Train Cinderella ~A Prohibition Lover~ 作:如月ライト
もぅ…お兄ちゃんったら学校ではしゃいじゃって・・・
お昼に私をドキドキさせたり、体育の時はパンツ見てきたし…
なんなのもう!
でも楽しそうにしてるお兄ちゃん見てたら私も楽しくなってきちゃう…
え?お兄ちゃん帰っちゃうの?
むぅ…もうちょっといて欲しかったけど仕方ないよね、お兄ちゃんも忙しいんだもん
お兄ちゃんの宝箱
「はぁ…お兄ちゃん急に学校に来て…それに私のパンツ見たし…もぅ…」
私はそうつぶやきながら家路を急ぐ。
今日は一人の帰り道だ。
カノンは何やら用事があるらしかった。
「…あ、もう来てるの!?ちょっと早いんじゃない!?」
家の前に止まっている黒ネコがかかれたトラックを見て私は驚く。
日本の配達速度はすごいなと改めて思ってしまった。
事の顛末は少し時間をさかのぼる。
無事に(?)体育が終わり着替えも終わった休み時間、私はお兄ちゃんに声をかけられた。
「じゃあ俺そろそろ出るから。ちょっと大学に用事があるから帰ってくるのが7時ごろになりそうなんだけど…いいか?」
「うん、別にいいよ。ご飯作って待ってるね」
「妹にご飯…!はぁ…生きててよかった…」
お兄ちゃんは大げさにそんなことをいう。
なんだか周りの視線が痛々しい気がするのは私だけだろうか。
「あ、あとソラが帰って来る時間帯に荷物が来るはずなんだ。それを俺の部屋になる場所に置いといてもらえないか?」
「うん、いいけど…何が来るの?」
「俺の私物。とりあえずこっちに住むから必要なモノだけでも送っておこうってな」
そう言う事かと思い私は納得した。
じゃあ今日はちょっとだけ早く帰らないと。
「それじゃ、残りの授業もがんばれよ」
お兄ちゃんはそれだけ言い残して教室から出ていった。
(残りの授業って言ってもあと1時間しかないんだけど…)
私は胸の内でそんなことを思いながら次の授業の用意を始めた。
私は急いで玄関のドアを開けに行く。
宅急便の人も今着いたらしい、荷物の確認などをしていた。
私に気付くと笑顔で一礼して荷物の置き場所はどこかと聞いてくる。
(う~ん…どうしよ?開いてる部屋って言ったら昔の兄妹部屋しかないし…)
昨日お兄ちゃんに使ってもらった兄妹部屋を思い出す。
昔のままおいておいたそこは小さいながらもちゃんと生活スペースがある。
昨日に掃除もしたしそこでいいかと納得した私はそこまで案内する。
5分もしないうちにそこにすべての荷物が運ばれ終えていた。
どうやらもともと荷物が少なかったようでダンボールの山が積み重なるという事にはならなかった。
それに机やタンスといった家具は既にこの部屋に設備されているので持ってこなかったんだと思う。
(ってお兄ちゃん、元からここに住む気満々だったんだ…)
荷物を運び終えた配達員の人はすぐに次の配達場所へと向かうためにそそくさとトラックへ乗り込んだ。
走り去っていくトラックを見送った私はお兄ちゃんの荷物を整理することにした。
7時だと言ってたしまだ晩御飯を作るには早いとわかったからだ。
「お兄ちゃん喜んでくれるかなぁ…いっぱい褒めてくれるかなぁ…」
お兄ちゃんに褒められることを想像し私の頬は自然と緩んでしまう。
「へへへ…で、いっぱい褒めてくれた後は改まってありがとうって言われてキスされちゃったり…!」
一度スイッチの入った私の妄想はフルスロットルで加速する。
人に見せられない恥ずかしい妄想さえも頭に浮かんでくる。
(って…そんなことしてる暇はないよ、ソラ!ちゃんとお兄ちゃんの荷物片付けないと…!)
荷物がまとめて置かれている場所に目をやる。
段ボール箱が4個並んでいる、側面には丁寧に中に入ってるものの名前まで書かれている。
いや、そのうちの一つには何も書かれていなかった。
書き忘れたのか意図的に書かなかったのか、なんにせよ私はそれを後に回す。
残る3つの箱、参考書、着替え、生活小物、とそれぞれにかかれている。
とりあえず私は参考書から片付けていくことに。
段ボールを開き中を確認する。
「うわぁ…すっごく太くておっきい…」
中から一冊取り出した私は簡単の息を漏らす。
ぺらぺらと中身をめくってみるも書いている内容は全く理解できず、それどころか頭が痛くなってくる始末。
「…お兄ちゃんは賢い。それだけでいいよね」
私はぱたんと現実から目を背けるようにして本を閉じる。
「え~と参考書は…とりあえず勉強机の備え付けの本棚でいいかな」
10冊ほどしかなかったので備え付けの小さな棚でも事足りる。
棚にすべての本を入れ終えた私は今度は着替えの箱を開ける。
中には主に黒を基調とした服がたくさん入ってあった。
「お兄ちゃんって黒色の服が好きなんだ…それにサイズもおっきいし…」
お兄ちゃんの服を開いて私は感嘆一つ。
何気なく自分の顔にその服を近づけてくんくんする。
「くんくん…お兄ちゃんの匂い…くんくん…」
まるで犬のように匂いを嗅ぐ私。
シッポがあれば思いっきりぶんぶんと揺れていただろう。
「くんくん…やっぱりお兄ちゃんいい匂い…」
ほのかに男臭いその匂いに私の胸はわしづかみにされる。
「…って私これじゃ変態さんみたい…」
我に返った私は赤面しサッと服をタンスの中にしまった。
慌てて入れていたので中身なんて確認できていない。
手に伝わる感触だけで判断していた。
今までのモノとは違い小さめの大きさの布が私の手の中に収まる。
(こ、これって…)
改めて手の内に入っていた布を目の前で開く。
案の定私の予想通り、それはお兄ちゃんのパンツだった。
「これがお兄ちゃんのパンツ…ごくっ…」
思わず生唾を飲んでしまう私。
頭の中は抑えがたい衝動に犯されていく。
「ちょっとならお兄ちゃん怒らないよね…ちょっとだけなら…」
ちょっとだけ、その言葉が私の背中を押した。
さっきの服と同様私はお兄ちゃんのパンツを鼻に近づけ匂いを嗅ぐ。
「くんくん…洗剤の匂いしかしない…」
そりゃ洗ってるんだから当然かと思う私だが匂いを嗅ぐのはやめられなかった。
「すんすん…はぁ…くんくん…」
だんだんと嗅いでいるうちに洗剤の奥からツンとした匂いがしたのが分かった。
鼻から入り頭の奥まで包んでしまいそうなにおい。
「はぁはぁ…くんくん…くんくん…ここ、ここからいっぱいお兄ちゃんの匂い…いっぱい…くんくん…」
私はお兄ちゃんの匂いが一層強くなるポイントを探し当てた。
パンツの生地の裏側、ちょうどお兄ちゃんの大事なモノが接する場所。
そこから洗剤で薄まってはいるが強烈な男の匂いを感じる。
少し酸っぱいような甘いような臭いような、そんな変なにおいがそこから漂ってくる。
おしっこのような、汗のような、今まで感じたことのない匂いに私は夢中だった。
「はぁはぁ…これ、お兄ちゃんのホントの匂い…ずっとお兄ちゃんが触れてる場所…ここにお兄ちゃんのおちんちんが…」
そう考え始めた私の思考は止まらない。
さらによからぬ方向へと進んでいった。
「…い、妹なんだから、お兄ちゃんのパンツちょっとだけはいちゃっても大丈夫だよね…」
どうしてそういう考えに至ったのかわからない、が私自身さらなる刺激を求めてしまっているのは明らかにわかった。
するするとパンツを下ろす私。
パンツの中央部に小さな黒い染みが出来て糸も引いていたが構わずにおろす。
そして穴から足を出して完全に脱ぎ捨てる。
脱ぎ捨てられたパンツはモコモコとした丸まった小さな布になる。
「女の子のパンツは脱いだらあんなに小っちゃくてモコモコになっちゃうのに…男の子のパンツはおっきくてピンってしてて…」
男女のパンツの違い一つでこんなにもドキドキとしてしまう。
今の私にとってはこんな些細な事でさえ刺激になっていた。
「じゃあ・・・はいちゃうからね…」
自分に言い聞かせるようにそう言った私は片足をパンツの穴に通す。
「あ、そう言えば男の子のパンツの前っておちんちん出す穴があるとこなんだよね…」
適当に足を入れたので自信がなかったため私はしゃがんでパンツを確認する。
しゃがんだとき、ちょうどお尻を突き出すような体制になる。
ひやっとした風がお股に吹き抜ける。
びくびくっと私の身体は打ち震えてしまう。
「~~!」
私は少しもれそうになったエッチな声を抑える。
「はぁはぁ…ちょっと気持ちよかった、かも…あ、パンツ、前と後ろ反対…」
もう一度パンツに足を通した私はお兄ちゃんのパンツをはくという背徳を長く味わうためにじっくりとゆっくりとあげていく。
「はぁはぁ…お兄ちゃん、もうすぐ私のお股にパンツ、付いちゃうよ…」
あれ、そういえばどこまで上げたらいいのかな?
男の子はおちんちんあるからといいけど、私おちんちんないからどこまで上げたらいいかわからないよぉ…
よくわからなかったのでとりあえずおへその下にパンツのゴムがくるぐらいの位置であげるのを止めた。
「はぁはぁ…これが男の子の、お兄ちゃんのパンツ…」
多分今の私は相当うっとりした顔になっていたことだろう。
「んっ…なんかお股すーすーするぅ…」
お股のあたりに風が入ってきて心地よい。
どうやらパンツの太ももの所から入ってきているらしい。
確かこのタイプ、ボクサーって言ったっけ…
とにかくお股のすーすーが気持ちいい。
それにお股のあたりに隙間ができててまるでノーパンのような錯覚さえも与えてくる。
「男の子のパンツってこんなに気持ちいいんだぁ…」
男の子のパンツだからか、お兄ちゃんのパンツだからかわからなかったがとにかく心地よい。
この心地よさを長く味わっていたい私はこれを履いたまま作業を続けることにした。
次の段ボールは生活小物。
中にはパソコンやゲーム機といった遊び道具の方が多い気がしたがちゃんと生活小物も入っていた。
中身を一通り確認した私はその中からベッドシーツを取り出した。
このベッドシーツ以外はお兄ちゃんの好きな所に置いてもらえればいいと判断したからだ。
ベッドシーツからはお兄ちゃんのいい香りがした。
またお股がキュンってなっちゃう。
お兄ちゃんの匂いはあんなに嗅いだのにいまだに新鮮な感じがする。
(…ってダメダメ!今はベッドシーツ敷くことに集中して!)
私は雑念を振り払うように頭を振ってからベッドシーツひきに取り掛かる。
極力においをかがないようにはしているものの呼吸と共に鼻に入って頭を襲うそれには抗うことができなかった。
お兄ちゃんのパンツをはいているという背徳感も相まってかお股がキュンキュンしっぱなしだ。
「はぁはぁ…」
何とかベッドシーツをひき終えた私。
今すぐにでもベッドにダイブしたい衝動を抑えて一番怪しい段ボールの前に立つ。
ごくりと思わずつばを飲み込んでしまうのが分かった。
私は意を決してそのダンボールを開ける。
中を覗くとそこには裸の女の子が嬉しそうにお股をひらいてポーズを取っている本が。
その下には小っちゃいおっぱいからお乳を出している女の子が表紙のマンガ、さらに下には裸の女の子たちが男の人にいじめられているDVDが。
(これ…お兄ちゃんのえっちなコレクション…)
私は思わずため息をついてしまう。
しかしじっとそれらを見ているうちになんだかお股がむずむずしてきてしまう。
(…か、確認なんだから!お兄ちゃんがどれだけえっちなの隠してるのか妹なんだから知っておかなくちゃ!)
私はベッドにそれを持っていき中身をまさぐる。
とりあえずDVDとかゲームは今確認できないからえっち本だけ。
中身を乱雑にしたらお兄ちゃんにばれちゃうかも…でも、ばれてもいいかな…
そんな考えが私を襲った。
しかしやっぱりこういうのはお兄ちゃんの秘密のコレクションなんだし…と思いとどまり上の方にあった本だけを取り出す。
しかし上だけでもざっと10冊ほどはあったのだが。
(こうして並べてみると…お兄ちゃんすっごくえっちなのばっかり…あれ…?これ全部・・・妹モノ?)
並べた本のタイトルに目を通していた私はそんなことに気付く。
妹はお兄ちゃん奴隷、お兄ちゃんはちっぱいみるくが大好き、スク水妹とえっちしよ☆などどれも必ずタイトルに妹やお兄ちゃんといった単語が入っている。
私は段ボールの中を覗きDVDやゲームのタイトルを確認する。
そのどれにも妹という単語が入っていた。
そしてそのどれもが黒髪ポニーテールのヒロインが出てきていた。
「お兄ちゃんって…シスコン?もしかしてソラとえっちな関係に…」
そう考えた私に今までにないぐらいのお股の疼きが訪れる。
(んっ…我慢、できない…)
私は軽いオナニーをすることにする。
オカズには困らないしね。
パンツの上からお股を触ろうと思い手を伸ばす。
しかしお兄ちゃんのパンツをはいているのでお股まで届かない。
それに無理にお股に触ろうとでもしたらお兄ちゃんのパンツに私のお汁がついてぐちゃぐちゃになってしまう。
どうしようと思っていた私にひらめきが訪れる。
「あ、おちんちんの穴…おちんちんが出せるんだから指ぐらいなら…」
おちんちんの穴を探り出してそこに指を入れる。
思っていたよりおちんちんの穴は大きく指がするすると入っていく。
男の子のパンツをはいたままオナニー。
初めての感覚に私の頭は早くいじりたいという衝動が渦巻く。
私は指をお股のぷっくりした外側に添えて撫でる。
じゅんっとお股が快感に震えお汁を分泌する。
元から少し濡れそぼっていたそこは今さっき出したお汁と混ざってぴちゃぴちゃと音を立てる。
「はぁはぁ…お股、気持ちいいよぉ…さわさわするだけで気持ちよくなってきちゃう…」
無毛のそこはつるつるモチモチとした感触で心地よいさわり心地を指に与えてくれる。
(このぐらいの娘ってみんなお股に毛生えてるんだよね…)
この前学校で女の子同士だったのでそんな会話が飛び出したことを思い出す。
私の友達はみんなお股に毛が生えているらしい。
そのままにしている子もいれば剃ってしまうという子もいた。
そんな中私は生えてないと言ってすごく驚かれて羨ましがられたことをおぼえている。
(生えてない方がいいのかな…?)
でも生えてないイコール成長が遅いということになってしまうわけで。
お股だけでなくおっぱいもお尻もまだまだな私。
くびれが出てきて女の子らしくはなったがまだまだといったところだ。
(お兄ちゃんはどうなんだろ…やっぱりぼいんぼいんでお股の毛もすごい子がいいのかな…いや、でも!)
私は近くにあった貧乳の子がお乳を出している漫画を手に取る。
どこか私と似ているこの子が出てくるこのマンガ、これだけすごく使い古された感がある。
それに印刷されたのはごく最近だった。
なのでこの本はお兄ちゃんのお気に入りということになる。
(お乳はこんなにビューって出ないけど…やっぱりお兄ちゃんは私みたいな体型の子が好きなのかな…?いつかお兄ちゃんに私のお乳も吸ってもらいたいな…)
そんなことを考えながらお股を触っているうちにだんだんとひくひくと物欲しげにうごめき始める。
お股にたまっていたお汁がひくひくと連動して周りにピュッと液を飛ばす。
「あ、お汁飛び散っちゃう…お兄ちゃんのパンツ汚しちゃう…」
パンツを汚してはいけないと思った私はポケットティッシュを取り出す。
4枚ほどティッシュを取り出しておちんちんの穴から中に入れる。
これでお汁が飛び散ってもティッシュで汚れない。
万全のオナニー状態に入った私はこすこすと外側をいじる動作から的確にピンポイントをいじる動作に変更する。
「ハァハァ…んっ…気持ちいぃ…」
私はぺらぺらとえっち本のページをめくっていく。
妹がお兄ちゃんにいろんなシチュエーションで犯されている。
ベッドでイチャイチャしてたりムリヤリされてたり、学校だったりお外だったり…
ページをめくるたびにドキドキが膨れ上がりお股をいじる手の動きも早くなってくる。
だんだんと本の中のキャラが私と重なってくる。
「あっ…!気持ちいいよ、お兄ちゃん!もっと激しく私を犯して…おちんちんでお股コスコスしてぇ!」
本の内容とリアルがごっちゃになってくる。
だんだんと私の奥底で快感が膨らんでくる。
それに伴いお股からのお汁も多くなってくる。
激しく飛び散ったお汁はティッシュをぐちゃぐちゃに濡らす。
私はさらにティッシュを取っておちんちんの穴からお股のところに入れる。
「はにゃっ!?」
ティッシュのさわさわとした感触が私の陰核、クリトリスを襲う。
私がいつも使っているポケットティッシュは少し高めのふわふわのやつ。
さわり心地がとても気持ちよくてお気に入りなのだ。
そのふわふわがクリちゃんにじれったい快感を送ってくる。
「やっ…!ティッシュで感じちゃってる…!クリちゃんもっと勃起しちゃう…!ティッシュでクリちゃん勃起させられちゃう!」
既に皮から顔を出していたクリトリスがさらに膨れ上がった気がした。
クリトリスは女の子のおちんちんにあたる場所で一番の性感帯だ、私も例外ではなくここをいじられれば弱いわけで。
「あっ…!女の子おちんちん!クリちゃんしゅごい!もっと欲しいのぉ…!」
しかし私がどれだけ望んでもふわふわのティッシュはこれ以上の激しい動きをクリちゃんに送り込んでこない。
そんな焦らされ具合がさらに快感を高める。
「…もうイっちゃうよぉ…お兄ちゃぁん…クリちゃんでイっちゃうよぉ…い、イっちゃうぅ!」
Pulululu...
私が絶頂の一歩手前まで来ていた瞬間ポケットの中で急にケータイが音を立て始めた。
びくりと体を震わせる私、その驚きとともに絶頂へ向かう感覚も遠のいてしまった。
「むぅ…もうちょっとでイケたのにぃ…っておにいちゃん!?…用事が早く終わったから今から帰ります…!?やばっ…ごはんの準備!」
私は焦りその場であたふたと立ち上がる。
もちろんパンツもティッシュもそのまんまだ。
「ど、どうしよ…!早く…痛っ…」
ベッドの上で慌てふためいていた私の足に段ボールが当たりその中身が飛び散ってしまう。
「あぁもう!いそいでるのにぃ!」
私は怒りながら段ボールの中身へと手を伸ばす。
「…あれ?これ、アルバム?」
エッチゲームの下、奥底の方に収められていたそれに手を伸ばす。
「これ、私だ…懐かしいなぁ…」
ぺらぺらとめくっていくと幼少期の私の写真がきれいに並べられていた。
(これって確かお兄ちゃんとの最後の旅行…この後離婚しちゃってお兄ちゃんと離れ離れに…)
私はお兄ちゃんとの一番最後の思い出の写真を確認して懐かしい感情にふける。
そこでページを閉じていればよかった私だったが何となくこの次のページを開けてしまう。
もしかすると私が知らないお兄ちゃんがのっているかもと思ったからだ。
しかしそれは全く違うものだった、私の予想の大きく斜め上を行くものだった。
「なに…これ?」
そこに貼られている写真を見て驚いた。
言葉が出なかった。
それは私の写真、お兄ちゃんと離れ離れになって学校に行くのも嫌がってた頃の私、ママにムリヤリ学校に行かされて泣きながら登校している私の写真だった。
私が泣きながら登校したことなんてお兄ちゃんと離れた時しかなかった、それがこの写真をこの時期と断定した理由だった。
そしてその下、私が小学校の修学旅行で京都に行った写真だ。
友達と楽しそうに清水寺に行っている時だ。
そしてその下小学校の卒業式、そして中学の制服に身を包んだ私、入学式の写真…
どうしてお兄ちゃんが私の写真を持っているのか不思議だった。
もしかするとママがお兄ちゃんに頼まれて送っていたのかもしれない。
しかし私のそんな予想を裏切る写真が出てきた。
私がママと並んで歩いている写真。
お互い私服だったので多分休日だろう。
この写真が出てきたことからママがとったものではないとわかった。
じゃあ誰がこれを撮ったのか?
もしかしてお兄ちゃん?
そんな考えが頭に浮かぶがやはり私には信じがたいものだった。
だんだんと頭が混乱してくる。
私はその混乱を振り払うように思いっきりアルバムを閉じる。
さっきのは見なかった、そういうことにしたかった。
勢いよく閉じたアルバムから一枚の写真がこぼれ落ち私は思わずそれを拾い上げる。
それは私の高校の制服の写真、夏服だからごく最近のだろう。
そしてその裏側にはこう書かれていた。
7月×日
氷空は今日も元気に登校。なんだかそわそわとしている気もする、もしかすると再婚の話でも聞かされたのだろう。
俺もやっと氷空と会えるということで朝からワクワクしている。
氷空の前でちゃんとした兄貴をやれるかどうかわからないが…
氷空の前では自分の欲望を抑え込んでおこうと思う。
と、そう書かれていた。
(じゃあこの写真全部お兄ちゃんが…ねぇお兄ちゃん?私の知らない間に何があったの?)
頭に疑問は残るがまずはそれよりごはんのことが先決だ。
このことはご飯の時にお兄ちゃんにさりげなく聞けばいい。
そう思い私は部屋を片付けてから台所に向かうのだった。
(あ…私のパンツ忘れてた…あとでトイレで履き替えようかな…)
サッとお兄ちゃんの部屋に自分のパンツを回収しに行った後私は調理にいそしんだ。