ごしごし(ノ_<。)うん、ほんとに増えてる(*^^*)
ということで短いけど、本日二回目の投下。
「まずはごめんなさい」
地下の、いかにも研究室、という部屋に入るなりそう言われてあたしは戸惑っていた。
(どういうこと?
灰原さんの説明によると、やっぱりここはあの『名探偵コナン』の世界で、あたしはほとんど偶然こちらへ迷い込んでしまったらしい。
まあここまでならよく聞くパターンなのだけれど、困ったことに『続き』があった。
「どうやらあなたを見つけたのはウチの者だったみたいでね。ある『計画』を実行するためにAPTX4869を投与したようなのよ」
(え、あたしそんな記憶ないんですけど)
そう思って聞くと、灰原さんはとんでもないことを告げた。
「こちらへ来たときのあなたには意識がなかったから、そのまま睡眠薬とAPTX4869を点滴したのですって」
(なんですかっ!それは!
「それで解毒薬なのだけれど」
そこで言葉を切った灰原さんか目を逸らした。
(あれ、まさか)
「この世界には完全な解毒薬は存在しないの」
「え、でもおふたりはーー
(工藤くんも灰原さんも元に戻ってるじゃないですか!?
「それは」
灰原さんはそこまで言って言葉を詰まらせた。
それはなにか、どう言ったらいいのか分からない、とでも言っているようでーー
「そうね。少し聞くけど、あなたの世界での『コナン』は今、どの辺り?
「ええと、まだ連載中です」
もちろん、黒の組織も……。
そう続けようとしてあたしは固まった。
確か、工藤くんはこう言ってなかった?
(奴等は壊滅した、ってーー)
「ここは完結後のコナンの世界なのよ」
(えええっ!!
まあ正確には少し違うんだけれどね、という呟きはあたしの頭をスルーした。
「で、なぜそんなことが分かるかというと。……大丈夫?ついてこられる?
あたしが黙っていたら、心配そうに顔を覗かれてしまった。
(あれ、灰原さんってこんな表情だっけ?
「大丈夫です」
(とにかく、落ち着いて)
深呼吸をして続きを待っていると、
「並行世界について聞いたことはあるかしら?
「は?
突然ハナシが飛んで目が点になっていると、
「いわゆる『if』の世界。もし、あのときこうしていたら、の世界ね」
あたしの困惑をよそに灰原さんは話し始めた。
「私はとある偶然から他の並行世界の自分たちと連絡を取り合うことができて、……今は46のコナンの世界と情報を共有しているわ」
「はい!?
(なんですか、それは!?
「そのうちの幾つかはここより先の時間を生きていて、彼女たちから完全な解毒薬を融通して貰ったのよ」
だから、今回もそうするため、時間がかかる、と。
あまりといえばあまりの展開に頭がついていかない。
そこであたしは大事なことに気がついた。
「あの、それであたし、元の世界に帰れるんですかっ!?
「それは……。他の46の世界の協力が得られればおそらく可能かもしれない、とまでしか言えないわ」
灰原さんは歯切れの悪い返答をした。
以前にもこんなことはなかったわけではない。
だがそれは大抵、コナンの並行世界からであり、あたしがいるような3次元(って言っていいのかな)の世界から、となると前例が極端に少ないとのことだった。
「だから、残り46の世界と連絡を取り合って情報を交換しているところなの」
(灰原さんが疲れているのはこのせいなんだな)
「本当にごめんなさいね。まさか、こんなことになっているとは思わなかったから」
「あ、いえ」
(うん、灰原さん、いい人だなあ)
最初にあたしを見たとき、誰がAPTX4869を持ち出したのか、分からなかったそうだ。
そこで犯人を突き止めるために、わざとあたしを泳がせたらしい。
「一応、ガードは付けていたのだけれど、あまり意味なかったわね」
「ーーガード?
「気付かなかった?公安以外にもいたわよ。あなたの側に」
「えええっ!?
本日、一番の驚きだった。
「あら、もうお昼ね。いったん戻りましょうか」
だからそのときあたしは、そもそもの発端となったらしい、『計画』について尋ねるのをすっかり忘れてしまった。
やっと来ました、説明回(^^;
うん、灰原さんは苦労人ですな(^^;
がんばれ、灰原さん!!
……しかし、公安に気付かれない『ガード』って、あ、もう説明要りませんね(((^^;
出演はだいぶ先と思われるので書いてみましたm(__)m(いいのか?