デスノート--シャドウワールドオーダー-- 作:御殻糸也
「で、お前はもうデスノートを使わないのか?」
リュークが聞いた。
「今使えば警戒されるだろう? 元はワイミーズハウスの子供達にそういうのは致命的だ」
「別に俺は教えてないがどうして知ってる?」
「それは一応犯罪者としての義務だと思うが」
「なるほど」
その男は持論を長々と述べた。
「戦争は絶対悪ではないが自分は絶対悪だと思うよ、それにしたって日本人の特性はいつ見ても笑えると思わないか? 特亜においては一番を自負するクセに西洋人には無口になっておどおどして、挙げ句の果てに西洋化するのに躊躇いはない、鬼畜米帝と言ったクセに今ではしっかりアメリカナイズされている、端から見れば変にプライドが高い尻軽女にしか見えない、頭脳がないくせに賢く見られたがれる、夜神月も結局、勝ったと思って自ら自白したんだろう? 爪が甘い男でありながら正義感を拗らせたサイコパス、警察官にサイコパスがいる原因は潜在的悪党がいる大衆の上に立っただけで大衆の事を見下すようになるから、目の前の容疑者を同じ人間とは思えないであり、サイコパスの見下し方は人それぞれだけどね、自分の事を神だと錯覚するのは皆同じだよ、神気取りだからいとも容易くえげつない行為が出来るのさ」
「神気取りだと自覚してるわけか」
「彼が新世界の神様なんて自称してたとは前にリュークから聞いたけど自分は無神論者だからね、神を気取っても神にはなれない」
「だけどよ、戦争で沢山人間達を殺戮に導く者を俺なら死神って言ってしまいそうになるけどな」
リュークがとてつもない皮肉を言う。
「…………同族扱いか」
「いいや、似た者同士ってだけだぜ」
似た者同士にされるだけで不愉快そうな顔をしたがそんな死神について知りたい事が頭に浮かんだので質問した。
「ところで死神の娯楽ってなんだ?」
「だらだらとギャンブルしたり人間界にくれば美味しい食べ物を欲しがるさ」
「お前の好きなモノは?」
続けて質問した。
「そうそう! ずっとそう聞いてほしかったんだよ、俺はリンゴが大好きでな!」
「あぁ、だが警戒されてる今は大人買いなんて出来ないぞ? メロの場合チョコレートの大人買いでバレたからな」
「あいつの場合はメロの好物なだけで」
「糖尿病になるだろ、頭を使えば糖分をとるにしても限度がある」
もっとすごく糖分とるやつ知っているがあえて言わない事にしたリュークは話題を切り替えた。
「…………お前はそういう好物とかないのか?」
「脂っこい物は嫌いだし肉も嫌い、菜食主義者なんだ、そのお陰で集団人肉食事件には関わりを持てなかったのはとても良い、やはり一番はシンプルなカプレーゼだ、高級ワインにも合うしね」