※この作品はR-18です。

IS(一夏が生殖するための)学園物語   作:拙作製造機

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長らくお待たせしました。ただ、次もいつになるか未定過ぎて……(汗
出来るだけ早く上げたいとは思いますので、気長に待って頂けると助かります。


そして何かが変わり出す

 簪が一夏と関係を持った事で遂に一年生の専用機持ちは全員一夏の女となった。これで彼のハーレムは総勢十名もの女性を囲う規模となり、それが切っ掛けで一夏にとある変化が起き始める。

 

 それは簪が処女を散らした翌日の事。いつものように束のラボでクロエと過ごした後に起きた。

 

「オータム、ちょっといいか?」

「あ?」

 

 クロエを先にシャワーへやって、一夏は裸のままオータムへ声を掛けたのだ。当然ペニスは雄々しく反り返っている。それにチラチラと視線を向けながらオータムは億劫そうな顔を見せた。

 

「お前、何で濡れてるんだよ? もしかしてクロエみたいに抱かれたいのか?」

 

 それは、今までの一夏であれば問いかけもしなかった言葉であった。ただ、様々な女性と関係を持ち、ナノマシンの影響もあって性行為への抵抗感などが薄れてきた今、自分へ発情しているだろう女性は一夏にとって手を出すには十分な存在となっているのだ。

 

 そして、オータムにとってその一夏の問いかけはある意味で待ちわびていたものでもある。とはいえ、抱かれたいからではなく、関係を持つ事で一夏の弱みやあわよくば白式を奪えるかもしれないという打算を含んでのものだが。

 

「……だとしたら、何だ? あたしを抱くってか」

「まさか。俺は、俺を好きだってそう強く想ってくれる相手じゃないと手を出さない」

「はんっ! ガキっぽい奴だ。男ってのは、口先ではそう言っておきながら、いざってなると簡単に女へ手を出して腰を振り始めるのさ」

「へぇ、じゃあ俺もそうだって?」

「だろうさ」

「そうか。なら……」

 

 オータムの言葉に一夏は息を吐くとペニスを彼女へ突き出す。それにオータムの喉が動いた。軽く腹部へ突きつけられたためである。

 

 オータムの意識がペニスへ向いた事を確認し、一夏は平然とこう告げる。

 

「試してみてくれよ。俺が、お前の言うような男かどうか」

「…………後悔するなよ?」

「むしろさせてくれ。出来るもんなら、な」

 

 微かに息を呑んだオータムへ一夏は無表情のままペニスを突き付け続ける。やがてオータムは睨むような目つきで一夏を見つめながら、そのペニスをゆっくりと扱き始めた。

 ヌチャヌチャという音と共にオータムの手がカウパーで汚れていく。それでも、一切の嫌悪感も抱かず、彼女は手淫を続けた。

 

(何て太さと長さだ。こんなのを入れられてんのか、あの小娘は。……そりゃ子宮まで届くだろうよ)

 

 手から感じる感触、熱、迫力。それらに次第とオータムの視線は一夏の顔からペニスへと移動していく。その表情はどう見ても発情している雌の顔。それに一夏は目を細める。

 

(やっぱりこいつ男に飢えてるんだ。さっきのはある意味事実だろうけど、こいつ自身の願望もあるのかもしれない。……年上は三人抱いたけど、こういうタイプはいなかったからちょっと興味あるな)

 

 一夏の脳内ではオータムを乱暴に犯し、嫌と泣き叫ぶ程中出しをする様子が展開されていた。それもあって、彼のペニスはより硬度を増してカウパーを出させる。

 

「大口叩いた割に、我慢汁ダラダラ出してんじゃねーか。このままイっちまえよ。無様に精子無駄撃ちしな」

「こっちこそがっかりだ。正直そんな手コキなら、箒達の方がよっぽど上手いぜ。あと、無駄撃ちとか言うけどさ、それをどっかで待ってるのはどこの誰だ?」

 

 挑発の応酬に見えるが、実質はオータムの勘違いと一夏の事実のやり取りである。更に言うのなら、今の一夏は射精をある程度コントロール出来るため、オータムの愛情も思いやりもない手淫では出さないようにする事など造作もなかったのだ。

 

 その証拠に、そのやり取りから一夏のペニスはカウパーこそ流すものの、一向に射精する気配がなかった。オータムもそれに気付きだし、やや驚いた表情で一夏の顔を見る。

 

 一夏は、勝ち誇るように笑っていた。

 

「っ!? なら……」

「おっ……」

 

 さすがにそれが頭にきたのか、オータムは手淫から口淫へ切り替えたのだ。だが、それを一夏も待っていた。オータムがペニスへ舌を這わせた瞬間、彼女の頭を掴み強引に喉奥へとペニスを突き入れたのだ。

 

「おぐっ?!」

 

 そして、そのままイラマチオを始めてしまう。突然の事にオータムは驚きつつも反撃を試みる。だが、喉奥をペニスで執拗に攻め上げられては満足な行動が出来ず、更にこれまでと違い直接味わうカウパーと、一夏のフェロモンに思考まで蕩けてしまったのだ。

 

「こりゃ凄いぜ。たしかに、これなら腰を振っちまうよ」

 

 オータムの事を一切考えず、己が快楽のためだけに腰を振り、彼女の口内を、喉奥を蹂躙する一夏。そんな酷い仕打ちを受けているにも関わらず、オータムは自分の体に起こっている事態に気付いていた。

 

(ぬ、濡れてる。あたし、こいつに好き勝手されてるってのに……今までで一番濡れてる……っ!)

 

 苦しくて辛くて解放されたい。そうオータムの心は思っているのに、体は正反対の声を上げているのだ。そして、恐ろしい事に人間というのは適応する生き物である。

 

 体が屈すればいつか心が、心が屈すればやがて体が、それぞれ追従してしまうのだ。

 

 気付けば、オータムは全身の力を抜いてただ一夏の好きなように使われていた。単なるオナホールのような使われ方をされ、その股を激しく濡らしながら。

 

「……あの子、あんな一面を持ってたの?」

 

 そんな一夏とオータムをやや離れた場所から見つめるのはレインだ。彼女は、一夏の事をほとんど知らないため、クロエとの接し方から見える彼を全てと思っていた。

 そこへ来てのこの乱暴な行動だ。それもかなり慣れているようにレインには見えた。更に驚いたのはオータムの反応である。好き勝手にされているのに、まったく反抗も抵抗もしないのだ。

 

「そろそろ、かな」

 

 腰を振ってオータムの喉奥を蹂躙し続けた一夏は、頃合いを察してラストスパートをかける。その事を感じ取り、オータムも射精が近い事を察した。その瞬間、彼女の下腹部が強く反応する。

 

(ヤバイ……これ……イク……っ!)

「出るっ!」

 

 食道を精液で蹂躙されながら、オータムは白目を剥いて絶頂していた。その快楽は今まで感じたどの快楽よりも上であり、彼女の中にある一つの欲求を植え付けた。

 

 このペニスで子宮を揺らされたら、そこへ射精されたら、どうなってしまうのだろうと。

 

 一夏が離れるとそのままオータムは床へ突っ伏した。それと同時に広がるアンモニア臭。そう、失禁したのだ。あまりの光景にレインが絶句する中、一夏は平然としていた。

 

「あの……」

「っ!? な、何……?」

 

 怯えを見せるレインへ、気にするでもなく一夏はオータムを、正確には広がっていく小便を指さして申し訳なさそうな顔をする。

 

「この後始末、お願いしていいですか? 俺、そろそろ教室戻らないといけないんで」

「え、ええ。分かったわ。やっておく」

「ありがとうございます。じゃあ」

 

 丁寧に一礼し、一夏はその場を後にした。その後ろ姿を見送り、レインは思わず呟いた。

 

―――ホント、分からない男……。

 

 

 

 放課後のアリーナで繰り広げられる訓練風景。ただ、今日は普段と異なり一夏達全員が参加してのものとなっていた。だが、それは以前やった鬼ごっこではない。バトルロイヤルである。

 

「これだけいては……っ!」

「周囲が敵だらけってのは、攻撃が当てやすい分逆もまた然りって事だから嫌になっちゃうわねっ!」

 

 ラウラのワイヤーブレードが暴れ回る中で鈴の龍咆が火を噴く。

 

「くっ……遠距離攻撃が優位かと思いましたけれど、この人数では意味がありませんわっ!」

「得意距離や戦術の異なる敵が多数いるって、こんなに恐ろしいんだね!」

 

 ビットを制御しつつ回避行動を取るセシリアと弾幕で周囲を牽制し続けるシャル。

 

「この混戦状態じゃ、迂闊に狙いも付けられないわね……」

「常に多数を見なきゃいけないなんて……」

 

 回避しつつもあちこちへ攻撃を仕掛ける楯無の後方で簪が最大火力を使えず悔しそうにしている。

 

「間合いがあるようでないのが、ここまで面倒だとはっ!」

「まったくだぜ! 誰かに詰め寄れば誰かから遠ざかるんだからなっ!」

 

 接近戦が誰よりも得意な箒と一夏は飛び交う様々な攻撃をかわしつつ、まるで辻斬りのように他の者達へ襲い掛かっていた。

 

 この八人でのバトルロイヤルは熾烈を極めていた。何しろどこを向いても敵、敵、敵である。しかも、そこかしこで戦闘が勃発しており、その流れ弾にも注意を配らなければならないのだ。

 従来のISバトルの考え方で言えば、この訓練は必要ないだろう。だが、普通の訓練では千冬に追いつく事は難しいと考える一夏と、これだけ専用機持ちがいるのだから特別な訓練をと考える楯無の思惑が合致し現状となっていた。

 

 勿論これは他の者達にも決して悪い訓練ではない。常に緊張感と緊迫感を感じながら、今は誰を、どうするべきかを考え続けるというのは凄まじい集中力と判断力を養うからである。

 無論、それだけの事を強いる訓練だ。終わった時には誰もがへとへとに疲れ果てていた。しばらく一言も発さず、身動きもせず、ただただ荒く呼吸を繰り返すのみという、そんな状態で。

 

 そうしてやっと動けるようになった彼らは、汗を流して夕食を食べるために食堂へと向かう。今日はさすがに一夏さえ交わるだけの余力はなかったようである。

 

「あー……ヤりたいな」

 

 ただ、それは体力であり精力は持て余しているようだ。そんな一夏の呟きに全員が足を止める。そして何とも言えない表情で彼を見つめた。

 

「一夏、お前な……」

「デリカシーがないのは分かってる。だけどさ、何か今日は疲れたせいか余計昂ってるんだよ」

 

 申し訳なさそうな声ではあるが、それでも本音を隠さない一夏。箒達はそんな彼に呆れるでも怒るでもなく、仕方ないという雰囲気を見せる。何せ彼女達も彼同様体の熱を持て余しているからだ。

 一夏の男としての成長は留まるところを知らず、箒と鈴の二人は彼の以前の姿を知っているからこそ余計に女として悶えている程である。セシリア達もその成長を肌で感じる事で、より一夏へ想いを寄せているのだ。

 

「じゃ、ご飯食べたら真耶さんも巻き込んで……ね?」

 

 故に楯無からそういう提案が出てくる。もう簪さえ女となった以上、そういう話題も隠さないためだ。それにその簪自身も一夏によって教えられた快楽に飢えているため、楯無の言葉にも多少赤面するだけで止めようとはしなかった。

 

 こうして楯無の提案に全員が賛成し、後は真耶の許可をもらうだけとなったところで一夏達は食堂へと到着。それぞれ好きな物を注文し、総勢八名での食事を始める。

 本来であれば男性一人に対して女性が複数いるテーブルというのは目立つのだろうが、ここIS学園はそもそも女性しかいないはずの場所である。更に一夏が箒達と行動を共にしているのも常であるため、多少人数が増えたところで今更ざわつく事はなかった。

 

 ただ、以前に比べて周囲の一夏を見る目が変わった事を除けば、である。

 

「それにしても、一夏の予想通りにある意味なったわね」

「そうですわね。まぁ、むやみに接触はしてこなくなりました」

「その分、視線などは変わったがな」

 

 鈴の話題振りにセシリアと箒が応じる。やはり彼女達も周囲の変化を感じ取っていたのだ。特に上級生達の、であろうか。一夏の事を実際に見た訳ではない彼女達は、初めて直に見た一夏の厄介さと胆力にその評価を一変させたと言っても過言ではない。

 

「僕らのクラスは何も変わらないに近いけどね」

「多少評価が上がったぐらいだな」

「わ、私のクラスだと一夏君とお近づきになりたいって子、増えてるよ?」

「あらあら、モテモテねぇ」

 

 どこかからかうような楯無の視線の先では、一夏が天津販を口に入れて咀嚼していた。その表情はやや苦笑気味。何せ、彼からすれば箒達と一線を超えている現状で十分なのだ。欲深いが欲張りではない。それが織斑一夏という男である。

 

「……俺は別にモテたいとは思ってないからなぁ。みんながいてくれる以上の幸せはないと思ってるし」

 

 口の中の物を飲み込んで、さらりとそう言い切る辺りに彼のモテる部分があるのだろう。実際、言われた箒達も一瞬赤面し照れたぐらいだ。心から一夏はそう思っていると伝わったからである。

 もしかすれば、一夏にとってもっと幸せな事はあるのかもしれない。だが、今の自分にとっては現状こそが最高であると、そう一夏は断言出来たのだ。

 

「ったく、そーゆーのあたしら以外に言うんじゃないわよ?」

「言う気もないって。それに、俺がみんな以外にそんな事言えると思うか?」

「それはないな」

「ら、ラウラ……肯定が早いよ」

「だが事実だ。一夏は口説き、という行為が得意ではないだろう」

「……ああいう時は得意よん?」

 

 ラウラの言葉へ少し躊躇いがちに返された言葉。その瞬間、全員が初体験の事を思い出して真っ赤になった。事実、一夏さえも苦い声で「あー……」と言う事しか出来なかったのだ。

 ベッドの上というか、睦み事の際の一夏は女殺しと言われてもいい程口が上手い。箒を始め、何人もの少女がその恋心を射抜かれて抱かれてしまったのだから。

 

 更に言えば、言った本人である楯無さえも恥ずかしさからか沈黙していた。

 

「えっと、補足するな? 俺が、ああいう時以外の、しかもみんな以外へそういう事言えると思うか?」

「「「「「「「……思わない(ですわ)」」」」」」」

 

 空気を打破するために一夏が告げた言葉へ、箒達が揃って若干嬉しそうに同じ言葉を返す。そこには、たしかな何かが存在していた。

 

 こうして彼らは絆を深めていく。単なる男女関係ではなく一夫多妻の関係を形成していくように。一夏を全員で支え、一夏が彼女達を守るという、一種の群れが確立されていく事で……。

 

 

 

「これ、ヤバイな。凄く達成感が込み上げてくる」

 

 自室のベッドに座り、一夏は噛み締めるようにそう呟く。彼の周囲には、見目麗しい女性達が一糸まとわぬ姿で侍っていた。しかも、両脇に収まるように箒と真耶が、背中に密着する形で楯無と簪が、残る四人がペニスの周囲に位置取ってフェラチオしているのだ。

 

 一夏の視線の先には、細かく舌を動かしてペニスに奉仕し続ける鈴達の蕩けた表情がある。

 

「それはそうだろう。んっ……こうして酒池肉林を実現しているんだからな」

「そうだよ? んんっ、今だって私と箒さんのおっぱいを揉んでるし」

「いいなぁ。私達は、ね?」

「う、うん。密着してるだけだから……」

 

 やや拗ねた口調で簪へ話を振る楯無。彼女達姉妹も一夏から求めてもらいたいのだ。それを察して一夏は小さく笑みを零すと、視線を彼女達の方へと向けた。

 

「そっか。じゃあ、箒、真耶、悪いけど少しだけ場所移動してくれるか? 今二人がいる位置へ簪達に来てもらいたいんだ」

「分かった」

「いいよ」

「ありがと一夏君。それと、ありがとう、箒さん、真耶さん」

「あ、ありがとう」

 

 一夏の頼みに応じて箒と真耶が位置を彼の両脇から少しだけ下へと移る。それに感謝しながら更識姉妹が一夏の両脇へと移動した。と、それが終わると同時に二人の形の良い乳房が優しく揉まれる。

 

「「ぁ……」」

「箒、真耶」

「ああ」

「うん」

 

 嬉しそうな声を漏らす姉妹へ微笑みかけるや、一夏は視線を箒と真耶へ向けてその名を呼んだ。それだけで二人は彼の意図を察して頷くと、髪を掻き上げて舌を一夏の乳首へと這わす。

 それによって一夏のペニスが硬度を増した事で鈴達の奉仕がいよいよ最終段階へと加速し出した。射精させようというのである。四つの舌が艶かしく亀頭や陰茎、陰嚢を這い回り、早く精液を出せと迫った。

 

 そんな四人を愛おしく思いながら、ならばとばかりに一夏は簪や楯無とキスを始め、両手で箒と真耶の胸を愛撫する。二人の張りのある大きな乳房を堪能しながら更識姉妹と舌を絡め合い、四つの舌による奉仕を受けていたのだ。

 

(ああ、本気で堪らないな。俺、幸せ過ぎる……)

 

 学園に来てから変わり出した彼の生活。その集大成とも言える光景と体験がここにある。本来ならば関わる事も難しい美少女や美女と知り合えただけでなく、親しくなり肉体関係まで持ててしまった。しかも、その普通ならば到底認められない関係性まで受け入れてもらえて。

 

 更に束やクロエまでもいるのだ。それらを思い出して、一夏は強く誓う。自分が彼女達の盾になるのだと。一度でも関係を持った以上、決して見捨てる事などしたくない。何があろうと戦い、守り抜くのだ。そう改めて思い直して一夏は意識を己のペニスへと、正確にはこみ上げてくる射精感へ向けた。

 

「一夏ぁ……ジュルル、早く出しなさいよぉ」

「レロレロ、そうだよぉ。一夏のぉ、こぉ~……いっオチンポミルク飲みたいよぉ」

「はぁぁぁぁ、堪りませんわぁ。この我慢汁の匂いと味、そして舌触り……あむっ!」

「アナタ、私もそろそろ熱くて濃い子種を浴びたい。我慢せずに気の済むまで出してくれ……チュッ」

 

 一夏の視線とペニスの反応から気付いたのか、次々とアピールを始める鈴達へ一夏は甘えるように我慢を止めて、更識姉妹との唾液交換と箒と真耶の豊かな乳房を楽しむ。その瞬間放たれる白濁の噴水。その熱い粘液はセシリアの口内で受け止められ、そこから口移しで分け与えられていく。

 セシリアからシャルへ、シャルからラウラへ、ラウラから鈴へと。その光景を眺め、一夏は興奮のまま箒と真耶の乳首を強めに摘んだ。

 

「「ああっ!」」

 

 上がる声はどこか驚きと喜びを滲ませるもの。聞こえた声に一夏は素早く手を二人から放すと、すぐさま油断している更識姉妹の濡れたヴァギナの中へと指を挿入してGスポットを刺激した。

 

「「っ!?」」

「……軽くイったみたいだな」

 

 やや楽しそうに笑う一夏。その顔は、まるで悪戯を成功させた少年のようだった。視線の先には肩で息をする更識姉妹の艶やかな表情が見える。

 

「さて、じゃあシャワーに行くか。まず簪と楯無からな。で、二人と交代でシャルとラウラ、次にセシリアと真耶、最後が箒と鈴だ」

 

 そこから始まるシャワールームでの淫行。そこでペニスを挿入され、一度絶頂を迎えていく女性達。それはその後のための仕込みだと知りつつ、それでも膣内射精をさせようとそれぞれ一夏を興奮させ喜ばそうとする。

 

「一夏君っ、お願いだから一緒にぃ! あああああああっ!!」

 

 楯無の懇願を嘲笑うかのように一夏は容赦ないハードピストンで応え……

 

「ああっ! い、一夏くぅぅぅぅんっ!!」

 

 簪の悲しそうな声にも同情する事なくポルチオを攻め上げ……

 

「そ、そこをオチンポでつ、突かれるとオマンコイクぅぅぅぅぅっ!!」

 

 自分にしがみついたラウラの膣奥を抉り上げ……

 

「や、やだぁ。まだ、まだイキたくないのにぃ! 一夏のチンポに負けちゃうよぉぉぉぉぉっ!!」

 

 背後から臀部を掴みながら激しくシャルを突いて……

 

「ああああああっ! イクっ! イキ死んじゃうぅぅぅぅぅっ!!」

 

 乳房を壁に押し潰すようにして、真耶の両腕を背後から引っ張るように抱き……

 

「オオオオオオッ!!」

 

 首を締めながら絶頂の瞬間に手を緩めて獣のような声をセシリアに出させ……

 

「ぁ……ダメぇ……」

 

 寝バックで絶頂させて放心状態の鈴を失禁させ……

 

「ああ……またイってしまった……一夏のチンポを満足させられなかったぁ……」

 

 背面座位で己の上に乗ってだらしなく表情を緩める箒をそっと抱きしめて、シャワールームでの時間は終わる。そして再びベッドルームへ全員が揃うと、一夏は獰猛な笑みを浮かべてこう告げた。

 

「さっ、ここからみんなのお待ちかねの時間だ。さっきとは打って変わってたっぷり中に出していくからな。期待してくれ」

 

 それだけで彼女達は全員蕩けた顔で股を濡らし、早く種付けして欲しいと言わんばかりに誰からともなく一夏へ秘部を見せるように両手で尻肉を開いていく。

 花弁のようなラビアが雄を誘うように露を垂らし、ペニスを待ちわびてひくついている。それを見つめ、一夏は無言でペニスをピクっと動かすや静かに簪の臀部へ手を這わせた。

 

「ぁ……」

「まずは簪から、な。それと」

 

 一番ハーレムに参入して日が浅い簪を最初の相手に選び、周囲へ一夏はこう告げて締め括る。

 

「今日は部屋に帰れると思うなよ?」

 

 その低い声に、全員が無意識に小さく震える。同時に、タラリと愛液が床へ落ちた。まるで人らしさを流れ落とすように……。

 

 

 

「束様、そろそろ就寝しませんと一夏さんが怒ります」

 

 日付が変わって三十分程経過した辺りでクロエが困ったような表情を浮かべていた。視線の先には未だにモニターとにらめっこを続ける束の姿がある。

 

「分かってるってぇ。くーちゃんは心配性だなぁ」

「折角最近になって目の下の隈も薄れてきたのです。心配性にもなります」

 

 軽い感じで受け応える束へクロエはやや残念そうな眼差しを送った。一夏との肉体関係を切っ掛けに束はその生活リズムを変えていた。その結果、万年寝不足だったのが改善され、元来持っていた美貌がより輝くようになり始めていたのである。

 

「……仕方ないなぁ。いっくんにも同じ事言われたくないしね」

「では」

「ん。ねよねよ~っと、くーちゃん先にベッドで待ってて。束さんは少しだけメイドさんとお話してから行くから」

「? 分かりました」

 

 奇妙な束の発言に首を傾げつつクロエは寝室へと向かう。それを見送って束は床の寝袋の一つへ目を向けた。

 

「ね、まだ起きてるよね。ああ、返事はいいよ。ただこれだけは忘れないで欲しいんだぁ。今回はいっくんからだったから見逃すけど、そっちから誘ったら許さないから」

 

 軽い口調ではあるが、込められた意味合いは重いとオータムは感じとり小さく喉を鳴らす。それとレインも微かに息を吐いた。彼女はオータムと違って一夏へモーションをかけるつもりはなかったが、体の変調などからいつ似た事をしだしてもおかしくないと考えてはいたのである。

 

「じゃ、おやすみぃ」

 

 そう言い放って束も寝室へ消える。その気配がなくなったのを感じ取り、オータムは静かに呟いた。

 

―――つまり、抱かれたかったらあいつに媚びろって事かよ……。

 

 そんな呟きを聞いてレインは心の中で反論する。

 

(違う……。あの男はこう言っていた。自分を強く好きだと言う相手だけ、と)

 

 そこでレインは気付く。束が言っていた事の裏を。あれは誘惑して一夏と関係を持つ事は禁止しているが、想いを告げての関係は禁止していない事を。そこから束が何を狙っているかをレインは推測した。

 

(……もしかして、篠ノ之博士は私達をあの男の、織斑一夏の女にしようとしている? それも、彼を利用するのではなく本心から……)

 

 打算ではなく本心から一夏へ迫り、想いを告げる事は止めない。束の言葉の真意をそう読んだレインだったが、残念ながらその理由までは皆目見当がつかなかった。

 分かるはずもない。まさか束が自分達をデータ取りも兼ねた繁殖用の雌としようとしているとは。そのためにも一夏よりも立場が下であると自覚させようとしているのだ。

 

 それぞれ違う方向性ではあるが一夏の事を考えて眠れなくなる二人。その頃、レインの相棒であったフォルテはと言えば……。

 

「……ダリルさん」

 

 一人自室で虚空を見つめていた。やっと部屋から出るようになった彼女であったが、やはりと言うかその生活に精彩はなく、何とかその日その日を過ごしていると言う有様であった。

 周囲からはダリルと引き離されてしまっているからと思われ、その異変にそこまで深く関わる者がいなかった事が、かえってフォルテにとっては良い方向に働いていたが。

 

「本当に、本当にダリルさんは……」

 

 脳裏に甦るのは最後のやり取り。フォルテの想いを払いのけるような”面倒”という一言。それがフォルテの心を締め付ける。あれが拒絶ではないと思いたい。だけどそうとしか思えない。それがフォルテの中で何度も何度も浮かんで消える答えであった。

 

「違うっ! そんなはず、そんなはずないッス! ダリルさんはきっと自分だけで……問題を、抱えるために……」

 

 次第に弱くなっていく声。分かっているのだ。それは自分の希望的観測だと。どうしても最後にレインが彼女へ見せた表情が脳裏に焼き付いて離れない。そのため、彼女は未だに現実と希望の狭間で苦しんでいた。

 

「……ダリルさぁん」

 

 涙さえ浮かべ、愛おしげに名を呼ぶフォルテ。と、そんな時だった。彼女の持っている携帯端末に一通のメールが届いたのは。気だるげに手を動かして差出人を確認するフォルテだったが、その相手の名を見るなり目を見開いてメールを展開する。

 

「…………ダリルさんに、会える」

 

 噛み締めるような声でそう呟いてフォルテは息を吐いた。その目にはそれまでなかった力が戻り、表情にも生気が生まれていた。

 

「織斑一夏が、ダリルさんの事を知ってる……」

 

 彼女の手にした携帯端末の画面にはこんな文面が映し出されていた。

 

―――ダリル・ケイシーと会いたければ織斑一夏と接触せよ。

 

 差し出し人は”ミューゼルを知る者”となっており、内容はそれだけである。明らかに怪しいが、それでもフォルテは構わなかった。罠でも何でもいい。一度でいいから最愛の相手に会って話を、と思っていたからだ。

 

 そうしてフォルテが生きる意欲を取り戻している頃、束はベッドに横になりながら一仕事を終えて満足そうに笑っていた。クロエは束の胸に顔を埋めるようにして静かな寝息を立てている。

 

「これでよしっと。さすがの束さんも人の心までは完全に掌握出来ないからね。ま、これで束さんに出来る事は終わりかな?」

(いっくんと束さん達のためにも、出来るだけ国家代表やその候補生は抱き込んでおきたいからね~)

 

 一夏と関係を持ち、箒との仲を修復し、千冬との友情までも深めた束だったが、その本質が変わった訳でなく、むしろより厄介さを増していた。今の彼女は、現状を守るために許されるギリギリを突いた行動を取るようになっていたのだから。

 

 オータムやレインとは違った形で束に操られるように動き出す少女がいる。彼女は同性を愛するという、一夏がこれまで関わってこなかった存在。だからこそこう言える。

 

 そんな相手さえも魅了してしまえば、一夏の恐ろしさは天井知らずである、と……。

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