※この作品はR-18です。

IS(一夏が生殖するための)学園物語   作:拙作製造機

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いよいよ次回から彼女が登場します。それと、一応クロエ話です。


愛し合うって、気持ちいい

 生徒寮の一室である一夏の部屋。そこが男女の淫臭で満ちるようになってどれぐらいになっただろうか。始まりは箒で、今やその姉まで訪れるようになっている。

 

「おっ……もう、出る……っ!」

 

 全裸の一夏がベッドで横たわっている。彼の両手は目の前にある桃尻を撫で回し、ペニスを待ちわびて濡れるヴァギナへ舌を這わせた。一方で口内射精された相手は、その精を味わうように飲み下すと恍惚とした表情で唇を舐めた。

 

「はぁん……いっくんのオチンチンミルク美味しいよぉ。んんっ、今のでオマンコ準備完了しちゃったや。いっくん、オチンチン突っ込んでぇ」

 

 クンニによる快感を嬉しそうに感じ、束は口の端に白濁を付着させたまま蕩けた表情で臀部を振る。それによって一夏の顔へ彼女の愛液が付着していくのだが、同時に彼の鼻で刺激されるため束へ快感を与える事にもなる。

 と、そこで一夏の手が動いた。その手は束の臀部へと振り下ろされてパーンといい音を立てた。

 

「いっ、いっくん?」

「……束、勝手な事するなって言ったよな?」

 

 ギロリと睨み付ける一夏の眼差しに束は体を震わせる。既に何度か彼に抱かれたため、その身も心も完膚なきまでに屈服されていたのだ。しかも、束は完全な敗北を経験した事がなかった。故に意識を失うまで種付けされた事により、誰よりも彼の凄さと逞しさを刻み付けられていたのである。

 

「ご、ごめんね? 気持ちよくなりたくって」

「ったく、仕方ないな。お詫びにパイズリしろ」

「う、うん! まっかせて!」

 

 呆れた顔をした後に苦笑を浮かべて命令する一夏。それが今の束には優しさと映り、笑みを浮かべてその豊満な乳房でペニスを挟み込んだ。

 乳房に感じるペニスの熱は、束の思考をドロドロと溶かしてセックス一色へと変えていき、垂れ流されるカウパーの匂いと味は束の表情をだらしなく緩めていく。

 

「ああ、いいよ束。その調子でしゃぶってくれ」

「あむっ、ジュップジュップ……」

「そう、そんな感じで頼むな」

 

 ご褒美だとばかりに一夏が臀部を軽く叩いて行く。それに束のヴァギナは愛液を噴き出すように分泌させていく。セシリアとは違った意味でドMの気質を秘めていた束。彼女も一夏に乱暴にされ、痛めつけられる事でこの雄が自分を支配出来る相手なのだと本能で認めていき、それを快感へと変換してしまったのである。

 

 パイズリフェラでもたっぷりと口内射精され、完全に出来上がった束は普段見せないような表情で後ろを振り返った。

 

「い、いっくん……オチンチン入れて欲しいな?」

「いいぜ。なら、四つん這いになってくれ」

「は~い」

 

 嬉々として移動を始める束。もう彼女は一夏の言いなりになる事が喜びとなっていた。支配され、命令される。これはかつての束には無縁の事だと誰が信じるだろうか。それぐらい今の彼女は変わり果てていた。

 

 これは、さしものナノマシンを一夏へ注入させた者達も想定外だったろう。あの篠ノ之束が男に屈服し、更に命じられるまま従うなど。

 

「いっくん、言われた通りにしたよ? 早く早くぅ」

「分かってるって。今チンポ入れてやる……よっ!」

「ふにゃあぁぁぁぁっ! オチンチン来たぁぁぁぁぁっ!」

 

 逞しく硬いペニス。それによる容赦のない子宮への一撃。これが束のお気に入りの行為だ。一瞬で敗北させられる快楽。雄に屈服させられる幸せ。更に……

 

「おらっ! これでもっかいイケっ!」

「ああああああっ! 熱いミルクが来たよぉぉぉぉぉっ!!」

 

 子宮内を焼き尽くすように放たれる精液も合わされば、白目を剥いて絶頂しアクメ顔を晒す程のイキっぷりを見せるのだ。箒達同様、束も一夏との性交へ溺れていく。抱かれ絶頂する度に彼の支配を望み、服従する事を喜びとして。

 

「え、エヘヘ……いっくぅん、もっとオマンコしてぇ。束さんをお母さんにしてくれるんでしょ?」

「ああ、するよ。箒とお揃いでボテ腹にしてあげるからな」

「ああっ! 嬉しい! ほーきちゃんと一緒にいっくんの赤ちゃん妊娠するなんて最高だよぉ!」

「おっと、締りが……」

「いっくん、いっくん。早くたっぷりミルク頂戴? 束さんとほーきちゃんをいっくんのお嫁さんにしてお母さんにして?」

 

 ペニスをヴァギナで咥え込んだまま、束は細かに臀部を振って一夏を煽る。それが狙ってではなく自然としていると気付き、彼は野性的な笑みを浮かべるや再び腰を動かし始める。

 

 そうやって愛し合って求め合った頃、室内へクロエが現れた。そう、今や学園は夏休みに突入。これ幸いと束は一夏との子作りに励み出したのである。

 

 当然束の世話役をしていたクロエも妹であるラウラとの時間を謳歌し、まるで逃亡者とは思えない程の生活を送っていたのだ。

 

「束様、一夏さん、お飲物をお持ちしました」

「悪いな、クロエ」

「いえ、仕事ですので」

 

 全裸の一夏を見てもクロエは恥じらいもしない。その辺りはラウラと同じである。

 

「くーちゃ~ん、お願いがあるんだけど……」

「はい、何でしょうか?」

「いつもみたいにいっくんのお掃除、代わりにやってあげてぇ」

「分かりました」

 

 完全に脱力し切っている束からの頼みに顔色一つ変えずクロエは了承すると、未だに勃起している一夏のペニスの前にしゃがみ込み、その綺麗な手でそっとその肉棒を掴んだ。

 

「では一夏さん、束様に代わってお掃除フェラをさせていただきます」

「頼むな」

「はい……はむっ」

 

 躊躇なくペニスを咥え込むクロエ。更に言われるでもなく自分の胸やヴァギナを愛撫し始める。そう、今や彼女はそういう意味でもラウラと同じであった。一夏によって性に目覚め、その快楽にどっぷりと浸かっていたのである。

 

 一夏もラウラから話を聞いたクロエが冷静な表情のまま「私にもラウラと同じ事をしてください」と願い出てきた時には、束からの言葉もあったために躊躇なくキスをし、そのままベッドへと押し倒したのだ。

 

―――こ、これが……性交渉……。

―――違うよ、クロエ。セックスだ。もしくはオマンコ。

―――……一夏さん、私、セックス好きになりそうです。

 

 ラウラと同じでクロエも愛情に弱かった事もあり、一夏との交わりにあっさりと堕ちた。優しくも強く抱かれるだけでクロエは満たされ、今の一番の夢は姉妹で愛される事という変貌ぶりだった。

 

「クロエ、そろそろ……」

「ジュプジュプっぷは、レロレロレロ」

 

 一夏の限界が近くなった事を受け、後始末は終えたとばかりに口をペニスから放すクロエだったが、その顔は上気していて目は蕩けていた。掃除とは名ばかりの一夏との性交準備。それが束からのお願いの意味である。

 

「掃除ありがとな。じゃ、俺は」

「ま、待ってください」

 

 シャワーへ行こうとする一夏を呼び止めるクロエの脳裏には、初めて彼と結ばれる事になった日の事が甦っていた。まだそこまで日も経っていない、忘れられない思い出が……。

 

 あの校外学習の日から彼女、クロエ・クロニクルの生活環境と仕事内容は様変わりした。束の食事を作る事がなくなったためである。というのも、妹である箒と共に食事を取る事になり、料理上手な彼女がクロエに代わって料理を担当するようになったためであった。

 

「箒様はお見事です」

「私とて最初からこうだった訳ではない。それに、クロエはよくやってくれていたと思うぞ。あの姉さん相手に暮らしていたのだから」

 

 出来上がった見事な和朝食にクロエは感嘆の意を禁じ得なかった。ただ、それが声に乗っているとはお世辞にも言えなかったが。

 

「いえ、束様は私にとって恩人ですから」

「それでもだ。それに、姉さんもクロエの事を気に入っているようだしな」

「そうでしょうか? 自分ではよく分かりません」

 

 二人して料理の乗った盆を運ぶ。その先には上機嫌の束がいた。治外法権であるIS学園。そこに束がいる事を掴んだとしても、おいそれと踏み込む事は出来なかった。

 何も前述の事が理由ではない。今まで逃げ続けていた彼女が一か所に留まっているのなら、下手に手出ししてまた監視できない状態にするよりもいいという判断だ。こうして束とクロエはIS学園の一部に居を構える形で生活していた。

 

「お~、来た来た。ほーきちゃんのご飯だご飯だぁ。くーちゃんもお手伝いご苦労さま」

「いえ、ほとんど箒様がやっていました」

「それでもだよ。ほーんとくーちゃんがいてくれて助かってるよ~」

 

 嘘やお世辞ではない。束は心底そう思っていた。箒もクロエに顔を向け小さく笑みと共に頷く。その姉妹の反応にクロエは少しだけはにかむと嬉しそうに答えた。

 

「そうですか。なら、良かったです」

 

 ラウラとは違った意味で感情に乏しい少女も、ゆっくりとではあるが変わり出していた。それは、束だけではない人々との関わりと、何より妹と呼べるラウラの存在があればこそ。共に作られた少女達は、姉妹と思い合う事でその世間からずれてしまった何かを着実に取り戻し始めていたのだ。

 

 三人で食べる食事というのもクロエには新鮮だった。ラウラもここに来たがっているのだが、ラボは元々束が自分用に作った物であり、当然同居人の事など考えていない。そのため、あまり人員許容量が多くない。そうなれば束の妹である箒が優先されるのは仕方ないと言えた。

 

「それで、姉さんはこれからどうするんだ?」

「ん? ちーちゃんには言ったけど、当分ここにいるよ。だって、ね」

「一夏様に子を作って欲しいそうです」

 

 さらりと告げられた内容に箒は一瞬目を瞬かせ、そこから小さく苦笑した。分かったのだ。束さえも一夏との性交で屈してしまった事を。と、そこで気付く。

 

(今の私なら、姉さんと二人で一夏を相手にする事でかなりの興奮を与えられるのではないか?)

 

 野性的な笑みを浮かべ、自分を褒める一夏を想像し箒は股を濡らす。

 

「姉さん、もし良かったら私と一緒に一夏と床を共にしないか?」

「ほーきちゃんも気付いた? 絶対いっくんオチンチンおっきくしてくれるよね」

「ああ。それも、私達が気を失うまで抱いてくれる」

「ああっ! それやばすぎだよぉ!」

「目覚めたら全身が子種塗れかもしれないぞ?」

「はぁ~……それもいいね~。起きたらいっくんの匂いだぁ」

 

 共に蕩けた表情で話す篠ノ之姉妹。揃って股を濡らし、子宮を疼かせる様はまさしく発情期の雌。そんな二人を見つめ、クロエは小首を傾げる。ラウラから性交の良さなどを聞かされているものの、いまいち理解が出来ないままだったのだ。

 

「あの、そこまで良いものなのですか?」

「くーちゃんもいっくんとエッチしてみる?」

「本気で一夏の嫁となるつもりなら私も止めないが、どうする?」

「……ラウラや束様とずっと一緒にいられるのでしたら」

「それなら問題ない。別に一夏と関係を持たずとも出来る」

「そうなのですか?」

 

 苦笑して告げられた箒の言葉はクロエにとっては意外なものだった。てっきり肉体関係を持たねばいけないと思っていたためだ。それを箒も理解していたので、しっかりと一夏のために正したのだ。それがどういう答えをクロエに出させるかを予想しながら。

 

「ですが、そうなれば私はラウラや束様と一緒に可愛がって頂けるのですよね?」

「クロエがそれを強く望めば、な」

 

 正妻である箒は、側室となろうとする気持ちが強ければ受け入れると決めている。故にクロエが問いかけた疑問へはっきりと答えた。それを受けて彼女は小さく頷き、束へ顔を向ける。

 

「束様、私もラウラと同じになってもよいでしょうか?」

「いいよいいよ。くーちゃんの好きに生きてくれれば束さんも嬉しいからさ」

「ありがとうございます、束様」

 

 こうして一夏の知らないところでまた一人供物となる少女が決まる。そしてその日の放課後、訓練を終えた彼の前にクロエが現れた。ラウラも小首を傾げているので彼女の来訪理由を知らないようだ。ただ箒だけが笑みを浮かべている。

 

「クロエ? どうしてここに?」

「千冬様に言って入れてもらいました。束様は色々と顔を出すには不都合が多いそうなので」

「はぁ、それはいいんだが……」

「姉よ、どうした? 何か一夏に用か?」

「はい。一夏様、私も束様やラウラと同じ扱いにしてください」

 

 何の感情もなく告げられた言葉に、一夏は反応に困ったかのように頬を掻いた。強い好意は感じられないが、強く求められている事は伝わったために。いつかの真耶に近いものを感じ、どうするべきかと思ったのだ。あの時は彼も雰囲気など飲まれて抱いたが、今はその頃よりもそういう空気に慣れてしまったので冷静なままでいられた。

 

「一夏、一度姉を抱き締めてやってくれないか?」

「抱き締める?」

「ああ。私はそれで嬉しくなった。きっとみなもそうだと思う。姉もそうなったら抱くというのはどうだ?」

 

 そのラウラの提案に一夏は周囲を見回した。箒達もそれがいいとばかりに頷いていく。彼女達にもクロエが以前のラウラに近しいと感じたためだ。もう彼女達も一夏の女が増える事に嫌悪感などない。何せ一夏の精力は衰えるどころか強くなる一方なのだ。

 つい最近など束を服従させたためか、今まで以上に雄々しく逞しくなったペニスで再度意識を飛ばされていた。故に囲う女が増えれば増えるだけ快楽が増すと感じ取っていたのだ。

 

「じゃ、そうするか。クロエ、いいか?」

「はい、構いません。今そちらに」

 

 そう言って動き出そうとしていたクロエに先んじて一夏がその体を抱き寄せた。

 

「っと」

 

 若干前にバランスを崩すようになりながら彼の胸の中へと顔を埋めるクロエ。その感じる鼓動と温もり、そして匂いが彼女の思考を染めていく。

 

(これは……初めて嗅ぐ匂いです。心が……安らぐ……)

 

 ラウラと姉妹になれた事。束がこれまで以上に嬉しそうでいる事。これらはクロエにとって一夏へ好意を抱くに十分な理由だった。更に、その二人が自分も一夏の嫁になって欲しいと思っている事も相まって、クロエも他の女性達同様思考を性交一色にされていく。

 

 気付けば抱き締め返しており、何度も何度も彼のフェロモンを吸収。顔を上げる頃には、すっかり表情も蕩け、目を嬉しそうに細めるクロエの姿があった。

 

「どうだ?」

「はい、一夏様と交わってみたくて仕方ありません。下腹部が熱を持っています」

「嬉しいとは違うけど……」

「いや、姉としてはそれと同義だ。姉、一夏と目を合わせてみてくれ。それで一夏にも伝わるはずだ」

「目を? ……こう、ですか?」

 

 開かれた両目が真っ直ぐに一夏を見つめる。その綺麗な瞳に一夏はラウラと同じ面影を見て、自然な流れでキスをした。その温もりと感触にクロエは一瞬驚くように目を更に開いたが、すぐにそれを閉じていく。

 

(あたたかい……それに、とても安らぎます……)

 

 そっと一夏が離れるとそれを寂しく思ってクロエは無意識に抱き締めた。その動きで一夏にも彼女の気持ちは伝わった。クロエもラウラと同じで自分の気持ちを伝える言葉を知らな過ぎるのだろうとも。

 

「クロエ、どうだった?」

「……もっと、もっとして頂きたいです。一夏様、私にもラウラと、妹と同じ事を教えてください」

 

 ぞくりとした快感が一夏の中を駆け巡る。もう何度も味わってきた無垢な花園を自分好みに染め上げる許可。それをクロエも出したのだと悟ったためだ。自分を見つめる綺麗な瞳に一夏は内なる野獣が咆哮するのを聞いて、再びキスをした。だが、今度は舌を入れるディープである。クロエも予想だにしない事に驚きはしたものの、一夏へ委ねると決めたのだろう。抵抗する事無く彼の舌を受け入れたのだ。

 

「姉よ。一夏の舌へ自分の舌を絡めるといい」

 

 クロエがかつての自分と同じで性的知識に疎いと察したラウラの助言。それにクロエは素直に従い一夏とのディープキスを味わい出す。体を抱き締められ、舌を絡め合う。今まで異性との接触どころか他者との接触自体経験不足なクロエがそれをされてどうなるか。

 

 答えは、簡単だ。束と同じく簡単にその温もりへ溺れるのみ。

 

「……クロエ、可愛いぜ」

「一夏、様……」

「せめてさん付けに出来ないか?」

「さん付け……ですか? では、一夏さん」

「ん。じゃ、場所を変えるか」

 

 そう笑顔で告げて一夏は後ろを振り返った。そこには、クロエとの行為を見てあてられたのか、発情したかのように顔を緩ませる五人の少女達がいた。

 

「部屋、行くぞ」

 

 こうしてクロエは初体験を済ませた直後で多人数プレイをする事となり、その奉仕精神もあってかすぐに順応。箒やセシリアから逸材と思われる程、献身的な行為を率先して覚えていったのだ。

 

 そして、クロエが交尾の仕方を間違った形で覚えた事で現状に至る。そう、男女の交わりは複数でも良いし、下手をすればその方がより気持ち良くなれて一夏も喜んでくれると。

 その喜んでくれる事が大きかった。これまで束の食事などを世話していたが、彼女は料理が下手であり、自分でも納得出来ないようなものしか作れなかった。だが、性交に関してはそうではない。一夏が本気で喜び、しかも自分さえも気持ち良くなる。これがクロエを大いに夢中にさせたのだ。

 

(セックスは私が自信を持って行える奉仕。一夏さんも喜んでくれるし私も嬉しい……)

 

 束に見守られながら一夏のペニスで後ろから貫かれるクロエは、とてもだらしない表情で笑みを浮かべていた。子宮を揺らされる感覚、膣内を蹂躙される快感、そして何よりも感じる頼もしくも優しい温もり。クロエの頭の中は、最早束へ尽くす事以上に一夏へ尽くす事が占められていた。

 

「クロエ、もっとマンコ締めるんだ」

「はい、一夏さん」

 

 意識して膣を収縮させようとするクロエだが、それが出来たかと思うと一夏の力強いピストンで邪魔されてしまう。何度も何度も試みるクロエだが、それを嘲笑うかのように一夏のピストンが妨害する。

 だが、クロエは気付いている。それこそが一夏の望みなのだと。自分が彼のペニスを締め付けようとする事こそが一夏の望んでいる事であり、求められている事。そう理解したクロエは健気に膣内のペニスを締め付けようと努力する。それが絶対に叶わぬ事だと知りながら。

 

「くーちゃんもすっかりいっくんに夢中だね~」

「正確にはっ、チンポだろうけどな」

「ち、違います。オチンポも、です……ひゃんっ!」

「だって」

「うんうん、くーちゃんは素直だね。いっくん、おっぱい吸う?」

「ああ」

 

 クロエを後背位で抱きながら束の巨乳を味わう。擬似母娘とのプレイは、一夏にとってそれまでの少女達との交わりとは違った感覚を与えていた。背徳感と非日常感。それらがより顕著となるためだ。

 

 束の見事な乳房を楽しみ、クロエのキツイ膣内を楽しみ、一夏はその興奮を伝えるように舌を、腰を動かす。二人への想いと感謝。それらを動きで表す様にし彼は愛した。二人もそれを感じ取り、より一層彼へ想いを傾けていく。

 

「いっくん、もっとおっぱいいじめてぇ。もっと気持ち良くしてぇ!」

「ああっ! い、一夏さん、もう……もうイキますっ! イってしまいますっ!」

 

 愛情を伝える術は言葉だけではない事を今の一夏は知っている。ゆっくりとだが強く感じる場所をピストンしてやる事で、乳首を優しく甘噛みしてやる事で、それが好きな相手は愛されていると感じてくれると知っていたのだから。

 聞こえる声に頷くように一夏は可愛い雌を愛していく。束へは強めに乳首を噛んでやり、クロエへはイケとばかりに腰を深く打ち付けて射精してやったのだ。

 

「「はああああああんっ!!」」

 

 揃ってあげる嬌声には、雄への感謝と快楽への喜びが込められていた。それに笑みを浮かべて一夏は束の乳首から口を離した。

 

「じゃ、シャワー行こうぜ。そこで続きを……な?」

 

 その申し出に束とクロエは妖艶な笑みを見せて頷く。ただ、そこで二人は無言で一夏のペニスへ舌を這わせ始めた。それさえも彼によって仕込まれた行動であった……。

 

 

 

「ね、いっくんは今後どうしたいの?」

 

 全裸の束とクロエを侍らせてベッドに横たわる一夏へ、そんな問いかけがされたのは昼近くとなった時だった。クロエはセックスの疲れからか眠っている。その安らかな寝顔を愛でていた一夏だが、束の問いかけの意味を考えてさらりと返した。

 

「箒達を嫁にして、子供を産んでもらう。で、今の状況を受け入れてくれるところで暮らす、かな」

「そっかぁ。それでちーちゃんを超えたいんだね。ISで一番強い人間となれば、周囲の面倒な事も何とか出来るかもって」

「まあそんな感じ」

「ならなら、束さんもお手伝いさせて。いっくんが言ったように責任取らないとだしさ」

 

 その申し出に一夏は嬉しそうに微笑んだ。何も束の力が借りられるからではない。彼女が自分の言葉を受けて決断してくれた事が嬉しかったからだ。

 

「ホント?」

「うん、ホントにホント。そうだね~……まずは男性にも使えるISを研究中って世界中に発表するのはどう? 本当にやってるんじゃなくて、束さんがそれを言うってのが大きいと思うんだぁ」

 

 天才である束は、紛れもなく天才であった。その思考へ方向を示せばそれに即した答えを出せるのである。一夏にはすぐ理解出来なかったが、要するに世界の女性達へ警告するようなものだ。ISが女性のみにしか使えない時代は終わりを迎えるぞと。

 そうなれば一夏が心配した事は簡単には起きない。何故なら、そういう女性達は自分達がしている事を男性がどう思うかを分かっているからだ。復讐される、と。自分達がやったようにまた男性に同じ事をされる。そう思えば思い切った事は出来なくなるのだ。

 

「そうだ! ついでに、最新型を作ったらいっくんが動かしてみせるってのは? で、その後も新しいISを作る度にいっくんがデモンストレーションするの」

「……最新型は男しか起動できないって思わせる?」

「さっすがいっくん。そういう事。そうすれば水面下でのいざこざも起こしにくいと思うんだよね。男は、いつか自分達にも使えるISがって思うし、女は、いつか自分達よりも強い力を男が持つかもって思うから」

 

 抑止力。束が世界へ新しく示そうとしているのはそういう考え方だった。彼女が作る最新鋭のISは、世界中が協力しても超える事どころか並ぶ事さえ出来ないレベル。それを一夏だけに試させる事で、束が本当に男性用ISを研究しているように見せれば、後は勝手にそれぞれがそれぞれの解釈で受け取ってくれると。

 

 今を耐えていればいつかは逆転出来ると思う男と、今の優位は続かないと思う女。そうなれば、表向きは男女共に平等であろうとするはずだ。それが束の考えである。

 

「ほーきちゃんにあげた紅椿が今は一番最新型だけど、あれはほーきちゃんだからって周囲も思うだろうしね。いっくんの白式は、マイナーチェンジしていこうか。外見は大きく変える事無く中身をどんどんバージョンアップする感じで」

「そうしてくれると助かる。俺は、白式が気に入ってるんだ」

「最新型は動かすだけやってくれる?」

「それぐらいは」

 

 一夏の腕枕を堪能しながら束は上機嫌で話す。その光景はまさしく恋人同士のそれだろう。ピロートークと呼ぶには色気も雰囲気もないが、だからこそこの二人らしいとも言える。

 

 と、そんな時に一夏は自分の体へ密着してくるクロエに気付いた。寝返りなどの無意識ではなく意図的なものを感じ、彼は視線を彼女へ向けると目がしっかり合ったのだ。クロエは、若干寂しそうな眼差しを一夏へ向けていた。束を盗られたような、一夏を盗られたような、複雑な心境になっていたためである。

 

「クロエ?」

「うにゃ? くーちゃん起きたの?」

「はい。その、束様と一夏さんが大事な話をしているようでしたので」

「別に気にしなくていいぞ。もしそういう話なら寝てても別の場所とかでするって」

「そうですか?」

「そーそー。くーちゃん、心配しなくていいよ。束さんもいっくんもくーちゃんを除け者にする気ないからさ」

「……はい」

 

 そっと頭へ置かれた一夏の手の温もりと束の微笑みに柔らかく微笑むクロエは、まるで一枚の絵画のようだった。

 

 その後束は住居でもあるラボへと戻るため、白式を展開した一夏が窓から地面へとエスコート。これについてだけは学園側から許可が出ていた。束が関係する場合のみISの使用を許可するというものだ。

 

 ただ、これは束が関係しないと適応されないため、彼女を下ろした後は当然徒歩で部屋まで戻る事となる。この辺りに千冬らしい考えと配慮が見えた。束は誰もが知る重要人物であり、世界も下手な事をして面倒事を起こされては堪らないため、ある程度の行動は黙認する。だが、それが個人の感情までそうではないと知っているのだ。

 

 だからこそ、束が関係していない時はやや厳しくても規則を守らせる。それが一夏達を守る術と分かっているからであった。

 

 数分して部屋へ戻った一夏を、クロエが用意したお茶がもてなした。彼女は一夏が束を抱き抱えて部屋を出ると同時にそれを準備していたのである。

 

「ふ~……ありがとなクロエ」

「いえ、これぐらいは」

「箒もだけどクロエもいい嫁になりそうだな。俺、幸せだぜ」

 

 紛れもない本音。それにクロエは小さく驚くと、嬉しそうにはにかんだ。一夏と肌を重ねた事を契機に彼女は感情表現が豊かになり出している。その根底には、ほとんど感情を動かさない束だけではない他者との関わりが影響しているのだ。

 

 また、妹と扱うラウラも彼女と同じような存在である事もあってか、箒だけでなくシャルとも関わりが深い事も関係しているのかもしれない。とにかく、クロエはラウラとは違った形でその感情表現を豊かにしていた。

 

「さてと、どうしたもんかな?」

「セシリア様は家の事情で帰国中。鈴様も今日はルームメイトの方と外出中。シャルロット様はラウラとショッピング。箒様は紅椿の習熟訓練中で真耶様がそれに付き添っていらっしゃいます」

「そうなんだよ。みんな予定があるんだもんなぁ」

「束様はおそらく一夏さんと話していた事のためにラボへしばらくこもるかと」

「間違いない。てなると、クロエだけがフリーか」

「フリー?」

「自由って事。じゃ、イチャイチャするか」

 

 その言い方でクロエは察した。一夏がしようとしているのは性交ではない交わりだと。なので即座に頷いた。クロエはその性的趣味はラウラに近い。つまり優しく可愛がられる事を望むのだ。それはセックスではなく触れ合いを重視する事。

 

 当然一夏もそこは分かっている。しかし束はむしろ性交を求める傾向が強いため、先程まではそういう風にしていたのであった。一夏も相手によってどう扱い、どう振舞えばいいかを学習しているのだ。

 

「一夏さんを私だけが独占するのは恐れ多い気がします」

「大丈夫だって。箒達だってそういう時間は作ってるからさ」

 

 一夏の腕に後ろから抱き締められ、クロエは背中を預ける形になっていた。それだけだ。キスも愛撫もない。それだけでクロエは幸せだった。一夏の温もりを感じていられ、自分を預けられる事。それだけで彼女にとっては幸せなのだ。

 

「それは分かっているのですが……」

「クロエ、前にも言ったぜ? 俺にとってはみんな同じなんだ。出来るだけ差を作りたくないし、同じだけ愛してるって伝えたい。それに、俺を一夏さんって呼ぶのは特別扱いって意味だろ?」

「っ!?」

 

 告げられた内容にクロエは顔を真っ赤にした。そう、彼女は箒やラウラだけでなく他の少女達とも仲良くなっていた。元々献身的で寡黙なところがあるクロエをセシリア達も気に入らない訳がなく、ラウラの姉となった事で彼女達の友人として扱われていたのだ。

 

 そんな時、クロエはセシリアやラウラが特定の状況だけ一夏の呼び方を変えている事を気付き、その理由を尋ねた事がある。そこで彼女は知ったのだ。呼び方を他と変える事で相手に特別感を与えられると。故に彼女は一夏の要望もあったため、彼だけを様付けで呼ばなくなった。それを一夏に気付かれていたと悟ったのである。

 

「俺、嬉しかったんだぜ。クロエが俺の頼みを聞いてくれたんだって。で、それから少ししてもしかしてって思うようになった。セシリアやラウラと似たようなものかもしれないってさ」

「……それでも喜んでいただけたのですか?」

「当たり前だろ? クロエが俺だけは特別だって言ってくれてるんだ。これで喜ばないで何で喜べって言うんだよ」

 

 その断言にクロエは胸が高鳴るのを覚えていた。彼女はまだ一夏へ強い好意を抱いてはいなかったのだ。いや、箒達のような強い愛情は、だろう。恋心の芽生えが、クロエに始まっていたのだから。

 

 そんな事を知る由もない一夏は、ここぞとばかりにクロエへ自分の想いを伝えていく。ラウラと見間違えるぐらい似ているが、今はしっかりクロエとラウラは別人でありその違いも知っている事。料理が下手でも懸命に上手になろうとする頑張り屋のところを束から聞いて可愛いと思った事。初体験の時に初めて気持ちいいという事を知りましたと言って涙を流しながら微笑んだ時、世界で一番綺麗な表情だと思った事などを。

 

 これにクロエは顔を真っ赤にしたまま固まってしまった。無理もない。初めて好きになった異性からの愛の告白である。それもその腕に抱かれて温もりを感じた状態で聞かされているのだ。とうにクロエの思考回路はショート寸前となっていた。

 

(ど、どうしたらいいのでしょう? 鼓動が早くなっていますし、思考がまとまりません。まるでセックスしている時みたいです……)

 

 もう限界となったクロエは体を動かして一夏の方へ向くと、その口を塞いで喋る事が出来ないようにすればいいと考えた。そして、そのために彼女がとった行動は自分の口で塞ぐというものであったのだ。

 

「んっ」

 

 そんな可愛らしい抵抗は、大勢の女性経験を積んだ一夏にとっては何の効果も持たない―――はずだった。

 

(クロエが……自分からキスしてきた? ……ヤバイ。かなり嬉しいな)

 

 何をするでも受動的。自発的に何かする時は誰かの役に立とうとする時のみで、自分のために何かをする事がないクロエが初めて見せたワガママ。いや、これは照れ隠しだろう。それは一夏にとってこの上なく嬉しい事だった。

 

 こうしてクロエの行動は彼女の希望通りの効果をもたらした。ただ、当然永遠にキスを続ける事は出来ない。息継ぎをするために離れる時は来る。そしてその時がクロエにとって忘れられない瞬間となる。

 

「……っは。い、一夏さん……」

「クロエ、今のすっげぇ嬉しい」

「え?」

「初めてクロエから求めてくれたからさ。俺、ずっと不安だったんだぜ? クロエは本当は一人になりたくないからって理由で抱かれてるんじゃないかって」

 

 告げられた一夏の不安。束やラウラと同じにして欲しい。それは、どうしても一夏の中である疑念を残し続けていた。クロエは、自分に抱かれないと仲間外れになると思っているのではないか。あるいは、束やラウラに頼まれているようなものだから関係を持ったのではないか。そんな事が彼の中で燻っていたのだ。

 

 一方のクロエはそれを聞いて自分が受け身でいた事の問題点を痛感していた。彼女は何も周囲との協調性で抱かれた訳ではない。一夏に抱き締められ、優しくも逞しい彼を求めたのは自分の気持ちからなのだ。だがしかし、それを口に出来るクロエではない。更に抱かれる時も束の誘いや一夏からの求めに応じてのみで、自分からそういう行為を求めるような行動は一切した事がなかったのだ。

 

(私は、何という事を。一夏さんを不安にさせてしまうなんて……反省しなくては)

 

 それでも今するべきはそれではないとばかりにクロエは一夏へ抱き着いた。彼女の自発的行動に一夏は嬉しそうに笑みを見せてその華奢な体を優しく抱き締める。そこからしばらく言葉はなかった。ただ、お互いに相手の温もりを感じているだけ。それが、今の彼らには丁度良かった。

 

「……一夏様」

「え?」

 

 呼び方が戻っている事に一夏は驚きを隠しながらクロエを見つめた。すると彼女の綺麗な瞳が見える。

 

「決めました。私は、二人きりの時だけ一夏様とお呼びします」

「えっと、セシリアと同じって事か?」

「いえ、違います。二人きりの時だけです。私が一夏様と呼ぶ事を他の誰にも知らせません。ラウラにも、束様にもです。一夏様だけが、私の呼び分けを知る唯一の方です」

 

 クロエの考えがどういう事かを理解し、一夏は静かに笑みを見せて頷いた。それで彼女は伝えたのだ。自分は一夏を求めているし、それは束やラウラに関係ない気持ちであると。故の宣言。故の呼び方だった。

 

「分かった。そういう事なら俺も受け入れる。いや受け入れたい。クロエ、ありがとう。俺、嬉しいぜ」

「私もです、一夏様。必ず私にも子を作ってくださいね?」

「……なら、今から作るか?」

「……はい!」

 

 それは、クロエが初めて見せた強い愛情であった。この時こそがクロエにとっての本当の意味での初体験。相手と求め合い、子を望む行為を行うのだから。唇を重ね、舌を絡める。それだけでクロエの中に強い感情が生まれていく。もっと一夏を求めたい。もっと一夏に求めて欲しいと。

 

 それは、独占欲と呼ばれるもの。自分をもっと意識してもらいたいという、クロエの中には今までなかった感情。女としての、雌としての本能的な感情だ。それを一夏もクロエの舌の絡め方で察し、喜びを伝えるように彼女を抱き締める。それでクロエも理解するのだ。

 

(ああ……今、私は一夏様に求められている……)

 

 抱き締められ舌を絡める。しかも腹部には反り返るペニスが当たっている。まさしく全身で一夏から欲望を向けられていた。クロエはそれを感じてこれまで感じた事のない幸福感を覚えた。この雄に愛されたい。子宮を精液で満たして欲しい。そんな気持ちが込み上げてくる。

 

「……一夏様ぁ」

「クロエ? どうした?」

「オマンコ、オマンコが切ないんです。オチンポを入れてください」

「ん。じゃあ、股を開いてくぱぁして」

「はい」

 

 言われるままに大きく股を開き、ヴァギナの中まで見えるように両手で開いて見せるクロエ。その光景だけで一夏のペニスは雄々しく動き、ドロリとカウパーを流し始める。

 

「クロエ、そのままでさっきのをもう一回」

「オマンコ、オマンコが切ないんです。オチンポを入れてください」

「お願いしますをつけて?」

「オマンコが切ないんです。オチンポを入れてください。お願いします」

「あー、もうホントに可愛いなクロエも。ああ、今から入れてやるからな」

「ありがとうございます、一夏様」

 

 これから抱いてもらえる。そう思ってクロエは素直に純粋に感謝を述べる。それもまた一夏を興奮させる材料となると知らずに。純粋無垢な少女が放つ淫らな願い。そして心からの感謝。そんな言葉を受けて滾らぬ一夏ではなかった。

 

 鼻息荒くクロエのヴァギナへペニスを擦り付け、十分に滑り気を帯びさせた瞬間―――

 

「ああっ! い、一夏様が来てくれたぁ!」

 

 容赦なくクロエの子宮までそのいきり勃ったペニスをねじ込んだのだ。与えられた快楽にクロエの目が開かれると、一夏はその美しさに笑みを浮かべながらピストン運動を開始する。グチュグチュという音を搔き消す程、大きくパンッと言う音が室内に響く。大きくゆっくりとしたピストンは、クロエの中に今までにない感情を与える事となる。

 

「い、一夏様……一夏様ぁ」

「気持ちいいか?」

「はい……とても……んんっ! い、今のところが好きです」

 

 クロエが好きだと言った場所は、所謂ポルチオと呼ばれる場所である。そこは女性ならば誰もが弱い場所であった。一夏は感覚的にそこが女性の弱点だと理解しているので、クロエもそうだろうと思って突いたという訳だ。

 

「ここ?」

「はぁん……ち、違います。もう少し奥です」

「じゃあ……ここ?」

「んっ……も、もっと奥です」

「なら……ここか!」

「あああああっ! そこ、そこですっ! そこが好きぃ!」

 

 満を持して突き上げられた事でクロエから初めて聞くような声が出される。一夏は、それに口の端を吊り上げると彼女へ顔を近付けた。勿論ペニスでポルチオを刺激しながらだ。

 

「クロエ、そんなに気持ちいいか?」

「は、はい……」

「じゃあ、これからここを突いて欲しい時はこう言うんだぜ。ポルチオアクメさせて」

「ポルチオアクメさせて……」

「うん。じゃ、言ってみて」

「一夏様、ポルチオアクメさせてください。お願いします」

 

 どんな事を言わされているか分からぬまま、それでも一夏が望み喜ぶと察してクロエは告げる。そこには、自分へ与えられる快楽を求める気持ちも滲んでいた。性的快楽がクロエの感情表現を劇的に開放させていたのである。感情が露わになってくれば、当然一夏の反応も良くなる。

 

「クロエ、もって言ってくれ。アクメさせてくれだけでいいから」

「アクメさせてください」

「もっと」

「アクメさせてください」

「もっとっ!」

「んんっ! あ、アクメさせてください」

「もっとだっ!」

「はああああっ! あ、アクメさせてぇ!」

「っ! クロエっ!」

 

 一突きされる度にクロエの声が艶めいていき、表情が蕩けていく。目から力が抜け、その瞳には淫らな光が宿っていった。今、この雌は色欲に溺れている。どんどん底なし沼へと堕ちている。そう思って一夏の雄が吼えた。この雌も自分のものにしたい。自分の子を産ませたいと。

 

 そこからは会話はなかった。いや、声による、と言うべきだろう。一対の番はただ互いを求め合い、貪り合ったのだから。体による会話はむしろ盛り上がる一方だ。クロエの膣内がペニスを締め付け子宮口で吸い上げれば、一夏の動きは激しさを増して子宮を陥落させようと突き上げる。

 気付けばその体勢は正常位から完全なる種付け体勢へと移行していた。クロエが身動き出来ないように覆いかぶさり、これでもかこれでもかとペニスを子宮へ叩きつける一夏。その快楽に酔いしれ、クロエは雄叫びのような声を発するしか出来ない。

 

「あああああっ! あ、アクメぇ! アクメしましゅううううっ!」

「ふんっ! ふんっ! いくらでもしていいぞ! アクメすればするだけ子供出来やすくなるからなぁ!」

「ふにゃああああっ! 一夏様ぁ! 一夏さみゃあ!」

「可愛いぜクロエっ! おらっ! これでイケっ!」

「っ!? イキュっんんんんんっ!!」

 

 絶頂の瞬間、一夏に口を塞がれて膣内射精されるクロエ。その押し寄せる快楽に彼女の思考は完全に焼き尽くされ、流し込まれる快感で新しい価値観をしっかりと植え付けられるのだ。

 

(分かりました……分かってしまいました。私は、この方へ尽くすために生まれたのですね……)

 

 ゆっくりと腕が一夏の背中へ回され、両足も腰へ絡み付いて行く。それを一夏は再度の種付け希望と勘違いし、再び杭打機の如きピストンを再開。クロエを見事失禁させる事に成功する。

 

 全てが終わり、意識を取り戻したクロエが見たのは精液と愛液、そして自らの小便で汚れた一夏のペニスだった。

 

「起きたか?」

「はい……」

「大丈夫そうだな」

「はい、ご心配をおかけして申し訳ありません」

「いいって。で、早速なんだけどさ。頼めるか?」

「……はい、一夏様」

 

 そう答えるとクロエは躊躇う事なくペニスを口に含んだ。丹念に、入念に、綺麗にしていくクロエ。そのヴァギナが愛液を流し始めるのを見て、一夏は苦笑する。

 

(クロエは、ラウラよりもMっ気が強いな……)

 

 お掃除フェラをしながら無意識にオナニーさえ始めるクロエを見て、一夏は仕方ないとばかりに息を吐いた。時刻はもう夕方近い。そろそろ他の女性達も顔を出すだろうと彼は思った。それでも視線を下へ向けるとそこには……

 

「ジュルルっ……っぷは、レロレロレロ」

 

 目を蕩けさせながらペニスへ奉仕を続けるクロエの姿がある。そこへもう止めろとは言えない一夏であった。仕方ないので言えるのは一言。

 

「今度は後ろからするか」

「……はい」

 

 瞳にハートを浮かべるような程の熱っぽい声でペニスへ頬ずりをするクロエに、一夏は再び野性的な笑みを浮かべて首を動かす。それにクロエは応じるように両手をベッドへ突いて臀部を突き出した。こうして再び交尾が始まる。

 

 この後、夕食の用意が出来たとクロエを呼びに来た箒を交えての3Pとなるのだが、そこでクロエはきっちり呼び方を変えた事に一夏は地味に感心する事になる。




次回は新学期。遂に生徒会長登場。原作通りにはいかない一夏をどう彼女はかわすのか……。
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