※この作品はR-18です。

Train Cinderella ~A Prohibition Lover~   作:如月ライト

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みんなソラだよ~
ふぁあぁ…おなかの奥ぽかぽかで気持ちいぃ…お兄ちゃんとおんなじ温かさ…
ふみゅぅ…お兄ちゃんだぁい好きぃ…ずっと一緒だよ…むにゃむにゃ…



9章「新しい幕開け」
恋人同士


何だろう…やけに体が重い。

しかしそれは不快な重さではなく心地よい重さだ。

それになんだかおなかの奥もポカポカしてるし…

あぁ、気持ちいい…

この気持ちよさに身を任せておきたい。

しかしそんな私の想いとは裏腹に早く起きろとでも急かすように顔に眩しい朝日が舞い込んでくる。

私はしぶしぶ目を開けることに。

「ふわぁぁ…」

あくびと共に目をくしくしと擦る。

そう言えば…なんだか体がスース―する…。

だんだんと覚醒してきた意識がそんなことを思い始める。

まだぼやける視界で自分の身体を見てみる。

「ん?…何で裸んぼなの…?」

身体には一糸まとわれておらずに裸のままだった。

寝ぼけて脱ぎ捨てたのだろうか…?

「すぅ…すぅ…」

と、横から寝息が聞こえる。

私はそちらへ目を向けて驚いた。

「お、お、お…お兄ちゃん!?」

そこにはこれまた裸のお兄ちゃんが。

え?なんで…?

よ、よし…ちょっと落ち着こう…。

私は深呼吸一つ、昨日の事を思い出していく。

昨日は…

キャラメル作って…お兄ちゃんとお風呂に入って…それで…

「あぁ!」

そうだ…私たち、兄妹の一線を越えちゃったんだっけ…。

だんだんと昨日の事が思い出されて私の顔から火が噴き出していく。

夢かとも思ったがお股がまだ少し痛むし身体もべとべとしてる…。

なので夢ではないというのは明白だった。

「私…お兄ちゃんと…」

言葉にすることで現実味がわいてくる。

それと同時に幸せな気持ちも体全体に渦巻く。

多分今まで生きてきた中で一番の幸せなんじゃないだろうか…。

あれ…?そういやこれって朝チュンってやつじゃ…?

でもお兄ちゃんが起きてないからノーカン?

「…ってそれより!お風呂入んなきゃ…学校もあるしこのままいったらだめだよね…」

さすがに学校に行くのにこんなべとべとのまま行きたくなかった。

それに体からえっちな匂いがするし…。

とにかくこれではまずいと思い私はお風呂へ直行するのだった。

 

「ふんふんふふ~ん♪」

お風呂から上がりさっぱりした私は上機嫌のまま朝食を作ることに。

相変わらず仕事で忙しいままは朝ごはんを私に作るように頼んでいってしまった。

(ふぅ…ママちゃんと起きてくれてよかった…)

昨日ママに睡眠薬を持ったから…そのまま起きなかったらどうしようかと思ってたんだけど…

それはどうやら杞憂だったようでして…。

ママは今日もぴんぴんして仕事に向かった。

キッチンにバチバチと油がはねる心地よい音が響く。

それに伴い腹の虫を刺激するいい匂いも漂ってくる。

「おはよ、ソラ…」

ガチャリと扉を開けてこの匂いにつられてかどうかはわからないがお兄ちゃんが起きてきた。

「あ、おはよお兄ちゃん…」

私はお兄ちゃんの姿を見て驚いた。

なにせお兄ちゃんは一枚も着ていないのだから。

もしかしなくともあのまま起きてきてしまったのだ。

昔っからちょっと抜けてるところがあったけどそれは健在だったようで。

私はそれにふふっと内心で笑う。

「ちょっとお兄ちゃん!服着てよ、服!」

私の視線はお兄ちゃんの裸と今焼いている目玉焼きとを交互に泳ぐ。

「あぁ…って俺裸!?ご、ゴメンソラ!…って昨日のことがあるんだから別に裸でも…」

「お兄ちゃんのバカー!」

もう…お兄ちゃんってデリカシーないんだから…。

 

さて…朝食が出来たので二人でいただくことに。

焼けたパンの幸せなにおいが食卓を包み込んでいる。

それに私達の嬉しそうな話し声も…。

つい昨日まではあまり会話もなくて気まずい食卓だったんだけど…。

やっぱりご飯はワイワイしながら食べるのが一番だよね!

「やっぱりソラが作ったご飯はおいしいなぁ…こんなにおいしいものが毎日食べられるのって俺ぐらいだよなぁ」

「お兄ちゃんったら何言ってるの?私がお兄ちゃん以外にご飯作るわけないじゃん」

「だよなぁ…だってソラは究極のお兄ちゃんっ娘だもんな」

なんだか今バカにされたような気も…。

まぁでもお兄ちゃんだし許してあげる!

「そう言えばさ…」

と、唐突にお兄ちゃんが真剣そうな瞳を私に向けた。

それに射抜かれて私は動けない。

「お前ほんとによかったのか?兄である俺とえっちしちゃって…」

「むぅ…昨日も言ったじゃん…私、お兄ちゃんが大好きだって…だから後悔とかするわけないじゃん」

ほんっとお兄ちゃんは心配性なんだから…

私がお兄ちゃん以外の男の人を好きになれるわけないのに…。

「そうか、ならいいや。俺もオマエとえっちできてうれしいしな」

「お兄ちゃん…」

私達の視線が食卓を挟んで熱く絡み合う。

その視線だけで胸の奥がキュンキュンしてきちゃう…。

ここにはお兄ちゃんと私の二人だけ…

我慢する必要なんて…

「って学校!もうこんな時間じゃん…!」

ふと私の目に飛び込んできた時計にはもう登校時間をさしていた。

もう少し遅ければ確実に遅刻ルート確定だった。

私は急いで残りの朝ごはんを書き込んでカバンを持った。

「じゃあお兄ちゃん!いってきまーす!」

「あ、ソラ、ちょっとこっち来て」

何事かと思いお兄ちゃんの元へ。

すると…

「ちゅ…」

唇に熱いものが押し付けられる。

それは一瞬の触れ合いだった。

禁じられている一瞬の交わり。

私の思考はとろとろに溶けてしまった。

(こんなことされたら…もう学校行きたくなくなっちゃうじゃん…)

「ほら、いってこい」

そしてお兄ちゃんは私を見送るのだった。

唇に残るほのかな温かさと味。

それを感じながら私は学校へと急ぐのだった。

 

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