 

 気になる事を言っていた『十香』に尋ねるが、『十香』はにべもなく一蹴する。

 しかし、会話をする気はあるようで、敵意はともかく戦意は感じ取れない。

 どうやら、DEMの時のように問答無用で襲って来るような事態は一先ず回避出来そうだった。

 

「私が来た用件は分かっていよう。貴様、他の女共に手を出しておきながら……『私』に手を出さないとはどういう了見だ? 貴様がそんな腑抜けだから、わざわざ私が出て来る破目になったのだ。どう責任を取るつもりだ?」

「う……」

 

 俺は『十香』の冷たい視線に、何も言えず黙りこくる。

 考えてみれば、当然の事だった。俺は今十香以外の全員と肉体関係を持っており、日常的に情交を行っている。

 

 その回数も人数に比例して増えており、詳しい知識はなくとも十香がその事を察して仲(・)間(・)外(・)れ(・)に(・)さ(・)れ(・)た(・)というストレスが蓄積し、遂には反転する程の事態に陥ってしまったのだろう。

 

 今回は完全に、俺の自業自得だった。色々と言い訳を考えて十香の件を先延ばしにしていた報いがこれだと言うなら、因果応報と言うべきだろう。

 

「まどろっこしい真似は好かん。さっさと脱げ」

「お、おい……っ! 一体何を……っ!?」

 

 押し黙ったままの俺に業を煮やしたのか、『十香』は俺を壁に押し付けると乱暴な手つきで俺の服を脱がしにかかった。

 俺は慌てて抵抗するが、そんな俺をギロリと『十香』が睨みつける。

 

「抵抗するな、人間。要は『私』が貴様と交わればいいのだから、貴様はただ逸物を勃てる事だけ考えていればいい。盛りの付いた猿が余計な手間をかけさせるな」

「ちょ、待てって……っ!」

 

 どうやら『十香』は俺とセックスする事で十香の不満を解消し、元の十香に戻る事を目的としているらしかった。

 しかし、俺としてはどうしても確認しておかなければならない事があり、それだけは、と考え『十香』に尋ねた。

 

「な、なあ……十香は、お前じゃない方の十香はそれで本当に納得してるのか? 俺が相手で、不満はないか……?」

 

 俺の問いに十香はぴくり、と眉を震わせ舌打ちし、盛大に俺を睨みつけた。

 

「……貴様、愚鈍もそこまでいけば呆れるしかないな。私は『私』が貴様に抱かれたいのに貴様が抱こうとしないから、こうして出て来る破目になったのだ。此処まで言えば、『私』の意志等確認するまでもなかろう……言った筈だぞ、余計な手間をかけさせるなと。貴様は一体、『私』の何を見て来たと言うのだ?」

「……そうか。それなら、いい……悪かった」

 

『十香』の言葉にそう返すと、『十香』は渋々ながら納得した様子で、小さく舌打ちした。

 

「……全く、理解が遅いぞ暗愚めが。しかし、従う姿勢を見せた事は評価してやろう……褒美だ。その粗末な逸物をしごいでやる」

「う、ぉ……」

 

『十香』はそう告げるとさっさと自分の服を脱ぎ捨て、一糸纏わぬ姿になった。華奢ながら肉付きのいい十香の裸体が目前に現れ、俺は思わず言葉を失った。

 

 だが『十香』は羞恥心すら見せる事なく、そのまま俺の前で膝を突くと全裸に剥いていた俺の逸物をその乳房で包み込んだ。

 

 十香の乳房は美九や六喰程ではないが充分巨乳の部類であり、そんな乳房に包まれた俺のペニスはガチガチに勃起している。『十香』はそのまま乳房をこねくり回し、俺のペニスをしごき始めた。

 

「く、ぅ……」

「ふん、情けない顔をしおって。さっさと精を吐き出すがいい、無様にな」

 

 そう告げると『十香』は激しく乳房をこね回し、俺のペニスを強烈に刺激して来る。俺はその快感に耐え切れず、彼女の言葉通り呆気なく吐精してしまった。

 

「く、おぉぉ……っ!」

「……っ! ふん、もっとだ。もっと吐き出すがいい」

 

 射精の最中も十香は乳房をこね回す手を止めず、俺のペニスから精液が絞り上げられていく。

 俺の射精は『十香』の乳房と顔を精液で汚し尽くすまで続き、射精を終えた俺はその場で崩れ落ちるが……『十香』は俺の身体を担ぎ上げると、そのままベッドに向かって放り投げた。

 

「……ッ!」

「本番はこれからだ。一度精を吐き出した程度で萎えないのは、褒めてやろう……それが何処まで続くか、見物だがな」

 

『十香』はそう言うなりベッドに仰向けにされた俺の上に跨り、そのまま一気に腰を落とし俺のペニスが『十香』の中に突き刺さった。当然の如く結合部からは処女の鮮血が溢れ出し、その様子は痛々しい。

 

「……っ! ハッ、精を出したばかりだというのに硬さと大きさはそれなりではないか。そこは素直に称賛してやろう」

「って、いきなり入れたら……っ!」

「問題ない。この程度の痛苦、蚊に刺された程にも感じん」

 

 まともな愛撫もなしにいきなりペニスを挿入した『十香』の暴挙に声をあげるが、『十香』は聞く耳持たないといった風にそのまま腰を動かし始めた。

 

「……っ、ふぅ……っ! く、どうだ人間。私の中は気持ちよいだろう? 精々喘いで精を吐き出せ、それ以上は何も求めん」

「く、おぉ……っ!」

 

『十香』の容赦ない腰遣いに俺のペニスはどんどん膨張していき、痛い程の快感が背筋を駆け上って来る。

 俺の上で腰を揺らす『十香』の乳房がその都度跳ねまわり、俺は自然とその動きを眼で追ってしまう。

 

「ハッ、そんなに物欲しそうにするなら触れさせてやる。さっさと愛撫するがいい」

「う、くぅ……っ!」

 

 そんな俺の視線を察知した『十香』はニヤリと不敵な笑みを浮かべると俺の手を引き、自分の乳房に触れさせた。

 俺の指が『十香』の乳房に沈み込み、その柔らかな感触に俺は反射的に乳房を揉みしだき、本能に突き動かされるまま乳房をこねくり回した。

 

「そら、その程度か……っ!? 貴様も雄であるならその証を見せてみろ……っ!」

「う、おぉぉ……っ!」

 

『十香』の挑発に俺は彼女の胸を掴んだまま、腰を突き上げ始めた。『十香』も俺の動きに応じて腰をグラインドさせ、しごきあげられた俺のペニスが解放の時を今か今かと待ち望んでいる。

 

「く、射精(で)る……っ!」

「全て吐き出すがいい。私の、中でな……っ!」

 

 俺の訴えを聞いた『十香』はそのまま腰を動かすスピードを上げ、俺も腰を突き上げるスピードを上げて行く。

 そして俺の亀頭と『十香』の子宮口が密着した状態で、とうとう射精が始まった。

 

「ぐ、おぉぉぉぉぉ……っ!」

「……っ! ぐ、ぬぅ……っ!」

 

 腰をぐいぐいと押し付けながら、俺は『十香』の中に精液を吐き出していく。

 俺のペニスが胎内で震えながら白濁液を放出し、熱い液体が『十香』の胎内に溜まっていく。

 

 俺の射精はすぐには止まらず、有りっ丈の精液を『十香』の胎内に注ぎ込み結合部から漏れ出た精液がシーツに池のように溜まり込むまで終わる事はなかった。

 

「く、ぅ……」

「ふ、中々の盛りようだった。これなら、『私』も満足する筈だ。用は済んだ、私は帰らせて貰うぞ」

「んん……っ!?」

 

『十香』はそう告げるなり強引に俺と唇を重ね、そのまま脱力するように俺の上に倒れ込んだ。

 

「お、おい十香……?」

「ん、シドー……」

 

 意識を失っているものと思われていた十香だったが、俺の呼びかけにすぐに反応してこちらの眼を見詰めて来た。

 今の十香の視線は、先程までの冷たい視線ではなく……暖かな、いつもの十香のものだった。

 

 いきなり目覚めれば俺とセックスしていたのだから困惑すると思われていた十香だったが、予想に反して十香は恥ずかしそうにはしているものの混乱している様子は見えない。

 

 どうにも、今の十香は現状に至る経緯を理解している節がある。もしや、と思い俺は十香に尋ねた。

 

「あれ……? もしかして十香、今までの事覚えてるのか……?」

「う、うむ……もう一人の私が『私に任せて黙って見ていろ』と言うものだから、その通りにしていたのだ。勿論感覚も繋がっていたから、士道に抱かれた感触は残っているぞ。これが『せっくす』というものなのだな」

 

 笑みを浮かべてそう告げる十香に、陰りは全く見られない。どうやら今回の反転現象はこちらの十香も半ば納得ずくで行われたもののようであり、『十香』は単純に十香を気遣って出て来ただけのように思える。

 

 考えていたより、『十香』は十香の事をとても大事に思っているようだった。これは下手な事は出来ないな、と俺は内心苦笑しつつ、十香に笑いかけた。

 

「ごめんな、十香。今まで放っておいて……びっくりしただろうけど、これからは十香もきちんと抱く事にするから」

「うむ、この『せっくす』とやらは大層気持ちよいのだな。最初は痛いと聞いていたが、痛覚だけは繋がっていなかったから気持ち良いとしか思わなかったぞ」

「そ、そうか……」

 

 どうやら『十香』は十香が破瓜の痛みを感じないよう、痛覚だけはカットしていたようだ。

 此処まで来ると、若干過保護な面も垣間見える……彼女の事は話の通じない暴威のようなものと考えていたが、その認識は改めた方が良さそうだった。

 

「シドー、シドーはまだ満足していないのだろう? 早く続きをやって欲しいぞ」

「あ……」

 

 十香の言う通り、挿入されたままの剛直は俺の気持ちを代弁するかのように雄々しくそそり立っている。俺は苦笑しつつ、十香に言った。

 

「……悪い。じゃあ後ろを向いてくれるか」

「ふむ、こうか? ……っ!」

 

 十香は一度ペニスを引き抜くと俺の言う通りベッドに手を突いて後ろ向きになり、俺はそんな十香の腰を掴むと後背位で再びペニスを挿入した。

 

「く、動く、からな……っ!」

「くぅ……っ! さ、さっきとは違う、のだな……っ! シドーのが深い所に、当たっているぞ……っ!」

 

 俺は激しくペニスを抽挿し、十香の膣内を抉っていく。一突きごとにぱちゅんぱちゅんと水音が鳴り、部屋に満ちる性臭がその濃さを増していく。

 

「く、おぉ……っ!」

「あぅ……っ! シドー、身体が、変に、なりそう、だぞ……っ!」

 

 俺は十香の両手を掴み、梃子の容量でより激しく腰を打ち付ける。ピストン運動はどんどんその速度を増しており、俺の限界もすぐ傍まで迫っていた。

 

「く……っ! 射精(だ)すぞ、十香……っ!」

「き、来てくれシドー……っ! さっきのように、中で……っ!」

 

 俺は十香の種付けの懇願を聞き届け、猛然と腰を打ち付けて行く。そして最後に勢いよく腰を打ち付けると俺の腰と十香の尻が密着し、最奥に突き込まれたペニスから精液が噴き出した。

 

「う、おぉぉぉ……っ!」

「あぅぅぅぅぅぅぅ……っ! し、シドーのが、いっぱい、出ているぞ……っ!」

 

 俺は腰をぶるぶると震わせながら精液を注ぎ込み、胎内に熱い液体を注入された十香はびくびくと痙攣している。

 ぐいぐいと腰を十香の尻に押し付けながら射精を続け、俺は思う存分十香の胎内を熱い白濁液で汚し尽くした。

 

「……ふぅ……」

「あぅ……ポカポカするぞ、シドー……」

 

 ようやく射精が終わって十香の両腕を解放すると、十香はそのままベッドにくたりと横たわった。

 十香は蕩けた顔で脱力しており、眼もとろんとしていて非常に色っぽかった。

 

「あ……シドー……? む、何を……?」

 

 ──当然そんな十香を見た俺が我慢出来よう筈もなく、間髪入れず三回戦がスタートする事になった。そしてそのまま、繰り返し十香と交わっていく事となる。

 

 尚、お互い意識が朦朧として来た当たりで何度か『十香』が表に出て来て悪態を吐いていた気がしたが、それが夢か幻か……俺には、判断がつかなかった。




 というわけで十香編でした。全部の精霊出すと言った手前、この子もついでだから出そうと考えてご足労願いました。
 これにてデアラ編は終了です。ちなみに真那を書くつもりはないのであしからず。
 次は何を書くかな。アスタリスクか、それとも放置していた『世界X+Ω』のアフターを完成させるか、そのあたりかなあ。ロクアカ編をリメイクしてもいいけども。
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