※この作品はR-18です。

貞操観念逆転した幻想郷   作:座右の銘は天衣無縫

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エロまでは少し待って下さい。
暫くは導入部が続く予定です。


プロローグ
始まり


気が付いたら森の中にいた。

 

何言ってるかわかんねーと、思うだろうが自分の方が訳わからん自信がある。

 

パニックから一周回ってこんな事を考えられる程だ。

 

取り敢えず歩き出せばすぐに森から出た。

そしてその場所は神社だった。

 

一見、古そうに見えるが、良く見れば人の生活していそうな気配がある。

 

古き良き日本家屋独特の雨戸は全て閉められており、中の様子を伺うことは出来ない。

 

仕方が無いので玄関を探そうと神社の正面に行ってみた。

 

巨大な鳥居があり、その先は長い階段が下に伸びている。

 

いや、それよりも特筆すべきことはそこから見える景色だ。

この神社が高台にあるお陰か、遠くまで見渡す事が出来る。

 

森、川、湖、山。

現代日本では中々お目にかかれない、自然豊かな土地である。

 

良く見れば人里らしきものも見える。

 

少しの間、その光景に目を奪われていたが、ある事に気が付いた。

 

(どこ、ここ。)

 

少なくとも、自分の居た場所の近くにはこんな所は無かった。

 

ある程度、自然の残る街に住んでいるがこんな光景は見たことが無い。

 

覚えているのは突然、空中にヒビが入ったと思ったら落ちる感覚がして、直後に森の中に居たことだけ。

 

暫く腕を組んで考えてみる。

 

誘拐説、森の中に放り出す意味が分からんので多分違う。

 

幻覚説、匂いや感覚までここまでリアルなのに? ナシ。

 

ふと、一つ思い至った。

 

異世界転生、いや、この場合は転移か?

 

良くラノベ等でネタにされるアレだ。

それなら、あのヒビにもある程度の説明がつけられる。

 

という事はあれか。

ここは剣と魔法の世界とは言わないが、それなりに危険な世界の可能性がある、と。

 

…………誰かチート頂戴。

 

「ちょいと、そこのお兄さん。」

 

急に後ろから声をかけられ、振り向くと何か二本の角をはやした幼女が一人。

 

角、そして人型の人外でパッと思い付くのは鬼。

いや、待て、ただのジョークグッズでそう見せてるだけという可能性もある。

 

「ねえ、聞いてんの?」

 

「あ、ああ、聞いてるよ。 君は? ここに住んでるのか?」

 

「うん、まあ今はここに住んでるね。」

 

原住民、じゃなかった。

えーと現地人との初遭遇。

言葉は日本語で通じるようなので助かる。

 

「そりゃ良かった。 ここが何処だか教えてくれないか? 全く見覚えが無いんだ。」

 

「そりゃあ、そうでしょ。 ここは幻想郷。 失われた幻想の集う場所。 お兄さんは外来人だね。」

 

外来人は何となく分かるとして、幻想郷?

なんか、こう、もっと横文字っぽい地名かと思ってたけど、基本和風テイストらしい。

 

「細かい説明は後でするよ。 ちょっと待ってて。」

 

そう言って幼女は神社の方に走って行った。

親切な幼女で助かる。

 

暫く待つと、紅白柄で脇が出ており、へそももう少しで見えそうな服を着た女の子を連れてきた。

 

「本当に男の外来人だ。」

 

「なんだよ、霊夢。 鬼が嘘つくワケ無いじゃんかよ。」

 

「冗談くらいは言うでしょ。」

 

どうやら霊夢という名前らしい。

っていうか、今あの幼女、自分の事鬼って言ったか!?

 

「ようこそ、幻想郷へ。 詳しい話は中でしましょう。 萃香、お茶出して。」

 

「えぇ〜〜、そこは家主の霊夢がするところだろ。」

 

「じゃあ、この人に色々と詳しく説明できるのね? 勿論、わかり易くよ。」

 

「ちぇっ、しょうがないなぁ。」

 

そう言うと、萃香と呼ばれた幼女は渋々といった様子で歩いて行った。

 

「あの、今あの子鬼って。」

 

「ええ、萃香は鬼よ。 そこら辺も纏めて説明してあげるから、こっち来なさい。」

 

そう言われて霊夢という少女についていくと、先程まで締め切られていた雨戸を開け、縁側に座った。

 

「はーい、お茶だよ。 霊夢には何時ものうっすいの淹れといたから。」

 

「お客さんが来たときくらいちゃんとしたの出しなさいよ。 見られたらどうすんのよ。」

 

「魔理沙の時は普通に薄いのじゃん。」

 

「アレは客って言わないから。」

 

何やらボソボソと話をしている。

 

「さて、お茶でも飲みながら話しましょうか。 まず、ここは幻想郷と呼ばれる土地よ。 幻想郷全体を『博霊大結界』と呼ばれる結界が覆っていて、外からこの幻想郷を知覚するのはほぼ不可能となっているわ。」

 

「け、結界?」

 

結界っていうと、ゲームとかラノベとかで出て来る結界?

 

「そう。 で、その『博霊大結界』の特徴として、結界の外の世界から"忘れられた幻想"を集める効果があるの。」

 

「漫画とかアニメみたいだな。」

 

「早苗もそんな事言ってたわね。 続けるわよ。 ここでいう"忘れられた幻想"っていうのは妖怪、妖精、亡霊といった人智を超えた存在の事。」

 

「あ、スマンちょっと待って。」

 

いい加減、脳の処理能力が追い付かなくなってきた。

 

「…………つまり、ここには妖怪とかが実在する、と?」

 

「そうよ。 萃香、分かりやすいの見せたげて。」

 

「はいよー。 せーの、てりゃっ。」

 

萃香が軽く拳を振ったかと思えば、そこから豪風が発生し、その先の木を揺らした。

 

 

ちょっとまって、しこうていし した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数分後、漸く再起動を果たした自分の脳。

 

想像はしていたが、やはり心の何処かでそんな事はありえないと否定していたようだ。

 

その事を霊夢さんに謝ると「別に良いわよ。 外来人が来た時は良くなるし。」と言われた。

 

あと、萃香と何となく心の中で呼び捨てにしていたのを萃香さんと呼ぶことにした。

 

「さて、基本的にはこんなところね。 そして、外来人のあなたには二つ、選択権があるわ。」

 

曰く、

その一、幻想郷の事を綺麗さっぱり忘れて外の世界に戻る。

 

その二、幻想郷に住み着く、ただしその場合は一生、外の世界には戻れない。

 

「オススメはその二だね。 ここは外の世界に輪をかけて男が少ないから高待遇で生活できるよ。」

 

うん?

 

「男が少ない? 外の世界でもか?」

 

「ん? 違うのか? 少なくとも前に紫に聞いた時はそう言ってたけど。」

 

「…………それ、何年前よ?」

 

「ん〜〜、大体千年くらい前かな。」

 

「それじゃあ、ダメじゃない。 外の世界が変わった可能性だってあるんでしょ?」

 

「いやいやいや、歴史はそんなに詳しくないけど、そんな目に見えて男が少なくなったなんて聞いたこと無いぞ。」

 

「「え?」」

 

そう言って二人で顔を見合わせると、隅の方に行って何やら話し始めた。

 

「どういう事? 萃香、ウソ言ってる気配は?」

 

「全然無いよ。」

 

「そう。 …………ヤケに警戒されないとは思ってたけど、まさか。」

 

「そのまさかかもね。 試してみる?」

 

「どうやって?」

 

「まあ、そこは任せて。」

 

何やらボソボソと話し合っている。

あ、今気付いたけど茶柱立ってる。

 

「んっん! ちょっと良いかな? 据え膳食わぬは?」

 

…………は?

 

「す、すすすす萃香!?」

 

「ちょっと黙ってて霊夢。 これが一番手っ取り早い。 で、お兄さん、『据え膳食わぬは』の後に入るのは?」

 

「お、『男の恥』?」

 

俺がそう答えると、また端の方へ行って話し始めた。

いや、何だし。

これはアレか? アピールか?

 

いや、霊夢さんならまだしも見た目完全な幼女の萃香さんとか犯罪臭がヤバいんだけど。

 

「萃香! 一体、何考えてんのよ!」

 

「悪かったって。 けど、これで分かったろ? 理由は分かんないけどあのお兄さんの中では女より男の方が優位なんだよ。」

 

「そりゃ、何となく察したけど、何で?」

 

「私が知るか。 外来人なのは確定してんだから紫に聞きなよ。」

 

「それもそうね。 紫〜!! どうせ、何時もの如くどっかから見てんでしょ!? 聞きたいことがあるからさっさと出てきて!」

 

何か突然、知らない人の名前を呼び始めた。

 

「なあに、霊夢。 悪いけど、今は今朝発生した結界の謎のヒビの調査中なの。 すぐに自然に直ったみたいだけど、今後同じ事が起きないとも限らないから早めに処理しておきたいの。 っていうか、貴女も手伝いなさい。 って、あらやだ中々のイケメン。」

 

!?!?

今、目の前で起こったことを説明するぜ。

急に空中に割れ目が出来たと思ったらその割れ目が一気に広がって中から美人な女性が出て来た。

 

しかも、割れ目の隙間から中を除けば目みたいなものがギョロギョロと動いている。

 

…………SAN値チェック必要な奴か、これ?

 

「そんな事より、教えて。 外の世界の男女比は男の方が少ないし、女性優位なのよね?」

 

「そ、そんな事って、貴女ねぇ。 博霊の巫女なんだから少しはその「良いから答えて。」…………ハァ。 ええ、その通りよ。 幻想郷よりも男性の比率は高いけれど、それ以外は基本は同じよ。 それがどうかしたの?」

 

「今、そこの外来人は萃香の質問に『据え膳食わぬは男の恥』って答えたわ。」

 

「…………はい?」

 

「因みに嘘じゃないよ。 それは私が保証してあげる。」

 

んん?

何だ?

『据え膳食わぬは男の恥』に異常なまでに反応してるけど。

 

「………………………恐らく、結界のヒビの原因、もしくはヒビに巻き込まれたのでしょう。 その結果、平行世界、もしくは異世界からここに流れ着いた。 その可能性が一番、高いですわ。」

 

????

異世界はまだ分かるとして、何故に平行世界がここで出てくんの?

 

「コホン。 初めまして。 私、この幻想郷の管理をしております八雲紫と申しますわ。」

 

「あ、ども、俺は杜屋慶次(もりやけいじ)って言います。」

 

「もりや? 失礼ですがどう書くか教えて下さらない?」

 

「えっと杜に家屋の屋って書いて杜屋です。」

 

「ふむ、つまり守谷神社は恐らく関係なしと。」

 

「はい?」

 

守谷神社って言うと、あの茨城県にある?

 

「いえ、こちらの話ですわ。 では、先に結論から。 この幻想郷から貴方のいた元の世界には戻れませんわ。 さらに言えば、恐らく貞操観念も逆転しています。」

 

………………今明かされる衝撃の真実ゥ!? 




初R-18なので投稿はエロパートに入ったら遅くなると思います。
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