※この作品はR-18です。

新勇者バーバラの冒険   作:ランスロス・マッキ

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 あらすじ

 新勇者バーバラはランス盗賊団を潰すべく、東ヘルマンの魔王討伐隊隊長に就任した。
 数の利によって押し潰さんと軍隊を引き連れてランス盗賊団のアジトを襲撃するが、そこに待ち構えていたのは盗賊団ではなく、魔軍だった。
 たまらずバーバラは逃げだしたが、エール・モフスの追撃に遭い捕まってしまう。
 気絶しているバーバラの下に、ランスが辿り着き……




強姦か和姦か ★★★

「あっ、ランス! ほらほら、バーバラを連れて来たよー!」

「……………………」

「……ランス?」

 

 ランスの目の前には、極上の女が横たわっていた。

 無防備に力の抜けた肢体、清掃後でも僅かに残る血の滲んだ衣服、破れたスカートからちらりと見える下着、浅い呼吸に合わせて膨らむ胸、憂いを秘めた端正な顔立ち……全てがランスの耳目を奪う。

 ここが森の中の一角だとか、何故か涼しい顔でコーラが傍にいるとか、様々な事象が思考に入らない。かろうじて娘のエールが無事に任務を果たしたというぐらいで、それもすぐに片隅に追いやられる。

 代わりに圧倒的な獣欲が湧き上がってくる。目の前の女を一刻も早く犯すべきだと魂からの渇望がランスを突き動かす。股間のモノの硬度が増していく。

 これが本物の勇者。犯さずにはいられない、世界に一人だけの美少女だ。

 

「よくやった! 俺様はやる事があるから、後は頼むぞ!」

「へ?」

 

 ランスはバーバラを抱き上げると、肩に担いだ。

 

「ちょ、ちょっとランス!?」

「ここからは大人の時間なのだ! どうしても見たければ追っかけて来るんだな! がははは!」

「み、見るわけないよ!?」

 

 娘に情事を見せるべきではないという常識はかろうじて残っていたようで、ランスはバーバラを連れ去っていく。呆気に取られたエールには止めようない早業だった。

 取り残されたエールがあたりを見回すと、ランスが放棄した荷物が転がっていた。縛られているアキラは不満そのもの、コーラに視線を移せば肩を竦めてくる。

 勇者とのセックス以外、何もかもどうでもいい。そんな態度を明確にされた上で後処理を命じられるのは、流石に腹が立つ。

 

「……もー、ランスの馬鹿ー!」

 

 エールの不満の声は虚しく響いた。

 

 

 

 

 

 激しい揺れの中で、少しづつ意識が覚醒していく。

 敗北から意識を失い、現実逃避の中にある夢の景色が霞みとなり、バーバラは頭をもたげた。

 

「……むにゃ、母さん?」

「お、起きたか」

「…………!」

 

 寝起きのバーバラを迎えたのは、中々見ない母の笑顔ではなく、仇敵の下品なニヤけ顔だった。

 

「ラン、スッ…………!」

「バーバラちゃん、久しぶりだな。がはははは!」

 

 意識が一気に覚醒し、バーバラは今の状況を把握する。

 バーバラはランスに運ばれていた。未だ森の中ではあるが、山岳地帯が近くに見え始めている。後少し起きるのが遅ければ、アジトへとお持ち帰りされていただろう。

 負けて、犯されて、ランスの性の玩具と化す。そのごく一歩手前の状態だ。

 

「は、離して……!」

 

 バーバラはなけなしの力を振り絞った。肩口から抜け出そうと体を捩る。

 

「お、おおっと!?」

 

 ランスはバーバラを取り落とした。抜け出せない程度に力は入れていたのだが、以前よりも強い力でもって跳ねのけられた。

 今のバーバラのレベルは79。逡巡勇者がレベル20も上がれば常人にとってみれば60か70に匹敵する。そこまで来れば段違いというもので、ランスの想定を上回るのも無理はなかった。

 

「はぁ……はぁ……」

「おお、やっぱり勇者なんだな。随分強くなってるぞ」

 

 だが、その上でランスは満足そうに笑った。

 より体力がつき、より力がついた。大変結構。さらにセックスが沢山出来るじゃないか。

 そんな下劣なことしか考えられない。今のランスにとっては、バーバラの成長などどのみち無駄な努力でしかなかった。

 

「ぐふふ……俺様の手の内から逃げるとは大したものだ。これは褒美をやらねばな……」

「じゃあ、逃がして。私はもう、あんたに関わらないから……!」

 

 バーバラは満身創痍な身体に鞭を打ち、立ち上がる。

 傷の多くは塞がれていて見た目は良くなっているが、体力はほとんど枯渇している。体の動きは鈍く、今にも崩れ落ちそうだ。

 ランスはバーバラの状態を見極めつつ、愉快そうに笑った。

 

「よし決めたぞ。バーバラが大人しく降伏するなら、ベッドの中で優しくセックスしてやろう」

「お断りよ! というか全く変わらないんじゃない!」

「いやいや変わるぞ。もし断ったらここで激しく犯す。つまりレイプになるな」

「…………!」

 

 バーバラの背筋に怖気が走る。

 前は街の中でだった。石畳の上で縛られて、膝小僧を砂利で削られながら犯された。

 今度は森の中。蒸した苔や雑草が覆い茂る中で転がされて、樹木や木の幹に押しつけられて裸にされ、動物のようにまぐわうのか。

 あの時の経験がフラッシュバックし、様々な感情が頭の中を支配する。視線がランスの下腹部に向いてしまい、服の上からでもありありとわかるテントを見てしまった。

 

「がははは! 俺様のハイパー兵器に興味津々か! どうやら激しく犯す方がお望みらしい!」

「い、いやっ! 誰があんたなんかに……!」

 

 慌てて背を向けて、バーバラは逃げようとする。

 

「あっ……!?」

 

 だが、木の幹に足を取られてバランスを崩し、したたかに頭を打ちつけた。

 普段だったらありえないことだが、弱った身体と心理的な動揺のせいで、まともに逃げることが出来ない。もう一度立ち上がろうとしても、足に力が入らなかった。

 

「なんだそれは、ポンコツにも程があるぞ! がはははは!」

「ううぅぅぅぅ~……」

 

 バーバラが朦朧とする間にも、ランスに肩を掴まれて仰向けに転がされる。

 雑草の繁茂する土をベッドに、木々を枕に、ヘルマンの曇天を遮る森の草木を天蓋として。

 少女はいよいよその身を美味しく頂かれようとしていた。

 

「さーて、それじゃバーバラちゃんを激しく犯すとするか」

「やめっ、やめてっ、離して、離して、離してよぉ……!」

 

 バーバラはじたばたともがき、ランスの厚い胸板を叩くが止まらない。

 抵抗する女を犯すなんて慣れたものだ。ランスは瞬く間にスカートや下着をはぎ取り、バーバラの足を八の字に高く上げさせて、自分の身体を割り込ませる。そのままズボンを降ろしてペニスを露出させた。

 

「ひ、ひぃっ!」

 

 臨戦態勢のペニスを股の間に近づけられ、バーバラは情けない悲鳴を上げた。

 赤黒く光る百戦錬磨の強者は、先走りの汁がとろとろと垂れて、むせ返るような臭いをまき散らしている。性に未熟な少女が怯えるのも、無理もないことだった。

 

「がははは、待ちに待ったセックスの時間だ! 挿れるぞーー!」

「だ、だめぇ! そんな凄いのだと壊れちゃう! わたし壊れちゃうからぁ!」

「大丈夫大丈夫、今度はもっと楽だし気持ちいいはずだ。いくぞ、とぅっ!」

「や、やめっ――――んんんっ!」

 

 静止の声は無視され、ランスのペニスが膣内へと入っていく。

 バーバラは見悶えるだけでロクな抵抗も出来ずに受け入れるしかなかった。泡立つような水音とともに、一息に最奥までの侵入を許してしまう。

 

「あぁ……あぁぁぁぁ……」

「ほーらずっぽしだ。相変わらずキツキツな名器だな。俺様のハイパー兵器にきゅうきゅうと隙間なく絡みついてくるぞ。さすが勇者だ」

「う、嬉しくないぃ……うぅっ……! 抜いて、抜いてよぉ……!」

「ああ、もちろん抜いてやるぞ。ぐふふ……」

 

 ランスは無遠慮に腰を動かす。前へ後ろへゆっくりとストロークをつけて、バーバラに己というものを刻みつけていく。

 

「ぐっ……んっ……な、なんで抜くって言ったのに抜かないのよぉ!」

「がははは、ただし抜かせるのはバーバラで、出すのは俺だー! 皇帝液をどぱーっと出してやるぜ!」

「そ、そんなこと望んでないぃ……!」

 

 何を言おうが、始まったセックスを止められるのはランスだけだ。主導権は完全にランスにあり、バーバラはペニスを受け入れるしかない。

 

「うーん、気持ちいい。しかしわざわざ犯されに来るとは、バーバラちゃんも好きモノだな」

「ち、違う……私はあんたを殺しに来たのよ……!」

「なんだ。そうだったのか?」

「東ヘルマンの力を借りて、アキラを仲間にして、盗賊団なんて余裕で倒せるようになったのに、なんで魔軍なんて……! んんっ……!」

 

 ふふんと鼻を鳴らすランス。腰の動きを止めずに、無抵抗なバーバラの反応を眺めて楽しむ。

 

「そうかそうか。まあ、犯されるにも理由を用意しないと痴女だもんな。そういういじらしい努力は嫌いじゃないぞ」

「ど、どうしてそうなる、のっ……!?」

「雑魚がどれだけいようが俺様が勝つに決まっとる。それに……」

 

 ランスは素早く腰を突き出した。

 

「んんんんんっ!?」

「がははは、口ではなんと言おうが体は正直だな。犯されてるのに大喜びだ」

「あ、やめ、やめてぇ……! そんなに深く突かないでぇ……!」

 

 突くたびにぐちゅりと水音が鳴り、その度にバーバラが面白いように喉を鳴らす。処女だった時とは全く違う劇的な反応でもって、ランスを楽しませる。

 

(なんで……!? なんでこんなに違うの!? 前はあんなに痛かったのに……!?)

「どうして気持ちいいか、不思議そうな顔をしてるな」

 

 ペニスに走るうっとりするような感触を楽しみつつ、ランスは笑う。

 

「当たり前だ。処女じゃないというのもあるが、挿れる前から結構濡れてたぞ。逃げた時もエロそうだったし、捕まったのもわざとだろ」

「へ…………?」

「自分の身体なのにわかっとらんのか。さては自分のエロさに気づいてないな?」

「そ、そんなことあるわけ――――あああっ!」

 

 否定しようとした最中の一突きで思考が漂白される。抑えようもない甘い声が上がり、バーバラは何も言い返すことが出来なくなってしまった。

 ランスはただ速さや深さを切り替えて腰を突いているだけだ。なのにバーバラは両手でランスの服を握り絞め、快楽を堪えるのが精いっぱいになってしまっている。これでは抵抗など出来るはずもない。

 

「がははは、さらにこーんなことも出来るぞー!」

 

 ランスは無骨な手を伸ばして、バーバラの乳房を揉みしだいた。

 

「ちょっ……や、やめて、触らないで……! んんっ……! はっ、あっ……あぁぁ……!」

「くくく、俺様の超絶技巧に酔いしれろ! ほーれ、ほーれ!」

 

 成長途上の乳房が円を描くように揉みしだかれ、その形を歪ませる。力を入れると柔らかく弾力を返す乳房を、時には優しく、時には乱暴にもんで、こねる。

 

「あぁぁぁ……なんで、胸でこんなに……うぅっ!」

「さらにここはどうだ。ん、感じるだろう?」

「んんんんっ……! そこ、敏感なところだから、やめてぇ……! あっ、はぁぁぁっ!」

 

 尖り切った乳首にランスの指先が触れる度に、少女は甘い声で鳴き、金色の髪を揺らして悶える。声は甘く高く、腰は自然と突きに合わせて受け入れようと揺らめいていた。

 

(うう……なんで、なんでよぉ……! なんでこんなに……気持ちいいの!?)

 

 仇敵に犯されているのに、最も嫌いなタイプの人間なのに、これまでに幾度となく斬って捨ててきた男達そのものなのに――――気持ちいい。

 心や思考を裏切って、身体は貪欲に男を求めていた。

 肉欲によってバーバラはどんどん流されている。理性が端に追いやられ、少女を一匹の雌へと変えつつある。どうすれば目の前の雄を喜ばせられるかと、きゅんきゅんと膣を締め上げてしまう。

 

「おほほほ、これは本当に気持ちいいぞ……たまらん……」

 

 ランスはペニスの感触に陶酔し、目の前の愛おしい女に接吻をするべく顔を近づける。

 

「お礼にこっちも気持ちいいと教えてやろう。ほれほれ……」

「―――――だ、駄目ぇ!」

「んごっ!?」

 

 これまで一切抵抗らしい抵抗のなかった、いやむしろ、男の劣情を誘うような抵抗しかしていなかったバーバラから激烈な反応が帰ってきた。

 人間離れした膂力でもって両腕が突き出され、ランスの顔を遠ざけようと顎が押される。

 

「な、なにしやがる!?」

「い、いくらやられても、それだけはダメ!」

 

 潤んでいた空色の瞳には、初めて怒りの色があった。

 ランスからしてみれば、これまでのバーバラは全て誘い受けのための行動にしか見えてなかった。それが接吻となった途端、全力の抵抗を食らっているため、面喰らってしまう。

 

「ぐぬぬぬ……! キスだけは、キスだけはダメ! あんたに全部奪われるのだけは許さない!」

「アホか! 処女も奪って中出しも決めてるんだぞ! 今更意地になってどうすんだ!」

「それ、でもよ……!」

 

 バーバラはギリッと歯を食いしばり、渾身の力を腕に込める。

 ランスに初めてを散らされ、胎内に精液をこれでもかと注がれ、余すところなく犯された。

 でも、だからこそ、最初の交合の時にやられなかったキスだけは、好きな人に残せる唯一の物だと、乙女心が声高に叫ぶ。

 最初の接吻は、好きな人に渡したい。

 肉体と欲望が屈して受け入れても、心だけは絶対に渡さないというバーバラの宣言だった。

 

「ふざけるなよ! 俺から抵抗出来ると思っているのか!」

「うぅぅぅ……! ぐぬぅぅぅ……! ッ~~~~~~!」

 

 だが、それでもランスの力はさらに桁外れだ。バーバラが常人の首をへし折るような力で防ごうとしても、少しづつ頭が迫ってくる。

 

「ダメダメダメぇ……! あああああああっ……! は、な、れ、て、ぇ……!」

「誰が離れるか――っ!?」

 

 ここでランスは、バーバラの指に力が込められ過ぎて赤白くなっていることに気がついた。

 このまま無理に突破すれば骨が折れるかもしれない。それぐらい制御を壊した力でもってランスを防ごうとしている。

 

「…………っち、やめだ。萎える」

「あっ…………」

 

 ランスは接吻を諦めて頭を上げ、バーバラの手もランスから離れて地面に落ちた。

 

「はぁっ……はぁっ……」

「お前、変なところで強情だな」

「うる、さい…………キスはね、好きな人に捧げるものなの。あんたは好きな人じゃ、ないから」

「ふん、その様子だとそもそも意中の男なんていたことないんだろ。少女漫画か何かで読んだとかで、恋に憧れてる口か」

 

 バーバラは何も答えず、そっぽを向いた。

 

「えっちな子は好きだし、身持ちが硬い子も可愛いが、その両方を変な感じで持っとるな。全体的に経験不足だからか?」

「…………とにかく、キスはダメ。それをやったら、絶対に許さないから」

「……ふん」

 

 ランスは気を取り直すと、また自分を盛り上げるべく少女の肢体に手を伸ばす。性感を高ませようと、掌の中の乳房をこねる。

 

「じゃあなんだ。俺がこんな風に胸を弄るのは、いいっていうのか」

「うっ……はぁっ……んん……キスよりかは、ね……」

「こんな風に腰を動かしてセックスするのもか。キスしないならいいんだな?」

「あっ……! あぁっ……! き、キスを……しないなら……!」

 

 ランスがペニスを激しく擦ると、膣内はうねるように受け入れてくれる。

 

「くくく、そうかそうか! それならどうしようかなー! ゆっさゆっさとな!」

「あああっ……! そんな激しく、しないでぇ……! んんんっ!」

「抵抗するとキスをするぞー! キスされたくなければ抵抗するなー! 足を広げろー!」

「あっ、あっ、はぁっ……恥ずかしいの、いやぁ……でも、キス、いやぁ……」

 

 陶然とした声を上げつつ、バーバラはランスのペニスを受け入れやすいように力を抜いた。

 それに応えるようにランスはより深く腰を落とし、バーバラの最奥を揺さぶる。

 

「がははは、これはこれで面白いな! とうとーう!」

「んっ、ああぁぁぁぁぁっ……!」

 

 ランスはキスを脅しに使い、バーバラに性感を高めるような仕草を求め、バーバラもそれに応えてしまう。結合部の水音はいよいよ激しくなり、両者の息使いは荒くなっていた。

 性快楽にすっかり惚けたバーバラを眺め、ランスは悪戯っぽく笑った。

 

「くくっ……おい、バーバラ。お前、もうイキそうだろう」

「あっ……はぁっ……んっ……、い、イキって……?」

「絶頂するってことだ。頭の中がふわーってなることだぞ。お前、セックスは好きっぽいのに何も知らんな」

 

 ランスから見れば、目の前の少女はひな鳥だ。性欲は強いくせに性快楽に繋がる知識については何も知らないらしい。教育を受けてないのか、自分から拒否していたか、その両方か。

 それならば、幾らでも間違った考えを刷り込ませるのも簡単だろう。

 自分次第で少女を変えられるということに昏い興奮を感じつつ、ランスは口を開いた。

 

「いいか。イクってのはな、好きな男とのセックス中に沢山起きるもんだぞ。つまりお前はイク度に俺が好きですって言ってるようなもんだ」

「え、えぇ…………!? 違う、違う違う違う、絶対違う!! だって、大嫌いなのに何度も何度も……!」

「あぁ、前も乱れっぱなしだったからな。まったく素直じゃない奴め」

「だからそれは嘘よぉ……! オナニーの時だって相手はいなかったし……!」

「……オナニーとか、恥ずかしい言葉使うんだな」

「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~だって、だってそれはあんたが! うぅぅぅぅ……!」

 

 バーバラは首を振って羞恥に悶える。

 余裕がないからランスが教えた言葉を使ってしまった。快楽の奔流の中で、バーバラは正気ではいられない。これまでの性の経験が素直に出てしまう。

 

「ちっ……これは失敗か。じゃあ次だ。イッてる時にキスを拒否してみろ。出来なければお前は俺の事が好きってことにするぞ」

「は、はぁ!? 約束、約束……!」

「がははは! 俺が好きな男になってしまうなら仕方がないなー! そろそろ本気でやるぞー!」

「あっ、あっ、あっ、あっ! はぁぁっ……! や、やめっ……! あぁぁぁぁっ♡」

 

 熱く激しいピストンが始まり、バーバラは抗議の声すら上げられなくなった。

 

(無理無理無理……! もうイク……! イッちゃう……!)

 

 グツグツとした下腹部の熱はいよいよ白熱し、どれだけ抑えようとしてもしきれない。むしろ堪えた分、絶頂は長いものになりそうだ。

 絶頂すれば過去の経験から詰むと知っている。完全に放心してランスのなすがままになる。そこからキスを迫られたとしても、拒否することは出来ないだろう。

 これまで必死に抑えつけてきた肉欲は完全に理性を殺しにかかり、何もかもを白く染めていく。それでも僅かに残った純情な心が、これでいいのかと抵抗する。

 

「がははははーー! そらそらそらー!」

「ああっ、あっ、あっ、あああああぁっ! だめ、だめ、だめぇ……っ! ~~~~ッ!」

 

 どうにも抑えきれない事を悟り、絶頂しそうな中でバーバラは――――

 

「――おおっ!?」

 

 ランスの胸板に頭をうずめ、腕を背中に回してぎゅっと抱きしめた。

 

「あぁあ゛ぁ゛ぁ゛あああぁ゛あ゛あ゛ああぁ!!!」

「お、おおおおおおおおおおお!!?」

 

  どくっ! どくどくっ! びゅっ! びゅるるるる……!

 

 バーバラは、強く強く絶頂した。

 ちかちかと頭の中に火花が散り、足のつま先までぴーんと張らせて、膣内にあるモノを強く締めつける。それに伴ってランスのペニスから熱い精液が迸り、少女の胎内にこれでもかと流れ込んでいく。それがまた快楽を増幅させ、バーバラをより深い絶頂へと落とし込む。

 

(あ、あぁ♡ 凄い♡ 凄いよぉ♡)

 

 身体は心を裏切って、大嫌いなランスに抱かれて多幸感を感じていた。

 

「おぉぉぉぉぉ~~~~」

 

 ランスもまた、快感に身を震わせていた。

 膣壁の締めつけは天上の心地であり、せり上がる精液をどこまでも貪欲に受け止めてくる。収縮して奥へねだる動きもたまらない。追加で精液を送り出さんと睾丸が蠕動してしまう。そしてまた射精する。

 圧倒的な征服欲と充足感のせいで、胸板に頭を押しつけるバーバラが愛しいと思ってしまう。

 長い間、二人は恋人同士のような恰好で、長い絶頂の最中にいた。

 

「お、おぉぅ…………凄かった……」

「は、はひ…………あぁぁぁ……♡ しゅ、しゅごい……♡」

 

 やがてなんとか絶頂から抜け出せしても、二人は余韻に浸っていた。

 ぽたぽたと、白い粘液が結合部から溢れて落ちている。少女の胎内に収めきるには余りに多くの精液が注ぎ込まれた証だった。普段のランスの二発か、三発分に相当するのではないか。

 先に回復したランスは首を振ると、バーバラを驚きの視線で見つめた。

 

「ううむ、こいつマジで凄いな……へたっぴなはずなんだが、俺様をあっさりイカせるとは。これが勇者なのか」

 

 予想外な行動に対し、可愛く思ったのは間違いない。だが、百戦錬磨のランスが制御出来ずに精を吐きだしてしまうのは、それだけではなかった。

 バーバラとセックスをしていると不思議な感覚が生まれるのだ。まるで魂から幸福感が染み出すような、麻薬にすら勝る陶酔感。求められるにあたっては、それが一際強くなった。

 勇者特性、異性からの異常な好意。ランスにとってはセックスが実に気持ちいい方向へと作用している。目の前の少女が特別な女だと認識してしまうのも、当たり前だった。

 そして、その特別な少女が自分を求めていることに、ランスはつい口唇が緩んでしまう。

 

「がははは、俺様のセックスが凄すぎて惚れたか。まったく、素直じゃないエロ娘め。まあでも、これでお前も認めるしか……」

「ち、ちが、ちがぅぅ~……♡」

「ん?」

 

 胸板に押しつけられた頭から、蕩けた声がする。

 

「しゅきじゃない……しゅきじゃないのぉ……きらいなのぉ……♡」

「何をアホなことを。今も恋人みたいにべったりではないか」

 

 バーバラは今も余韻が抜けられないようで、ランスの背中に回された手が離れていない。大好きだとばかりに抱き締められていた。

 

「この有様で、どうして俺が好きじゃないって言えるんだ」

「キス、されてない……されてないの……だから、しゅきじゃないぃ……♡」

「…………!」

 

 ランスは驚愕に目を見開いた。

 確かに、バーバラは接吻を回避した。頭より下に身体を押しつければ、ランスでもキスのしようがない。ランスが言い渡した理不尽な難題は、きっちりと回避されている。

 ただし、その代償としてランスとより深く密着し、より深く愛し合うような形になって、より深く快楽を増幅させてしまったのだが……何にせよ、バーバラの初めては守られている。

 ランスは見事にしてやられていた。

 

「…………くくっ」

 

 だが、そうと気づいても怒りの感情は湧かない。むしろ沸々と高揚するような、様々な気持ちが湧き上がってくる。

 出会えた喜びがある。セックスの気持ち良さに対する評価も高い。意外に一途な部分が可愛くてたまらない。抱きしめられている愛情深さも良い気持ちにさせる。

 だが、これらの感情をあえて一言でまとめるとするならば――――やる気だ。

 

「がは、がはははは! がーーーはっはっはっはっは! やるではないか、バーバラ!」

「ふにゃ……ふぁ……なでない、で……」

 

 ランスは金色の髪をぐしゃぐしゃに撫でさすり、上機嫌に笑う。

 

「――――面白い! そして実に可愛いぞ! まったく、お前は最高の勇者だ!」

 

 猛烈なやる気が湧き上がる。

 魔王時代ではあり得ないような興奮と高揚に、ランスは満たされていた。

 

 目の前にいるのはただのエロ娘ではない。貞淑さもある、世界一の美少女だ。

 もしこの少女の心まで手に入ればどうなるだろうか。きっと全てを一途に、献身的に捧げてくれるだろう。そうなったらどれだけの大満足が得られるだろうか。

 セックスがしたいだけではない。なんとしてでも落としたい。

 バーバラは、自(・)分(・)の(・)女(・)に加えるに相応しい、最高の女の一人だ。

 猛烈な興奮に押されてランスはバーバラの顎を持ちあげ、可愛らしい顔を固定する。

 

「……ぁ? き、キスはダメェ……!」

 

 性快楽に酔い、陶酔しきった瞳に正気が戻り始める。

 今接吻するのは簡単だ。ただ顔を近づけるだけで、バーバラは今度こそ抵抗できずに接吻をしてしまうだろう。未だにふにゃふにゃで快楽から抜け切れてない。

 

 し(・)か(・)し(・)、(・)そ(・)れ(・)で(・)は(・)面(・)白(・)く(・)な(・)い(・)。(・)

 

「おい、バーバラ。良く聞けよ」

 

 だからキスはせずに、ただ静かに笑って、自信満々に宣言する。

 

「俺はお前を落として自分からキスをさせるぞ。さらに大好きだって言わせてやるからな」

「は、ぁ…………!? あ、ありえないから……!」

「俺様の言うことは絶対だ。必ず叶う。だから今も、これからもキスはしないでやる。未来の恋人に捧げられることに感謝するんだな。まあ俺なんだが」

「………………!?」

 

 呆然として何も言えないバーバラをよそに、ランスは女を堕とすべく動き出す。

 最初の一手は腕でも、口でも、足でもなく……腰からだった。

 

「んあああっ♡」

 

 ランスの一突きによってぐちゅりと水音が鳴り、バーバラはまた甲高い嬌声を上げた。

 

「ぐふふ、まずはたっぷりとセックスの味を教えてやろう。まだまだ満足しとらんしな」

「あっ……はぁっ……そんな、イッたのに……♡」

「がはははは! セックス中にキスしたくなったらいつでも言うがいい! とーっても気持ちいいからオススメだぞ! 代わりにお前のあだ名はエロ娘になるがな!」

「んっ……あっ……はぁっ……だれが……やるかぁっ♡」

 

 絶頂した膣内はさらに敏感で、蕩けるような性感をバーバラに与えてくる。理性が薄らいだ少女をより獣に変えるべく、ランスの動きが早くなっていく。

 

「そうだ、その意気だー! 何発もやるから頑張れよー! とうとーう!」

「あうっ、うぅぅ……あぁぁぁぁぁぁぁっ……♡」

 

 森の中に喘ぎ声が木霊する。魔王と勇者のセックスはまだ始まったばかりだった。

 

 

 

 

 

 

 雄と雌のまぐわいは日が暮れるまで続いた。

 ただその間、双方の唇が触れ合うことは、遂になかった。

 

 

 

 




 一回やるとドチョロイン。 
 ボッコボコにされて男に背負われてエロモード入ってザコと化しちゃった。
 どこまでもポンコツ勇者である。






 ランスの戦闘(活躍)回。ランスアキラ戦がカットされたけど、しょうがないね。
 次回、だからペースを上げろ上げろ……
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