KEY(ドM)と申します。
久しぶりの投稿だ、おらぁん!!!
この小説と同じ世界観のマジ恋の小説で、
つよきすおじさんの話を求める感想が多かったんや(マジレス)
家庭に居場所のないなごみん
そんな彼女を時折見かける主人公
一体、どうなることやら
それでは、ご覧ください(KBTIT)
KEY(ドM)
夏休みが始まり、前もって決められていたスケジュールの通り、
俺はみんなと遊びふけっていた。
・・・と言いたいのだが、先日カニと不順異性交遊していたと、
黒鉄先輩に誤解され、毎日厳しいしごきをされることに。
昔やっていた拳法の型を延々と続け、
走り込み、腕立て伏せ、柔軟、そして仕上げに組手という、
息が切れそうになるほどのハードな訓練である。
黒鉄先輩が実家に何日か帰るとのことで、
その特訓から解放され、筋肉痛で痛み体を休めるために、
ベッドに横たわる。
(・・・ああ・・・しんど・・・)
いつもならばこうして休んでいるだけでカニが襲撃してくるはずなのだが、
事前にカニのお母さんに根回しをしてあるので、
決まった時以外は夏休み中、突撃してこないようにしてある。
ただし、カニが拗ねて、一緒にいる日はずっと、
カニの部屋で過ごすことになったが、まあ些細なことだろう。
そういえば、スバルとフカヒレはどうしているだろう。
スバル辺りはバイトで忙しくしてそうだが、体調を崩さないか心配である。
フカヒレは・・・・・まあ、うん。
ギターやってるか、エロゲやっているかどっちかだろうなぁ、と想像がつく。
しかし、困った。
ここにきて問題が発生である。
----今までの我が家の料理担当が不在である。
スバルの料理の腕は一流であり、いつも頼りにさせてもらっていた。
黒鉄先輩もおにぎりばかりではあるが、ほかのインスタント食品で、
ちゃんと栄養バランスを考えてくれていて、助かっていた。
で、その二人がいないのである。
だったら自分でやろうとは思うのだが、
今は本当に体が痛い。
痛い。
(・・・・出前取るかなぁ)
諦めてなけなしの金を使って出前を取ろうかと悩み、
とりあえず喉が渇いたので冷蔵庫を開ける。
お茶を取り出し、あとついでにまだあったはずのアイスを食べるために、
冷凍庫も漁る。
---なんか、冷凍されたおにぎりがたくさん入っていた。
「」
所狭しと。俺を食えよと言わんばかりに放り込まれた、
カチカチな冷凍おにぎり。
いや、なんで?と疑問が頭をよぎると同時に、
これをわざわざ自分で全部作って準備したであろう、
黒鉄先輩のどや顔が浮かんだ。
心配性で、厳しいながらもこういうことをしていくあたり、
やはり甘いのだろう。
(・・・・とりあえず、食べるか・・・。)
レンジでチンした冷凍のおにぎりは、
当たり前だがいつも黒鉄先輩が作るおにぎりの味がして、
なぜかほっとするのだった。
◆
---どいつもこいつも馬鹿ばかりだ。
暑い日差しの中、歩く人の波をカフェの向こうから眺める。
みんなどこからきてどこに向かっているのだろうか。
---私と違って、居場所があるのだろうか?
それともみんなも、居場所なんてないのだろうか?
どちらにせよどうもでいい。
あの男に騙されている母さんが許せない。
あんなに父さんのことを愛していたのに、
他の男に乗り換えるなんて。
---好きだったら、ずっと同じ人を想い続けるべきだ。
私は誰かを好きになったことなんてないけれども、
でも、確かにそう思う。
(・・・・・・・あほらしい。やめよう。)
こんなことをいつも考えていたって何にもならない。
私の大切だった場所はもうないんだ。
ぼーっとカフェのガラス張りの向こうを見る。
その時、不意に見知った人物が通ったのに気が付いた。
(・・・・対馬先輩?)
◆
「・・・ん?」
「おう、どうした、レオ?」
「いや・・。」
何か視線を感じて周りを見渡してみるも、
その主が誰かわからないのだった。
大した事でもないので何でもない、と隣にいたスバルに言い、、
少しずり落ちたバッグをしょいなおす。
「しかし、スバル。バイトが忙しいんじゃ?」
「大丈夫だ。今日はシフト入ってねーからよ。」
「・・・・・・・。」
「・・・・で、なんでフカヒレはこんなに落ち込んでいるんだ?」
ニヒルに笑うスバルに対して、
自分の反対側で落ち込みながら歩くフカヒレを指さし、
理由を尋ねる。
「ああ・・・。なんか、ナンパしてみたら"猿顔マジ勘弁"って言われて、
振られたんだとよ。」
「ええ・・・。」
「いうなよぉ!!!結構傷ついてんだからさぁ!!」
スバルの言葉に、顔をあげてしくしくと泣き始めるフカヒレ。
やるときはやるのに、こういうヘタレな部分があって、
大分台無しである。
「お前はなー。男らしいとこ見せりゃ女もころっと行くと思うんだけどなー。」
「へっ!!イケメンは女に不自由しなくっていいよなー!!なー!!」
「肩を組むのはやめろ。」
なんか、なれなれしく肩に手を回してきたのでとっさに避ける。
そういう趣味はない。
「くっそー!!今日は俺の気が済むまでやるからなー!!」
「へいへい・・・。おう、坊主。竜鳴祭の時くらいの勘は取り戻してんだろうな?」
「まあ、ぼちぼち。」
いつもの高架線下までやってきたので、
バッグの中からオープンフィンガーグローブを取り出し、
装着する。
向き合う自分とフカヒレ。
「はあー。・・・たくよー。なんでこう女運がないというか・・・・。」
「スバル。やばくなったら止めてくれ。」
「あいよ。そん時は二人とも不意打ちで気絶させてやるよ。」
---その一瞬で場の空気が変わった。
それまで、腑抜けた表情をしていたフカヒレの顔つきが変わり、
まるで、獲物を前にした獣のごとき眼光。
「ッシ!!」
先手必勝。
掛け声とともに左ジャブを放つ。
顔面を捉えた。そう確信をしていた。
「----甘ェよ。」
---気が付いたら、フカヒレではなく、自分の顔に掌底が突き刺さっていた。
鼻を潰され、血が噴き出す。
「ぐはっ!!」
「たく。本当は俺よりも強いんだからさ、さっさと勘を取り戻せよー。」
「ははははは。痛そうだな、レオ。」
「このぉっ!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
陰からこっそりとのぞき見している人物がいることにも気づかず、
俺たちは日課のスパーを続けるのだった。
ここのフカヒレは、スバルや元おじさんと、
中学時代散々ケンカに明け暮れていたのでかなり強いゾ。
ちなみに、カンフー映画に憧れて、とある中国発祥の武術を独学で覚えているゾ。
中二病とか言ってはいけない(戒め)
陰から見ている人物・・・。
一体なになごみんなんだ・・・。(すっとぼけ)
3人が鍛え続けている理由はおいおい。
おや、なごみんの様子が・・・?
乙女さんは本編以上にレオの世話を焼きたがっていたので、
その結果、大量におにぎりを置いていったゾ。
冷凍しているのも、夏は食べ物が痛みやすいことを知っていたため。
他の料理を作るという気遣いもするべきなんだよなぁ(マジレス)
感想、くれ。
必ず読むからくれ。
KEY(ドM)