Fate blackattention 作:ギルギルマシーン
「歴史に少し興味があった俺は、図書館である本を見つけた。題名は確かギルガメッシュ叙事詩だったかな。
日本語版になってたけど大昔の歴史を知るのは楽しかったけど…まさかこんな事になるとは思いもしなかった…」
時は今から4時間程前に遡る
「アーチャーちょっとあの人見て あの金髪の。」
「あれは、人間?…人間ですけど…あ、こっち見てる」
スタスタ
「あらら行っちゃった。」
それから2時間後、誰もいない夜の公園
「……止まれ、そこの雑種。」
「何だあれ…あっ?!」「マスター下がって!」
二人は声のした方へと振り返る。すると街灯の上に綺麗に立って見下ろしてくる金ピカの鎧を身に着けた金髪の人間がいた。
「貴方…二人目の〈アーチャー〉ですね?」
「そうだ。雑種の分際でよくぞ見破ったな、我への言葉遣いも解っている。良いぞ雑種」
「姿を見せたと言う事は、私とマスターを殺す気ですか?」「いいや、殺すのは1人だ。そこで一つ問う。我の女にならないか?その体、声、頭の特徴的なアホ毛…実に良いっ!大人しくしていれば、この英雄王と共に全てを手にできるが…」「お断りします」
「ほう、気が変わったら知らせるがいい。
我は雑種を野放しにできるほど気分が良くない… この場で二人諸共串刺しにしてくれる!」
英雄王と名乗った所で合点が行った。二人目の〈アーチャー〉は英雄王ことギルガメッシュの事を示していた。そして同時にアーチャーに求婚を迫り、断られた事で頭に来ている事も察した。英雄王は腕を組んだまま、金色の門?を出して待ち構えている。
アーチャーは俺の手をじっと見つめていた。
何かあるのかと思い武器を投影(コピー)する。
すると…アーチャーも同じ武器を握っている。
恐らくこれも投影(コピー)。いや、通常の投影なのだろう。今度はアーチャーに合う弓矢を投影(コピー)し
てみると、満足げな顔をしていた。
俺は剣を握り、アーチャーは矢を構える。
そして黄金の門から剣や槍、斧が飛んでくる。
難なく相殺し、次の剣を用意する。
「くっ!…贋作者〈フェイカー〉めが」
「こんなものか?英雄王。贋作に弾かれる程度の剣など、もう財とは呼べないなぁw…あっ!?」
煽ったのは失敗だった。完全に頭に来ている様で、先程の3,4倍の量の武器が、一直線に向かって来た。
「投影射出 疑似宝具 偽・紅く輝く運命の死槍
〈グングニル〉」アオトが防ごうとした武器の雨を、前に自身が放った槍のような武器が全て吹き飛ばす。
「マスター、慢心と挑発は注意してください…
そしてどんどんやってください。」
「雑種に使うには勿体ないが…起きよ エア」
ギルガメッシュがエアと呼んだ鍵のような物は、大気中のパワーを吸って剣のような武器になった。
そこで驚愕したのは、この剣はいくらやっても投影できない点だった。あれは最上級の物、もはや対抗の余地は無いと諦め掛けた瞬間。鎖とひたすらに走るマスターが此方に来た。
「ギル、久しぶりだね」「そうだな、エルキドゥ」
片方は笑いながら、片方は不機嫌そうにお互いの真名を呼ぶ。追い付いたマスターはエルキドゥと呼ばれるサーヴァントに命じて、俺を引っ張ってまた走りだした。
ちらっと顔が見えると、よく知る友人だった。
「ロビン!お前マスターだったのかっ…!」
「今は伝えたい事があるから、よく聞け!
エルキドゥから伝言 彼がエアと呼んだ剣、あれは別空間にでも攻撃を飛ばしてしまうといい。悠長だけど、図書館にあるアーサー王伝説、あれを読めば何か解るだとさ!俺の魔力じゃエルキドゥを勝たせるのは難しいから、親友のお前に託す!勝てよアオト」
すぐさま走っていったロビンに別れを告げないまま、家に向かって二人で走った。それから襲撃は無かったものの、眠る事はとても出来なかった。
翌日のニュースで、事故死の定でロビンが死んでいるのを知った。
ランサー・エルキドゥ並びにマスター・ロビン脱落
残りマスター4人
残りサーヴァント4騎
ちょっと書くのがきつく感じて来たけれど、まあ完結はさせますのでご安心を。今回は少し抜けた感じのAUOを表現してみました。
次回は予定が不安定っす
次回 青髭と殺戮ショー(予定) お楽しみに