「おりむー達、見事に専用機グループだね~」
ラウラが一夏の女になった翌日、彼の周囲には彼女の姿が当然のようにあった。それを見て本音がふにゃっと笑って告げた言葉。その内容に一人当てはまらない箒であったが、彼女は別に気にしていなかった。便宜上の呼び方であると分かっていたし、ある意味で彼女達自身が一夏の専用機のようなものだから。
「そうは言うけど、別にだから集まった訳じゃないからなぁ」
「ですが、ある意味でなるべくしてなったかと。やはりどうしても訓練機の使用を申請しないといけない方では、日々の訓練も中々思うようにいきませんし」
「そうだな。しかも、私やセシリアは国家代表候補だ。故に色々とデータ取りなども求められるため、どんな時でも訓練を出来る相手は必要だ」
ラウラの意見はセシリアも同意なのだろう。頷いて肯定していた。本音はそんな二人を見つめ、それから一夏とシャルを見てこう告げる。
「そっかぁ。それにしても、おりむーはシャル君が来てくれて良かったね。女の子の中に男の子一人じゃ色々辛かったもんね~」
「そんな事もないけど、でもシャルと会えたのは確かに良い事だったな」
「一夏……」
その本当の意味を知っているシャルは、とても嬉しそうな笑みを浮かべて彼を見つめる。だが、それと同時に思う事があった。それは、このままでは自分も、一夏も、そして様々な意味で仲間となった友人達にも嘘を吐かせてしまう事だ。
(やっぱり、このままじゃいけない。一夏達は気にしないし、僕は同室のままでいられるけど、それは……公平じゃない)
ラウラまで一夏の女となった今、シャルは潮時ではないかと思い出していた。性別を偽る事と、それを親しくなった者達に隠させる事を。決断の時が来たのだと、そうシャルは思って小さく息を吐く。
「一夏、ちょっと相談があるんだけど、放課後時間くれる?」
「いいぜ」
わざわざ放課後と言った事で一夏もそれが周囲を気にする類と察した。ラウラまでも自分の女とした事で、一夏の男性としての自信は完璧なものとなっている。それだけではない。箒と関係を持つ前は鈍かった異性からの自分への好意へも察しが良くなっており、本音などはもう少し自分が迫れば関係を変えられると当たりをつけていたのである。
ただ、そうだとしても本音がそれを強く望んでいないと分かってもいるので、彼が迫る事はない。そういうところは、未だに真摯な一夏であった。
この日はそうして始まる。授業中、ラウラの様子がこの休日で大きく変化した事を察し、千冬が一夏へ視線を向ける事はあったものの、特に大きな問題もなく時間は過ぎた。
昼休みは六人で食堂で昼食を取りながら話し合う。議題は今後の目標について。一夏は千冬を超えるという目標があるが、セシリア達にはそこまで明確なものがないためだ。
「あたしは、とりあえず学園で一番でも目指す事にするわ」
「ふむ、たしかに小さいようで大きな目標だ。なら、私はアナタと一緒にする」
「……ラウラ」
ラウラが発した表現に一夏が少しだけたしなめる声を出した。それに彼女は反射的に口へ手を当てて申し訳なさそうな顔を浮かべる。実は、あの私はお前の嫁だ発言があったためか、ラウラは一夏の事をアナタと呼ぶようになっていたのだ。
ただし、それを一夏は普通は使わず、自分が許可した時しか使用しないようにと念押ししていた。それをうっかり忘れて使ってしまったのである。
「す、すまない。この者達ならいいかと」
「それは分かるけど、場所が場所だ。基本、それは俺の部屋だけで頼む」
「分かった、一夏」
「ん。で、セシリアはどうする?」
「私は、ブルー・ティアーズの能力を最大まで引き出せるようになってみせる事ですわね。正直私がこのISを託されたのは、それを期待されての事ですし」
鈴やラウラと違い、セシリアは自身へ託された事をしっかりと自覚していた。第三世代ISであるブルー・ティアーズ。その性能は未だに全て発揮された訳ではない。ビットの制御効率はまだ50%さえも超えていないのだ。
そうやって明確な目標を立てられる国家代表候補達と違い、箒とシャルはそういう意味での目標を立てられずにいた。
「僕は、今のところは何もない、かな」
「私もだ。強いて言えば、一夏の支えになる事ぐらいだろうか」
「あっ、それズルいわよ箒。あたしだってそれがいい」
「そうですわ。ここにいる皆がそれを前提にしていますもの」
「すまんすまん。だから強いて言えばと言っただろう。それぐらい、私にとってはこの学園で為すべき事が無さ過ぎるんだ。その、私がここに来たのは家族絡みだからな」
少しだけ暗い声と沈んだ顔を見せる箒。そこから誰もが彼女の姉の事を思い出した。ISの母、篠ノ之束。その妹であるからこそ、箒はここへ来たのだろうと。
つまり、箒は来たくて来た訳ではないのだ。故に明確な目標などあるはずもなく、今は愛する一夏の支えになる事だけが彼女の学園でしたい事なのである。それを察して女性達は黙った。一人、一夏だけは箒の事を見つめてこう尋ねる。
「な、箒。束さんをどう思ってるんだ?」
「……一言では言い表せない。無論憎んでいる部分もある。だが、私にとってはたった一人の姉だ。自由気ままで自分勝手な人だが、優しいところや好きなところもない訳ではない。だから、複雑な感情を抱く相手だとしか言えん」
「そっか。嫌いではないんだな?」
「……そう、だな。嫌いだけではない」
「なら十分だ。答えてくれてありがとな、箒」
優しい笑みを返す一夏を箒も笑みを見せて見つめ返す。実は、今の箒の言葉に共感するものをラウラ以外が感じていた。セシリアとシャルは父へ、鈴も離婚した両親へと、それぞれ似た想いを抱いていると思い返していたのだ。
(一言では言い表せない、ですか。そうですわね。思い返してみれば、父には情けないと思うだけではなかったかもしれません。いえ、情けないと思ったと言う事は、私はたしかに父へ何らかの期待などを抱いていたのですわ)
(そうよね。家族なんだもの、一言なんかじゃ言えないわ。お父さんもお母さんも大好きだった。だからこそ、あたしは悲しかったんだ。一夏は知らないだろうけど、きっと知ったら悲しい気持ちになってくれる。あたしは、絶対離婚なんてしないんだから)
(ママが好きになった人だから、きっと悪い人じゃないと思う。だけど、奥さんがいながら黙って別の女性と関係を持って、しかも子供まで作った事は僕にすれば到底見過ごせる事じゃない。それで生まれたのが僕だとしても、同じような事を僕がされたら嫌だから)
単純に好きや嫌いだけでは言い表せない関係。それを持つ三人は神妙な表情で箒を見つめていた。一方ラウラは首を傾げて一夏や箒を交互に見比べていた。
「家族というのも、単純ではないのだな」
「ラウラ?」
「そうか、お前には家族がいないのだったか」
「ああ。だが、別に寂しいと思った事はない。だからこそ、家族というものを持つ一夏達の意見が参考になるかと思った。しかし、どうやら家族というのも色々と複雑なようだ」
「ラウラは、家族が欲しいと思うのか?」
「欲しいも何も、いずれ出来る。このままいけば、私は時が来れば姉と夫と子を得る事になるからな。それと、人生で初めて出来た友人達ともそうなれるだろうし」
嬉しそうに告げるラウラに一夏が頷き、箒達が小さく苦笑した。一般常識と離れたところで生きてきたラウラには、現状は特に不満も文句もないのだと察したのだ。そして、今や自分達もそれはそれで悪くないと思い出している事も。
最初こそ一夏の精力に一人では対処出来ないからと思っていた箒達だったが、何度か共に痴態を見せ合う事で別の気持ちが生まれ始めたのだ。それは、自身の一夏への想いと同じぐらいのものを、他の者達も持っている事を理解した事が切っ掛け。
自分が一夏に振られたら。そう思えば、他の女性達を一夏が大事にするのは複雑だが嫌ではないのだ。何せ、それはもう一人の自分を大事にしているようなものだから。
「そういえば、俺の一回戦ってラウラとなんだよなぁ」
「今更どうした?」
「いや、対抗戦の時は鈴だった事を思い出したんだよ。俺、こうなってくると、二戦目の勝率0%なんだよな」
「そういえばそうですわね。私にも鈴さんにも一夏さんは二戦目は必ず敗北していますわ」
「ジンクス、という奴だな。ならば、私にはそれを破ってみせるぐらいの気持ちを持て」
「ま、正直一夏は初見殺しの代表格よね。零落白夜を知らないとセシリアのような敗北をするだろうし」
「だよね。ただ、あれは聞いた感じその時のセシリアの性格もあったと思うけど……」
「ううっ、返す言葉もありませんわ……」
苦い顔のシャルにセシリアも少しだけ沈んだ顔を見せる。だが、それよりも微妙な顔をしているのは鈴であった。何せ彼女は得意距離が一夏と被るにも関わらず、セシリアよりも短時間で敗北していたのだから。
「言っておいてなんだけど、それで言ったらあたしなんてもっとよ。時間だけで考えたらセシリア以上にあっさりと負けたんだからね」
「しかも理由は……な」
「ええ、理由は……ですもの」
含むような言い方で笑う箒とセシリア。それに照れくさそうに顔を背けて鈴は呟く。
「あんな精神状態でよくあたしも戦えたと思うわ。まぁ、龍咆を使う事を忘れちゃうぐらい舞い上がってたのは認めるけど」
「うん、こう聞くとやっぱり一夏の勝利は相手の精神面を突いてる事が多いね。そういう意味ではISじゃなくて心理的に強いのかも」
「そうかもしれない。一夏の一番の強みはやはり初心者だと言う事だ。実際、あのラウラとの戦いはISに慣れた者では思い付いたとしても中々実行出来ないだろうしな」
「ああ、あれは意表を突かれた。どこに試合中、しかも攻撃されるかもしれないと言う時にISを待機状態へ戻すと思う? おかげで集中力が大いに乱れた」
「公式戦でも出来ない手ではないけど、やる人はいないだろうしメリットもほとんどないからね。だけど、あの時のラウラにはこの上なく有効だった」
「……千冬姉が聞いたら説教じゃ済まないだろうがな」
最後の締め括りに誰もが深く頷いた。一歩間違えれば大怪我では済まなかったのだ。だが、そんな危険を顧みずに実行出来た事。その理由を考えると彼女達は何も言えない。鈴のために一対一で勝つ。その男の意地の結果なのだから。
「ま、とにかくだ。ラウラ、いい試合しような」
「ああ。もうアレは使わん。実力勝負ならば私はまだまだお前に遅れはとらんからな」
向け合うは笑み。初対面時からは考えられない変化であった。だが、箒からすればそれは初めてではないのだ。セシリアも鈴も学園で一夏と初めて向かい合った時、笑顔ではなかったのだから。
(一夏の奴、これで真耶さんを含めて六人の女をものにしたのか。……下手をするとあの人も、か。いや、いっそそうなってくれた方がいいかもしれない。あの人を止められるのは千冬さんかもしれないが、あの人を変えられるとしたら一夏ぐらいだろうし)
自分や他の女性達を悉く屈服させた一夏のペニス。そして感じてしまった女の幸せ。あれにはきっと束も勝てないと箒は確信していた。女である以上、あれに抗う事は不可能だと。しかも、束が相手にする異性など一夏しかいないのだから。
こうして昼食は和やかに過ぎていく。そして迎えた放課後、男性用の更衣室で一夏はシャルからある事を告げられる。
「学園を辞める?」
「うん。シャルル・デュノアでいる事に辛さを感じてきたんだ」
「……俺達に嘘を吐かせてるから、か?」
「それもある。でも、一番は私が自分を偽ってる事に嫌気が差してきたって事。今度の休み、私を連れて実家に行こうって言ってくれたの、凄く嬉しかった。私にも出来るデートをって、そういう事なんだって思って。だけど、同じぐらい悲しくも思った。このままじゃ、私はいつまで経っても一夏と腕を組んだり街中を見て回ったり出来ないんだって」
「だから、男である事を辞める……」
「そう。それでね、一夏。一つだけお願いがあるんだ。断ってくれてもいいけど、出来るなら」
「白式のデータならやるよ。いくらでもだ。そんなもの、シャルに比べたら何て事はない」
遮って告げられたのは、彼女が言われてみたかった言葉。込められたのは、紛れもない本心。一夏にとって、IS関係の機密や情報などよりも、愛する少女からの願いを叶える方が大事なのだ。
「一夏……」
「その代わり、約束してくれ。必ずまた俺の、俺達の前に戻ってきてくれるって」
「……うん、約束する。必ず、必ず戻ってくるから。シャルルじゃなくて、シャルロットとして」
「ああ、信じてる」
「一夏……んっ」
抱き寄せられてキスされるシャル。それだけで彼女は強く誓うのだ。何があっても絶対に彼の下へ戻ってくると。それが例え亡き母を哀しませる事になろうとも。シャルロット・デュノア、彼女はもう正真正銘の女であった。
この日の夜、一夏の頼みで箒達は夜の交わりを遠慮した。学園を去る事に決めたシャルと二人きりで過ごさせるためである。その事情を聞かされ、箒達もならばと素直に身を引いたのだ。ここにも女達の連帯がある。ちなみに真耶は通常通り愛された。シャルとのセックスは消灯後のためだ。
「一夏君、何人増やすか知らないけど、あまり多いと分かってるよね?」
「ああ、でも何かやればやるだけ性欲強くなる気がするんだよ。真耶もその辺感じてないか?」
「……実は少し」
「だろ? て事で、大目に見てくれ」
「ひゃんっ! んもう、だからってオチンポで言う事聞かせようなんてズルいよぉ」
回数に不満があるのではと考えられた真耶であったが、それを箒達から相談されたと一夏が告げた事で彼女も自分を恥じていた。生徒であり年下でもある箒達が色々と気を遣ってくれている。そう理解した彼女は、この夜の二人きりだけでも満足しようと考えたのだ。
そこには、あの休日デートも関係している。一夏は、真耶の予定を優先してデートをすると言ったのだ。そこまで言われて接点が少ないと不満を述べる真耶ではない。ならばと、普段は一度だけの接点で満足しようと決めたのだ。
「とか言って、真耶もそうして欲しいって思ってるだろ。じゃないとこんなに濡れないぞ」
「あっ、やだぁ。オマンコ触った指を見せないでぇ……」
言いながら感じている顔を見せる真耶へ一夏は笑みを浮かべながら腰を動かし始める。もう、教師と生徒の関係は仮面となり、雄と雌こそが彼らの素顔となっていた。
そして満足そうに真耶が部屋を後にした頃、シャルは一夏と共にシャワーを浴びていた。
「一夏の手つき、いやらしいよぉ」
「そりゃ、シャルの胸を触ってるからな」
「んっ、お尻に何か硬いのが当たってるけど?」
「何だと思う? 当てたらシャルの一番欲しいもの、やるよ」
「え~? そうだなぁ……解答権は何回?」
「三回」
一夏の言葉にシャルは妖艶に微笑むと、まず軽いジャブから放つ。
「うんとね……ペニス」
「違うな。もっと具体的に」
「じゃあ……硬いペニス」
「惜しいな。もっと詳しくだ」
「ふふっ、それなら……硬くて熱い、私の一番大好きなペニス」
「正解。じゃ、ご褒美な。まず舌出してくれ」
「えー……」
いやらしい顔で舌を伸ばすシャル。その舌を一夏は自分の舌と絡めながら、軽く突き出された臀部を掴み、残った手でペニスをヴァギナへとあてがう。そのまま、キスに夢中なシャルの子宮へとペニスを突き入れたのだ。
「ふんんっ!」
「……シャル、どうだ? 今一番欲しいもの、合ってたか?」
「あはっ、残念だけど一夏、少し惜しいよ」
「惜しい、ねぇ」
「うん。私が今一番欲しいのは、これも含まれてるけどこれだけじゃないんだぁ」
「良かったら教えてくれ。どうも俺は鈍感みたいだ」
「ふふっ、いいよ。あのね?」
そこでシャルは一夏の胸元を人差し指でそっと撫でながら告げた。
「熱々のチンポミルク、欲しいんだ」
「……分かった。なら、一発で理解出来なかったお詫びにおまけをつけるよ」
「おまけ?」
「ああ。子供出来るだけ注いでやるっての、どうだ?」
「ああっ! 最高だよ一夏! 私の希望超えたもん!」
そこで軽くキスをし、彼らは交わり始める。別れのセックスではあるが、同時に再会の約束のセックスでもあった。腰を打ち付けられる度、シャルはこの雄を忘れまいと心に刻み、ペニスを締め付けられる度、一夏はこの雌を忘れまいと心に誓う。
シャワールームの壁に手を付き、シャルはまさしく雌犬のような体勢でペニスを迎え入れていた。更に乳房を激しく揉まれ、時には乳首を摘まれたり扱かれたりして愛撫される。膣内は逞しいペニスによって蹂躙され、子宮は何度も何度も揺らされて思考を溶かす。
もう一夏とのセックスはシャルにとっては麻薬も同じだった。いや、麻の麻ではなく魔の魔であろう。すればする程夢中になり、突かれれば突かれる程欲しくなるのだから。
(一夏のペニス凄いよぉ! もう、もう私これ無しじゃ生きていけない……生きていきたくないっ!)
そう心の底から思った瞬間、シャルの中で何かが弾けた。
「もっとぉ! もっと突いてっ! もっと私を壊してぇぇぇぇっ!」
「おうっ!? しゃ、シャル?」
「お願いだよ一夏ぁ! 私を一夏だけの女にして欲しいんだっ! オマンコも、子宮も、全部私の全てを貴方のものへ変えてっ!」
「……そういう事かよ。ああ、いいぜ。なら……また気を失うぐらいイケっ! イキまくれぇ!」
「はあんっ! 深いっ! 深いのぉ! 私の中から一夏に変えられてるぅ……一夏のチンポ専用の体になっちゃうのぉ」
「ああっ! もうシャルは俺の女だ! ずっと俺のチンポで可愛がって、沢山子供産ませてやるからな!」
「うん! 私産むっ! 産み続けるっ! 一夏の赤ちゃん、ずっと、ずぅぅぅぅっと産むんだぁ!」
力強く打ち付けられるペニス。激しくされる愛撫。だけど、どちらにも共通して感じる愛がある。それを噛み締めシャルは叫ぶ。この雄こそが自分の伴侶であると。その宣言に応えるように、一夏は彼女の子宮目掛けて己が遺伝子を叩きつけるのだ。その熱と勢いにシャルは全身を震わせて恍惚の表情で呟く。
―――一夏に出会えて良かったぁ……。
何故なら、脱力して崩れそうな彼女を逞しい腕で抱き抱えるように支え、優しく耳元へ声をかけてきたからだ。大丈夫か? その一言でシャルは軽く達してしまう。最早彼女も完全に一夏の雌として服従してしまった証拠である。
この後、体を軽く洗い流し、ベッドにて箒達全員がお気に入りで弱点である種付けプレスを味わい、シャルは見事に意識を失う事となる。だけど、その表情はとても淫らで幸せそうなものだった……。
「まず、お前達に連絡事項がある。本日付けでシャルル・デュノアは学園を去った。理由は一身上の都合と言う事だ」
翌朝、千冬の口から告げられた内容は、一部を除いて大きな声を上げさせるのに十分な破壊力を持っていた。教室のあちこちから上がる悲鳴。それらがある程度収まったところで千冬がよく通る声で告げた。
「静かにしろ。それと、もう一つ連絡事項がある。入ってこい」
「はい」
小さくざわつく教室内へ、一人の生徒が入って来る。その姿にクラスメイト達だけでなく一夏達も思わず口を開けた。
「編入生を紹介する。自己紹介を」
「はい。今日からみんなと一緒に勉強する事になった、シャルロット・デュノアと言います。よろしくお願いします」
ぺこりと頭を下げた女子用の制服姿のシャルに、再び教室が揺れる程の叫び声が響き渡る。それを聞いて千冬は深くため息を吐いて一度だけ出席簿で教卓を叩いた。その音だけで教室が静まり返る。
「デュノアは色々と事情があったらしいが、あまりそこへ首を突っ込む事はしないように。それと、当然ながらデュノアは織斑と同室ではなくなる。ボーデヴィッヒ」
「はっ」
「お前の部屋は今一人だったな。デュノアはそこになる。後で案内してやれ」
「了解しました」
「返事は、はい、だ」
「はい、了解しました」
「……デュノアはボーデヴィッヒと上手くやれ。まぁ、心配は必要ないと思うが」
「はい、ラウラとは友達ですから」
微笑みで返すシャルに千冬も微かに笑みを見せ、視線を前へ戻した。
「では、一限はアリーナでの実機練習だったな。授業に遅れないように移動しろ」
そう言い放って千冬は教室を後にする。そしてドアが閉まった瞬間、シャルへクラスメイト達が殺到した。編入した直後と同じような光景に一夏達は苦笑しながら笑みを見せ合う。
「呆気ない別れと再会だったな」
「まったくです。私、色々と寂しく思っていましたのに」
「まさか当日の内に退学と再編入を果たすとはな。シャルル、いやシャルロットらしいと言うべきか何というか」
「しかも私と同部屋とはな。教官なりの配慮だろうか」
「かもな。社交性の高いシャルから色々学べって事だと思うぞ?」
ラウラの意見を肯定し、一夏は視線をシャルへと向けた。そこでは困り顔をしながらも周囲へ受け答えしているシャルの姿がある。その表情が今まで以上に輝いているように見え、彼は小さく呟いた。
「良かったな、シャル……」
もう嘘を吐かなくていい。それがその輝きに繋がっているんだろうと思って、一夏は嬉しそうに微笑む。こうして二人の編入生絡みの出来事は全て終わった。だが、それは一夏が完全に一人部屋となる事を意味している。
そう、今後はベッドを共にする相手を完全に彼が選べるのだ。しかも、一人とは限らず二人でも三人でも、事によっては五人でも。
その証拠に、この日の夜は一夏の部屋に箒達五人が呼ばれる事となる。彼女達は揃って理解していた。今夜は初めての夜になる。一夏の女となった自分達が完全に彼のものだと理解させられるのだろうと。期待と興奮を秘めて彼女達は彼の部屋のドアを開けた。
「よっ、待ってたぜ」
そこにいたのは全裸の一夏だった。しかも、ペニスは今までになく昂っている事を示すように反り返り、小刻みに動いている。それだけで五人は一気に雌のスイッチが入ってしまった。
「一夏、それは……」
「ああ、待ち切れなくてさ」
「とても、愉しみにされていたんですのね?」
「当然だろ。本当は真耶も入れたいけどさすがにな」
「あ、あたし達をどうするの?」
「聞く必要あるか?」
「い、一応ね。今の一夏、いつも以上にギラギラしてるし」
「だってやっとシャルが正真正銘女の子になったんだ。そりゃ興奮もするって」
「アナタよ、それは私にもか?」
「当たり前だ。ラウラも、俺の大事な嫁だ」
熱に浮かされたような表情で一夏の事を見つめる五人。その視界には、立派なペニスが映り込んでいる。それでこれから犯されるんだ。そう思う事で彼女達は愛液を流し始めている自分に気付いた。だけども、それを恥じる事も嫌がる事もない。むしろ喜んで受け入れるように来ていた服を脱いでゆく。
寝る前だったため、五人は下着も一切着けていなかった。ラウラ以外ヴァギナを守るように陰毛が生えているが、それを眺めて一夏はポツリと呟く。
「一度、それ剃ってみるか? ない方が気持ちいいらしいぜ」
「一夏が、やってくれるのか?」
「それでしたら、私もお願いしたいです」
「あたしも……一夏なら」
「私もそうして欲しいな。何だったらハート型にでもする?」
「むっ、私にはないのだ。全て剃り落とせ」
誘うような四人にラウラがふくれ顔で意見する。それが可愛く見え、一夏は笑みを浮かべて頷いた。
「だな。あと、ラウラは剃ってやれないから、その代わりにちょっとした事してやるよ」
「何だ?」
「簡単だ。ラウラの下腹部や太ももの付け根辺りに文字を書く」
「文字?」
「ああ。内容は、エッチ大好きロリとかチンポに負けましただな」
「「「「「っ!?」」」」」
告げられた内容を想像したのか、ラウラ以外さえも小さく息を呑んで軽く震える。一夏はそれに気付いていやらしい笑みを見せると、箒達一人一人をゆっくり眺めていく。
「何だよ。箒達もされたいのか? なら、全員違うの書いてやるよ。箒は、淫乱小町とかな」
「な、何て破廉恥な……」
「セシリアは、ドM雌奴隷」
「ああ……何て淫靡な……」
「鈴は、勝気でドスケベ」
「反論出来ない……」
「シャルは、ムッツリチンポ好き」
「酷いよぉ……」
誰も止めてくれと言わない辺りに本音が見える。一夏もそれを感じ取り、最後にこう締め括った。
「で、必ずこれも書いてやる。俺専用ってな」
「「「「「っ!?」」」」」
ぎらつく目で告げられた宣言に、雌となった五人は完全に発情した。乳首は勃起し、ヴァギナは愛液を垂れ流す。目付きは蕩け、表情は締りのないだらしないものへ。それを見た一夏は、嬉しそうに笑ってペニスを指さした。
「みんなで好きなだけ舐めてくれ」
その瞬間、五匹の雌が動いた。我先にとペニスへ近付き、舌を伸ばし始めたのだ。亀頭や陰茎、陰嚢へと舌を這わせ、雄へ媚びるように奉仕をする。そんな彼女達の頭を一夏は優しく愛おしむように撫でていくのだ。
「箒、シャルと一緒に胸で扱いてくれ。鈴、ラウラは先を舐めてくれるか? セシリア、嫌じゃなければ俺の尻を舐めろ」
「ああ、分かった」
「任せて」
「いいわよ」
「了解だ」
「お任せを」
命令される事に喜びを感じ、五人は言われたままに行動する。一夏は遂に不浄の穴を奉仕させる事さえ嫌悪感を抱かなくなった。セシリアなら喜ぶだろうと思っているのもあるが、そこにはナノマシンによる影響もある。箒とシャルの胸がペニスを左右から挟み込み、その中から顔を出す亀頭部分を小柄な鈴とラウラが可愛らしい舌で舐め回し、セシリアは一夏の後ろで座りながらアナルへと舌を這わせる。
完全に一夏を頂点とする群れが出来上がっていた。雌達は雄の寵愛を受けるために従い、快楽を与えられてより服従する。それは、ある意味で原点回帰なのかもしれない。まだ人が猿であった頃の在り方への。
(何て熱い……これが、私を女にしたもの……)
(凄く熱くて硬い。私、これを受け入れたんだ……)
(どんどん出てくるわ。だけど、もうこの味が好きになってきてる……)
(ああっ、これが男の、アナタの味。私を綺麗だと言ってくれる唯一の相手のもの……)
(一夏様のアナルを舐めるなんて、私、これだけでイってしまいますわぁ。もっと、もっと私を堕落させてくださいまし……)
魅入られたように五人の少女は淫らに、いやらしく変わっていく。この雄に愛されたい。もっと求めて欲しい。そんな欲求が込み上げてくるのを感じながら。その熱は当然彼にも伝わる。故に一夏は満足そうに笑うと、彼女達へ聞こえるように告げた。
「そろそろ出しそうだ。全員チンポの前に並んで口開けてくれ。出来れば舌も伸ばして欲しい。ぶっかけたい」
とんでもない事を言っているが、一夏がどうしてそんな事を言っているかを理解出来てしまう今の彼女達は喜んで言われるままにした。正座して、両手を器のように受け止められるような形で前に出し、情けなく口を開けて舌を伸ばす。まさに射精してくれと顔全体で懇願するように。
「ああっ! 最高だぜみんな! 今、ぶっかけてやるからなっ! かけてくれって言ってくれっ!」
「「「「「かけて(ください)(くれ)」」」」」
「っ! ああああああっ!!」
放たれる大量の精液。それが五人の顔、髪、胸を汚していく。それにも関わらず、彼女達はその熱さや匂いに全身を震えさせて歓喜の絶頂を迎えるのだ。それに留まらず、両手の中に落ちた精液や顔などに付着した精液を進んで舐め取り、その味で再び絶頂していく。
その光景は、まさしく淫蕩の宴。雄の精を浴びて喜び、それを味わって感じ、より淫らに思考を溶かしていくのだ。一夏は、萎える事ないペニスを近くにいた箒の口へとやや強引にねじ込む。それが綺麗にしろという合図と理解し、彼女はうっとりした顔のままでフェラチオを始めた。
「いいなぁ、箒。あたしもチンポしゃぶりたい」
「そうか? なら……」
「ぁ……」
「ふむっ!? ジュップジュップ……」
「一夏様、次は私の口をお使いくださいませ」
「一夏、私もぉ」
「私もいるぞ、アナタ」
寂しそうな箒と嬉しそうな鈴を見て、セシリア達もアピールを始める。そんな三人を見て、一夏は口の端を吊り上げるとシャワーを指さした。
「じゃ、そっちは向こうでな。先に行って綺麗になってこいよ。箒もな」
「っ! 分かった。待っているからな」
「では、一夏様。また後で」
「早くきてね、一夏」
「待っているぞ」
「おう、すぐ行く」
素早く動き出す四人を見送り、一夏はペニスをしゃぶる鈴へ視線を落とす。
「鈴、一旦離してくれ」
「っぷは……何? 気持ち良くなかった?」
「違うって。その、ちょっとやってみたい事があってさ」
「?」
そう言って一夏は鈴の体を抱き抱えると一旦ベッドへ下ろす。状況が今一つ理解出来ない彼女へ、彼は悪戯めいた笑みを見せるやその両足を持ち上げた。
「ちょ、ちょっと!?」
「鈴、そのままフェラ出来るか? 出来るなら頼む」
「……そういう事ね」
アクロバティックな体位を試してみたいのだと理解し、鈴は小さく苦笑してからペニスを再び咥え込んだ。と、同時にヴァギナへ走るぬるっとした感覚。
「これいいな。何か興奮するぜ」
一夏は鈴のヴァギナを軽く舐め、そう告げるとシャワールームへと向かって動き出す。それは、鈴へ軽いイラマチオを行う事となる。前へ足を踏み出す度、彼女の喉奥へペニスが付き出されるのだ。しかも体勢が逆さまなので逃げる事も中々出来ない。
(く、苦しい……でも、これが出来るのはあたしかラウラぐらい。だけど、一夏がクンニまで出来るのはあたしだけ。つまりこれって、あたしだけの体位だ。なら、むしろ望むとこよ……)
時折与えられるヴァギナへの愛撫。その快感を喜びながら、鈴もゆっくりとMの気質を植え付けられる。そして、シャワールームに彼らが姿を見せると箒達が一斉に驚きを見せた。それでもすぐに鈴を羨ましがる声が上がる。一夏がそっと下ろした彼女は、とてもイイ笑顔をしていたからだ。
「アナタよ、あれなら私にも出来るぞ」
「そうだな。でも、同時にクンニは難しそうだ」
「くんに?」
「クンニリングス。女性器を舌などで愛撫する事ですわ」
「そうか。すまない。私はまだそういう知識が不足している」
「心配ないぞ、ラウラ。一夏は、いや男はそういう事を女に仕込むのも好きだからな。セックスの時に色々と教えてもらうといい」
「分かった」
箒の言葉に一夏も頷いた事でラウラは笑みを浮かべて頷いた。自分にも一夏を喜ばせられる部分があると知ってだ。シャルはそんな中、一人鈴の傍で様子を見ていた。
「鈴、大丈夫? 苦しかったんじゃない?」
「……ケホッ、まあね。でも、あれはあたしにしか出来ないやつだもの。それって、何か嬉しいじゃない」
「気持ちは分かるけどね……」
「いいじゃない。シャルロットも自分だけの何か、欲しいでしょ? 考えたら?」
「……自分だけの、何か、か」
いつかの箒の言葉を思い出し、シャルはふと思いつく。自分しか出来ないと言うより、自分こそが一番一夏の興奮を誘えるだろう事を。
「ね、一夏」
「ん?」
思い付いたら即行動とばかりに、シャルは小悪魔な笑みを浮かべながら一夏へと近付く。それは、さながら淫魔のようにも見えた。
「私だけじゃなくて、僕の初めてももらって欲しいなぁ」
「……今からか?」
「ううん、それはまた別の機会に。だけど、これは私だけのものだよ?」
「シャル、やっぱりお前はムッツリチンポ好きだ。だから……ご褒美だ!」
「ああんっ! 強引すぎるよ一夏ぁ! いきなりオチンポ奥までなんてぇ!」
甘えた声で一夏を煽るシャル。彼女は男装していた事を利用し、同性愛プレイをしないかと一夏へ告げたのだ。そう、僕という一人称を使ってアナルを捧げる事で。まさしくシャルにしか出来ないプレイである。ここにきて、彼女も間違った意味で覚醒を始めていた。どんな事をしてでも一夏の、雄の気を惹こうと。
「箒、舌出してくれ。ラウラはシャルの乳首をたっぷり優しく可愛がってくれるか。で、セシリアはさっきの続きだ」
「ふふっ、お前もこういう事に慣れたな。レロォ」
「乳首をか。優しく……はむっ」
「んんっ、ラウラぁ……片方だけじゃヤダよぉ」
「一夏様もハーレムプレイがお好きですから」
彼の指示のままに動く三人を眺め、鈴はゆっくりと体を起こして一夏を見た。
「ね、あたしは?」
それに対する一夏の指示は、自身の股間を指さすもの。そこから陰嚢への奉仕と考え、鈴は小さく頷くと移動開始。こうしてシャワールームは完全に一夏のプレイルームとなった。
シャルは壁に両手を突きながら後ろから抱かれ、ラウラは彼女の両乳首を優しく愛撫していく。箒は一夏と舌を絡めつつ時折片手で胸を愛撫され、鈴も陰嚢を舐めたり吸ったりしながら時折片手で頭を撫でられる。セシリアは何もしてもらえないが、それこそがMの自分へのご褒美と思ってアナルを熱心に舐めながら一人ヴァギナを濡らす。
その美少女達を想うがままにしている一夏は、シャルの子宮へ射精しながら満足そうに笑っていた。
(早く千冬姉を超えて、みんなを母親にしたい……)
彼は気付かない。その欲望の中に、少しずつ危ない思考が生まれ始めている事に。ナノマシンによる性行為全般への抵抗感の低下。それには当然近親相姦も含まれているのだから……。
エロ落書きフラグが立ちました。シャルのアナルセックスフラグが立ちました。セシリアの奉仕にアナル舐めが追加されました。
一夏の近親相姦フラグが解禁されました。