寝床でうつ伏せになっているジャンヌ・ダルクに覆い被さるのをアタランテ・オルタは気に入っていた。今夜もそうしている。
前からでは駄目なのですか? とジャンヌは言う。合っているようで全然合っていない。真正面から抱き合うのは嫌いではないのだ。が、それとこれとでは話が別だった。
狩人というよりはもっと自然的な、獣に近い感性からくる嗜好だった。幼少期の一時期とはいえ熊に育てられ、神の呪いによって獅子に近くなり、魔獣カリュドーンの皮を被ったアタランテ・オルタには獣性が否応なく根付いている。
それ故に後ろから覆い被さる体勢は性に合うのだ。絶対的に優位であるし、獲物を捕まえた証にもなる。こちらがどんな表情をしているのかを見られず、好きなタイミングで触れるのも素晴らしい長所だ。無意識に尻尾が揺れる。
下にいるジャンヌとしては落ち着かない体勢である。出来る事といえば読書か観賞程度。それにしたってアタランテが気になって集中できないのだ。
髪を褒められたり撫でられたりする程度なら構わない。それはむしろ嬉しいぐらいだ。
大変なのは情欲を隠そうとしないところだった。
まず最初に、耳や首筋に吹きかけられる吐息でぞくぞくする。
「――・・・・・・――・・・・・・」
「ぅ・・・・・・」
「なんだどうした? ああ、息が当たってしまっているか? 別に読書の邪魔をするつもりはなかったのだが、すまないな」
「息は耐えられます。でも、ちょっと・・・・・・ほかの部分を自重してもらいたいといいますか・・・・・・」
「うん、触り心地がよくてついな。汝は本当にどこを触ってもよい」
「そうではなくて。嬉しいですけどそうではなくて・・・・・・」
話をしている間にも胸を揉まれる、お腹を撫でられる、鼠径部を擦られる。あろうことか獣の雄が雌にするのと同じように、尻に股間が押し付けられる。
ジャンヌと同じく女であるアタランテだが、彼女の股座には信奉している女神アルテミスから授けられた男性器が生えていた。
神話にも名高い処女神がそんなことをしていいのか、本人は『私だって恋にバグってるからセーフでーす! うふふ、これでもアタランテのことは気に掛けてるんだからサービスよ☆』とのほほんとされていた。
(もう大きくなってきてます・・・・・・)
半分近く勃起しているソレはその状態でさえ存在感があった。実際、平均的なサイズを遙かに上回っており、しかも一度や二度出したぐらいでは全く治まらない逸物である。
凄さは恋人のジャンヌが誰よりも知っている。何度気を遣るほど犯されてきたことか。
そんなモノを尻の谷間に擦り当てられてはどうしたってセックスを意識させられてしまう。
こんな状況では本を読んだって内容が全然想像できない。
ジャンヌは本を閉じて深呼吸をしてから・・・・・・諦めることにした。
前戯も同然のスキンシップに彼女の秘所は既に熱を上げ、汁を分泌しようとしていた。
「あの・・・・・・今夜はどうするつもりです?」
「するつもりだが。汝はどうだ」
「したいのでしたら構いません。でもちゃんと向き合ってしませんか?」
「断る。私がこの体勢を好いているのは知っているだろう」
「それはそうですが・・・・・・」
「汝とて嫌いではあるまい?」
アタランテがジャンヌの寝間着のボタンを解く。止める暇もない早業だった。隙間に差し込まれた両手が生の乳房を直接掴む。普通の男であれば一度は目が惹き付けられる聖女の豊満なおっぱいだ。それを独占するアタランテは二人分の体重で押しつけられる豊乳の感触を愉しみながら耳元に口を寄せる。
「獣のような私に獣のように犯されるのが堪らないのだろう? そうなるように『躾けた』からな。前の時など、信仰する神に赦しを乞うて達したではないか」
私は覚えているぞ。
その夜の激しい情交を思い出させるように吐き出された息は生々しい熱を帯びていた。
紅潮したジャンヌは思わず枕に顔をうずめるも脳味噌が勝手に想起させてくる。
◆
数日前の真夜中だ。
後ろから遠慮なく何度も犯されて、容赦なく何度も中出しをされて、それでも満たされないアタランテとまぐわっていた時だった。
ジャンヌは半ば朦朧とし、上半身は投げ出した状態で臀部だけを本能的に高く突き上げていた。
差し出されているかのようなそれを、孕ませ甲斐のある円やかな尻を鷲掴んでいるアタランテは肉棒を子宮に叩き付けた。そしてリズミカルに抽迭していく。
グジュウ! ジュパン!
パンッ、パンッ、パンッ! パンッ! パンッ! パンッ!
――ひうっ♡ も、もぉっ、だめですっ♡ んぅっ♡ あぉ、ほおぉっ♡
――駄目とはなんだ? 誘うようにでかい尻を突き出しておいてもう限界だというのか?
――ちがっ♡ これは無意識で・・・・・・♡ 望んで出してるんじゃあはぁぁぁ♡♡
言っている最中、亀頭が子宮口にめり込む勢いで突かれて吠えた。下腹部から上半身にかけてビクン♡ ビクン♡ と痙攣するジャンヌ。秘所から潮も吹いた彼女が達したのは誰が見ても知れることだ。
絶頂時特有の強烈な収縮を味わうアタランテの唇は孤を描いていた。
遺恨は払拭したとはいえ、かつての怨敵が痴態を晒しているのだから気持ちよくないワケがない。
誰よりも信心深い聖女を、自分と同じ場所まで堕とせて愉しくないワケがない。
――ふうぅ・・・・・・♡ うぅ・・・・・・♡
――またイったな淫乱め。色欲に塗れるのは汝の宗教では大罪の筈ではなかったか。だというのになんだその様は。
――ひ、ひどいです・・・・・・。
愉悦に満ちた罵りにジャンヌは反論を思いつけなかった。むしろ背徳感に身体が震えて膣の締まりをよくしてしまう始末だった。肉棒を埋め込んでいるアタランテには即座に伝わり、彼女は喉をくつくつと鳴らした。
――酷いか。であればもう終わりにするか? 私はそれでも構わんぞ。汝が『嫌がる』コトはあまりしたくない。
――ど、どの口が言って♡ 元はといえば貴女の所為で私はぁ・・・・・・♡
――蕩けた顔でどちらだ。このまま私に満たされるまで犯されるか、満たされるままで離れるか。さぁ、早く答えるがいい。長引くのなら前者と受け取って続けるぞ。
研ぎ澄ました鏃のように、狙いを定めた獣のように鋭い目線が放たれる。
途端、口内に溢れる唾液をジャンヌは飲み込んだ。恐れからではなく期待からだった。
離れることなんてできない。
それが叶う地点はとっくの昔に通り過ぎている。
ジャンヌは身体にも心にも、アタランテによって交尾の悦楽を覚え込まされすぎていた。
――犯して・・・・・・ください♡ もっと私と獣みたいに交わってください♡ アタランテ♡
――・・・・・・くふ。そうさな、汝が望むのなら仕方あるまい。仕方あるまいよ。望み通り獣のように犯してやる。汝もそれに相応しい、雌犬としての言葉遣いを心掛けるといい。
――はい♡ ・・・・・・わん♡
――いいぞ。機会があれば『そういう』格好でするのも一興、だなっ!
今一度ジャンヌは受け入れるように四つん這いになり、アタランテは当然後ろから突き込んだ。
パチュンッ! パチュンッ! パチュンッ!
ズチュウッ、パンッ! パンッ! パンッ! パンッ!
――んあんっ♡ アンっ♡ アンっ♡ あぁっ♡ わんっ♡ わんっ♡ わおんっ♡
それまで以上の勢いで犯され始めるジャンヌ。
正しく獣じみたピストン運動は人間では不可能なほど激しかった。
膨らんだ乳首を飾る白い乳房は上下左右にぶるん♡ ぶるん♡ と揺れる。
汗やら愛液やら、ぶっかけられたザーメンに濡れた尻たぶは突かれる度にむにゅう♡ と柔らかさを体現するかのように潰れる。
暗い部屋の中、シーツが乱れたベッドの上で二人の少女は交尾に耽いる。
――はっ♡ わんっ♡ わんっ♡ わふぅ、はんっ♡ 気持ちいいです♡ 奥まで突かれて、揺さぶられて・・・・・・あっあっあっあっあっ♡♡♡
――何が気持ちいい。どこが気持ちいい。言ってみろジャンヌ!
――ウ、ウイ♡ アタランテのおちんぽです♡ 硬くて大っきくて太い貴女のおちんぽがぁ♡ 私のおまんこにズンズン当てられて♡ すごく気持ちいいんですっ♡
――アハッ、ハハハッ・・・・・・ああ、ああ、悪くない返答だ。私も素晴らしくいいぞ、ジャンヌ? 汝の雌穴は温かく肉厚で柔らかいが、何度やってもよく締まる。それどころか、やればやるほど使い心地は増しているぐらいだ。汝のようなモノを名器と呼ぶのだろうな。
――あぉっ♡ わふっ♡ は、はい、嬉しいです♡ もっとジャンヌのおまんこで気持ちよくなってくださいね♡ あっ、あっ、あはぁ♡ わんっ♡ わんっ♡ わふぅああっ♡
パンッ! パンッ! パンッ!
ボチュッ! ボチュッ! ボチュッ! ボチュッ! ボチュンッ!
肉と肉が間隙なくぶつかり合う。溢れる体液の飛沫がシーツに散る。抽迭の音と嬌声は高らかに響いた。
片や処女神に純潔の誓いを立てた少女、片や聖処女とまで呼ばれた信心深き少女。
その二人が獣のまぐわいをしている。あるはずのない男根を生やした純潔の少女が、聖女の秘部をかき乱して鳴かせている。
恐ろしく罪深くも惹き付けられる光景だった。
――そろそろっ、出すぞ・・・・・・!
――はいっ。どうぞ、来てくださいっ♡♡
やがてアタランテの腰遣いは速まり、抽迭が短くなっていく。これが射精間近のピストン運動だということをジャンヌはよく知っていた。彼女は自分からも尻を押し出し、本心からの謝罪と興奮を煽るために神への言葉を口にした。獣との快楽に法悦の涙を流しながらだった。
――も、申し訳ありません、我が神よ♡ ジャンヌは、このような雌犬になってしまいました♡ ですが、どうかお赦しください♡ だってっ、セックスがこんなに気持ちいいモノだったなんて知らなかったんですっ♡
激しく揺さぶられながらも振り返る。
――この
――っ、ジャンヌっ!
――あぁっ! ンッ♡ あっあっあっ♡ 早く来て、出して♡ ケダモノのザーメンいっぱい出してください・・・・・・♡♡♡
――出すっ、出すっ! 出してやるぞ・・・・・・! ――――っうぅぅ!!
――きっ・・・・・・った♡ はあぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ♡♡♡
最後の最後。ドチュンッ♡ と最奥に肉棒が叩き付けられた瞬間、唸り声を上げたアタランテの射精が始まった。
ビュウウウウウウウウッ!! ビュグウゥゥゥゥ! ブビビュルルルルルルルル!!
――イク、イクイクイクイクっっ♡♡ ケモノの中出しザーメンでイキますぅっっっっ♡♡♡♡ ああああああ♡♡ おマンコ喜んでるぅ・・・・・・♡♡♡
マグマのようにどろどろで熱く大量の精液がジャンヌの子宮内を侵していく。精子たちは一匹一匹に精力と魔力が漲っていて、普通ならこの一回の吐精だけでも妊娠は避けられなかっただろう。
(サ、サーヴァントで助かり・・・・・・ました・・・・・・♡♡ 肉体があったら、こんなの絶対に孕ませられています♡♡)
子供を産めないのは残念だが、だからこそ獣の膣内射精を何度でも味わえるコトを想うと、悩んでも考えても結局は肉欲に流されてしまうのが常だ。
暫くして肉棒の力強い脈動が落ち着いてくると振り向かせられる。
野性味溢れる両眼にも労るような優しさが宿っていて、見つめ合っていると無性に甘えたくなってきた。すると言葉にせずとも接吻をしてきてくれる。唇を重ね、お互いの舌を絡み合わせるフレンチキスに夢中になる。そして最後には、唾液を飲み込んでゆっくり離れた。
糸が切れるとアタランテは静かに、けれど命じるようにジャンヌに。
――今夜はこれで終わりだ。だが、次もするぞ。いいな? 逃しはしないからな。
――ええ、逃げたりしませんよ。
まだ繋がったままの腹部を愛おしそうに撫で、青い瞳に獣欲の愛を浮かべて伝える。
――私はもう貴女の番いなのですから・・・・・・♡
ここまでが前回の夜の情事で――――
◆
ぶじゅ♡ れろぉ♡ ぐぼっぐぼんっ♡
――オレンジ色にほんのり照らされた部屋に、似つかわしくない音が鳴り続けていた。
「ちゅうぅ♡ はぁ、れろれろれろ♡ ちゅう♡ ちゅう、ちゅ、ちゅっ♡」
「舐めるのにもすっかり慣れてきたな。最初の頃の初々しさはもうどこにない」
「ぢゅる、ちゅぱ♡ 貴女が何度もさせるからじゃないですか。でも気持ちよさそうな顔が見られるので、フェラチオご奉仕大好きになってしまいました♡ べろぉ、ちゅる、れるれる♡ じゅじゅ♡ んちゅう♡ にゅぷ、にゅぷ、にゅぷ♡」
「くっ、はははっ・・・・・・雌犬の姿もあって堪らんなこれは」
「はい、今の私はワンちゃん気分です♡」
ベッドの縁に腰掛けているアタランテ・オルタ。彼女の股の間に入り、勃起した肉棒を愛おしそうに舐めているのはジャンヌ・ダルクであった。
普通の状態ではない。アタランテのように獣化していた。頭には犬の茶色い垂れ耳が生え、腰背部からはこれまた犬の尻尾が伸び、極めつけには首輪が嵌められている。
見ればサイドテーブルに空瓶が一つ置かれていた。中に注入された霊薬を作成したのは大魔女キルケーである。服用した者は犬の特徴を持ち、尚且つ発情するという副作用付きだ。人を豚に変える魔術を愛用するだけあって手早く用意してみせた。
効果はすぐさま現われて肉棒を貪欲に求め始めた。
「何度見ても立派なチンポですね♡ 奉仕のし甲斐があります・・・・・・じゅぽ、じゅぽ♡ じゅるるっ♡ はむ、はむっ♡ ん゛うぅぅ♡」
規格外の対魔力も本人が受け入れたなら発揮されない。今のジャンヌは交尾セックスをする事しか頭にない。
肉棒に熱っぽく奉仕しながらも片手の指で膣内をほぐしている。彼女の下の床には愛液の水溜まりができ、汗と合わせて部屋中に雌犬聖女のフェロモンが充満していた。
魔獣に等しいアタランテ・オルタにとっては興奮剤そのものだ。深呼吸をするとより一層獣欲が滾ってくる。肉棒は更に勃起し、魅了されたジャンヌが恍惚としてむしゃぶり付く。
「んんぅ♡ じゅるっじゅるぅっ♡ ぐぽっ、ぢゅるるっ、んぱっ♡ ・・・・・・はあぁ、すっごい匂いです・・・・・・♡ 舐めても舐めても消えませんし、味も、んふ♡ じゅぶじゅるちゅぷっ・・・・・・ちっとも薄くなりません♡」
雄の象徴を褒め称えられれば気分も良くなる。
褒美に髪を梳くように頭を撫でるとジャンヌは両目を細めて尻尾を揺らした。
「それではぁ、強くしていきますね・・・・・・ジャンヌの口まんこにザーメンをたくさん出させてあげます♡」
大きく開いた口が逸物を丸呑みにする。そしてすぐさま喉奥まで使うディープスロートを始めた。初っぱなから激しく上下し、水気と吸い付く音を派手にまき散らしていく。
「んぼっ♡ んぼっ♡ んふっ、んふっ♡ ずりゅりゅりゅりゅ♡ じゅろろろぉ♡」
口の中に唾液とカウパーが溜まってくると一気に吸い込む。その時の口腔内の締め付け、音の下品さときたら暴力的ですらあった。
「ずりゅううぅぅぅうう♡♡」
「アハァ! はっ、はっ、はぁっ! このっ、本当に上手くなったものだな・・・・・・っ」
「えへへ、そうでしょう、そうでしょうとも♡」
5回目。
天井を仰ぎ見たアタランテが憎々しげに呟く。
もちろん声も口も笑っているが、やられてばかりではいられないと両手でジャンヌの頭を掴み、自分からも動かしていった。
「んぐぐぅ・・・・・・!! んぼ! んんっ、ん! んふっ♡ ぶっぼっ♡ ぶっぼっ♡ ぶじゅっ、ぶじゅっ♡ んじゅう♡」
根元まで咥えさせられるイマラチオに戸惑ったのは最初の数回だけで、あっという間に対応して付いていく。
ずじゅりりりぃ――――♡♡
ぢゅぶっ♡ ぢゅぶっ♡ ぢゅぶっ♡
強烈に吸いつく所為で頬は凹み、口は蛸のように伸びる。あるいは日本人のマスターから教えられて知った、ひょっとこ、にも見える。そんな風に顔がだらしなく崩れても肉棒を離そうとしない。気付いている筈なのに卑しく淫らに貪っていく。
肉欲の強さがこれほど伝わってくる口淫も中々ないだろう。する側もされる側も、酷く、醜く、興奮してくる。
何時の間にかアタランテは立ち上がり、股間を殆ど打ち付けるようになっていた。喉奥をゴツゴツ突くと逸物の性能に見合った陰嚢が顎を叩く。この瞬間にも生成され続けている精液は放出の瞬間を今か今かと待機している。
「お゛ごっ♡ んお゛っ、お゛っ、お゛っ♡」
息苦しさはあっても、それを大きく上回る快感をジャンヌは覚えていた。口も喉も、性感帯も同然になるまで入念に調教された為だ。言われるまでもなくアタランテの腰を両手でホールドし、動きに合わせて頭を振る。見上げる目線は片時も外そうとしなかった。
「ごぶ♡ んぶぶぶ♡ お゛おう♡ ぐぶっじゅびびびっ♡」
ごちゅん――――♡
ごちゅん――――♡
ごちゅん――――♡
じゅうぅ――――るるるるうぅぅ♡♡
じゅる♡ じゅる♡ じゅる♡ じゅる♡
突き刺す――吸いつかれる――引き抜く――肉棒から性感が全身を駆け巡る。
限界がすぐそこまで来たとき「射精すぞ・・・・・・!」と息荒く宣言する。下で咥えている雌犬聖女はこくこくと頷いた。
上半身を折ったアタランテが荒々しく頭を引き寄せる。肉棒は食堂にまで入り込み、膨れ上がった亀頭が白濁の濁流を弾けさせる。
「喉に射精っ・・・・・・る・・・・・・! あ゛あ゛あぁぁっ!!」
「ん゛ぼぉっ、お゛っお゛っ♡ うんんっ♡ ぐぐっ♡ ん゛ぐぅぅぅ♡♡♡」
ドクンッ! ドビュルッ! ビュビュウゥゥゥ――――!!
ドビュルルル――――!! グビュウゥゥ――――!! ブビュビュビュ!!
「全部ッ飲むんだぞッ! んっふううぅ! ああ最高だなっ、お前の口淫は・・・・・・!」
「ぶぐっ♡ ずりゅうう♡ じゅり♡ じゅり♡ じゅるる♡」
ジャンヌは陰嚢の中で、シチューのようにドロドロになるまで煮詰められた精液を命じられた通りに飲み込む。口からも鼻からも決して溢したりせず、ごきゅ♡ ごきゅ♡ と音を鳴らしながら嚥下していく。
(こんなに美味しいモノを溢すなんて勿体ないです・・・・・・♡♡)
味蕾に感じる濃厚な味にうっとりしながらストロークする。舌で尿道をほじくり返し、残った最後の一滴まで吸い出して味わう。最後に唇で柔らかく締めつつ離れていった。
「ひゃんとまもりまひたよ♡」
口内を見せながら言うと「よく守ったな」と褒められる。頭を撫でられると尻尾を振って喜び、まだまだ全然萎える様子のない逸物に頬ずりをした。たった一度の射精などアタランテにとっては準備運動にもならないと、ジャンヌはよく知っていた。
肉棒にも陰嚢にも舌を這わせる彼女に向かってアタランテは聞く。
「これが欲しいか」
「欲しいです♡ 口もいいですけど、やっぱりおまんこにチンポ欲しいです。後ろから、バックから・・・・・・ケダモノみたいにパンパンして欲しいです♡ そうやってザーメンいっぱい射精してもらって幸せになりたいです♡♡ 一回だけじゃないですよ? 何回も何回も、数えるのも忘れるぐらいにですよ♡」
「即答でそこまで言葉が出てくるか。キルケーの霊薬を飲んだとはいえ、どれだけ淫乱になれば気が済むんだ?」
「だってぇ♡ ほら見てください♡」
上半身を反らしてガニ股になり、秘所を開帳する。いやらしく蠢く淫肉が蜜をトロリ♡ と糸を引きながら垂らす。いく筋も、いく筋も、膣内から流れ出ては床に落ちて溜まっていく。
「お漏らししたみたいに出てきてるのが見えますよね? おチンポしゃぶりながら軽く弄っただけで、こうなっちゃたんです。んちゅ、れろぉ・・・・・・ちゅぱ♡ ふふっ、自分で言うのもアレですけど甘いですね♡」
掬い取った愛液を舐める姿にアタランテは思わず生唾を飲み込んだ。そうしても仕方が無いほどの痴態だった。この場にジャンヌ・ダルクを聖女だと固く信じている徒がいれば、その者は一生物のトラウマを抱えて生きていく事になるだろう。
――――舌舐めずりをした魔獣は首輪の紐を引いた。
「・・・・・・ならベッドに両手をついて尻を向けろ」
番いの命令に雌犬の陰唇がヒクつく。
喜びのあまり耳が立ち、尻尾が床を叩いた。
立ち上がり、ベッドの縁に両手をついて臀部を後ろに押し出す。括れた腰から続く腰回りは横に張り出し、豊かな胸よりもなお発育のよい尻も相まって安産を約束していた。
獣の本能を持つアタランテにしてみれば雌は豊満頑丈に限る。やはり子作りに適した雌にこそ興奮してくるのだ。霊体であるジャンヌでは不可能な欲求だが、それを鑑みても極上の女体だ。他の男共が近寄らないぐらいマーキングせねば気が済まない。
手の平では到底収まりきらない巨尻を掴む。汚れ一つなく、むっちりと柔らかく弾力のある感触。握れば指の間から白い肉がこぼれ出てき、甘く溶けた吐息が聞こえてきた。
愛液を涎のように垂らす淫裂に肉棒をあてがい、脈打つソレを奥深くまで挿入していく。
待ちに待っていたジャンヌが嬌声を、全身を震わせながら迎え入れる。
「おっきいのが入って、きてます・・・・・・♡ ~~~~っっ♡♡」
膣内を掻き分けて進む感触、後から膣壁が絡みついてくる感触、口を開いた子宮に敏感な亀頭を吸われる感触――――どれもこれもが頭が痺れるような快感を与えてくる。
自分専用に調教した聖女のマンコは極上としかいいようがなかった。
まだ全部入っていないのを確認するとゴリュ♡ と力尽くで捻じ込んだ。押し上げた子宮口と熱烈なキスをし、膣内がざわめいたかと思えば急激に狭まってくる。
「イっ・・・・・・くうッ・・・・・・♡」
「ハッ、悪いがこれからだぞ・・・・・・ッ!」
達して悶えるジャンヌに構わず、歯を食いしばったアタランテが動き出す。体重をかけて一回一回、区切るように逸物を出し入れする。
パシンッ! パシンッ! パシンッ! パシンッ! パシンッ――――!!
「いいぃ♡ イったのに動くなんて♡ だめです♡ 反則です♡」
口にした非難の言葉にはまったく説得力がなかった。何せ、止めるどころかアタランテの力強い律動に合わせているのだから。
区切りをつけた抽迭は次第に速まっていき、強烈かつ猛烈に突き上げていく。
ぶつかり合う下腹部と臀部、肉と肉を打ち鳴らす打擲音、蜜壺をかき回す粘着音。
それを掻き消しかねないほどの、聖女の嬌声。
「ぉおお♡ お゛っ♡ あお゛っおおっ♡ あ゛っ! あ゛っ! あ゛っ!」
動物のようなセックスにジャンヌは蕩けた顔で喘ぐ。汗ばんだ背中を反り、日光を浴びた小麦のように美しい金髪を振り乱す。番いから与えられる快楽に噎び泣いて悦ぶ。
ズニュウゥゥッ! ヂュボッ! ヂュボッ!
ぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっ――――!!
「あひいぃっ♡ ひっ、ひぃ♡ んうぅっ・・・・・・♡」
「そら願い通りにしてやるぞっ! こういう風にされるのが好きなんだろう!?」
「大好きです♡ 貴女もおちんぽもっ凄いですからっ♡ もうセックスのことしか考えられません・・・・・・♡」
「それでいい。今は他のことなど考えず、私との交尾だけに集中していればいいんだ! そして私の雌になれ・・・・・・!」
「うんん゛っ♡ はいぃっ♡ なります♡ アタランテの、貴女だけの雌になりますから♡ もっともっとおマンコにください♡」
抜ける直前まで肉棒を引き抜き、勢いをつけて一番奥まで戻る。何度も素早く繰り返す。膣壁を満遍なく擦り、子宮口にあるポルチオを思うがまま突き回す。
「っああああぁぁぁぁ~~~~♡♡♡♡」
アクメによる歓喜の悲鳴を叫んでも緩めず、獣のピストンで徹底して立場を思い知らせる。
お前は私だけのモノであり、番いであり、雌なのだと刻み込む。
人間としての体裁を剥ぎ取られたジャンヌは何者でもない一匹の雌獣となっていった。
5分、10分、15分・・・・・・抽迭が続けられるほど嬌声はどんどん媚びるように淫蕩になる。
肉壺は入っているだけでも達してしまいそうなぐらいに具合を良くする。
膣内は熱い愛液をなみなみと湛える。膣壁の一枚一枚がまるで意思を持っているかのように蠢く。肉棒に纏わりつき――絡みつき――扱きあげ――奥へ奥へと誘う。吸いしゃぶってくる子宮口から離れる際の、ちゅぽん♡ という感覚は堪らなかった。
肉棒も陰嚢も疼く。
射精したいという欲求が高まってくる。二度目はすぐそこまで近づいてきていた。
アタランテの息が荒くなる。彼女はお互いの体液で光沢を帯びた巨尻を掴み直して、前傾姿勢で股間を打ち始めた。種付けするための獣の交配のやり方だった。
ぱんッ! ぱんッ! ぱんッ! パンッパンッパンッパンッパンッ!!
美しい少女二人が交わる。髪を乱し、胸を揺らし、尻を振りながら。
誓いも自戒も破った彼女たちは迷いなく快楽の高みを目指す。
「あっあっ♡ 射精すんですね? 射精るんですね? いいですよぉ♡ 私もすごいのがきそうですから♡ 我慢しないで子宮に濃厚ザーメンたっぷり♡ 一杯になるまで出してください♡ あっ、やっ、イクっ♡ すごいのきそうです♡ はやく、はやく、はやくぅ♡♡」
「ッ~~~~種付けしてやる。孕ませられないとしても満たしてやる。私の胤でお前の腹を膨らませてやるぞっ、ジャンヌっ!!」
「あああっ♡♡ いい、イクっ♡ イクっ♡ イカされちゃいます♡ あああっ♡ あああっ♡♡ ふおおっ♡ あ゛っあ゛っあ゛っ♡」
「イケっ、イケっ。私もイクからっ。あああっザーメン射精るっっ・・・・・・!!」
「わおおん゛んんんんんん~~~~♡♡」
限界まで密着する性器。ケダモノの悦びに満ちた唸り声と絶叫。
そして、二匹の獣はまったく同時に絶頂を迎えた。
ぶびゅるるるるるるるぅぅぅぅ!! びゅぶ! びゅぶ! どぷぷぅぅぅぅ!!
びゅうううぅぅ――――ぶびゅびゅ――――っっ!!
ぶるりと一度大きく痙攣したアタランテが精液を胎内に流し込む。上半身を倒し、芯から震えるジャンヌの両乳房を捏ねくり回しつつ射精を愉しむ。収縮する膣内で絞られ、子宮口に吸われる感触は最高としかいいようがなかった。
どぷどぷ、びゅくっ、びゅくっ、びゅく、ずびゅうぅぅぅっ。
とてつもなく長く濃い射精だった。アタランテは立ちバックの体勢を崩し、終わるまでの間ジャンヌとキスを楽しむ事にした。
「ジャンヌ・・・・・・」
「はふっ、アタランテ・・・・・・♡ んちゅ、ちゅぶ、れるれる・・・・・・んちゅ、んんう♡」
「ジャンヌっ、じゅう、ちゅ、ちゅ、んちゅ、ちゅう、ジャンヌ・・・・・・っ」
「んちゅうっ、ちゅむ♡ れろれろ♡ アタランテのおちんちん、ビクビクしているのが分かりますよ・・・・・・はちゅ、んちゅ、ちゅぶ♡ まだ射精るんですね♡」
「ずりゅ、はぁ。汝のマンコがきつく絞めるからだろうが。だが・・・・・・もうすぐ終わる」
「あんっ・・・・・・♡ んっ・・・・・・♡」
動物さながらの精の放出がようやく止まる。小さく何度か前後して残りも搾り取らせる。それからベッドの小棚に置いてある時計を確かめた。
◆22:15◆
サーヴァントに睡眠は必要ない。時間の余裕はまだまだあった。
するとアタランテは一声掛けてから寝床にジャンヌを押し倒す。喜びの声と差し出される魅惑的なヒップ。その安産型の尻を握りながら彼女は再度バックで犯し始めた。
「い、いきなり奥までぇっ♡ あ゛っ♡ あ゛っ♡ あ゛っ♡ あはぁっ・・・・・・♡」
とりあえずは。
あと三、四回は出してからでないと体位を変えるつもりなかった。
◆23:40◆
熱気と淫らな匂いが部屋中に充満していた。
その空気を震わせるのは少女たちの息遣いと嬌声、そして拍手のような抽迭音だった。
「ふっ! ふっ! ふっ!」
「あッ♡ ひッ♡ いッ♡」
アタランテが両脚を抱えたジャンヌの上に覆い被さり、真上から肉棒で挿し貫く。
女を押さえつけて犯す屈曲位、俗に『種付けプレス』と呼ばれる体勢だ。二人ともこの体位は、名前からして受精と妊娠を意識させる為に気に入っていた。
すでに二回は絶頂に至り、結合部の下のシーツは沼のように体液でぬかんでいる。
下だけではなく上でも繋がる。
艶やかな唇を押し付け合い、伸ばした舌を吸い合い、唾液を睦まじく飲ませ合う。
「じゅるっ、んむっ、っ、ちゅぶっ、ちゅぶっ」
「んじゅっ♡ じゅるるっ♡ んちゅっ♡ んちゅっ♡」
「ごくっ・・・・・・ぷはっ・・・・・・この近さだと、んっ、キスもしやすいな」
「そうですね・・・・・・♡ だから、もっとキスしましょう♡ はちゅうっ♡ んちゅうっ♡」
ハートマークが浮かぶほど蕩けたジャンヌの両目。彼女はアタランテの首に両腕を回し、自分から抱き寄せて交わりを求めていった。
◆01:53◆
二人の姿はベッドにはなかった。丸められた無数のティッシュ、脱ぎ捨てられた衣類、外された首輪だけがある。
代わりに、小さなバスルームから微かに声とシャワーの音が漏れていた。
近寄れば明確になり、扉を開けばパシャパシャと水が弾ける音も聞こえてくるだろう。眼が良ければ二人のシルエットも見えるかも知れない。
駅弁の体位でアタランテとジャンヌが繋がっている姿が。
最後の障害物、脱衣所と浴室のドアを開いてみれば何もかも明らかになる。
「これっ、チンポ♡ お腹♡ 奥の奥まで刺さってきますっ♡ おまんこに響いてっ♡ んあ゛っ♡ ああ゛っ♡ はひいぃっ♡ んはぁっ♡ はぁんっ♡」
肉厚の臀部を抱えられるようにして持ち上げられたジャンヌが、白い喉を反らして喘ぎに喘いでいる。
引き締まった体躯をしているとはいえアタランテの見た目は少女そのものだ。人間一人分の体重を支えられるだけの筋力があるとは考えられないだろう。
だが彼女は英霊であり狩人であり、今は魔獣だった。人間の常識には当て嵌まらない。
いとも簡単に持ち上げられ、表情をつぶさに観察できるだけの余裕があった。
浮いた身体が落ちてくるタイミングで腰を突き上げると肉棒が根元まで埋まる。抽迭に身体の重さも掛かり、最奥がごりゅごりゅと押し上げられる。
ただでさえ子宮は降りてきていた。それなのに思い切り突かれては耐えられる筈もない。あられもなく快感に鳴き叫び、それでも離れたくないとしっかり抱き着く。
そのいじらしさに満足感を覚えつつ、精液を放つためにアタランテは上下運動をより強くしてき、当たり前のように膣内射精をする。
「はぁあんっ♡ ひうっっ♡ あああぁぁぁぁっ――――っっ♡♡♡」
そのあとも何度か続け、満足したらジャンヌを降ろす。彼女は命じられたワケでもなく目の前にあった肉棒を口に含んだ。白濁のコーティングを綺麗に舐め取り、褒められると掃除フェラから奉仕フェラに移った。
お湯よりも温かい口腔内でじっくりと高め、限界間近で「ひゃけて♡」と解放して。
「はふぅっ♡ 精液いっぱぁい・・・・・・♡ ああっ熱いです♡♡」
水鉄砲のように断続的にひっかけられたザーメンを全身に塗りたくる。
まだまだ火照りが収まらない身体を両腕で抱き、ジャンヌはアタランテを見上げる。
媚びきった青い瞳は更なる交配を求めていた。
◆05:20◆
濡れた身体を拭きもせず、早足でベッドに戻った二人は即座に再開した。
滾る獣欲のままに交わり続けたのだ。
後背位、騎乗位から対面座位、側位をやり、背面騎乗位もし、シックスナインをやった。
自分の白濁でドロドロになっている膣にむしゃぶりつくことにアタランテは抵抗を覚えなかった。下から腰を抱えて吸い付き、舌を入れて丹念に舐め回し、愛液ごと音を立てて吸い出していった。
愛情の証のようでジャンヌは嬉しがった。
だが、無くした分以上を補充してもらおうと寝そべって誘った。
覆い被さったアタランテは寝バックで腰をふりたくり、結合部から逆流するほどの量の精液を射精している。
指を食い込ませるように乳房を鷲掴み、赤みを帯びた首筋を甘噛みしては跡を残す。見えなくてもマーキングされているのが分かるのか、ジャンヌはきゅん♡ きゅん♡ と膣内を締めた。
「はんんぅ♡ あ゛っ♡ おぉ゛っ♡ あああっ♡」
「ふぅっ・・・・・・! また射精すぞっ、しっかり子宮で受け止めろ!」
「うっ♡ っっ♡♡ っっっ~~~~♡♡♡」
「はぁっ、はぁっ、ほら次だ・・・・・・まだ終わらせてやらないからな!」
「ああ゛っ♡ ほぉっぉっ♡ はひぃぃっ♡」
射精しても絶頂しても余韻に浸る時間は与えられない。
枕を抱きかかえていた両腕を後ろに引っ張られ、豊かな胸を強調するような体勢で犯される。ここ一番で深まった結合にジャンヌは忘我の嬌声を叫んだ。
掴んだ彼女の手首を引き、弓なりに反らしてアタランテは腰を幾度となく打ち付け、幾度となくゲル状の精液を放出し続けた。
◆06:00◆
二人の交配が終わらなくとも時間は流れる。
部屋のインターホンが前触れなく鳴らされた。
ジャンヌはびくんと震え、アタランテは機嫌を損ねた様子で扉を睨み付ける。すると突然の訪問者は、魔術的干渉である念話で後者に話しかける。
『私だよ私』
親しいといえるかどうかは怪しいが、プライベートを共に過ごすこともある相手の声にアタランテは逆立てた柳眉を戻した。若干だが。
『なんだ汝か、キルケー。こんな時間に何の用だ』
『こんな時間から・・・・・・いや、こんな時間まで交尾してるおまえには言われたくないよ』
『それもそうか。だが止めるつもりはない。用があるなら手短かに済ませろ』
『純潔の狩人の名が聞いて穢れるね。まあいいさ。じゃあ入らせてもらうよ』
『おい待て。まだ入ってくるな――』
扉のロックを強制解除したキルケーが部屋に入る。鼻をつく性の匂いは嗅ぎ慣れているらしく、顔を顰めたりはしない。むしろ懐かしむように一度目を瞑った。
急いでジャンヌに布団を被せたアタランテの方が苦い顔になる。
「う~ん中々香ばしい匂いだ。
「汝・・・・・・」
「聖女でも雌犬に仕立てられる霊薬を作ってやっただろ? その見返りと思えば安いし、来た理由は様子の確認と霊薬の補充だよ。ふふん、この寛大な大魔女に感謝して欲しいな」
ベッドの近くまで近寄ったキルケーが布団を引っぺがす。全裸のままのジャンヌは流石に恥ずかしいのか、胸を両手で、股間を尻尾で隠した。耳はペタンと伏せられる。
「おや。まだ耳も尻尾も残ってるか。さすが私。けど一応置いていこうかな。私の部屋に置いてても使い道ないし」
そういってサイドテーブルの空瓶を回収し、満杯の小瓶を並べる。どれもこれも妖しい輝きを放っていた。飲めばサーヴァントでも無事では済まされないだろう。
「なんだそれは」
「緑のは変身薬、赤いのは媚薬、青いのは精力剤。効き目は飲めばわかる。変身薬は渡したヤツと同じだよ」
「・・・・・・頼んでいないが」
「お節介さ。折角だから使ってくれよ?」
視線だけを聖女に向け、念話で魔獣に伝える。
『私はね――――清廉潔白でお綺麗で皆に好かれる女が堕ちるのが大好きなんだ』
『キルケー』
『ん?』
『スキュラのように手を出せば、その羽を毟り取り、首を括り折り、喰い殺すぞ』
『あははっ。お~怖い怖い。軽いギリシャジョークなのに。おまえだって見たいんだろう、アタランテ? 聖女が堕ちるところまで堕ちる姿をさ』
『――――相変わらず、悪趣味なヤツだ』
否定はできないアタランテは苦笑する。
「貰っておこう。いらぬ副作用はないだろうな?」
「ないない。そんなコトしたらマスターに怒られるだろ? 下手したらカルデアから退去される。おい今『お前がいなくなっても構わんがな』って顔したな。誰が霊薬作ってやったと思ってるんだ。結構大変だったんだぞ、おい」
「分かった。礼は言わん、さっさと立ち去れ」
「はっはっはっ。なんて言い草だ。別にいいけどさ。マスターには私から伝えておくよ」
膝を折り、組んだ両手に顎を乗せてキルケーはジャンヌに言う。
「ま、そういうコトだ。精々愉しんでくれ、雌犬聖女サマ♪」
そして、ひらひらと手を振りながら出て行った。
ジャンヌは羞恥心のあまり結局一言も話せなかった。そんな彼女を尻目に、2本の尾で小瓶を3種類1本ずつ巻き取ったアタランテは栓を抜き取り、ゴミ箱に放り捨てる。
「本当に飲むんですか?」
「嫌か?」
「だって・・・・・・」
「私の言うコトが聞けないか、ジャンヌ?」
弱々しくも抵抗しようとするジャンヌを壁際まで追い遣り、
「私は飲むぞ」
精力剤の青い霊薬を呷ってから顔の横に片手をつく。
見る見るうちに肉棒がビキビキと力強く勃起し、我慢汁を次から次へと垂らす。
獰猛さを増した獣の眼光が、ジャンヌの中の雌を著しく呼び起こす。
「あ、あぁ・・・・・・♡」
このヒトには抗えない。
このケモノには逆らえない。
だって私は雌だから♡
渡された2本の小瓶。
震える両手で持ちながら口づけ、1本ずつ飲み干し――――。
◆
約3日間もの間。
獣の交尾は行われた。
息抜きのつもりがガッツリ書いてしまいました。