最低無敵の霊能チン〇、ネギま世界で無双する 作:人工シメサバ三号
麻帆良学園の夜は闇が深い。
学園に引き寄せられてくる魑魅魍魎が蠢き、
時折その騒ぎを利用しようとする不埒な輩もいる。
一般の生徒達には存在すら見せられない者達を、
これまた秘匿されている者達が追い返している。
秘密を抱えた者達が跋扈する時間なのである。
春の夜は肌寒く、山の空気は若草の生命力に満ちている。
続報が全く無い、世界樹近辺に現れた不審者を探す為駆り出された
龍宮真名は街の明かりから離れ、山の中を捜索していた。
それは不審者とやらを捜索する特別任務でもあるのだが、それともう一つ。
まだ部屋に帰ってきてないというクラスメイト長瀬楓も捜索しているからだ。
楓の実力も真名はおおよそ分かっていて、
生半可な妖魔などでは相手にならない事は知っている。
それに楓が週末は山籠もりなどをして寮に帰らない事も。
だが、山籠もりする時でも同室者の鳴滝姉妹には一言言い添えていく。
クラスメイトが心配していたというだけで動く真名では無いが、
どうせ手がかりも無いまま不審者を捜索するのだから、
ついでにと楓の足取りを追っているのだった。
「……待て、刹那」
「っ、何かあったか!?」
同行する仕事仲間、兼クラスメイトでルームメイトの桜咲刹那に声をかけて、
真名が立ち止まる。
目に関しては刹那よりも真名の方が数段優れている。
その力を認めている刹那は、真名の言葉に素直に従い足を止めた。
「ここだけ落ち葉がおかしい。
枯れ葉がならしてある。
……見ろ、この木に刃物の跡がある。
おそらく、楓が手裏剣を投げたんだ」
「……っ!?
戦ったのか!」
「多分な。
問題はここから楓の痕跡が無い事だ。
もっともあいつがここから本気の隠形をしただけかもしれんが」
地面を探り、木を撫でてキョロキョロと辺りを見渡す真名を
刹那は苛立ったように見つめる。
別に真名に何か思う事がある訳ではない。
彼女なりに楓を心配する心が、そうなっただけだ。
表現が下手なのである。
「楓はかなり本気だったみたいだな。
だが、おそらく負けている。
相手は人間か同程度の大きさの者。
まあ、まず人間だろう。
そして、楓を無傷で捕らえる事が出来るレベルだ」
真名の言葉に刹那は絶句した。
楓は学園公認で裏に関わっている訳ではないが、実力はひけをとらない。
楓と戦うとなれば神鳴流剣士の刹那でも本気を出さざるを得ない。
ましてや無傷で捕らえるとなれば、本当の姿になったとしてもどうかというぐらいだ。
「……行方は分かるのか?」
「ああ……相手はあまり熱心に痕跡を隠そうとはしていない。
方向は分かる。
だが、おそらく強敵だ。
楓と交戦になった経緯は分からないが、油断はするな。
発見次第応援を呼ぶ。
二人がかりでも安心とはいかん」
刹那の喉がごくりとなった。
真名はプロの傭兵だ。
多くの魔法使いのように無償で奉仕している訳ではない。
それゆえに仕事に望む態度はシビアで、希望的観測で進めたりしない。
逆に小さな事で応援を呼ぶような、報酬に響く事もしない。
真名のこの態度だけで刹那には油断ならない相手に向かっていくのだと理解できた。
山中を二人連れでこそこそと歩いていく。
痕跡が罠で、誘い込まれている可能性も考慮し慎重を期す。
そうして一時間以上歩いた所で、真名が立ち止まった。
「……見つけたか?」
期待を込めずに刹那が問う。
真名が立ち止まるのは初めてではない。
どうせ、また「いや……」とか言われるだろうと思っていた。
「ああ……見つけた。
楓と……もう一人男がいる。
知らぬ顔だ。
気配もな」
「何っ!?
もしや件の不審者か!?
それに楓も一緒だと!
まさか捕らえられているのか?」
少し退屈そうだった刹那がいきなりやる気になって困る真名だったが、
状況を説明する事にはもっと困っていた。
かなりの距離があり、真名の魔眼でもはっきりとは見えないが、
見知らぬ男と楓は性交しているのだ。
それに楓も悦んでいるように見える。
無論、そういう態度を強要されているとか、
何か薬でも盛られたとか可能性はあるが、現段階では判断できない。
ただ、踏み込むのも躊躇われた。
「捕まっているという訳では無さそうだが……
仲良くしているようにも……見える……
まあ、待て。
今は不味い」
「不味いって何がだ!?
楓がいるのなら合流した方がいいだろう?
その男があの不審者なら一石二鳥だ。
尋問しよう」
「いや、だから待て……
応援も……今はまだやめておこう。
楓の今後の学生生活にかかわる……」
刹那からすれば真名の態度は全く理解出来なかった。
ここまで積極的に捜索してきたのに、
今になって妙に躊躇っている。
「何を言っているんだ?
発見したのに合流しない理由など……」
刹那なりに合流出来ない理由とか、そういった状況を考えたが
まるで想像も出来なかった。
残念ながら彼女はあまり頭の出来は良くなかった。
「不味いっ、気づかれた!?」
「なにっ」
横島がこっちを見ている事に気付き、真名は木の後ろに身を隠した。
だが、刹那の動きは逆だった。
「ならばっ」
「あっ、待てっ」
真名が止めるのも聞かず、刹那は飛び出した。
正体を出さずに出来る最大の速度を持って、木々の間を縫って
開けた河川敷の方へと駆けていく。
前衛の刹那が敵を足止めし、真名が後方から狙撃するのがいつものフォーメーションだ。
刹那の判断が間違っているとはいえない。
戦闘する事を前提とするなら、だが。
一方、横島の方はと言えば、真名と刹那の事には気づいていた。
楓に地に手をつかせて、後ろから腰を掴んで貫く。
手押し車のような体位で楓の尻を鳴らしていた。
「楓ちゃん、山の中からこっちを見てる女の子がいるんだけど……
楓ちゃんの同級生?」
「はわっ……だ、誰でござるかっ……あぅっ……んぅっ……」
快楽にうっとりと浸っていた楓が慌てて辺りを探るが、集中出来ない。
横島は見られているなんて言いながらも動きは止めないのだ、
横島のモノを受け入れている時は大きすぎるソレに、ほとんど意識が持っていかれてしまう。
「こっちを見てるのは褐色の割と背の高い子だな。
とんでもなく目がいいんだろうな、結構距離あるのに目で見てる。
もう一人刀を持ってる細身の小さな子がいるが、
こっちは一緒にいるだけでこっちに気づいて無いな」
「あっ……そっ……その二人っ……」
横島の口から出る情報に、楓は心当たりがあった。
そのコンビなら同級生の真名と刹那だろう。
二人して夜出かける事があるのも知っている。
自分を探しに来たのなら放って置いて欲しいと思うが、
伝えようもない。
こっちに気付いているのなら来るかもしれない、
ならば当然性交を止めるべきなのだが、横島が止めてくれない。
体勢が楓に不利なのも良くなかった。
腰を掴まれて浮かされているし、貫かれている時は力が入らないし、
脚の付け根を掴まれてるから、手を離してもじたばたして宙を掻くだけだ。
「あら、こっちに来るみたい」
「やっ……ちょっ……」
木々の間から刀を構えた刹那が勢いよく飛び出して来た。
「楓を離っ……せ……?」
そうして数十メートル先で固まってしまった。
不審者が楓と一緒にいるという情報しか無かったし、
刹那は性的な事に免疫が無かった。
全く想定もしていない事態に頭がついていけず、
視線を逸らす事も出来ずフリーズしている。
楓もまた慌てていた。
いかに訓練していても、まだ羞恥心をゼロには出来ていない。
裸は別に同性であるし、寮の風呂で一緒に入る事もあるからいいのだが、
性交中はさすがに見られたくなかった。
しかし、横島は腰の辺りを掴んで離してくれないし、
じたばたすらしようがない。
手の平を突き出して、刹那からの視線を遮ろうとするのが精一杯だった。
受精する瞬間をクラスメイトに見られて喜ぶ趣味は無かった。
一方、横島だけは平然としていた。
ここで出てきたのが男なら横島は楓を隠していただろう。
他の男に楓の裸を見せてやりたくない。
だが、飛び出して来たのが女性なら行為を止める理由もない。
この男は女に見られて喜ぶ事はあっても、恥ずかしいなどとは思わないのだ。
「楓ちゃんの友達かな?
ちょっと待ってね、終わらせるから」
「あぅぅんっ……こ、こっちを……はぅぅ……」
結果、片手を刹那の方に出した楓を横島が高速で突きまくる事になった。
言葉も発せない楓を横島は容赦なく攻め立て、
短い言葉を吐いて動きを止めた。
びゅるびゅると楓の中に横島の体液が注がれていく。
楓はクラスメイトの前である事も忘れ、思考がスパークし
小さく甘い声を漏らしながら、ぶるぶると身体を震わせてしまうのだった。
横島は楓の中にしっかりと出し終えると、
すっかりと元気を無くしたモノをずるりと引き抜いた。
楓の若々しい女陰からぼたぼたと白い液体が零れる。
赤黒い成熟した男性器の姿に刹那はますます声を失った。
動けない刹那の前で、横島は腰を開放され力無く女の子座りをする楓の前に回り込み
ぬとぬとになった性器を突き出した。
この夜、何度もさせられた事だ。
条件反射的に楓は口に咥え、刹那がいる事を思い出して
せめて、と先ほどと同じように手を広げて前にやった。
横島に対して奉仕を拒否出来る関係では無かった。
そうして楓の舌で自身のモノを奇麗にさせると、
楓を正面から抱きあげてすっかり温くなったドラム缶風呂にそっと入れた。
横島は羞恥心や倫理観が壊れているだけで、女の子に優しい部分もあるのだ。
「で、君は何なんだい?」
ようやく乱入してきた刹那に横島は向き直った。
横島は裸である。
友達のセックス見て固まったのか、と
ようやく横島は思い当たり刹那に近づいた。
「俺は怪しいもんじゃないよ。
一応、言っておくけどレイプなんかじゃないからね」
などと言いながら近づいてくる。
横島は裸である。
ぶらぶらしている。
剣の道をひたすら歩み続けた刹那は性の知識も乏しければ、免疫も無い。
セックスしていたらしいのは分かるが、
その後の口に咥えさせるのは全く理解できない。
ましてや楓は泣き声にも聞こえるような声を出し、
性交中も口に咥えさせられた時も手をこちらに伸ばしていた。
あれは助けを求めていたのかかも、と今頃気付く。
何よりもぶらぶらしながら近づいてくる。
「来るなぁっ!」
結果、刹那は悲鳴じみた声を上げ、刀を上段から振り下ろした。
潔癖な処女らしい反応ともいえるが、
そのとっさの一撃はそんな反応程可愛らしいものでは無かった。
人非ざる者が十年磨いた渾身の一振りである。
尋常の速度ではない。
だが、ドラム缶の下にある焚火と星明りしか光源の無い闇に
白刃の煌めきが振るわれた後、立っていたのは横島だけだった。
「うわっ、あっぶないなぁ……
楓ちゃんといいこの子といい、
若い女の子は刃物振るうのが常識なのか、ここ?」
横島の声は呑気だ。
とても当たれば即死の斬撃をいなした態度ではない。
楓には横島が何をしたのか、見えなかった。
ただ刹那が刀を振るっている最中で腰砕けになり、
気付けばへたり込んでいた。
行為の余韻でぼうっともしていたが、
この距離で何も分からぬ力の差に楓は恐ろしくもあり、嬉しくもあった。
自分を抱いた男には底が見えぬ程強くあって欲しい乙女心が楓に芽吹いていた。
「な、何をしたでござるか……?」
「ん?
ちょっと無力化しただけだよ。
傷つけてないから」
そう言って、横島は指を一本立てた。
そう今横島が行ったのは『一指拳』である。
簡単に説明してしまうと最適な威力の高速カウンターだろうか。
相手が5の力で来たら5の力で、相手が9の力で来たら1の力で迎え撃つ。
相手を傷つけず、壊さずに無力化する為の技である。
しかも、今横島が行ったのは更に洗練・高度化された究極秘技
『横島流究極奥義・乳首一指拳』
であった。
相手の攻撃を先読みし、身体の動きを察知し、急所を一撃で突く、
そこまでは一指拳と同様だが、
乳首一指拳は更に相手の乳首の位置も感度も見抜かねばならないのだ。
それを刹那が刀を振りかぶってからの”後の先”で動き、
刹那の斬撃よりも早く、踏み込んできた刹那の乳首を突き
絶頂させて刀が振り下ろされるよりも早く飛びのいた、
これが今見せた横島の動きの全容である。
神業としか言いようのない、元の世界でも横島以外に使える者のいない秘技だ。
相手を傷つけずに無力化するだけでなく、
快感までも与えている優しすぎる技だが何故か女性陣からの受けはすこぶる悪い。
ちなみにこの技に対男用は無い。
開祖である横島が「男を無傷で鎮圧する必要がどこにある」という考えだからだ。
男相手には5の力に対して100、9の力に対して100で構わないらしい。
「あっ……あ、あ、あんっ……」
横島流奥義を喰らってしまった刹那はといえば、
座り込んだままびくびくと震え甘い声を漏らしていた。
率直に言ってしまえば絶頂していたのだ。
これが乳首一指拳の恐ろしさでもある。
中国拳法に伝わる一指拳に霊気を上乗せしているのである。
乳首を性感帯として開発されてない処女でも、
命の根源、魂を愛撫されれば一溜りもない。
楓も刹那も気づいていないが、刹那の制服の胸部分には
丁度指サイズに穴が開いている。
もう少し余裕があれば服越しの完璧な感度をも探れたかも知れないが、
不意打ちを受けてはさすがの横島も乳首ぐらいは露出させねばならなかった。
物理に干渉できる程、凝縮した霊気で乳首部分にだけ穴を開け、
乳首を刺激すると同時に優しい霊波で相手の霊体を愛撫したのだ。
「やっ……やぁっ……」
脚にも腰にも力は入らず、立ち上がれない。
何をされたか知らないが、身体は火照りぴくぴくと震えている。
それに甘い電流のような刺激が止まらず、
刹那は無意識にスカートの中をとろとろに汚してしまっていた。
刹那の乏しい性知識と経験では自分の身体に起きている事が理解できなかった。
何しろ刹那は自慰すらした事が無かったのだ。
イッた事すら生まれて初めてでは何も分かるはずはない。
分かるのは自分の渾身の斬撃は通用しなかったという事だけだ。
「意識があるのか。
凄いな、久しぶりに見誤った」
絶頂失神させるつもりだった横島が本気で驚いている。
だが、刹那にとってどっちが幸せな事だったのかは分からない。
下手に意識がある事で、刹那の身体は目の前の強烈な雄に反応してしまっている。
只でさえ筋骨逞しい成熟した男が、全裸でぶらぶらさせながら
絶頂に導いたのである。
刹那の身体が雌としての反応を始めてしまうのも無理は無かった。
「あぅぅぅ……」
涙目で男を見上げながらも、
刹那は腰がぴんぴくんと跳ねてしまうのを止められない。
本人にそのつもりは無いだろうが、
その様子は男を誘っていると言われても仕方のない姿である。
「で、君は何なんだ?
いきなり斬りかかって来るなんて穏やかじゃないなぁ」
そう言いながら横島はへたり込んだ刹那の前でしゃがみこんだ。
戸惑いと恐怖と混ざった涙越しの視線が、横島に向けられる。
「んー……イクのが初めてだったのかな?
怖くないよ、怖くない」
「はぅ……」
てっきり刹那にもいやらしい事をしようとしていると思っていた楓の前で、
横島は意外にも刹那の頭をそっと撫で始めた。
「俺はただ気持ちよくしてあげただけだよ。
気持ちよかったろ?」
優しい声で横島は問いかけると、刹那は動けないながらもこくんと小さく頷いた。
元より刹那を知る楓にはその素直さが意外でもあったが、
あまりに想定外な出来事に反発する心すら湧いてこないのかと推測した。
「俺は横島忠夫って言うんだ。
君の名前教えてくれる?」
「さ、桜咲刹那……です……」
横島は頭撫でから肩抱きに移行して、刹那の目を見つめている。
刹那は状況が分かっているとは思えないが、
何故か横島の腕の中で安らぎを覚えているようだ。
楓からすれば驚くべき事だが、勿論裏はある。
一つは恐怖の後に安心させるというヤクザな手口を地でやっている事。
抱いていた恐ろしさが大きい程、そして与える安らぎが大きい程効果的である。
そして、もう一つは接触と共に霊波を送りこんでいる事だ。
優しく労わる心で霊波を繋げれば、安らぎを伴う気持ちよさがある。
横島はそれで、強引に好意を勝ち取っているのだ。
魂の安らぎを与えてくれる相手を嫌う事は、よほど意識しなければ難しい。
ましてや修行に修行を重ねた横島は魂の磨き方が違う。
霊格が圧倒的に上なのだ。
いかに刹那が神鳴流の修行をしていても、
何をされているのか理解出来ない状況では抵抗など出来ようはずも無かった。
「刹那ちゃんは楓ちゃんを探してたのかな?
誰かに言われて?」
「あ、いえ。楓捜索はついでで……
不審者を探すのが本来の目的で……」
横島のやり方も、効果的な相手とそうでもない相手がいる。
それは言ってしまえば寂しさの度合いである。
安らげる相手が多い者には横島はただその内の一人でしかない。
会ったばかりで親友扱いされるのは有効ではあるが、それだけだ。
だが、安らげる相手がいない、もしくは極端に少ない場合は恐ろしい事になる。
人生で初めて出会った心から安らげる相手。
依存されてもおかしくない程の場所に入り込む事になる。
刹那の場合が、正にそれだった。
両親は既に亡く、出自の一族からは疎まれて、
保護してくれた親代わりは京都にいて滅多な事では会えない、
唯一の親友だった娘とはろくに話す事も出来ないでいる。
そもそもが人間の中で、自分だけが違うと思って暮らしている刹那だ。
効果はばつぐん、である。
「不審者って?
それにどうして刹那ちゃんみたいな若くてぴちぴちの美少女が
こんな夜中にそんな事してるんだい?
もっと他の人はいないのかな」
「び、美少女って……そんな……」
頬を染める刹那に横島がにこやかに微笑みかける。
「もしかして言われ慣れてないの?
刹那ちゃん程の美少女が。
この世界の男はふがいないないなぁ」
二年間クラスメイトだった楓も見た事無い笑顔を刹那が浮かべる。
無表情にクールぶってるか、仏頂面をしているか、
物陰で近衛木乃香を心配そうに見つめているかぐらいしか
顔のパターンが無いと思っていた刹那が、である。
楓はようやく横島がただとんでもなく強いだけじゃないと気付き始めた。
「あ……」
「服も汚れちゃったみたいだからね」
横島が左手に刹那を抱きながら、右手で刹那のシャツのボタンを外し始めた。
上から順にぽつぽつと外していく。
ゆっくりと丁寧に。
強引さは無く、抵抗しようとすればいくらでも出来るはずだが、
刹那は顔を赤くして見下ろしているだけだった。
そうして、前のボタンをすっかり外してしまうと、横島の手はその中に侵入した。
刹那のキャミソールをめくり、白い地味なブラに手がかかる。
「や……」
背中のホックに手がかかった時、刹那の口から小さな声が漏れた。
その音に反応した横島と刹那の視線が交わり、
唇も重なっていった。
断らなそうだと見るや否や、手を出す。
それが横島だった。
「んん……」
刹那の小さな唇がべろべろに舐められて、こじ開けられる。
初めてのキスで何をしたらいいかも分からぬ刹那の
初雪のような口腔にぬるりと舌が差し込まれた。
歯茎も歯の裏側も舌も横島の舌が味わうように舐めていく。
唾液を飲まされ、震える小さな桜色の舌も余すことなく舐めつくしていく。
もちろん、舌からも霊波は送り込まれ、
熱に浮かされたまま刹那は悦んでしまっていた。
横島の舌が刹那の口に侵入した頃、
横島の右手はそのままブラを外し、刹那の小さな胸を露わにしていた。
キスされながらでも刹那は身動ぎをして
コンプレックスの一つである小さな胸を隠そうとしたが、
それは横島が許すはずもなかった。
真っ白い肌の僅かな膨らみを壊れ物を触るように、
そっと横島の指が這う。
ふもとからそろそろと撫でさすり、頂きに押し上げるように
ふわふわと撫でていく。
ぷっくりと膨らんだ桜色の頂きを指の腹で掻く。
「あぅっ……」
乳首への刺激に耐えかねて、刹那が唇を離して声を上げた。
その瞬間、横島の右手は刹那から離れ、空中を掴んでいた。
続きます
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