生意気で勝気な派手好きの妹と“新婚生活”を始めるまで 作:志邑イチロウ
<妹の特徴>
・●学4年生。
・近所のキッズダンスクラブに所属していて、運動神経はいい。
・身長は低めでヤセ体型(クラスの女友達いわくスタイルは良いらしい)
・結構な地黒。今は夏場なので一段と黒い。
・派手好きで自己中な性格。人当たりは悪い
俺が中学2年生の時に妹とのあいだで、そこそこおエロい体験があった。
我が家は俺が小学5年生、妹が1年生の頃に両親が離婚。以後俺達兄妹両方の親権を取った父親に男手一つで育てられた。
父子家庭な上、特に頼りになる親戚が近場にいなかったということもあって生活は少々荒れ気味だった。それでも親子仲は良かったから特に不満は無かったし、母がないこととコンプレックスに覚えることもなかった。
ただ、いかんせん経済的に余裕がないので色々苦労はあったもの。家電が故障した時なんかもすぐに修理に出したり買い替えたりする余裕がないのだ。
特に、中2の夏休み中にエアコンが壊れた時は修理費用が工面できず、結果として一夏を冷房無しの灼熱地獄として過ごす羽目になった。
卓球部に所属していた俺は、夏休みの練習でさんざん汗をかいた後、自宅でシャワーを浴びた後は、もう服を着るだけで暑いので基本的に全裸。パンツも履かずに首から水で濡らしたタオルをかけて涼んでいた。
それを良く思っていなかったのが俺の妹。
「兄貴さぁ、キモいから裸で家の中ウロウロしないで」
等と、俺のことをジロジロにらみながら文句を言っていた。
その日、一方の妹は白いデニムのホットパンツに水色のオフショルダーのシャツという、午前中友達の家へ遊びに行ったそのままの格好で宿題をしていた。
「勉強に集中できないからさ、台所いっててくんない?」
「嫌だよ。俺だって横になりたいもん」
金の無い我が家で兄妹ごとの個室なんて夢のまた夢。俺ら兄妹は狭い和室を共同で使っている。基本的に布団も出しっぱなしで、俺はいつもその上でゴロゴロするのが日常だ。
「もー。せめてジッとしててよー。マジウザーい」
そんな俺に、妹はグチグチと文句を言い続ける。
「本当にウチ、兄貴がいない方がよかった。部屋一人で使えるし……」
「言い過ぎだろ。だいたい何でそんなイヤなんだよ」
そこで妹が心の底から不快そうに、こう言った。
「だってさっきからさ、チンチン見えてるからー」
俺は昔からプライベートなんて確保しようもない、この狭い部屋で暮らしてるので妹にチンコとか観られることに全く抵抗がなかった。
「は?気にすんなよ、それくらい」
「嫌なの。気になるの」
唇を尖らせてブーブーと言い続ける。
「それ超セクハラじゃん。逮捕だよ?逮捕」
あまり意識してなかったのだが、俺が妹にチンコとか裸を見られることはしょっちゅうあったが、俺が妹の肌かをみることはほとんどなかった。
こいつは俺と違って、家族観でも性的なことに敏感に反応してんのかな?そう思いながら妹の様子を伺ってると、共同で使ってる学習机に向かっている妹が、チラチラ机の上から俺を見下ろして俺の身体を―――特に股間をチラチラと見ていることに気がついた。
当時中学2年生になった俺は身長や筋肉だけでなく、性器のサイズもすっかり大きくなって、包皮もすっかり剥けている。
それがコイツには珍しかったのかもしれない。
そこでちょっと悪戯をしたくなった。
「なぁ。お前ってさ、俺以外のチンコって見たことあんの?」
すると妹は「はぁ!?」と大きな声を出し、くるっと椅子を回してこっちに向き直った。
「マジで何言ってんの?ガチでキモイんですけどッ」
眉間に剣を寄せて、履き捨てる様な口調で俺を見下してきた。
「もうヤメてよ!兄貴超ヘンタイ!」
椅子に座ったままゲシゲシと俺を蹴りつけて来たんだが、俺にはハッキリと妹が興味を持っていることがわかった。
「触ってみる?」
「ちょっと、もう変なこと言わないで!」
そう言ってパッと目を背けた。だが、明らかに妹は照れたような表情を浮かべていた。
ちょっとからかってやりたくなった俺は、ノートに向かって鉛筆を走らせている妹の後ろに立って、股間を突き出してやった。
目の前に突き出された男性器に「ッヒ」と声を漏らす様子は、普段の偉そうに俺にモノを言ってくる妹とのギャップがあっって痛快だった。
そして、妹は「うわ……」と嘆息しながら鉛筆を置いて、ゆっくりと手を伸ばしてきた。
汗ばんだ褐色の手で、竿の真ん中アタリをペトッと触ってくる。 第二次成長も終えてない未成熟な指は、とても細くてスベスベしていた。
明らかに性的なことに慣れてない 手つきはおっかなびっくりした感じで、指先を触れるか触れないかのギリギリの距離でタッチしてくる。
当時、フェザータッチなんて言葉は知らなかったが、妹からされているのはまさにそれ。ゆっくりと、ネットリとしたテンポで、「ツツー」と指の先端が竿を根元から亀頭にかけて時間をかけて滑っていく。
「何だよ、結局触るんじゃん」
「うっさいな……!だって……触んないと……触るまで……しつこくちょっかい出すじゃん…兄貴は……」
妹の不器用な手コキで、俺は生まれて初めて本格的な性的快感を味わってしまった。
思わず「うッ」と声が漏れて腰が引ける。
しかし、妹は何を思ったのか自分の手元から離れていく性器をグイと引っ張って、タッチを続けた。
そんなことをされている内に、俺のペニスはどんどん勃起していく。
「え……何?もっとおおきくなってるんだけど……」
妹が瞬きもせずに凝視し、心なしか頬も赤く染めている。
軽い悪戯で始めた行為だった。しかし生まれてからずっと女子にモテず、保健体育で習った程度の性知識しかない俺にとっても、いまやっていることが卑猥な行為だとは十分わかる。
妹の方はそれを認識しているのか、純粋に好奇心でやっているのか解らないが、初めて触れるペニスをギュッと掌に包んだり、クッと軽く爪を立てて優しく引っかいたりしている。
「うあ……」
熱っぽい声を漏らしながら、「ゴクリ」と喉を鳴らしているのが見えた。
緊張からか、それとも他の感情のせいなのか解らないが、妹は微かに震えた指をソッとはわしながら、亀頭に鼻先をコツンと当てて来た。
スンスンという音が聞こえるくらいに鼻を鳴らし、洗ったばかりの股間の匂いを嗅いでいる。
その間、妹の口角が僅かに上がっていた。しかも、その上がり方が普段俺とバカ話をして笑っている時とは全く違う笑い方で、コンビニでチラチラ見るアダルト雑誌の表紙に映っている女の様な顔だった。
うっとりとした様子で、瞼と唇を小さく開いて熱視線と熱い吐息がダイレクトにペニスへと注がれる。
兄として妹の前で平静を保ちたかった俺は、つとめて興奮を気取られないように息を殺していた。しかし、鈴口からトロッとカウパーが漏れて来た辺りで、とうとう俺も我慢できなくなった。
(ヤバっ……)
そんな俺に対して、妹はさらに興味津々といった顔で溢れてくる透明な液体に目を奪われていく。
「え……何……コレ……」
目を見開いて、ツンツンと柔らかい人差し指の腹で溢れてくる液体を突っつく。真っ赤になった先端から洩れた液体が、焦げ茶色の妹の指との間でネバネバと糸を引いていく。
「うわ、なんかネトネトしてるよ……」
指先をクイクイと上下させて、糸を引く液体の感触を楽しんでいた。
俺も自分のカウパーを見るのは初めてで、内心妹に負けないくらいにドキドキして、心臓の鼓動が収まらない。
これ以上はヤバいぞ――直感的にそう判断した俺は「もうやめようぜ」と言って妹の手を振り払ってズボンをはいた。
その時に妹が浮かべた顔は忘れられない。
「え……」
まるで“おあずけ”を喰らったように、当然もらえると思っていたものを取り上げられたように悲しげな顔をしていた。
「もう、こんくらいにしとこうぜ」
「え……でも……」
おそらくアイツは、このまま俺に“悪戯”を続けられると思ったのだろう。そして、そのまま自分は「相手をしてあげてる」というスタンスのまま、好意を楽しもうとかんげていたはずだ。
「何で……急に……」」
それが、まさかの下に見ていた俺の方から中断されてしまって、「続きをしたい」ともいえずに、不完全性定理なまま初めての性的体験を打ち切られた。
アイツ自身、ボンヤリと解っているはずだ。今自分がしていたことがエロいことだと。
俺はそのまま布団にもう一度寝転んで漫画を読み始めた。
机の上からは、ずっと妹がもどかしそうな、寂しそうな表情をチラチラと向けて来ていた。
少し罪悪感が芽生えている俺が「なぁ、そろそろ昼飯食いに行こうぜ」と起ち上がりながら妹に呼びかけると、しばらくウルウルした瞳で、しっとりと俺を目線を合わせた後、キュッと唇を結んで「うん」と頷いて、不服そうに起ち上がった。
一緒に昼飯を食っている間も、普段通りの我が強くて生意気な態度の中に、どこか切なげな調子が混ざっていて、少しゾクゾクした。