Train Cinderella ~A Prohibition Lover~ 作:如月ライト
えへへ、カノンががんばってお膳立てしてくれて、最高のコンディションでお兄ちゃんと仲直りできそう…
え!?お、お兄ちゃんもういなくなっちゃうの!?
それに私が予定してた日より先に帰っちゃうって…
ううん、こんなところで諦めてられない!
今の私はちょっと違うんだから!
お兄ちゃんの大好きだったキャラメルで勝負をつけるよ!
魅惑のキャラメル
「さて…じゃあ始めますか!」
そう意気込んで机の上にキャラメルの材料を並べていく。
作り方はきちんとネットで調べて材料も全て整えている。
あとはそれが自分で作れるかどうか、だ。
「あとは…これ!」
そして私は最後にポケットから一つの小瓶を取り出す。
親指ほどの大きさの瓶、しかしその中は空っぽだった。
「…うぅ…恥ずかしいけど…お兄ちゃんのためなら…!」
勢いに任せて自分のスカートとパンツをずり下す。
冷気がお股に当たりキュッとした感じが襲ってくる。
いつも料理をしているところでお股丸出しにしている、その背徳感で体の奥底からじわっとあふれ出くるものがあった。
そして私はこすこすとお股をさすっていく。
(気持ちいいよぉ…ってダメダメ!これは調味料を作ってるんだから!気持ちよくなっちゃ…)
そう、これは自慰とかではなくてあくまでも調味料の採取だ。
お兄ちゃんを落とすにはえっちなお汁が必要だ。
キャラメルに混ぜてお兄ちゃんをえっちな気分にしちゃおうという戦法だ。
「はぁ…お兄ちゃん…お兄ちゃん…」
だんだんとくちゅくちゅになってきたお股をさすりながらお兄ちゃんと繰り返す。
お兄ちゃんにあげるため、それだけを考えてオナニーを続けた。
それから少し時間がたちふっくらプニプニしたお股がお汁でびしょびしょになってきたころ。
私は自分のお股を左右にくぱぁと開いてみる。
たらぁと透明なお汁がお股のお口から垂れているのが分かった。
瓶のふたを開けて自分のお股のお口へともっていく。
ひんやりとした感触が少し熱を持ったお股に心地よい。
とろとろとあふれ出ているえっちなお汁が瓶に集まっている…気がする。
とりあえず3分ほどこのままで待っておくことに。
(そう言えば…この格好、はたから見たら結構おかしいよね…)
ふと頭が冷えてきた私はそんなことを思ってしまう。
キッチンで下半身に一糸まとわずに大事な所に小瓶を押し当てている。
なんだろう、そう意識した瞬間すごく恥ずかしくなってきた…。
(うぅ…早く集まってよぉ…)
自分でも顔が熱くなってくるのが分かる。
興奮ではなく羞恥で、だけど。
言い知れぬ恥ずかしさの中私は人生で一番長い3分を過ごした。
「あ、結構集まってる…?」
アソコに押し当てていた瓶の中身を見てみるとそこには透明なお汁が6,7割ほどたまっていた。
これだけ集まってれば大丈夫だろう。
これでお兄ちゃんを…。
「と、もう一つ必要なのがあったよ…」
私は大事な事を思い出して冷蔵庫の扉を開ける。
そしてその中にあったあるモノを取り出す。
これを使うのには結構抵抗がある。
だがこれがないと絶対に邪魔が入ってしまうだろう。
「ううん、大丈夫…お兄ちゃんと仲直りするため、それだけだから…」
私は自分にそう言い聞かせてそれを材料の隣に置いた。
少し罪悪感は募るがクッキングスタートだ。
「…あ、パンツ、履かなきゃ…」
床に脱ぎ散らかしたモノをもう一度纏いなおす。
さて…気を取り直してクッキングスタートだ。
「ただいま~…あれ、ソラ?なんでキッチンに…」
それから数時間後、ママが帰ってきた。
そのころにはもうすでにキャラメルは完成して今は晩御飯の用意をしている。
キャラメル作りをしているうちにだんだんと楽しくなってきて…
それでやめられずにそのまま晩御飯を作っている、というのがこれまでの経緯だ。
もう8割ほど完成している。
あとは味を調えたり盛り付けたりするだけだ。
ちなみに今日のメインディッシュはコロッケだ。
これも昔お兄ちゃんが好きだったものだ。
何度も私のお皿からとられていたのをおぼえている。
「ただいま~…おっ、この匂いは…」
と、玄関からお兄ちゃんの声が。
お兄ちゃんは匂いに導かれるようにキッチンへ。
「今日の晩御飯はコロッケか、ちょっと味見させて…ってソラか…」
嬉しそうにキッチンに入ってきたお兄ちゃんだったが私の顔を見るなりいきなりばつが悪そうにすごすごと立ち去って行こうとする。
「あ、待って!…お兄ちゃんに味見、してもらいたいな…」
この前の私なら何も言わなかった、いや言えなかっただろう。
しかし今日の私なら言える、今日の私は一味違うよ!
お兄ちゃんはどうしようかと少し悩んだ後やはりコロッケを一つ掴み口に運ぶ。
もぐもぐと咀嚼されていく。
それを見て私の鼓動はドキドキとあらぶってきていた。
しっかりと味わうように咀嚼したのちごくりと喉元を通った。
「うん、旨い!ちゃんとソースなしでもしっかり味がするし…完全に俺好みだよ、すごいなソラは」
ついつい口元が緩んでしまった。
やはり食は人の心を落ち着けてくれるのだろう。
「ありがとね、お兄ちゃん!もうちょっとで全部揚がるから待っててね」
お兄ちゃんはこくりと頷くとまるで子供のように嬉しそうにその場を去っていくのだった。
その動作に私はほほえましい気持ちになったのが分かった。
(これでまずは一歩進んだかな…あとは…)
さらに時は進んで夕食後。
食事が終わり満足したお兄ちゃんとママは何をするわけでもなくぼーっとテレビを眺めていた。
その中でも特にお兄ちゃんは満足そうだった。
食事中も私の作ったコロッケをがつがつと食してさらには私のお皿からも3つほどかっぱらわれた。
なんだか昔に戻ったようななつかしい気持ちになった。
その気持ちもほどほどに冷めてきて…
私は冷蔵庫から冷やしていたキャラメルを取り出した。
丁寧にラッピングを施したそれを渡すのは家族とはいえ気恥ずかしいものだ。
しかしこれでためらってはダメだ。
何のために作ったのかわからなくなる。
私は意を決して言葉を放った。
「あのね、これ…お兄ちゃんとママに…キャラメル、作ったんだ…今から食べてもらえるとうれしいな…」
お兄ちゃんもママも驚いたようにそれを見ていた。
しかしそれも一瞬、二人とも嬉しそうにそれを受け取ってくれた。
「ありがとな、ソラ。…あれ?ソラの分はないのか?」
そう言ったお兄ちゃんはラッピングを外してキャラメルを一つ渡してくる。
作ってるときに何回か味見したんだけど…
せっかくお兄ちゃんがこう言ってきてるんだ、食べない訳にもいかない。
でもなぁ…お兄ちゃんのには自分のえっちなお汁入ってるし…
(ええい!ごちゃごちゃ言うな私!)
自分の中の言い訳を崩すように心の中で自分を叱りつける。
「ありがとね、お兄ちゃん!」
そして自然な笑顔で私はそれを受け取った。
「あらあら…二人とも仲良くしちゃって」
ママはぱくぱくとキャラメルを口に放り込みながら微笑む。
その目は昔を見ているようななつかしい視線だった。
パクリと口の中にキャラメルを放り込む。
ミルクの優しい味が口いっぱいに広がっていく。
糖分が体全体にじゅわっと行き届いているようだ。
「美味し…」
ぽつりとそうつぶやいていた。
自分で作ったものだがそれでもおいしいと感じた。
「そうだな、おいしいよ。ソラはキャラメルも作れるようになったのか…」
そう言ってぽんと私の頭に手を置いたお兄ちゃんはそのままわしゃわしゃと撫でてくる。
私はそれに目を細めるしかなかった。