※この作品はR-18です。

からかい上手の高木さん〜戦い上手の高木さん〜   作:ナチュラル

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ロボット

タカギと名乗るその少女は、握ったその手を離さぬまま、オレをもう片方のコックピットの方へと座らせる。

そしてそのまま、タカギさんも自分の席へと乗り込み、そのままコックピットのハッチを閉じた。

 

「え?タカギさん!?何を」

 

ハッチが閉じた途端、真っ暗だったその空間に光が広がる。

光がその空間に全て届いた瞬間、その空間は目の前に広がる格納庫へと映し出された。

そして、そのカメラは、下から上へと上がっていき、オレ達の周りから機械音が鳴り響き、ドシンと振動する。

ロボットが、再び大地に立ち上がったのだ。

 

「良い?ニシカタくん?1度しか言わないから良く聞いて?」

「え?うん」

 

隣のタカギさんは真剣な表情でオレに現状を説明する。

 

「今、このショードに1対の巨大なメンサーギカタが進入したの!」

 

まぁ、そんな所だとは思った。

 

「奴はここを襲った後、町の方へ向かったわ」

「え!?それじゃあ」

「ええ、ニシカタくんがもう少し来るのが遅かったら、今頃このショードは火の海に変わっていたわ」

「・・どうすれば良いの?」

 

オレに何が出来る、とも思った。

しかし、このロボットは、1人で動かすことは出来ても、恐らくもう1人のパイロットがいないと最大のパワーってやつは出せないのだろうと思った。

 

「よく分かったね?」

「へ?」

 

いや、オレ、何も言ってないんだけど。

顔に書いてる、ってやつなのだろうか。

 

「そう、このロボットは、私が主に操縦するんだけど、パワーの制御が難しくてそれをもう1人で補う形で戦わなければ行けないの。けど、【この子】も実は最近完成したばっかで、まだ私の相応しいパートナーが選ばれていなかった、可愛そうな子なの」

「そ、そうなんだ」

 

でも、それをオレで補えるのか?

 

「大丈夫よ」

 

え?

また読まれた!?

 

「・・・ニシカタくんが私を守ってくれるからね?」

「・・・なんか、調子狂うな・・」

「とりあえず、一撃で決めるわ。ニシカタくん。その席にあるボタンやレバー、適当で良いから全部全快まで押しまくって!!」

 

え?

いや適当は流石に

 

「いっくわよおおおぉぉぉ」

「えっちょっとまっ」

 

彼女の目は本気だった。

ロボットは目の前へと走り出す。

しかし、遅い。

早くしないと町が危ない。

そう思って、タカギさんの言うとおりに、全ての出力をフルパワーまで上げた。

 

これが、正解だったのか、不正解だったのかは分からない。

 

ただ

 

オレがここにいたから。

彼女がここにいたから。

ここにある命は救われたのだと。

人類の未来はまだ終わらないと。

それだけは分かる。

 

 

オレ達は、目の前の敵まで全速力で飛んだ。

 

物凄いGがオレ達を襲う。

 

タカギさんはそんな状態でも、操縦をきっちりとこなす。

 

ロボットは片手に腰に装着していたサーベルを取る。

 

そのサーベルがピンク色に輝いて。

 

その巨大な敵の姿がはっきりと目視出来るほどどんどん距離を縮め。

 

そして気付いた時には。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その敵は、真っ二つに裂かれていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

敵は、倒した。

 

 

 

一先ず、ショードと、その町の人々の命は救えたのだ。

 

 

 

しかし、まだ1つ問題は解決していなかった。

 

 

 

 

 

「タカギさん!!これどうやってブレーキするの!?」

「あははは、【この子】も喜んでるよ!あははは」

「タカギさん!!うわああああああ」

 

ロボットは、その勢いのまま前進し、最終的に。

 

 

 

 

 

海へと飛び込んでしまうのでした。

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