※この作品はR-18です。

Train Cinderella ~A Prohibition Lover~   作:如月ライト

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はぁ…ドキドキするなぁ…このドアの先にお兄ちゃんが…。
あっ…ヤッホーそらだよぉ!
今はお兄ちゃんの部屋の前…
ドキドキしてドアが開けられないよぉ…
やっぱり決意したけど難しいなぁ…
うぅ…手が湿ってきた…
心臓もバクバクしてくるし…
えーい!勢いだ!開けちゃうからね!



8章「始まりの時」
隠れた想い


「お兄ちゃん…きたよ…」

私は意を決してお兄ちゃんの部屋へと入る。

お兄ちゃんの部屋は薄暗かった。

何故なら電気をつけていないからだ。

電気をつけずに月明かりだけが私とお兄ちゃんを照らしている。

「ソラか…そこ、座ってくれよ」

お兄ちゃんはベッドの脇を指差した。

どうやらベッドに座れってことらしい。

ぽふっと軽い音をたてながら私はベッドに座る。

そしてお兄ちゃんもその隣に腰を下ろした。

そのあとに軽い沈黙が走る。

口を開こうにもどういえば分らないし…。

そう思っているとお兄ちゃんが急に口を開いた。

「ゴメンな…怖かっただろ?」

私はフルフルと首を横に振る。

「あのときはさ…俺もおかしくなってたんだ、お前と過ごすことでさ…」

それってどういう事だろう…?

まるで私に原因があるような口ぶりだけど…。

「なぁソラ?オナニーって知ってるか?」

「ぶっ!」

私は噴き出してしまった。

あまりにも唐突だったからだ。

脈絡もなくそんなことを言われれば誰でも噴き出してしまうだろう。

「…知ってるよ…」

少し落ち着いてから返事をする。

知ってる…っていうかやったこともあるし…。

「俺はさ…お前のことを考えながらじゃないとオナニーできない体になっちまってんだよ…」

「?」

「要するにさ…お前じゃないとヌケない」

それってどういうこと…?

お兄ちゃんえっちな本とか持ってたよね?

「結構なエロ本とかAVとか見てきたけどそのどれも俺には魅力を感じなかった…頭の中でそれをソラとしているって考えて初めて魅力を感じるんだ…」

こういう時私はどう返事をすればいいのだろう…。

その解答は今の私は持ち合わせていなかった。

「はは、キモいだろ?実の兄が実の妹でしかヌケなくなるなんてな…」

私は首を横に振る。

それなら私も同じようなモノだ。

普段のオナニーじゃお兄ちゃんの事をオカズにしちゃってるし…。

私も人のこと言えない。

「それでさ…お前と再会して一緒に過ごすうちに俺の中で欲望が膨らんでいったんだ…ソラを犯したいってね」

なんだか話が繋がってきた気がする。

でも…

「お兄ちゃんが我慢できなくて私を襲ったってことはわかるんだけどさ…その前、何で私でしかヌケなくなったの?」

「それは…昔の別れ際に俺を誘惑してきたこと、あったろ?」

それはセックスをねだった時の事だろう。

「そこからだよ、実の妹が可愛くて愛おしくてどうしようもなくなった…その時から俺はこんな体になった」

それじゃあ私の責任みたいなものじゃないか…

しかしそれは今はどうでもいい。

よく考えてみるとこれはお兄ちゃんなりの愛情表現ではないのか?

普通オナニーって好きな子のことを考えながらやることだし…。

なら私は…お兄ちゃんに愛されてる?

「ねぇお兄ちゃん…?私のこと、好き?」

「おう、好きだぞ」

屈託もなく答えるお兄ちゃん。

「私ね…お兄ちゃんの事が男の子として好きなの…それでも、好き?」

「…あぁ…でも、俺なんか…」

お兄ちゃんは一呼吸おいてそう答えてくれた。

「お兄ちゃんだからいいの!再開した時すっごくかっこよくなっててさ、それに男らしくなってて…昔より好きになっちゃったんだ…」

私の告白、ちゃんと届いたかな…。

あぁ…とても恥ずかしい…。

まともにお兄ちゃんの顔が見えない。

「ソラ…嬉しいな…俺のことがまだ好きでいてくれて…」

ということは告白成功ということでいいんだろうか?

胸の中に幸せな気持ちが溢れていく。

私はその気持ちに任せてお兄ちゃんの顔を覗く。

少し頬が染まり恥ずかしそうに頬を掻いている。

私はお兄ちゃんの顔に迫りその唇に自分の唇を合わせた。

「ちゅっ…」

一瞬だけ唇を触れ合わせるキス。

初めてのキスはとても柔らかくて甘い味がした。

「お兄ちゃん…昔の続き…しよ?」

キスで少しふらつく頭のままそんなことをいう。

お兄ちゃんもそれにこくりと頷いてくれた。

 

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