※この作品はR-18です。

年上キラーがIS学園に!?   作:ピカリーノ1234

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 日経新聞の裏面で小説を連載している作家のメンタルと体力って凄いと思う……


早撃ちってのは一度はやってみたくなるものだ

 俺は眼前に佇む種子島に目を奪われた。種子島のその姿は鉄砲足軽というよりも、まるで西部のガンマンを思わせる風貌であった。

 

「これが…種子島……」

 

「確か、鉄砲伝来の島の名前だったかしら……?」

 

「その通り!そして日本の宇宙開発の最先端でもあるね!ささ、硬い話は後にして。しょーくん、ちゃっちゃと初期化(フォーマット)と最適化(フィッテング)しちゃって~!」

 

「はいはい!」

 

 俺は装甲を展開した種子島を装着し、束さんが初期化(フォーマット)と最適化(フィッティング)を補助し、一時移行(ファーストシフト)が完了した。

 

「気分はどうしょーくん?どこか悪いとかない?」

 

「いや……なんかペ○シとカ○ピスのカクテルみたいな味がした」

 

「皮肉が言えるなら、大丈夫そうね」

 

「よし、まずは飛べ」

 

 俺は直様急上昇した。これが空を飛ぶ感覚か……飛べる…俺は、この空を飛べる……!

 

「よし、雑賀。次は急降下と完全停止だ。目標は10cmだ」

 

「了解」

 

 俺は取り敢えず蜻蛉の動きを参考に急降下し、ここだと思った場所で停止した。

 

「9cmか……まぁ、始めて動かすんだからこのくらいだろう」

 

「そういや一夏の奴はこれどうだったんですか?」

 

「穴を掘った」

 

「あー……」

 

 まぁ、あいつ千冬さんにISに関して触れることを避けられていたなぁ…当然か。

 

「次は武器を展開しろ」

 

「了解…といいたいですが、それだけじゃあ面白くないので、標的を出してもらいませんか?」

 

「標的?」

 

「はい。クレー射撃のフライイングディスクを三つほど射出して下さい。すべて撃ち抜きます」

 

「…………」

 

 千冬さんは黙ったが、俺は千冬さんに目を合わせた。千冬さんはそれを見て、半ば呆れながら答えた。

 

「はぁ……全くお前という奴は……ベルベット、ミサイルを三連発射。無誘導だ」

 

「わかりました」

 

 俺は両手を広げると、直様武器のイメージを浮かべた。

 全てを狙い撃つ、俺の弾丸(マイブレット)……

 ベルベットさんがミサイルを3発発射し、俺の眼前を過ぎようとしたその一瞬を、俺は見逃さなかった。

 

(今だ!)

 

 俺は拡張領域からリボルバー拳銃型の武器をその手に持ち、3発のミサイルを瞬時に撃ち抜いた。

 銃からは緑色のレーザー光線が発射されミサイルに直撃すると、空中で爆発した。

 

「な……」

 

「す、凄いです……」

 

「武装展開から射撃まで0.24秒……驚異的だな」

 

「……ふっ」

 

 俺は銃をガンスピンさせると、再び持ち直した。

 

「さて束さん。この銃はなんですか?見た目からしてリボルバーですけど、ビーム撃ちましたよね?」

 

「ご名答~!それは種子島専用の銃、その名も『ボルザー』だよ!」

 

「ボルザー……」

 

 俺はマジマジとステンレスカラーの銃『ボルザー』を見た。

 

「うんうん!で、聞きたいことはあるかな~?」

 

 いやぁ~聞きたい事だらけかな?

 

「口径は?」

 

「60口径、通常の銃で換算するなら44口径くらいかな?」

 

「ビームの種類は?荷電粒子か電磁波か?」

 

「プラズマビームを使用しているから破壊力はイギリスのブルー・ティアーズが使用するスターライトMk-Ⅲの数倍!」

 

「最大発射弾数は?」

 

「最低威力で16発、通常で8発、最大威力の場合は4発だよ」

 

「Eカートリッジは?」

 

「勿論標準装備!シリンダーを出す事でEパックを排出、拡張領域から自動的に再装填されるよ」

 

 俺は一旦シリンダーからEパックを出してエネルギーを再装填すると、ボルザーを拡張領域にしまった。

 

「パーフェクトです、束さん」

 

「感謝の極み……!」

 

 束は執事ポーズで礼をした。そこへ、ベルベットさんが質問した。

 

「ところで、他の武装はあるの?」

 

「勿の論だよ!しょーくん!他の武装も呼び出してみて!」

 

「へいへい!」

 

 俺は脳内でイメトレを行った。今度はライフルだ。

 すると、拡張領域からボルトアクションライフル型の狙撃銃が両手に装備された。

 

「それは『サーボルト』!56口径のレールカノン砲だよ~」

 

「装弾はマガジンですか?それともクリップ?」

 

「無論マガジン!装弾数は最大5発!ま、ボルトアクションだから連射はできないけどね」

 

「それだけ聞ければ充分です」

 

 俺はサーボルトを構えて、その感触を確かめていた。

 

「よし、今日はここまでだ。雑賀、直ぐにISを待機状態にしろ」

 

「はい」

 

 俺は返事すると、種子島を待機状態にした。待機状態にした種子島は、左腕にガントレットとして装着された。

 それと同時に、束さんが思い出したかのようにある報告を行った。

 

「さて!この辺で束さんから報告があります!」

 

「?」

 

「私、篠ノ之束は、明日からこのIS学園で働きます!」

 

 ズコーーーッ!見事に俺とベルベットさんと真耶さんがズッコケた。

 ちょっと待て!今何つったこの馬鹿兎は!?IS学園(ここ)で働くだと!?この人国際手配されてなかったっけ!?

 

「はぁ~……順を追って説明するぞ」

 

 そこへ、頭を抱えた千冬さんが説明した。

 事の発端は、一夏の部屋割り問題だった。元々一夏は自宅通学の筈だったのだが、防犯上の問題で急遽寮生活する羽目になり、その際一人部屋の空きがなかった為、急遽同居人がいなかった箒と相部屋になったのである。

 その後、部屋割りの調整が整い、箒は別室に引っ越すことになっていたのだが、それを知った束さんが学園上層部に自分が教員になる代わりに一夏と箒の同室を認めろと言いだしたのだ。

 俺は千冬さんの話を聞いて頭を抱えた。このドシスコンがめ!だから友達が出来ないんだよ!

 こうなったら俺のムスコであの馬鹿兎のケツの穴叩きなおしたる!

 

「…………束さん、後で俺の部屋で“お仕置き”な」

 

「(⌒∇⌒)ニコッ」

 

 なんで笑顔なんですかねぇ……

 

「……正一、この人には“お預け”の方がいいわよ」

 

 あ、その方がいいかな?

 

「ベルちゃんそれだけは勘弁して!しょーくんもなんか納得したような顔しないで!」

 

 取り敢えず、今日の夜は大変だな……

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく

 




 ちなみに2015年に埼玉県川口市で行われた早撃ち全国大会で、YouTuberのT.K.Heroさんが約0.24秒の早撃ちに成功しておりますので、個人的に人間の早撃ち限界は0.2秒台と推定しております。

 さて、ここいらで種子島の武装を紹介します!

ボルザー:60口径プラズマビームマグナム。外見イメージは「Destiny」に登場するハンドキャノン「デュークMk.10」がベース。最大威力はISのシールドエネルギーを半分近く消費させるほどであるが、反動が大きい。

サーボルト:56口径ボルトアクションレールカノン。外見イメージは「Destiny」に登場するスナイパーライフル「カルカッタLR2」がベース。ボルトアクションのため連射は出来ないが、精密な射撃が行えるため、タッグマッチ戦で真価を発揮する。
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