モチーフは銀河英雄伝説で帝国の双璧が行ったポーカーがモチーフです。
そして正一の年上キラーはポーカーにも効力が発生します。
い、意外ときつい……
IS学園での最初の授業を終えた俺は、既に脳がパッツンパッツンであった。
ある程度予習していたとはいえ、ここまでキツイとは……
これなら射撃の座学講習の方が遥かにマシだ。
教室の外には、他のクラスの生徒(7割方上級生)が俺を一目見ようと集結していた。
まぁ、こういった視線は慣れてるけどな。
「なぁ?」
「ん?」
不意に、声をかけられた俺は声のした方を向くと、そこには俺をこの学園に追いやった
「よう、クラス代表の椅子の座り心地はどうだ?」
「それ嫌味か?てか、お前したのって全日本選手権を優先させたのは
「さぁ、どうだろうかな?」
「相変わらず自分に都合が悪い時は二枚目か。変わらないな」
すると、そこへポニーテールの女子生徒が割って入ってきた。彼女の名前は篠ノ之箒。俺の友人の一人だが、6年前にある事情で遠くへ引っ越していた子だ。
「よう箒、まだくたばってはいなかったらしいな」
「相変わらずの毒舌だな。ユース五輪の話は聞いているぞ」
「どうってことはない。あれは只の通過点だからな」
「というと、あくまで目標はロサンゼルスか?」
「Exactly(その通り)。本当ならパリでオリンピックデビューしたかったんだが、何処かのバカタレが余計なことをしでかしたからなぁ~」
「悪かったって言ってるだろ!それにお前はまだ15だからまだまだチャンスはあるだろ!」
「俺にとっちゃその一つ一つの大会が重要だからね」
「お・ま・え・なぁ〜!」
一夏は怒りを露わにするが、そこへ二時限目を告げるチャイムが鳴った。
「っちっ!次の休みん時にポーカーで勝負だ!逃げんなよ!」
「負けた方が昼飯を奢るってことでいいな?」
「よし乗った!」
一夏はそういうと、自分の席に座った。
あいつ俺にポーカーに勝てると思っているのか?
そんなことを思ったその時、頭に衝撃が走った。
「もう授業だぞ。早く座れ」
叩かなくたっていいじゃん……
*
二限目の授業を終えた俺と一夏は、約束通りポーカーに興じていた。ちなみに
「そういえば一夏」
「ああ?」
「先週のクラス
「な、なんでお前それ知ってるんだ!?」
「束さんから聞いた」
「なんで束さんが知ってるの!?」
「うるせぇな、さっさと札を取れよ」
「お前がうるさくしてるんだろ!」
そう言いながら、一夏は札を一枚取り、俺もまた一枚取った。
「よし、これは俺の勝ちだな!」
一夏は勝ち誇った態度を取ると、5枚の手札を出した。
「ジャックのフォーカード!今日の昼飯はお前の奢りだぜ!」
ジャックのフォーカードだぁ…フッ、甘いな一夏。俺がどういう体質か忘れたか?
「俺も、フォーカードだ」
俺は自分の手札を出した。
「クイーンと、ジョーカーのフォーカード。お気の毒だな、一夏」
「な……」
自分の敗北に驚愕する一夏だが、その様子を観戦していた箒が俺の方を向いた。
「ふっ相変わらずご婦人には好かれるようだな。
「それを言われると手厳しいな。で、どうする一夏。もう一回行くか?」
「そうしたいが……」
一夏は教室の壁にかけられた時計を見ると、もうすぐ三限目のチャイムが鳴る時刻にさしかかっていた。
「今日はどうもツキが悪いから、撤兵するか」
「おお、流石に
「へっ、今日のところは言わせておいてやるよ」
一夏はそう言うと、自分の席に戻っていった。俺はトランプを切って机の引き出しに閉まった。
如何でしょうか?
次回は久しぶりにベルベットとあのキャラが登場!
次回をお楽しみに!