ある昼休みのことだった。桜が教室に俺を呼びに来たのは、お弁当を一緒に食べようといういつもの用件ではなかった。
「先輩、あの……魔力、が」
顔を真っ赤に染めて申し訳なさそうにする桜を見て、俺はその手を引っ張って足早に教室から連れ出した。
とりあえずあまり人気のない場所にある空き教室まで来た。中に入って扉を閉める。念のために鍵もかけた。
「あの、すみません、先輩……お昼近くくらいから急にこうなっちゃって……」
桜は片腕を握りしめながら顔を曇らせる。急いでここまで来たせいもあるが、呼吸が少し乱れていて苦しそうな様子。
「いや、桜が謝ることない。仕方がないことなんだからさ。それよりあんまり時間もないし、その、なんだ……」
そこで桜と目があう。どこか気恥ずかしくて、互いに目をそらす。
「は、はい……えっと、します、か……?」
「あ、ああ……」
と言ったものの、互いに視線も合わさないまま数秒。恥ずかしさというよりは、学校で行為に及ぶことへの抵抗感。
でもいつまでもそうしている訳にはいかないと、二人ともおずおずとお互いの背中に手を回す。そして、こつん、と額を触れ合わせて見つめあった。
「やっぱり学校だと、なんというかその……緊張するな」
「ん……そうですね。なんだかいつもより、すごく、どきどきします」
そういって恥ずかしそうにはにかむ桜。それがたまらなく可愛らしくて、どくんと心臓が跳ねる。
「桜……キス、していいか?」
「は、はい、私も……したいです」
片手で顎をくい、と上げる。それで桜も悟って、目を閉じて少し大きめに口を開けた。それは、明らかに深い口付けを誘っていた。
「桜……」
そしてそんな誘惑に耐えられるはずもなく、興奮で軽く震えるその唇に自らのものを重ね合わせた。そして唾液で濡れた舌を中へ突き入れると、桜の温かい舌先とぶつかった。
「ん……っ」
そのまま舌先同士で戯れるように、接触を重ねる。ちろちろと舐めあうだけで、桜と繋がれている感じがして幸福感に包まれる。それに、先端だけの愛撫だから、焦らしあっているみたいで興奮して仕方がない。
そうして少しもしないうちにもっと桜が欲しくなって、顔ごと引き寄せて深く繋がった。興奮で敏感になった濡れた二枚のものが絡まって心地がいい。先端だけですら溶けてしまうほど気持ちがいいんだから、こんな濃厚なディープキスをして平気でいられる訳がない。
「ん、ひゃっ……! せん、ぱ……ん、むっ……!」
我慢できずに、桜の胸を無遠慮に揉みしだく。驚いて一瞬唇が離れたが、キスの快感ももっと感じていたい俺は、強引に唇を捕まえる。そんな身勝手な俺にも、桜は抵抗なんかしないで身を任せてくれた。
そんな桜に甘えて、両手で好きなように桜の乳房を弄ぶ。軽く揉むだけで確かな弾力が跳ね返ってきて情欲をかきたてる、女の感触。制服の上からだというのに、その柔らかな感触が手の平全体に伝わって気持ちがいい。
それと一緒に熱く湿った口内まで味わっているんだから、制服の下の俺の生殖器はその固さを主張し始めるのも無理もなかった。そして、そんな風に興奮しているのは俺だけじゃなかった。
「ん、あ……先輩……っ、あの、おっぱい、直接、触ってください……っ」
口を離して荒い吐息混じりに言う桜。目は切なさで潤んでいて、その表情は興奮の熱で溶けていた。
俺は桜の言葉にうなずきながら、制服のボタンに手をかけた。はやる気持ちを抑えて、一つ一つそれを外していく。でも、目の前の桜の情欲があふれ出るような息遣いや、徐々にあらわになる素肌に、興奮はどんどん昇り詰めてきてしまう。
そして、ブラウスに手をかけたあたりで我慢できなくなって、のこりは隙間から手を入れられるくらいまでやや乱暴に外した。そして押し入るようにブラウスの下へ両手を突っ込んで、ブラごと両の胸を包んだ。
「あ、んっ……!」
気持ちよさげに桜の身体が反応する。でもまだ足りない。俺と桜を隔てる一枚の布の下へと手を滑り込ませて、ぎゅっ、と乳房を強くつかんだ。
「ふぁっ! ぁ、は……先輩、きもち、いっ……もっと、さわって、わたしのおっぱい、いじめてください……」
その言葉にしたがって、胸への愛撫を続ける。すでに理性が溶けかかっている俺は、優しくしようなんて考えられなくて、自分でもどうしているかわからないくらいめちゃくちゃに桜の胸を犯す。
それでも桜は何度も嬉しそうに身を震わせて、可愛い声を上げてくれる。学校だからさすがに声を抑えてはいるが、それが余計に興奮をかきたてられてしまう。必死に声を押し殺している桜の身体を、自分の欲望のまま弄んでいることに。
「ん……ぁ、ふ、んんっ……あっ、せん、ぱぁい……っ……いい、です、っあ……もっと……っ……」
愛撫を続ければ続けるほど、桜の反応はより大きくなって、小さな口から零れる声は欲しがるように色香を孕んでいく。俺を見つめてくるその表情は、瞳は快感に潤んで、半開きの口からは果実から滴る蜜のように唾液がこぼれていた。
「あ、せん……ぱ、い……っ、あ、きす、して……は、ぁ、っ、わたし、せつなくて、だめなん、です……っ」
そういうと桜は俺の返事を待つことなく、すがるように舌を突き出してきた。その、もう欲しくてたまらないといった様子に、俺よりの桜のほうが興奮しているみたいだった。
でも俺だってもう完全にそういう気分になってしまっている。唾液でいやらしくてらつく舌に誘われるまま、自分のも同じように突き出した。
くちゅ、と濡れたもの同士が触れ合う。その快感で、発情状態の互いの身体は過剰なくらいに跳ねた。でもそんなこと構わずに舌同士の愛撫を始めた。
「んっ、ん……ふぇん、ふぁ……ん、ふ、ぅ……っ」
色欲で濡れた二枚の舌でぺろぺろと舐めあう。それは、淫楽に狂った互いの身体を慰めあうような行為だった。でもそんなんじゃ全然足りなくて、心も身体もどんどん昂ってきてしまう。
そして抑えきれない性欲に突き動かされるまま、制服の中に入れた手で桜の乳房をぐにゅぐにゅと揉みしだく。俺の乱暴な愛撫に、双丘は容易くその形を歪めて、乳首を少しつまむだけで桜の身体がびくんといやらしく痙攣する。
二人とも身体は完全に発情して、獣の本能が隠しきれなくなってきた。俺は制服の下から激しく存在を主張する肉棒を、無意識に桜の太ももに擦りつけてしまっているし、桜はさっきからずっと秘部を慰めるように腰をくねらせている。
「ん、は──ぁ、せん、ぱい……」
そして、いい加減限界が来た。桜と繋がって犯し合いたいという欲望が抑えられなくなって、舌を離す。その濡れたものの間を、お互いの名残惜さを代弁するかのように唾液の橋がかかっていた。
「っ……桜、いれ、たい──もう、我慢できない……っ」
「は、い……っ、わたしも、先輩のがほしいっ、です……先輩に、いっぱいして欲しい……っ、です……」
桜は後ろを向くと、近くにあった机に手をついてこちらに尻を突き出してきた。背を向けた桜は肩で息をしていて、スカートに守られた尻が上下に揺れるのが扇情的だった。
その光景に息を呑みながら、制服のベルトを緩めて膨張した肉棒を外気に晒した。そして桜のスカートの下に手を滑り込ませて、ショーツの上から軽く撫でまわす。
「んっ……」
快感とじれったさが混ざった桜の声が漏れる。
俺は下着に手をかけて、一気に太もものあたりまで脱がせた。そしてスカートを少しだけたくし上げ、その下の素肌に性器を触れさせた。それだけで大きな快感が全身に走ってしまう。
そのまま軽く擦るとぞくぞくと気持ちがよくて、ずっとそうしていてもいいくらいだ。一瞬だけ、そうやって桜の尻に擦りつけて射精する妄想をしてしまって、どくん、と生殖器が脈動する。
そこから腰を動かして割れ目へと狙いを定める。そして桜の腰を掴んで引き寄せ、互いの生殖器を触れ合わせた。
「桜、すごい濡れてる……」
そこは、全く触れていなかったのにも関わらず、もう桜の情欲でどろどろに溶けていた。
「だ、だって、先輩にあんなえっちなこと、されたら……っ、こうなっちゃうに決まってますっ……」
そして桜は、すぐに入れてと言わんばかりに尻をぐりぐりと俺のものに押し付けてきた。
「う……っ、く、す、すまん」
「もう……。じゃあ、先輩──入れて、ください……わたし、これ以上焦らされたら、おかしくなっちゃいそうです──っ」
ああ、と返事をして腰に力を入れる。そして奥まで一息に性器を挿入した。
「あんっ!」
大きくその身体が痙攣する。それと同時に性器を包む膣もぎゅう、と強く締め付けられ、危うく射精するところだった。
そして快感が収まってから、すぐに腰を振り始めた。スカートの上からがっしり腰を掴んで、そこへ本能のままに腰を叩きつける。
「んっ……! ん、っあっ、ふ……あん……! せん、ぱ、すご……!」
性器を奥へ挿入する度、押し殺した喘ぎ声が桜の口から漏れる。それが一層俺の興奮を誘う。もっと、抑えられないくらい桜のことを快楽で浸したかった。
その思いで、性器を突き入れるのと同時に、掴んだ腰を思いきり引き寄せる。ずぶり、刺すように桜の子宮口まで肉棒が押し入って気持ちがいい。桜もそれが気持ちいいのか、奥へ入れるたびに媚肉がきゅん、と反応して挿入された異物を締め付けてくる。
「や、ぁんっ、せん、ぱ……! はげ、しっ、んっ、だめ……! こえ、おさえられな──んんっ……!」
だめと言われても、加減なんかできない。むしろ逆だ。そんな風に必死に我慢している桜を見ると、もっといじめたくなってしまう。
腰を掴んでいる手の片方をスカートの中に入れて、むき出しになっている肉芽をきゅぅ、とつまんだ。
「ひゃう……っ! だめ……っ、あ、んっ、ほんと、に……こえ、でちゃう……!」
切なげに桜が声を上げるが、桜への愛撫はやめない。つまむだけじゃなくて、指の腹で撫でたりもしながら桜の一番敏感なところを弄ぶ。そうすると共鳴するように膣内が締まって気持ちいい。
そして、そんな風に快楽がぎっしりと詰まった肉壺に出し入れをしているのだから、射精感はだんだんと昇ってきてしまう。睾丸の中では快感で大量に作られた精子が、外へ出ようとしてうずいて仕方がない。
「あ……っ、やん、ん、ふぁ……! せんぱ、わたし、んっ……あ、いっちゃい、そう……! ん、あ、せんぱい、の、きもち、よすぎ、て……も、だめ──!」
その声と共に、急に締め付けが増す。それは桜の言葉通り、絶頂が近いことを意味していた。そしてそれに促されるまま、俺もどくどくと精液が尿道を昇ってくる。
俺はラストスパートとばかりに、桜に覆いかぶさって体重ごと激しく腰を振る。さらに両手を桜の胸へもってきて、下から乱暴に揉みしだく。
「あっ! ん、ぁ……! だめ、いく、わたし、イっちゃう……!」
雄と雌が重なり合いながら腰を振って、ぱんぱんと肉がぶつかり合ういやらしい音が響く。俺たちの性交はただの獣の交尾になり果てていた。本来勉学に励むはずの場所で、こんな淫らな行為に没頭している。
でもさすがに限界がきた。性器の抜き差しを繰り返して、お互いに快感が頂点に達したときに桜の中へ白濁を解き放った。
「あっ──! あ、ん……あは、ぁ……せんぱ、い、の……あっつ、い……」
無遠慮に吐き出される白濁液を、嬉しげに受け入れる桜。悦ぶように膣の肉が痙攣して、熱い欲望をどくどく搾り取られる。
さらに、意識してのことかわからないが、桜は腰を優しく動かして精を奥から押し上げてきた。それによって、睾丸でうずく精子がびゅるびゅると吐き出される。まるで身体の中身全部を吸い上げられているよう。
「さくら、ぁ、ぐ……まだ、で、る……っ、桜のなか、おかしく、なりそうだ……」
「あ、ん……は、い……っ、ぁ、ぜんぶ、だし、て……っ、は……ん、あついの、せんぶ、ほしいです……」
その言葉のまま、とくとくと温かいものをそそぎ入れる。少し勢いが弱まっても、すぐに奥からあふれてきて、どぷん、とあふれ出る長い射精。
それでもしばらくするとさすがに射精量も減ってきた。俺は残ったものを絞りだそうと、浅く腰を引いてからずぷ、と突き入れた。でもそれがまずかった。愛液と精液でとろけた膣内は想像以上に気持ちがよくて、また大きな射精感が昇ってきた。
「っ……! さく、ら、また、でる……っ!」
でもそれをせき止めることなんかできなかった。せり上がる欲望のまま、二回目の精を桜に放った。
「あっ……! は、せんぱ……っ、すご、い……まだ、こん、な……たくさん……」
びゅるるっ、と一本の塊になった白濁が途切れることなく先端から放出される。そのあまりの快楽に、なすすべもなくただ身を任せるしかできない。大量の精液が尿道を擦ってでていく感覚がたまらなく気持ちよくて、口をだらしなく開けたまま声を出すことすらできなかった。
「あ……とまっちゃい、ました、ね……」
そうして呆然としている内にいつの間にか射精は終わっていた。あまりの量を出したせいか、身体全体が重い。でも二人ですごく気持ちよくなれたから、それ以上の幸福感が身体を包んでいる。
「桜、悪い……この後授業あるのに、こんなに……」
「いえ……気にしないでください。もともと私のお願いだったんですから。……それに、こんなにいっぱい出しちゃうくらい、私で気持ちよくなってくれたんですから、その……とっても嬉しいですよ」
上気した顔を優しげにほころばせて桜は言った。それが愛おしくて、その唇に──
と。
「あ」
お楽しみはここまで、と言うようにチャイムがなった。
「やば……桜、すぐ戻ろう」
「は、はいっ」
俺たちは急いで後始末をしてから大急ぎで教室に向かった。