※この作品はR-18です。

士道アルカディア   作:デスイーター

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 こちらは『五河士道×時崎狂三』の加筆修正版となります。
 松江陸さん、評価付けありがとうございました。


狂三パーティー

「……後悔はしてないけど、改めて考えると凄い状況だよな……」

 

 俺は一人、街を歩きながらそんな事を呟いた。時刻は夕方、赤い夕焼けに染まった街並みには多くの人々が帰路を急いだり遊びに出かけたりと様々な目的の下行き交っている。

 

 六喰の件については、どうやら六喰の記憶をある程度元いた精霊達と共有する形で凶禍楽園(エデン)の辻褄合わせが行われたようだった。

 その為、十香達は以(・)前(・)か(・)ら(・)の(・)仲(・)間(・)として六喰の事を扱っている……そして六喰もまた、その事に疑問を感じる事なく過ごしていた。

 

 六喰に聞いた話によれば、彼女はいつの間にか何処とも知れない場所にいて、<封解主>(ミカエル)の能力を使って脱出したらその先に俺がいた、という事のようだった。

 

 恐らく、いつの間にか見知らぬ場所にいた事によるストレスによって霊力の逆流が起き、<封解主>(ミカエル)が使えるようになっていたのだろう。

 つまり六喰は何らかの原因でこの凶禍楽園(エデン)内部に飛ばされ、元の場所に帰ろうと思って<封解主>(ミカエル)を使った結果……この凶禍楽園(エデン)内部の精霊マンションに転移してしまった、という事だろう。

 

 その原(・)因(・)までは分からないが、何故か俺の脳裏にはあの時出会った銀髪の少女の顔が浮かんでいた。

 あの不思議で、何処か懐かしい雰囲気を持つ少女が何かをしたのだろうと、俺の直感は感じ取っていた。

 

 ともあれ、六喰は無事他の皆に受け入れられていた。六喰自身、十香達とは知り合って間もない筈ではあるが、それでも傍目から見れば上手くやれているように思える。

 時々、自覚があるのか分からないが俺に誘うような視線を向けて来る事が困りものだが。

 

 ちなみに、六喰には鞠奈達との関係は話してある。六喰に対して、下手に隠し事をすればそれがバレた時彼女がどういう行動を取るか予想出来ない、というのもあったが……何よりも、俺を家(・)族(・)と呼んでくれた六喰を無碍にする事は出来なかった、というのが正直な気持ちである。

 

 当然ひと悶着あるかと思っていた俺だが、六喰は予想以上にあっさりと鞠奈達と俺の関係を受け入れた。

 曰く、「主様が他に何人愛していようが構わぬ。ちゃんと、むくに愛を注いでくれるのならばな」とのことだった。

 

 結果として、その後しっかり愛(・)を(・)注(・)い(・)だ(・)結果六喰はほくほく顔で帰って行った……その分、鞠奈達にもしっかり絞られたが。

 

 この世界の管理者である鞠奈にも一応六喰の事は説明してある。鞠奈は未来から来た精霊、という事で若干警戒はしていたが……六喰本人に悪意はないと判断し、凶禍楽園(エデン)の住人として受け入れる事を決めたようだった。鞠亜には、半眼で呆れられていたのだが。

 

 取り敢えず、鞠奈の話ではこれで外部からやって来る存在は打ち止めだろうとの事だった。

 先日のような空間の異常は既に消えており、そういった兆候は存在しないというのが鞠奈から受けた報告だった。

 

「……けど、いつかは琴里達にも俺達の関係はバレるよな……説明して納得、してくれるかなあ……?」

 

 将来的には結婚、否……重(・)婚(・)するつもりである以上、琴里達にもいつか俺と鞠奈達の関係がバレる時がやって来る。

 琴里の場合は精(・)霊(・)達(・)の(・)精(・)神(・)の(・)安(・)定(・)の(・)為(・)という事で受け入れてくれるかもしれないが、他の面子がどういった反応をするかは分からない。 

 折紙あたりは、ノリノリで混ざりに来ようとしてもなんらおかしくはないのだが。

 

「──うふふ、言葉だけで納得する程乙女心は安くありませんわよ? どうせなら身体で、説得なさっては如何ですか?」

「……っ!?」

 

 ──そんな事を考えていた最中、不意に背後から覚えのある声を聞いて振り向いた。

 そこには、血の色の霊装を身に纏った黒髪の少女……時崎狂三が、不敵な笑みを浮かべてそこに立っていた。

 

「狂三……っ!? こんな街中で霊装姿になって、何を……っ!?」

「あら、周囲の心配なら無用ですわよ。周りを見て貰えれば分かりますわ」

「え……っ!?」

 

 そこで俺は、気付く。いつの間にか俺は路地裏に入り込んでおり、当然の如く街の喧騒は遠ざかっている……今此処にいるのは正真正銘、俺と狂三の二人だけだ。

 

「きひ、きひひひひひひひひ! 不用心ですわ、不用心ですわ! 先日攫われたばかりだというのに士道さんったら、のこのこと人気のない場所に自分からいらっしゃるだなんて……っ! も(・)し(・)此(・)処(・)が(・)現(・)実(・)世(・)界(・)な(・)ら(・)、DEMあたりに襲われてもおかしくありませんわ」

「……っ!? 狂三、お前まさか……っ!」

「ええ、ええ、気付いておりますわよ? 此処は園神凜祢の『天使』、凶禍楽園(エデン)の内部ですわよね? どうやら、以前とは少々違うようですけれど……流石に二(・)度(・)目(・)ともなれば、わたくしにも分かりますわ」

 

 どうやら狂三は他の精霊達と違い、この世界の真(・)実(・)に気付いているようだった。

 そして俺は、かつて狂三が凜祢の展開した凶禍楽園(エデン)内部で霊力をごっそり失った俺の代わりに膨大な力を持つ凜祢を狙っていた事を思い出し警戒を強めた。

 まさかまた、凜祢を狙うつもりなのだろうか、と……

 

 しかし、そんな俺の疑念はお見通しだったようで狂三は呆れたような溜め息を吐いた。

 

「あら、あら、士道さんともあろうお方が無用な心配をしておりますわね。わたくしにはちゃあんと、園神凜祢が力を失っている事はお見通しですわよ。今の『ルーラー』も、権限を委譲されただけでそこまで大きな霊力は持っていないご様子……わたくしがわざわざ狙う理由がありませんわ」

「……そう、か……」

 

 確かに、今の凜祢は力を失っているし鞠奈も凶禍楽園(エデン)の管理権限を引き継いだだけで鞠奈自身が以前の凜祢のような強大な力を持っているワケではない。 

 

 この凶禍楽園(エデン)内部であれば鞠奈は強い力を発揮出来るが、それは単にこの世界を制御する権限を持っているだけで莫大な霊力を備えているワケではない。

 故に、大きな霊力を求める狂三のターゲットには成り得ないのだ。

 

「おわかりになりまして? だからそんな眼でわたくしを見ないで下さいな。ああ、悲しいですわ、悲しいですわ! 士道さんは、わたくしを信じて下さらないのかしら?」

「……そう、だな……信じるよ」

 

 俺はしばしの葛藤の末、そう答えた。単純にそ(・)の(・)気(・)は(・)な(・)い(・)と言われるよりは、説得力のある言葉だったのは確かだ。

 

 狂三は確かに危険な精霊だが、考えなしというワケではない……きちんとした理由があれば、交渉の余地はある相手だ。今は敵対しないと言うのであれば、喜んで受け入れるべきだろう。

 

「うふふ、士道さんの反応が可愛らしくてついついからかってしまいましたわ。今までのわたくしの所業を思えば、士道さんが簡単には信じられないのも無理はありませんもの。わたくしにだって、そのくらいの自覚はありますのよ?」

「……そう、か……」

 

 俺はなんと言っていいか分からず、強張った顔で相槌を返した。そんな俺を見て、狂三は愉快そうに笑った。

 

「ふふ、だからそんなに緊張しないで下さいまし。此処で士道さんを食(・)べ(・)て(・)も、現実世界に持ち越せないのであれば意味がありませんわ。だからわたくしも、他の子達のように愛でて欲しいのですわ」

「え……?」

「あら、わたくしの口から言わせたいだなんて……士道さんは鬼畜ですわ、鬼畜ですわ。ですが、お望みとあれば言葉にして差し上げますわ」

 

 狂三はそう言って悪戯っぽく笑うと、俺の耳元に口を寄せて呟いた。

 

「──わたくしも、抱いて下さいませ。士道さん」

「……っ!?」

 

 耳元で囁かれた誘いの言葉に俺は一気に顔が火照り、狂三の甘い体臭に思考が明滅し始める。

 狂三はそんな俺の反応にしてやったり、という笑みを浮かべて俺の手を取った。

 

「さあ──こちらにおいでになって。士道さん」

 

 俺は──そんな狂三の誘惑に逆らえず、手を引かれるまま狂三の後を付いて行った……

 

 

「どうぞ。此処がこの世界でのわたくしの家ですわ」

 

 狂三が俺を連れて来たのは、郊外にある一件の家だった。狂三の話によれば現実世界では狂三は市内に数か所の隠(・)れ(・)家(・)を用意しているらしいのだが、この世界にはその隠れ家の代わりにこの家が用意されていたらしい。

 

 恐らく狂三にこの世界に仕組みを気付かれないよう凶禍楽園(エデン)が調整した結果なのだろうが、狂三には意味を為さなかったようだ。

 

「わたくしの用意したものではありませんが、折角用意されているんですもの。有効利用しない手はありませんわ。さあ、士道さん……こちらへ。まずはシャワーを浴びて来て下さいな」

 

 俺は狂三に促されるまま、浴室へ向かい服を脱いでシャワーを浴び始めた。熱い湯が俺の身体を打ち、心臓がより一層高鳴っている事を感じ取る。

 今から狂三を抱くのだと思うと、否応なしに下半身に血が集まってしまっていた。

 

「──あら、あら、既にやる気充分ですのね。嬉しいですわ、嬉しいですわ、わたくしを想ってもうこんなに硬くされているだなんて」

「え……っ!?」

 

 不意に、背後から声が聞こえて振り向けば、そこにはいつの間にか全裸の狂三が立っていた。

 何故、と思い狂三の姿を凝視して、気付く……この狂三の左目には、眼(・)帯(・)が(・)巻(・)か(・)れ(・)て(・)い(・)る(・)事に……

 

「お前は、いつかの……」

「ええ、ええ、わたくしはあの時代の『わたくし』ですわ。分身体の一人、と言えば分かりますわよね」

 

 狂三の『天使』、<刻々帝>(ザフキエル)は時間を操る『天使』であり……その能力の一つに、過(・)去(・)の(・)自(・)分(・)を(・)再(・)現(・)し(・)た(・)分(・)身(・)体(・)を(・)生(・)み(・)出(・)す(・)というものがある。

 

 狂三はこの力によって常に大量の過(・)去(・)の(・)自(・)分(・)を生み出し、諜報や戦闘等に活用している。目の前の狂三は、その分身体の一人なのだ。

 

「折角本体がその気になったんですもの。お零れに預かりたくて、こうしてつ(・)ま(・)み(・)食(・)い(・)に参りましたの。さあ士道さん、気持ちよくして差し上げますわ」

「う……っ!」

 

 狂三は背後から密着しながら俺の逸物を握り締め、上下にしごきあげて来る。背中に感じる双丘の感触が俺の興奮を後押しし、狂三の手コキによってどんどん俺の射精感は高まっていく。

 

「さあ──射精(だ)して下さいまし、士道さん」

「うぁ、あぁぁぁ……っ!」

 

 俺は狂三の手コキに耐え切れず、腰を震わせてびゅるびゅるとペニスから精液を噴き出させた。

 射精の間も狂三は手を止めず、双丘を背中に押し付けながら俺のペニスを絞り上げるように刺激して来る。

 

「はぁ、はぁ、はぁ……!」

「うふふ、いっぱい出しましたわね。ああ、熱いですわ、熱いですわ……っ! これが、士道さんの精液……うふふ……」

 

 結局俺が射精を終えるまで手コキを止めなかった狂三は、うっとりとした顔で手に付着した俺の精液を見つめ、ペロリと舐め取った。

 その光景は酷く淫蕩で、俺はペニスが再び硬くなっていくのを感じ取った。

 

「あら、あら、まだそんなに硬くなっていますのね……けれど、これ以上は本体に怒られてしまいますわ。では士道さん、寝室に向かって下さいまし」

 

 眼帯の狂三はそう言って一礼すると、影の中へと消えて行った。俺は射精の余韻に浸りながらも眼帯の狂三が言っていた事を反芻し、バスタオルだけを纏って狂三の寝室へ向かった。

 

 

「ふふ、ふふ、士道さん……そんな恰好で、やる気充分ですのね。こうして待っていた甲斐がありましたわ」

 

 寝室の扉を開けると、そこには黒い下着だけを纏った狂三がベットに腰掛けていた。

 俺はそんな狂三の姿に更に理性を削られ、ふらふらと狂三の下へ近付いて行く。

 

「……狂三……」

「うふふ、そんなに物欲しそうな顔をしなくともすぐに気持ちよくして差し上げますわ。さあ士道さん、まずは何をしたいのか言って下さ……きゃ……っ!」

 

 俺は狂三の言葉を途中で遮り、ブラに包まれた狂三の乳房を鷲掴みにした。

 六喰程の巨乳ではないがしっかりと膨らんでいるその乳房はしっとりと吸い付くような感触で、俺の手を楽しませてくれる。

 俺は夢中になって狂三の乳房を揉みしだき、下着をズラして乳首に吸い付いて行く。

 

「あぅ……っ! お、思ったより、ら、乱暴ですのね……っ! あ、ああ、いいですわ、士道さん……っ! もっと、もっと滅茶苦茶にして下さいまし……っ!」

 

 乳房をいじくり回された狂三は感極まった声をあげ、頬を上気させている。

 その姿に気が大きくなった俺は痕が残る程の力で狂三の乳房を握り締め、その乳房に噛み付き歯型を残した。

 

「……っ! ああ、士道さんの痕が、わたくしの胸にくっきり残っていますわ……ッ! うふふ、そんなにわたくしが欲しいんですのね? いいですわ、いいですわ! 貴方が望む事なら、なんでもして差し上げますわ! さあ、まずは手始めにわたくしの純潔を奪って下さいませ!」

 

 胸にくっきりと手形と歯型を残された狂三はむしろ愛おしそうにその痕を見つめ、熱っぽい瞳でそう訴えかけて来た。

 その言葉に俺の理性は完全に吹き飛び、狂三をベットの上に組み敷き秘所にペニスを押し当てそのまま一気に挿入した。

 

「……っ!! あぁ、士道さんの熱いものがわたくしの中に入っていますわ……っ! 嗚呼、嗚呼、士道さん……っ! わたくしの中が、士道さんでいっぱいですわ……っ!」

「く……っ!」

 

 結合部から破瓜の証が飛び散り、相応の痛みを感じている筈にも関わらず……狂三は、ただただ歓喜の声をあげていた。

 

 痛みなど関係ないとばかりに、狂三は自身の身体を貫く俺に愛おし気な眼を向けている。

 狂三の膣内はとても狭く、膣壁全体が俺のペニスを歓迎するように蠕動している。入れているだけで、どうしようもなく気持ちよかった。

 

「さあ、士道さん……気遣いは無用ですわ。どうか存分に、わたくしの身体を貪って下さいませ」

「う、おぉぉぉぉ……っ!」

 

 俺は狂三の誘いに理性を飛ばし、猛然とピストン運動を開始した。狂三の腰を掴んで腰を打ち付け、その度に切なげに絡みついて来る膣壁が俺に極上の快感を与えて来る。

 

 狂三の秘所は破瓜の血と愛液で潤っており、俺の暴力的な動きを歓迎するかのように奥へ奥へと誘い込む底なし沼のようだった。

 

「ああ、ああ……っ! 士道さんのが、中で暴れてますわ……っ! 痛いですわ、気持ちいいですわ……っ! 士道さん、もっと、わたくしを滅茶苦茶にして下さいまし……っ! どうか孕み袋として、士道さんの精液を注ぎ込んで下さいまし……っ!」

「く、ぅ……っ! 射精(だ)すぞ、狂三……っ!」

 

 俺は狂三の誘いに逆らわず、射精へ向けたラストスパートを開始した。室内には狂三の嬌声が響き渡り、俺は獣欲のままに全力で腰を打ち付ける。

 

 そして、俺は力任せに狂三を抱き締めると溜まりに溜まった射精欲を解放し、子宮口に亀頭を突き付けて射精を開始した。

 

「う、おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ……っ!」

「あっ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……っ! 熱いですわ、熱いですわ……っ! 士道さんの精液に、お腹の中が焼かれてしまいますわ……っ!」

 

 俺は狂三を逃がさないように抱擁したまま、腰を震わせてびゅくりびゅくりと精液を吐き出していく。

 

 隙間なく密着した俺の腰が動く度、新たな精液が狂三の膣奥を叩き狂三の身体をびくびくと痙攣させる。

 その度にきゅうきゅうと強烈な締め付けが俺のペニスを襲い、もっともっとと射精を促すかのような動きに俺は更なる精液を注ぎ込んでいた。

 

「ふぅ、はぁ、ふぅ……っ!」

「……いっぱい、ですわ……わたしのお腹、士道さんのでたぷたぷですわ……」

 

 最後の一滴まで注ぎ込み、俺は狂三の上に倒れ込んだ。狂三は蕩けた顔をしながら俺の身体を愛おし気に撫でており、忘我の表情で胎内を灼く俺の精液の感触を噛み締めていた。

 

「……すまん、俺……中に……」

「うふふ、大丈夫ですわ。危険日ではありませんもの……士道さんの子供を孕むのは、後の楽しみにとっておきますわ」

 

 一度射精してようやく理性を取り戻した俺の言葉に、狂三は悪戯っぽく笑ってそう答えた。俺は思わずその表情に引き込まれ、狂三と正面から眼が合った。

 

「ああ、わたくしの幸せなんて考えた事もありませんでしたけれど……この楽園の中でくらい、好きにしても罰は当たりませんわよね。士道さん、わたくしに……この世界で、思い出を下さいな。あちらに戻っても頑張れるよう、最高の思い出が欲しいですわ」

「……ああ、約束する。お前を、幸せにするって……この世界でも、現実世界(あっち)でもな」

 

 狂三の懇願するような言葉に答え、俺は唇を重ねた。そして二人で笑い合い、暫くして二度目の情事に突入した。

 

 

「……ふふ、うふふ……こんなに注いで、士道さんはよっぽどわたくしを孕ませたいんですのね」

 

 丁度五回目の膣内射精を終え、ペニスを狂三の膣から引き抜くと狂三は秘所から流れ落ちる俺の精液を手で掬い上げ、淫蕩に微笑んだ。

 俺はすっかり狂三の身体に夢中になり、体位を変えながらひたすらに狂三の膣内に精液を注ぎ込んでいた。

 

 狂三も俺の行為を抵抗せずに受け入れ、時にはより強く求め……俺はすっかり、狂三の身体の味を覚えてしまっていた。

 

「わ、悪い……なんか、我慢が効かなくて……」

「うふふ、いいのですわ。それだけ、士道さんがわたくしに夢中になってくれたという事ですもの……わたくしとしても、情熱的に求められて悪い気はしませんわ」

 

 狂三はくすくす、と笑いながらそう告げて来た。俺はなんだか恥ずかしくなり、眼を逸らすが……視線を逸らした先に、先程シャワー室で出くわした眼帯の狂三を発見し、眼を見開いた。

 

「え……っ!?」

「あら、あら、そんな反応をするなんてひどいですわ、ひどいですわ……っ! 折角奉仕して差し上げましたのに、心外ですわ、心外ですわ!」

 

 眼帯の狂三はからかうように笑うが、士道は混乱で何も言えず……何より、本物の狂三が眼帯の狂三に向ける刺すような視線でそれどころではない。

 

「……呼んだ覚えはありませんわよ、『わたくし』……? わたくしと士道さんの情事を邪魔するなんて、どういう了見ですの?」

 

 狂三は今にも射殺さんばかりの視線を自らの分身体に向けるが、眼帯の狂三はその視線を意に介する様子もなく微笑んでみせた。

 

「うふふ、だって酷いじゃありませんか。『わたくし』がこんなにも士道さんに愛して頂けているのに、わたくしたちは見ているだけなんて……そう思いませんこと? 『わたくしたち』」

「ええ」

「そうですわね」

「『わたくし』ばっかり、ずるいですわ」

「な……っ!?」

 

 ──その眼帯の狂三の言葉を契機とするかのように、部屋の至る所から狂三の分身体達が出現していた。

 その殆どは狂三と全く同じ容姿で見分けがつかないが、中には眼帯の狂三のように違う恰好をしている者もおり、白い甘ロリと呼ばれる服装の狂三や、何故か包帯塗れの狂三……和ロリの狂三や、黒コートを纏った狂三など、個性豊かな分身体の姿があった。

 

 分身体達は何故か一致団結し、本体の狂三を拘束しにかかる。狂三も抵抗するが数の暴力には抗えず、あえなく俺から引き剥がされてしまう。

 

「わ、わたくしたち……っ!? 一体、どういう了見ですの……っ!?」

「だって、わたくしたちも士道さんに愛されたいのに」

「『わたくし』だけがこんなに愛されてるんですもの」

「わたくしたちも、士道さんに愛されたいのですわ。少しくらい、今まで働いて来た報酬があってもいいと思いませんの?」

 

 狂三はまさかの分身体達の造反に眼を白黒させているが、まさかこの程度の事で分身体を始末するワケにもいかず、無数の分身体による拘束されている状態を甘んじる他ない。

 狂三を数人がかりで抑えても分身体の数は途切れる事はなく、俺の方にも数人の狂三の分身体がやって来る。

 

「うふふ、士道さん。『わたくし』にしたのと同じように、わたくしたちの事も愛して下さいませ」

「出来ますわよね? だって、士道さんのソコ……こんなに勃起しているんですもの」

「あ……」

 

 狂三達の言う通り、俺の剛直は既にその大きさと硬さを回復していた。狂三の中にあれだけ射精したというのに、俺のペニスは変わらず硬度を保ち続けている……自分でも怖くなる程の、絶倫具合だったのだ。

 

「うふふ、何も不思議な事はありませんわ。士道さんが封印している天使、<灼爛殲鬼>(カマエル)でしたか? あれには確か、士道さんの傷を回復させる力がありましたわよね? 同じノリで、射精した分の精液も回復していたんじゃありませんの?」

「そ、そんな、事は……」

 

 分身体の推察を否定しようとする俺だったが、考えてみればこの絶倫具合の原因としては考えられない事もない。

 あの謎の少女も<灼爛殲鬼>(カマエル)の事に言及していた気がしたし、あながち的外れな推測とも言い切れない。

 

「……まあ、原因なんてどうでもいいですわ。重要なのは、士道さんがわたくし達全員を愛する事が出来る精力を持っている、という事だけですわ」

「ええ、そうですわね。さあ、士道さん……早く、愛して下さいまし」

「愛撫なら不要ですわ。『わたくし』と士道さんが愛し合う所を見ていただけで、わたくしたち……こんなに、濡れておりますの」

 

 分身体達はそう言ってスカートをめくり上げ、自分の秘所を露わにする。

 俺の前に曝け出された狂三達の秘所は皆一様に濡れており、愛液が太腿を淫らに濡らしている……その光景を見て我慢出来る程、今の俺の理性は強靭ではなかった。

 

「狂三……っ!」

「あん……っ! あぁ、士道さんのが中に……っ!」

 

 俺は一番近くにいた眼帯の狂三をベッドに押し倒し、背後から覆いかぶさるようにペニスを挿入した。

 眼帯の狂三との結合部からは破瓜の血が流れ出るが、俺は構わずピストン運動を開始した。

 

「あぅ……ッ! あん、士道、さん……っ! 激しい、ですわ……っ!」

「く……っ! お前等から、誘ったんだろ……っ!」

 

 背後から腕を伸ばし、狂三の乳房を揉みしだきながら俺は容赦なく腰を打ち付ける。

 眼帯の狂三は処女を失ったばかりで痛みを感じている筈なのだが、蕩けた声で嬌声をあげるその様子からは痛みを感じているようには見えない……単純に、快感が痛みを上回っているのだろう。

 

 狂三の分身体達は、俺と狂三のセックスを見ていたと言っていた。要は俺達のセックスを見ているうちに昂って、秘所が愛液塗れになった結果、愛液が潤滑油となって痛みを緩和していたのだろう。

 

 もしくは、普段から狂三の手足となって過酷な戦いに身を置いている為、そもそも痛みに慣れていた可能性もある。どちらにせよ、今の俺に行為を中断するという選択肢はなかったのだが。

 

「くぉ……っ! 射精(だ)すぞ、狂三……っ!」

「ああ、来て下さいませ……っ! わたくしの中に、たっぷりと……っ!」

 

 俺はそのままラストスパートをかけ、激しく腰を打ち付ける。そして狂三を思い切り抱き締めると俺の腰と狂三の尻を密着させ、膣奥に亀頭を突き付けて射精を開始した。

 

「ぐ、おぉぉぉ……っ!」

「あぁぁぁぁぁ……っ! 士道さんの精液、わたくしの中に出てますわ……っ! 熱いですわ、熱いですわ……っ!」

 

 どくりどくりと濃厚な精液を吐き出す度、精液で膣奥を叩かれた眼帯の狂三はびくびくと痙攣し、絶頂する。

 絶頂の影響か狂三の膣内は更に俺のペニスを締め付けており、更なる精液を絞り出している。

 俺は最後の一滴まで眼帯の狂三の膣内に注ぎ込んでから、ようやくペニスを引き抜いた。

 

「……ふ、ぅ……」

「……うふふ、たぁくさん射精(だ)して下さいましたね。士道さん」

 

 眼帯の狂三は秘所から流れ落ちる俺の精液を見て、うっとりとした顔で呟いた。その表情はとても淫蕩で、俺のペニスは瞬く間に元の硬度を取り戻した。

 

「あら、あら、流石士道さんですわ。もう、こんなに硬くなさって……さあ、次はわたくしの番ですわ。あぁん……っ!」

「く、ぉ……っ!」

 

 その様子を見逃さなかった甘ロリの狂三は素早く俺の上に跨ると、騎乗位で自分の秘所に俺のペニスを挿入した。結合部から血が流れ出すが、甘ロリの狂三は構わずピストン運動を開始する。

 

「あぁ、あぁ……っ! 士道さんの、硬いですわ、大きいですわ……っ! わたくしの中、いっぱいですわ……っ!」

「く、うぉ……っ!」

 

 俺はその腰遣いに翻弄される他なく、どんどん射精欲が高まっていく。俺の上で跳ね踊る甘ロリの狂三の膣内の締め付けに、思考が快楽に冒されていく。

 

「く……っ! 射精(で)る……っ!」

「ああ、存分に種付けなさって下さい……っ! わたくしの中へ、さあ……っ!」

 

 俺は遂に自ら甘ロリの狂三の腰を掴むと思い切り腰を突き上げ、最奥にペニスを埋め込んで精液を放出した。

 

「ぐ、うぅぅぅぅ……っ!」

「あぁ……っ! 熱いですわ熱いですわ……っ! 士道さんの種が、わたくしの中に注がれていますわ……っ!」

 

 腰と尻を密着させ、腰をぐいぐいと押し付けながら俺は大量の精液を狂三の中に吐き出した。甘ロリの狂三は俺の精液を受け止めてびくびくと痙攣し、俺のペニスから精液を絞り上げていく。

 

「……はぁ、はぁ……」

「……うふふ、ふふ……いっぱい、射精(だ)して下さいましたね……」

 

 ようやく射精が終わると、甘ロリの狂三は腰を持ち上げてペニスを引き抜いた。ペニスが引き抜かれた狂三の秘所からは注ぎ込まれた精液が流れ落ち、狂三の太腿を汚している。

 

「──<刻々帝>(ザフキエル)、【一の弾】(アレフ)」

「い……っ!?」

 

 ──しかし、次の瞬間俺の頭が黒い銃弾に撃ち抜かれ、俺は自身の身体の変質を感じ取った。身体の節々が熱くなり、身体が軽くなった感覚がある。

 銃弾が発射された方向に目を向ければ、なんとか分身体の拘束から抜け出した狂三が、その手に持った銃をこちらに向けていた。

 

「──ふふ、士道さんも、わたくしたちもどうしようもありませんわね。それ程士道さんに愛されたいのなら、構いませんわ……さあ、士道さん……【一の弾】(アレフ)で時間を加速させましたわ。この状態で性交すれば、どうなると思います?」

「え……?」

 

 突然の事態に分身体達は一様に困惑しているが、本体の狂三は意味深な笑みを浮かべている。しかし、まだまだヤリ足りないと思っていた俺は近くにいた和ロリの狂三を押し倒し、ペニスを挿入した。

 

「きゃ……ッ! 士道さん、嬉し……あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……っ!?」

「お、おぉぉぉぉぉ……っ!」

 

 ──そして、俺は目にも止まらずスピードでピストン運動を開始した。

 【一の弾】(アレフ)によって加速した俺の腰の動きは残像すら見える桁外れの速さとなっており、当然快感の蓄積するスピードも一気に短縮されている。

 

「う、おぉぉぉぉ……っ!」

「きゃぅぅぅぅぅ……っ!」

 

 結果、あっという間に俺は射精に至り、どくどくと精液を和ロリの狂三に注ぎ込んだ。射精のスピードも加速されているのか、一度に出る精液の量も尋常ではない。瞬く間に狂三の膣内を精液で満タンにし、俺はペニスを引き抜いた。

 

「あ、あぁ……」

「こ、これは……」

 

 【一の弾】(アレフ)によるブーストを受けた俺のセックスを見ていた分身体達は、皆一様に恐れ慄いていた。

 存分に膣内射精を受けた和ロリの狂三は、ぴくぴくと痙攣し死体のような有り様を晒している。

 

 凄まじいスピードでピストン運動を叩き込まれた結果、快感の許容量を超えてしまったのだろう。それ程、【一の弾】(アレフ)を使ったセックスは暴力的だった。

 

「……さあ、遠慮する事はありませんのよ? 心配せずとも、霊力なら士道さんと交われば自動的に補充されますわ。わたくしたちの言っていた通り、存分に士道さんに愛されるとよろしいですわ」

 

 くすくすと笑う狂三に容赦はなく、俺に二発目の【一の弾】(アレフ)を撃ち込んで部屋の入口に陣取った。

 慌てて影に逃げようとする分身体達は狂三が影の入口を閉じた事で逃げ場をなくし、顔を蒼褪めさせている。

 

「士道さんも、遠慮なさらずにどうぞ。わたくしの分身体ですもの、そう簡単に壊れる事はありませんわ。存分に、お楽しみになって下さい」

「……ああ、じゃあ……遠慮なく」

 

 凄まじい快感の虜になっていた俺は狂三の言葉に抗う事なく、近場にいた狂三を捕まえてペニスを挿入し、超スピードのピストン運動を開始した。

 そしてあっという間に射精を迎え、精液を注ぎ込むと、次の狂三を捕まえて同じようにペニスを叩き込んで行く。

 

 結局俺は一晩中狂三の分身体と交わる事になり、全ての分身体達をセックスで気絶させた後、ほくほく顔の狂三と改めて交わる事になったのだった。




 というワケで狂三による乱交パーティーの話でした。分身体達は割と好き勝手やるけど、結局【天使】を使えるのは本体だけなので、怒らせた結果どうなるかは自明の理だった、という事ですね。
 次は美九になります。コスプレエッチ、実装です。
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