さて、今回はエロはありませんが、真耶先生にラッキースケベの犠牲になってもらいました。
では、どうぞ!
あの後、俺はベルベットさんと朝食を食べ終えると、ベルベットさんにISに関してある程度の知識を教えてもらった後、職員室まで案内してもらった。
「じゃぁ、私は教室に行くから、昼休みに会いましょう……」
先程の乱れに乱れた性格とは打って変わって、いつものクールビューティさを取り戻したベルベットさんはそう言うと、教室へ歩いて行った。
俺は職員室の扉の前に立つと、心を落ち着かせるため、大きく深呼吸をした。
「スゥーーー…ハァーーー…よし!」
俺は決意を新たに固め扉をノックしようとした、その時だった。
「あっ…………」
「へ?」
突如、職員室の扉が開き、中から緑髪に眼鏡をかけた女性が現れたのだ。
既にノックの態勢を整えていた俺は反応が遅れ、俺の手の甲は女性のたわわな果実を見事にπタッチしてしまった。
「…………」
「…………」
あまりにも唐突すぎる出来事に、俺と女性は固まってしまった。
そして状況を察した女性の顔は、みるみるうちに赤くなっていった。
おいぃぃぃぃぃぃ!なんでこんな時にラッキースケベ(年上特効)が発動するんだよぉぉぉぉ!はい終わった!初日にして俺の高校生活もう終わった!こんなことが協会に知られたら直様ライセンス剥奪だよ!
「どうした山田先生。そんなところで固まっていてはHRに遅れるぞ」
すると、再び職員室の中から別の女性の声が聞こえ、俺は我に帰った。
しかもその声は聞き覚えがあり、逆に背筋が凍った。
「何かあったの……か……」
そして、声の主は俺の目の前に姿を現した。キッチリと着たリクルートスーツにストッキングを履いたその出で立ちは、まるで世の男性が思う『大人のお姉さん』を体現していた。
そしてその女性は、俺にとって最も近しいお姉さんでもあった。
「オ、オハヨウゴザイマス千冬サ「フン!」ブベラッ!」
俺は緊張と悪寒で完全に固まった状態で挨拶したが、その女性は俺の頭に強烈な出席簿アタックをかました。
「
「ち、違いま「ギロッ!」ハイ、申シ訳御座イマセンデシタ」
俺は頭を抑えながら直様反論しようとしたが、女性の鷹の目の如き殺気に押され、最敬礼で謝った。
彼女の名は織斑千冬さん。俺の親友にして俺がIS学園に入学するきっかけを作り上げた稀代の馬鹿である織斑一夏の実姉で、モンド・グロッソの初代覇者。
そして……俺とベルベットさんの関係を知る数少ない一人にして、俺のセフレである(ちなみにベルベットさん公認)。
三年前に引退してから何をやっているんだろうと不思議には思っていたが、まさか
ちなみに緑髪の女性(山田先生?)はというと、口をパクパクさせてフリーズしていました。
千冬さんは山田先生をチラ見すると、溜息をついて俺に説明した。
「はぁ……この件に関しては一応大目に見るが、次は無いと思え。後お前のISについてだが、予備機の都合上、学園から専用機が受領されることになった。届くのは来週の月曜日だから、受領次第第一アリーナで試運転を行え」
「はい。あの、質問があるのですが…」
「ん?ああ、実弾射撃場の件ならお前の要望通り、来月中に学園の敷地内に設ける予定だから、それまではデジタル射撃で我慢してくれ」
「いや、そうじゃなくて……」
俺が聞きたいのは、学校の設備環境ではなく、公式戦への出場が出来るか否かであった。
確かに俺は世間的にはIS学園の生徒ではあるが、日本では数少ない射撃競技の選手という顔も持っている。流石に大事な公式戦には出場しておかなければ、試合の勘が鈍ってしまうからだ。
「公式戦に関しては委員会と協会が話をつけて、残念だが『3年間の公式戦出場停止』という事になった。諦めるんだな」
心を読むなぁぁぁぁ!そして俺の希望をぶち壊すなぁぁぁぁ!それもこれもあの
「恨むならISを動かした自分を恨め。他人に八つ当たりするな」
また心を読んだ!二度も読んだ!親父にも心を読まれたこともないのに!あぁ…俺のオリンピックロードがどんどん遠のいていく……
「よし、そろそろ行かないとHRに間に合わなくなるぞ。山田くん!そろそろ教室に向かうぞ!」
「ひゃ、ひゃい!?す、すみませんでした!お先に失礼します!」
正気を取り戻した山田先生は、顔を赤らめたままそそくさと何処かへ去ってしまった。
「……さて、と」
すると、千冬さんは半ば放心状態の俺に顔を近づけ、そっと耳打ちした。
「……昨夜は、随分と楽しめたそうじゃないか(ボソッ)」
「…………!!」
俺はその一言で現実に引き戻された。そういえばベルベットさんは寮長の“あの人”に事前に話しておいたって言っていたけど……まさか“あの人”って……
俺は顔を赤くして、マジマジと千冬さんの顔を見つめた。
「ふふ、どうした?私の顔に何かついてるか?」
すると、俺の視線に気付いた千冬さんが、少し意地悪そうに言ってきた。
「いえ…何でもありません…」
俺は顔を下に背けて否定した。まったく、俺はどうも千冬さんが苦手だ。先程といい、この人にはポーカーフェイスというものが効かないんじゃないのか?
「ふっ、相変わらずお前は可愛いな。そら、さっさと教室に行くぞ。案内してやるから、ちゃんと覚えるんだな」
千冬さんはそんな俺を見て意地悪そうな笑顔を見せたが、直様いつもの鉄面顔に戻り、先程山田先生が歩いた方向へ歩き始めた。
「は、はい!わかりました!」
俺は緊張した口調で返事を返すと、ノートと教科書を入れた鞄を持って、千冬さんについて行った……
いかがでしょうか?
正一のラッキースケベはあくまで年上キャラに対し効果を発揮します。つまりこれがどういうことだか……わかるな?
次回をお楽しみに!